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*デススマイルズII 魔界のメリークリスマス
【ですすまいるずつー まかいのめりーくりすます】
|ジャンル|シューティング|~|
|対応機種|アーケード|~|
|発売・開発元|ケイブ|~|
|稼動日|2009年5月13日|~|
|プレイ人数|1人~2人|~|
**概要
ケイブが製作し、幅広いユーザーに対応する難易度選択やキャラクターで人気を博した『[[デススマイルズ>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/332.html]]』の続編。~
前作の数ヵ月後、クリスマスに起きた事件が描かれる。
**システム・特徴
-基本は前作同様、左右へのショット打ち分け、アイテムカウンタを使ったパワーアップ、選択ステージを好きな順番で攻略していくようになっている。
--ただし、ゲーム開始直後はオープニングとなるステージ1を必ずプレイする必要がある。
-ロックオン攻撃は結界レーザーと名前を変え、アイテムカウンタの代わりに結界ゲージを消費するようになった。結界ゲージは時間経過、アイテム取得で回復する。
-アイテムカウンタが1000になった時、またはパワーアップ中に発射される敵側の特殊攻撃が登場。
--使い魔消滅弾はカウンタが1000の時に発射され、使い魔(オプション)を当てると消すことが出来る。
--パワーアップ反応弾はパワーアップ中に通常攻撃で破壊すると発射される撃ち返し。
--結界反応弾はパワーアップ中に結界レーザーで攻撃すると発射される撃ち返し。
--2種類の反応弾はアイテムに変換することが出来、これを活用してパワーアップ→大量のアイテム精製→リチャージ→パワーアップ→…が本作の稼ぎ方法となっている。
-グラフィックは完全3D化。画面奥から攻撃してくる敵なども追加された。
-前作のプレイヤーキャラからローザ、フォレットが新キャラのスーピィ、レイと入れ替わった。
--スーピィは幼女、レイはその''兄''である初の男性かつ女装キャラ。また、スーピィの使い魔は前作のラスボスが変化したティラノサタンゴースト。レイの使い魔はピピとペペの2人組みでサキュラに近いポジションと言える。
--キャラデザは前作同様、井上淳哉氏だが頭身や塗りの変更で違った印象を受ける。
-ゲーム内容の順次アップデートが行われたが……(後述)。
**評価点
-音楽はクリスマスを意識した曲が多く、聞いていて耳に残りやすい。
--ラスボス戦は前作と同じく既存の有名曲のアレンジとなっており、今作ではアヴェ・マリアが起用されている。
-各キャラクターごとに2種類あるエンディングといった要素は引き継がれている。
-当たり判定の表示や敵出現サインなど遊びやすさを重視した点は変更されていないので、比較的プレイしやすい。
**賛否両論点
-グラフィックの3D化はやや不評。前作のようなダークな雰囲気はだいぶ薄れている。敵弾が見難いという意見も。
--前作のように横シューなのに縦スクロールのステージがあったり、背景を回り込んでいく3Dを活かした演出などは秀逸。
-キャラクターデザインも全体的に賛否両論。全員がフォレットのような丸顔になり、前作より幼い印象になっている。
**問題点
-稼動当初、点数バグや永久パターンといったバグの存在、それどころか''最終ステージ未実装''という前代未聞の状態で出荷され、不評を買った。
--最終ステージが実装されたのはバージョン3.0になってから。それまでは途中で強制終了になっていた。
--最終ステージを入れても全5面、EXステージや真ボスもなく前作からボリュームダウンしている。
-地形を重視したステージが遺跡くらいしかなく、地形を利用した戦略性は薄くなった。
-前作で好評だったレベル選択制が廃止。
-稼ぎのシステムが分かり難いという意見も。この点は後の『赤い刀』などでも顕著となる。
-家庭用移植版で各問題点が直されているため、βテストだったのでは?という意見も絶えない。
**総評
前作で好評だった点の廃止、前代未聞の最終ステージ未実装などからプレイヤーからは不評意見が多くなってしまった。~
プレイするなら下記の家庭用移植版の方が色々良くなっているのでオススメ。~
現在ではそこそこ遊べるようになったためか、今でも稼動しているゲーセンも見かけるので家庭用版の体験プレイとして遊んでみるのもいいかもしれない。
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*デススマイルズIIX 魔界のメリークリスマス
【ですすまいるずつーえっくす まかいのめりーくりすます】
|ジャンル|シューティング|~|
|対応機種|Xbox360|~|
|メディア|DVD-ROM|~|
|発売・開発元|ケイブ|~|
|発売日|2010年5月27日|~|
|定価|7,140円|~|
|プレイ人数|1人~2人|~|
|レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~|
|廉価版|プラチナコレクション:2011年11月10日/2,980円|~|
**概要
デススマイルズIIの家庭用移植版。~
ACの移植と完全版となる「IIXモード」、システムを変更した「アレンジモード」、おまけミニゲーム「使い魔レース」を収録している。
**アーケードからの変更点
-グラフィックはHD解像度に対応。
-初代デススマイルズに準拠したレベル選択を実装。ただし、レベル999はない。
--また、初代と違って選択回数の制限がないため、全てレベル1進行なども出来る。
-新ステージとして選択ステージ「迷路」とEXステージ「廃楽園」を追加。
-特定の条件を満たすことでサタンクロウズを倒した後に真ボス「ピジョンブラッドジルバ」が登場。
--また、ボス戦前に登場ムービーが流れるようになった。オプションでオフにすることも可能。
-プレイヤーキャラにローザとフォレットの2人が復活。合計6人に。
--メガブラックレーベルで追加されたサキュラだけいないが、真ボスを倒した際に見られる特殊EDで登場する。
-イベントシーンがフルボイス化。
**アレンジモードのシステム
-基本はIIXモードに準拠しているが、ショットで敵弾を破壊することが可能になり、新たに「使い魔投げ」という要素が追加された。
--その名の通り使い魔を投げ、通過したところにいる敵をロックし、結界レーザーを発射するというもの。
--パワーアップ中は敵弾を消してアイテム化することが出来る。なお、パワーアップはアイテムカウンタが1000になると自動で発動するようになっている。
-画面上にテンションメーターが用意され、メーターに応じて敵の強さが変化するようになった。
--メーターは時間経過ですぐなくなるが、アイテム(青)をとり続けることで保つことが出来る。
-パワーアップ後、使い魔を投げずにいると画面が赤くなりヒートアップ状態になる。ヒートアップ中はテンションメーターがどんどん上昇していく。この状態で使い魔を投げるとフィーバータイムが発動する。
**使い魔レース
-STGではなく、使い魔を使ったアクションゲーム。好きな使い魔を選び、各ステージのゴールを目指す。
-操作は移動とジャンプの2つだけ。使い魔によってジャンプの高さが違う。
-使い魔は壁や天井で跳ね返り、独特の慣性がつく。
**評価点
-AC版の不評点のほとんどが直され、敵配置の調整などもあって全体的に遊びやすくなっている。
-追加ステージ「廃楽園」は遊園地を舞台にしたステージなのだが、某夢の国を彷彿とさせるような敵が出てきたりと不気味ながらもギャグ調の演出が楽しい。
--ボスキャラはシリーズ初の2体。プレイヤーそっちのけでケンカし、その余波が弾幕となって降り注ぐという独特の演出になっている。
-アレンジモードはさらに大量のアイテムが出現し、非常に爽快感がある。
**賛否両論点
-使い魔レース自体は可もなく不可もなく、あくまでおまけといったレベル。
-真ボスのピジョンブラッドジルバであるが、出現方法も簡単((全ステージのボスを結界レーザーで倒す、というあっさりとしたもの。))で前作と似たような弾幕だったり、相変わらずボムバリアなしのためごり押しが通じ、非常に弱い。
--真ボス出現前に大回復アイテムが出現するのも相まって負ける方が難しい。実績の中には負けた場合の実績もあるので、一度は負けねばならない。
**問題点
-HD化されてはいるものの、3D自体の問題点(弾の見難さなど)は変わっていない。
-地形の少なさは相変わらず。追加ステージも地形なし。
-前述通り「IIXモード」がACの完全上位互換になっているため、「アーケードモード」がほとんど死にモードになってしまっている。
**総評
AC版から大幅にボリュームアップ、遊びやすくなっている良移植。~
最初からこの状態で出荷されていればAC版の不評も少なかったかもしれない。
**余談
-廃楽園ステージのボス、マッドテディ&マッドバニーが360版『怒首領蜂最大往生』のOPムービーにぬいぐるみとして出演している。
-予約特典のミュージックパックコンテンツの作曲陣が非常に豪華((並木学氏、TECHNOuchi(竹ノ内裕治)氏、桜庭統氏、伊藤賢治氏、なるけみちこ氏、古川もとあき氏、渡部恭久氏、岩田匡治氏、金田充弘氏、岩垂徳行氏、青木佳乃氏、WASi303氏、そして故梅本竜氏。))。本編とはまた違った熱い曲調でゲームを盛り上げてくれる。
--BGM自体はサントラとして発売されているので、こちらを購入することで視聴可能。