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オンライン配信によるゲーム内容更新が不定期に行われるため、必ずしも本記事の内容が最新の内容に対応しているとは限りません。アップデートによる評価等の追記は1ヶ月経過してからお願いします。
【だいらんとうすまっしゅぶらざーず すぺしゃる】
ジャンル | 対戦型アクション | |
対応機種 | Nintendo Switch | |
発売元 | 任天堂 | |
開発元 |
ソラ バンダイナムコスタジオ 他協力会社多数 |
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発売日 | 2018年12月7日 | |
定価 |
7,200円 【本体同梱版】36,980円(税別) |
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プレイ人数 | 1~8人 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
周辺機器 | amiibo対応 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
歴代シリーズから全員参戦 歴代シリーズ最大数のステージと楽曲 歴代最高のキャラバランス、より洗練された対戦システム フィギュアに代わる要素として新たにスピリッツが登場 キャラクターが多いがゆえに開放が膨大なのが難点 オンラインの馴れ合い・リンチが減少した一方で新たな問題も |
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大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ |
「Nintendo Direct 2018.3.9」にて『大乱闘スマッシュブラザーズ(仮称)』として発表された。
2018年6月12日の「Nintendo Direct E3 2018」にて詳細が報じられ、歴代ファイターが全員登場することや正式タイトルが判明した。公式の略称は『スマブラSP』である。
開発は『for』から地続きで行われていたため、チーム体制もほぼ変わらないという。
『for』までと違い、参戦ファイターは発売前に全員公開された。
ダウンロードコンテンツについては早期購入特典としてパックンフラワーが発表された。以降は有料コンテンツとして、ファイターとステージが数年かけ発表・配信された。
+ | ファイター一覧表 |
+ | 新規参戦ファイター詳細 |
+ | ダッシュファイター詳細(新規参戦のみ) |
+ | 追加コンテンツでの追加参戦ファイター詳細 |
初期Verで全103ステージ。本作は集大成的なコンセプトなだけあって、過去作のステージが大半を占めている。
そのこともあってか、発売当時の完全新規ステージは「ニュードンク市庁舎」「始まりの塔」「タチウオパーキング」「ドラキュラ城」の4つとかなり少ない。
ただし、Ver3.0.0以降の有料DLCファイター1人ごとにステージも1箇所付属するため、その都度新規ステージが増えていく。
また、対戦モードで選択できなかったステージ(*8)は収録されていない。
+ | 過去作からの再録ステージの内訳 |
+ | 名称変更ステージの内訳 |
+ | 未収録ステージの内訳 |
大乱闘
スピリッツ
いろいろなあそび
コレクション
オプション
オンライン
+ | 「灯火の星」ネタバレ注意!! |
+ | 更新データによる変更・改善点など |
ゲーム業界を代表するお祭りゲーとして、過去作のファイターが「全員参戦」を果たし、発売時でファイター74体・ステージ103個・音楽800曲以上という圧倒的なボリュームを実現した本作。
ゲームバランスが前作よりスピーディーに調整されたことで、『DX』以来となる戦いの爽快感や迫力を実現したうえで対人戦のバランスをシリーズ最高の状態にまで仕上げた。これらの要因で、本作を取り巻く大会等による競技シーンは非常に大きな盛り上がりを見せている。
スピリットバトルも豊富な原作再現で、ファンをニヤリとさせた。
戦闘システムの細やかな変更による攻めるという行動の価値の増加、オンラインでの世界戦闘力導入による馴れ合い・リンチの大幅改善、近い地域のプレイヤーとマッチングしやすい仕様によるラグの短縮化など、『X』から問題視されていた面も大きく改善されている。
CPのAIも改善され、前作では物足りなかった人でもより白熱した戦いを楽しめるようになった他、amiiboの戦術コピーもより精密になったことで、育成がさらに奥深いものになっている。
一方でファイターの多さの代償として、隠しファイターのアンロック作業が膨大になってしまったり、曲数の多さに対して好みのBGMを流すのにも一手間必要だったりと、ボリュームの多さに伴う弊害も生まれている。
目玉モードの一つである「灯火の星」も、ボリュームは充分にあるものの、マップ移動など面倒な要素の多さなど、荒削りな面も否めない。
そして「優先ルール」システムにより、意に沿わないルールでのプレイを強いられる等、オンラインに新たな問題が出ているのも事実である。
とはいえ、全体的に見れば問題点をカバーして余りあるボリュームと楽しさとファンサービスを持っている豪華な作品になっている。
カジュアルなお祭りゲームとしても、ガチな対戦アクションゲームとしても高いクオリティを誇る、シリーズ集大成および「SPECIAL」の名に相応しい作品と言えるだろう。
プロモーションムービー等の詳細
+ | 長いので折りたたみ |
「灯火の星」関連
+ | 長いので折りたたみ |
その他ゲーム内容関連
+ | 長いので折りたたみ |
*1 カラーチェンジにより「ピクミン&アルフ」も使用可能。
*2 カラーチェンジにより「ラリー」「ロイ」「ウェンディ」「イギー」「モートン」「レミー」「ルドウィッグ」も使用可能。
*3 カラーチェンジにより「ベレス」も使用可能。
*4 カラーチェンジにより「アレックス」「ゾンビ」「エンダーマン」も使用可能。
*5 初期は下必殺ワザに性能差があったが、Ver.3.0.0でピーチに合わせられた。
*6 ファイタースピリットは既存のものとは別に扱われている。
*7 代表的なもので、一作目からある「マリオの巨大化して小さくなる」アピールが廃止されている。
*8 『初代』の「メタ・クリスタル」や、『DX』のフィギュアを使用したイベント戦専用ステージなど。
*9 Ver13.0.0時点でDLC無し877曲、有り1068曲。
*10 設定上は「spirit=精神・幽霊」の意味する通り「フィギュアの身体を失い、思念体となったキャラクター」となっている。
*11 アドベンチャーモードで解放すれば通常モードでも使用できるようになる。逆に通常モードで使用可でもアドベンチャーで即座に使用可能にはならない。
*12 それぞれのマスタースピリットに関係のあるスピリットが主に並ぶ。ここでしか購入できないスピリットもあり。
*13 amiiboごとに保存される専用の育成CP。引き継ぐ場合はレベルが4分の1になり、ステータスと覚えた特殊効果は消滅。
*14 ただし、旅に出ている間はそのamiiboを他のモードで使用する事はできない。
*15 今までの遊び方解説は大まかなルールと操作のみであり、試合の操作の1つ1つをある程度丁寧に解説するような要素が『for』からのスマちしき以外になかった。
*16 中国語には繁体字と簡体字の2種類があるので実質11種類
*17 モンスターハンターシリーズのオンラインシステムと似ているが、桜井氏は2018年のファミ通のコラムで『モンスターハンター:ワールド』を絶賛し、「似た作品で作りたかったけど、技術上諦めた」と発言していた。
*18 大乱闘では何故かタイム制ではなくてストック制だったり、1on1は1分半でストック2など決着が付きにくく、サドンデスが多かった。
*19 カービィはアピールで自らコピーを解除する仕様になっている。
*20 最大8個。
*21 後に『スーパーマリオ3Dコレクション』や『eBASEBALLパワフルプロ野球2020』が対応。
*22 ただし、ダッシュファイターのうち4体は元ファイターとの性能差がほぼ無いに等しいため、実質的な総ファイター数は70体ともいえる。
*23 ルイージのオバキュームのデザイン・ギミック、ヨッシーのクラフトカラーなど
*24 桜井氏も「他のファイターが参戦するのとは意味合いが異なる。」とコメントしていたほどである。
*25 その内訳はいにしえの王国(『DX』版)、ポケモン亜空間、アイシクルマウンテン、大滝のぼり、レインボーロード、パックメイズ、バナナジャングル、ヨッシーウールワールド、パイロスフィア、オービタルゲート周域、Miiverseの11種類。
*26 特定の操作で、かなりの広範囲を見渡すことも可能。ただし、バグの範疇なので使う際は自己責任で。Ver.3.1.0でVRモードが追加されたため、バグによる不良が怖いのならこちらで見た方がいいだろう。
*27 判定ギリギリで踏みとどまったり、地形に引っかかって試合が続く場合はある。
*28 公式タイトルのロゴやオリジナルデザインの淵を入れられる。
*29 例えば「ガッツマン」なら掴み攻撃を多用するロックマン、「ブル」ならダッシュ攻撃を多用するワリオ等、元になったキャラを想起させる行動パターンが設定されているものがいる。中にはMGSシリーズの「パス」やアップデート追加された「オリビア」におけるボムへい固定など、知っている人にはトラウマもののギミックや、DL特典の「モルガナ」(ピカチュウ)や「喜多川佑介」(クロム)などの同じ声優のネタもある。
*30 ただし、追加ファイターのワザ名は一部を除き、名称が設定されていないため表示されない。
*31 9.9になる前にミスしてしまった場合、9.8までしか上がらなくなるので諦めるしかない。
*32 上述の2018年ファミ通コラムのコメントから、桜井氏は『for』のオンラインシステムは部屋制にする予定だった事を仄めかす発言に『for』の悪いオンライン環境を遠回しに桜井氏は認めたのでは? と指摘や解釈する声もある。
*33 動作自体はトゥーンリンクの方が細部変更されたため一応の差別化はされている
*34 恐らく、前作『for』までのリンク(青年)の要素を引き継ぎつつも、トゥーンリンクとの差別化や『DX』から復活しても操作感を無闇に変えない為に敢えて『DX』から変更しなかったと考えられる。「ムジュラの仮面」にはブーメランが登場しない為「原作通りだとブーメランと弓矢の両立ができない」という事情もあると思われる
*35 大佐ことロイ・キャンベル役を演じる青野武氏はすでに亡くなられている。原作ではスネーク直属の司令官であり、スマブラのスマッシュアピールではオタコンと並んで合いの手や解説を担当。なお「スネークの声優が死んだから」とよく勘違いされるが、日本語版でスネーク役を演じる大塚明夫氏は2022年9月時点で存命である(亡くなったのは氏の父の大塚周夫(ちかお)氏)。
*36 本来なら「アカネイア大陸」であるはずの部分が「マケドニア大陸」に間違われている。英語音声で同様に「アリティア大陸」と間違われているのもそのまま。
*37 対クッパの無線では「鈍重」の台詞だが今は速くなったので全く異なる。対ゼロスーツサムスの無線では「サムスが脱いだぞ!」という台詞や対シークとの無線では「なんだ!?さっきまでと姿が違うぞ!」といった台詞があるが、『for』の時点で対戦中にサムスがゼロスーツサムスに、ゼルダがシークに変身することはできなくなった。本作では「ゼロサムがスーツを一時的に着る」事はあるが、「サムスが脱ぐ」事はないのでやはり矛盾している。
*38 ピットの最後の切りふだが「光の戦車」に変更されたにもかかわらず、ブラックピット及び自然軍がそれを所有しているという内容になっており矛盾が生じている。そのため流用するなら変えてほしくなかったと感じるファンもいる。
*39 「アドベンチャーの全てのバトルに勝利する」というハンマー使用不可のクリアゲッターが存在するため
*40 実装直後かつCOM参加であることを伏せた上ではあるが、海外のとある大会においてCPレベル9のカズヤがプレイヤー操作の相手を下し、初戦突破を果たしてしまった…という逸話もある。
*41 ただし、アップデートで追加されたホームランコンテストには挑戦者は現れない。
*42 部屋名も普通の部屋と装ってプレイヤーを騙す行為も見られる
*43 ガオガエンの攻撃後の自動アピールは行われる
*44 過去のフィギュア解説の内容については原作と一致しなかったりネタバレを含むものもあったので削除が妥当だという声も少なくない。
*45 『DX』から収録され、同ステージで流せる「ヨースター島」の曲名が修正されたもの。
*46 「パルテナの鏡シリーズ」「ワリオシリーズ」「パンチアウト!!シリーズ」「ベヨネッタシリーズ」が該当。
*47 なお「序曲」は勇者の勝利ファンファーレとしてワンフレーズのみ用いられているほか、「Counterattack」は戸田信子氏による新規アレンジ版が収録されている。また「Life Will Change」とサビのメロディを共有している「Wake Up, Get Up, Get Out There」は収録されている。
*48 ただしダッシュファイターは元ファイターの直後に固定、Miiは最後に固定となっている。
*49 『「GO!」の文字とかで、キャラが一瞬見えないのは、意図的にやっています。見えない中で、なにをやっているのかを読み切るのもかけひきのひとつ。』
*50 動画が固まっているかどうかを確認するには、動画を通しで見るより、「動画編集」でチェックしたい動画を選択して→ボタンを長押ししてサムネイルが固まる場所がないか確認すると良い。ただしこの方法は編集した動画には使えない
*51 「クリアゲッター」における大乱闘ページのCPLv9との戦いが前提となる課題が、挑戦者との戦いでも達成可能だったという報告があった。
*52 一度仲間にしたファイターはファイルを初期化しない限りメンバーから抜ける事はない。
*53 タブーのスピリットから分析したのかもしれない。
*54 ミュウツーと勇者、カービィも演者自体は共通だが、あちらは日本語で喋る部分を別の台詞に置き換える形で対処されている。
*55 カズヤも日本語のみだが、こちらは原作の方が「一部キャラ(日本人ではないが日本語を扱う)を除き、相互に母国語で会話してなぜか理解できる(理由は不明)」という状態でそもそも海外版でも英語声優を立てておらず、スマブラでも原作再現で日本語のみとなっている。
*56 スマブラでは『for』の時点で下半身の露出が抑えられており、原作のアートワークとは微妙に異なる