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*ニュージーランドストーリー 【にゅーじーらんどすとーりー】 |ジャンル|アクションシューティング|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1988年|~| |ポイント|飛べない鳥が陸空海に挑む&br()可愛らしさとは裏腹に難易度はヘビー気味|~| **概要 -1988年にてタイトーがリリースしたシューティング要素の強い横アクションゲーム。 -ゲームタイトルが1985年にて同社がリリースした『フェアリーランドストーリー』に似ているが、直接的な関係はない。 -キウイの「ティキ」を操作し、仲間達とさらわれた恋人(鳥)「ピューピュー」を助ける為、彼女達をさらったヒョウアザラシのアジトへ向かうというストーリー設定。 -一人~二人交互プレイ可能、全5ラウンドで、各ラウンドは4ステージに分かれ(全20ステージ)、最後の各ラウンドのステージの最後にてボスが待ち構えている。 **主なルール -使用するボタンは2つで、原則としてスタンダードな横アクションであるが、ティキには主に3つの操作体系がある。以下その詳細を示す。 --通常モード(陸で歩いている)状態ではレバーで移動、各ボタンはショットはジャンプで操作する事となる。ジャンプはボタンの押す長さによって飛ぶ距離が変わり、レバーにて若干の方向調整が可能である。 --乗り物に乗っている敵を倒し、その乗り物をジャンプにて乗る事により空中モードとなる(ステージ開始時に初めから乗り物に乗っている場合もある)。その時の操作法は、レバーにて乗り物の移動調整、各ボタンは片方はショットだが、もう片方は押しっぱなしで乗り物の上昇、ボタンを離すと降下となる。 ---また、アイテムの「ジョイスティック」を取った状態で空中モードになると、レバーの上下左右だけで乗り物を操作できるようになり、直感的な操作感覚で乗り物を操れるようになる。但し、一度乗り物から降りるとジョイスティックの効果は消滅してしまう。 ---乗り物には、直接乗り込むタイプや、上からぶら下がったり、下の乗ったりできるタイプがあり、その乗り物によってティキのやられ判定が変化する。また、ティキそのものがダメージをもらうとミスだが、乗り物判定がダメージだと乗り物が消滅するだけで直接ミスにはならない。 ---乗り物中に地面が触れた状態でレバーを下入力すると、乗り物から降りる事ができる。またその乗り物に再乗降する事も可能。 --水場にティキが潜ると水中モードとなる。その時の操作法はレバーにてティキの八方向移動、各ボタンは一切のショットやジャンプができなくなるので未使用となる。 ---水中にいる場合限定で酸素ゲージが表示され、これがなくなるとミスとなってしまう。酸素を補給するには水のない場所でショットボタンを押す事により、ティキが口から水を放出して酸素が補給できる。またこの水放出には攻撃判定があり、敵を倒せる。 -クリア目的は各ラウンドのステージ1~3は先に進み捕らえられた仲間のキウイがいる場所に触れる、ステージ4はボスを倒す事である。 -ステージの特定場所を攻撃すると扉が現れ、それに入ると別ステージに飛ばされる事がある。 -ラウンド3以降にて、ティキの残機が1の状態で敵の弓矢攻撃をもらうと、三種類ある天国ステージのどれかにワープし、下界の脱出出口を目指す事となる。しかし、出口ではなく女神がいる場所に触れると、正規とは別のエンディングとなりゲームが終了してしまう。 -特定の敵を倒すと出現したり、一定場所に放置されているアイテムの効果は以下の通り。 --弓矢/爆弾/レーザー…ティキのショットを取ったものに変える。弓矢は初期装備であり直線型の攻撃、爆弾は射程距離こそは短いものの爆風に大きな当たり判定が発生する攻撃、レーザーは直線型ですべての敵や壁を貫通する性能を持つ。 --ターボ…ティキの移動スピードを上げる。但し、かなり極端に早くなるので、どちらかといえばマイナスアイテムの趣旨が強い。 --ジョイスティック…上記空中モードの項参照。 --フルーツ各種…複数の種類が存在し、取るとスコアボーナス。 --「E/X/T/E/N/D」…とある場所に置かれており、6種類全部集めるか、同じ文字のアイテムを10個取得すると1UPする。 -戻り復活の残機制で全部なくなるとゲームオーバー。但し、上記の天国ステージの例外もある。 --ミス条件は「ティキが敵に触れたり、敵の攻撃をもらう(前者は触れてもミスしない敵もいる)」「トラップの棘や矢に触れる」「水中モードにて酸素ゲージが尽きる」「長時間そのステージをクリアできないでいると出現する、倒せない敵に触れる」のいずれかである。 **批評点 -タイトルが示す通り、オーストラリア大陸の一つであるニュージーランドが舞台であり、同国のシンボル鳥であるキウイが主役という、何ともいえない可愛らしさと独特さを兼ね備えた設定がなんか微笑ましい。 --キウイであるティキはれっきとした鳥だが、羽根が退化して自力で飛ぶことができず、乗り物に頼って行動している様が何ともシュールである。 -その可愛らしい外観とは裏腹に難易度は結構高い。その理由としては3つの移動モードの操作がやや特殊で、特に飛行モードの操作にはかなりの慣れを要する事や、特に後半は1ステージが長めで迷路気味な構造になっている事、トラップの棘が通常の壁と同化して区別がつきにくい事、そして、ティキの移動スピードが鈍足で小回りのききにくい事、などが挙げられる(ターボを取ると速すぎて問題がある)。 -ラウンド2ステージ1の隠し扉から、ラウンド1ステージ4に戻り再び先に進む事を繰り返すと永久パターンになる不具合がある。またその合間にT以外の「EXTEND」も拾える事から、残機の無限増殖も可能となってしまう。 **総評 -当時のタイトーの十八番であるファンシー系アクションの一種としてそこそこ人気を得るも、やはり『バブルボブル』などの人気作の影に埋もれて、ややマイナー寄りの存在となっている感は否めないかと。 -家庭用移植には実は結構恵まれている。でもやはりというか、あまり万人向けのハードでのリリースではないので、この辺もマイナーさに拍車をかけているかもしれない。 ---- **家庭用移植 -X68000版(1989年発売、シャープ) --移植度自体はそこそこの良さだが、フロッピー読み出し中に謎のセーラー服少女(ゲーム内はおろか、タイトーのゲーム全般でもこんなキャラはいない)の絵が表示される演出がある。しかも作画的にアレで、X68000ファンからはよくネタにされている。 -FM-TOWNS版(1989年発売、ビング) --移植度はかなり高いが、いかんぜんハードがマイナーすぎて影が薄いのが実情とされる。 -PCエンジン Huカード版(1990年2月23日発売、タイトー) --「EXTEND」アイテム、天国ステージ、一部敵やステージが削除されるなど、やや劣化色があるものの、ゲーム自体は良好な移植。PCE版が2008年10月14日からWiiの[[バーチャルコンソール>http://vc-pce.com/jpn/j/title/newzealandstory.html]]にて配信されている、要600Wiiポイント。 -メガドライブ版(1990年3月3日発売、タイトー) --すべてのステージがオリジナル(アーケードのロケテスト版)に差し替えられ、移植というよりはリメイクの趣旨が強い。 -ニンテンドーDS版(2007年5月31日発売、サイバーフロント) --ゲームタイトルは『ニュージーランドストーリーDS』となっている。残機+ライフ制になり、ティキが遂に二段ジャンプやボタン連打にて自力で空を飛べるようになった。外観が今風にアレンジされ、難易度の高い裏ステージや、タッチペンを使用したミニゲーム集、原作にはなかった新アイテムなどが追加され、かなり今風のゲームとしての一面を見せている。ただ、「このご時世にしては古臭い内容」「ボリューム不足」といった批判もある。 -オムニバスソフト --プレイステーション2にて2005年8月25日に発売された『タイトーメモリーズ下巻』、及びプレイステーション・ポータブルにて2007年5月31日に発売された『タイトーメモリーズポケット』にも収録されている。共に、アーケード版のほぼ完全移植となっている。
*ニュージーランドストーリー 【にゅーじーらんどすとーりー】 |ジャンル|アクションシューティング|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|タイトー|~| |稼動開始日|1988年|~| |ポイント|飛べない鳥が陸空海に挑む&br()可愛らしさとは裏腹に難易度はヘビー気味|~| **概要 -1988年にてタイトーがリリースしたシューティング要素の強い横アクションゲーム。 -ゲームタイトルが1985年にて同社がリリースした『フェアリーランドストーリー』に似ているが、直接的な関係はない。 -キウイの「ティキ」を操作し、仲間達とさらわれた恋人(鳥)「ピューピュー」を助ける為、彼女達をさらったヒョウアザラシのアジトへ向かうというストーリー設定。 -一人~二人交互プレイ可能、全5ラウンドで、各ラウンドは4ステージに分かれ(全20ステージ)、最後の各ラウンドのステージの最後にてボスが待ち構えている。 **主なルール -使用するボタンは2つで、原則としてスタンダードな横アクションであるが、ティキには主に3つの操作体系がある。以下その詳細を示す。 --通常モード(陸で歩いている)状態ではレバーで移動、各ボタンはショットはジャンプで操作する事となる。ジャンプはボタンの押す長さによって飛ぶ距離が変わり、レバーにて若干の方向調整が可能である。 --乗り物に乗っている敵を倒し、その乗り物をジャンプにて乗る事により空中モードとなる(ステージ開始時に初めから乗り物に乗っている場合もある)。その時の操作法は、レバーにて乗り物の移動調整、各ボタンは片方はショットだが、もう片方は押しっぱなしで乗り物の上昇、ボタンを離すと降下となる。 ---また、アイテムの「ジョイスティック」を取った状態で空中モードになると、レバーの上下左右だけで乗り物を操作できるようになり、直感的な操作感覚で乗り物を操れるようになる。但し、一度乗り物から降りるとジョイスティックの効果は消滅してしまう。 ---乗り物には、直接乗り込むタイプや、上からぶら下がったり、下の乗ったりできるタイプがあり、その乗り物によってティキのやられ判定が変化する。また、ティキそのものがダメージをもらうとミスだが、乗り物判定がダメージだと乗り物が消滅するだけで直接ミスにはならない。 ---乗り物中に地面が触れた状態でレバーを下入力すると、乗り物から降りる事ができる。またその乗り物に再乗降する事も可能。 --水場にティキが潜ると水中モードとなる。その時の操作法はレバーにてティキの八方向移動、各ボタンは一切のショットやジャンプができなくなるので未使用となる。 ---水中にいる場合限定で酸素ゲージが表示され、これがなくなるとミスとなってしまう。酸素を補給するには水のない場所でショットボタンを押す事により、ティキが口から水を放出して酸素が補給できる。またこの水放出には攻撃判定があり、敵を倒せる。 -クリア目的は各ラウンドのステージ1~3は先に進み捕らえられた仲間のキウイがいる場所に触れる、ステージ4はボスを倒す事である。 -ステージの特定場所を攻撃すると扉が現れ、それに入ると別ステージに飛ばされる事がある。 -ラウンド3以降にて、ティキの残機が1の状態で敵の弓矢攻撃をもらうと、三種類ある天国ステージのどれかにワープし、下界の脱出出口を目指す事となる。しかし、出口ではなく女神がいる場所に触れると、正規とは別のエンディングとなりゲームが終了してしまう。 -特定の敵を倒すと出現したり、一定場所に放置されているアイテムの効果は以下の通り。 --弓矢/爆弾/レーザー…ティキのショットを取ったものに変える。弓矢は初期装備であり直線型の攻撃、爆弾は射程距離こそは短いものの爆風に大きな当たり判定が発生する攻撃、レーザーは直線型ですべての敵や壁を貫通する性能を持つ。 --ターボ…ティキの移動スピードを上げる。但し、かなり極端に早くなるので、どちらかといえばマイナスアイテムの趣旨が強い。 --ジョイスティック…上記空中モードの項参照。 --フルーツ各種…複数の種類が存在し、取るとスコアボーナス。 --「E/X/T/E/N/D」…とある場所に置かれており、6種類全部集めるか、同じ文字のアイテムを10個取得すると1UPする。 -戻り復活の残機制で全部なくなるとゲームオーバー。但し、上記の天国ステージの例外もある。 --ミス条件は「ティキが敵に触れたり、敵の攻撃をもらう(前者は触れてもミスしない敵もいる)」「トラップの棘や矢に触れる」「水中モードにて酸素ゲージが尽きる」「長時間そのステージをクリアできないでいると出現する、倒せない敵に触れる」のいずれかである。 **批評点 -タイトルが示す通り、オーストラリア大陸の一つであるニュージーランドが舞台であり、同国のシンボル鳥であるキウイが主役という、何ともいえない可愛らしさと独特さを兼ね備えた設定がなんか微笑ましい。 --キウイであるティキはれっきとした鳥だが、羽根が退化して自力で飛ぶことができず、乗り物に頼って行動している様が何ともシュールである。 -その可愛らしい外観とは裏腹に難易度は結構高い。その理由としては3つの移動モードの操作がやや特殊で、特に飛行モードの操作にはかなりの慣れを要する事や、特に後半は1ステージが長めで迷路気味な構造になっている事、トラップの棘が通常の壁と同化して区別がつきにくい事、そして、ティキの移動スピードが鈍足で小回りのききにくい事、などが挙げられる(ターボを取ると速すぎて問題がある)。 -ラウンド2ステージ1の隠し扉から、ラウンド1ステージ4に戻り再び先に進む事を繰り返すと永久パターンになる不具合がある。またその合間にT以外の「EXTEND」も拾える事から、残機の無限増殖も可能となってしまう。 **総評 -当時のタイトーの十八番であるファンシー系アクションの一種としてそこそこ人気を得るも、やはり『バブルボブル』などの人気作の影に埋もれて、ややマイナー寄りの存在となっている感は否めないかと。 -家庭用移植には実は結構恵まれている。でもやはりというか、あまり万人向けのハードでのリリースではないので、この辺もマイナーさに拍車をかけているかもしれない。 ---- **家庭用移植 -X68000版(1989年発売、シャープ) --移植度自体はそこそこの良さだが、フロッピー読み出し中に謎のセーラー服少女(ゲーム内はおろか、タイトーのゲーム全般でもこんなキャラはいない)の絵が表示される演出がある。しかも作画的にアレで、X68000ファンからはよくネタにされている。 -FM TOWNS版(1989年発売、ビング) --移植度はかなり高いが、いかんぜんハードがマイナーすぎて影が薄いのが実情とされる。 -PCエンジン Huカード版(1990年2月23日発売、タイトー) --「EXTEND」アイテム・天国ステージ・一部敵やステージが削除されるなどやや劣化色があるものの、ゲーム自体は良好な移植。PCE版が2008年10月14日からWiiの[[バーチャルコンソール>http://vc-pce.com/jpn/j/title/newzealandstory.html]]にて配信されている、要600Wiiポイント。 -メガドライブ版(1990年3月3日発売、タイトー) --すべてのステージがオリジナル(アーケードのロケテスト版)に差し替えられ、移植というよりはリメイクの趣旨が強い。 -ニンテンドーDS版(2007年5月31日発売、サイバーフロント) --ゲームタイトルは『ニュージーランドストーリーDS』となっている。残機+ライフ制になり、ティキが遂に二段ジャンプやボタン連打にて自力で空を飛べるようになった。外観が今風にアレンジされ、難易度の高い裏ステージや、タッチペンを使用したミニゲーム集、原作にはなかった新アイテムなどが追加され、かなり今風のゲームとしての一面を見せている。ただ、「このご時世にしては古臭い内容」「ボリューム不足」といった批判もある。 -オムニバスソフト --プレイステーション2にて2005年8月25日に発売された『タイトーメモリーズ下巻』、及びプレイステーション・ポータブルにて2007年5月31日に発売された『タイトーメモリーズポケット』にも収録されている。共にアーケード版のほぼ完全移植となっている。

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