【ろすと じゃっじめんと さばかれざるきおく】
ジャンル | リーガルサスペンスアクション | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション5 プレイステーション4 Xbox Series X/S(ダウンロード専売) Xbox One(ダウンロード専売) Windows(Steam) |
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発売元 | セガ | |
開発元 | セガ(龍が如くスタジオ) | |
発売日 |
2021年9月24日 【Win】2022年9月14日 |
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定価 |
通常版:8,290円(税別) デジタルデラックスエディション(DL専売):12,290円 【Win】5,980円(税込) |
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レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
「キムタクが如く」再び 舞台に横浜も追加されゲーム性は進化 「イジメ」を主題とした重い物語 結末はプレイヤーどころか開発スタッフの間でも賛否両論 |
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龍が如くシリーズ |
失われたのは真実。そして正義。
『龍が如く』シリーズと世界観を共有した『JUDGE EYES:死神の遺言』(以降「前作」と表記)の続編。主人公は前作と同じく木村拓哉氏演じる八神隆之。
時系列は『龍が如く7 光と闇の行方』のその後の話でお馴染みの東京・神室町に加えて『7』にも登場した伊勢佐木異人町が追加、また横浜マップに高校が追加されている。その後とは伝えているが世界観の背景や『7』のメインストーリーに所々矛盾が確認されているため、前作と同様に龍が如くシリーズとの直接な繋がりは無いパラレルワールドで捉えると良い。
リマスター等を除けば『龍が如く』シリーズ初の世界同時発売タイトルであり、英語音声にも切り替え可能となっている。
その幕引きは、狂気の幕開け
2021年12月、東京地方裁判所。
世間を騒がせた現職警察官による痴漢事件が、静かに幕引きを迎えようとしている。引き締まった雰囲気の法廷。粛々と言い渡される有罪判決。このまますべてが決着するかに見えた……裁判官の言葉を遮るように、被告人が思わぬ事実を言い放つまでは。
「3日前、横浜で身元不明の死体が発見されたはずです。その主は、私の息子を自殺に追い込んだ万死に値する人間だ」
偶然にも横浜に滞在していた探偵・八神隆之は、この復讐劇の真相を追い始める。歪んだ正義の暴走が、さらなる悲劇を生むとも知らず……。
(パッケージ裏より引用)
観察モード
チェイス
アスレチックアクション
スティール
ガジェット
バズリサーチャー
ミステリー研究会
ダンス部
ロボット部
ボクシング
暴走族
写真部
スケボー
eスポーツ部
カジノ
ガールズバー
装備の復活
食事
落とし物
ペイントサーチ
ネコミュニケーション
シナリオ
マップ
キャラクター
進化したバトル
円舞
一閃
流
以上のように集団戦闘と回避に重点を置いた円舞、タイマン戦と攻撃力に秀でる一閃、ガードや受け流しからのカウンターに特化した流という形で立ち回りが完全に差別化されており、明らかに強い・明らかに弱いスタイルは存在せずバランスが取れている。
拳威
進化したのはスタイルの使い勝手だけではなく、他のバトル部分も前作と比較して改善された。
致命傷の廃止
モータルリバーサル
バトルリワード
アイテムの自動取得
歩きやすくなったアドベンチャーパート
ザ・ガントレット
ユースドラマ
追加・改善したプレイスポット
主題歌
海藤正治の事件簿
+ | ネタバレ注意 |
登場キャラクターの言動・行動
+ | 登場人物のネタバレ注意 |
バックボーン・結末が描写されないキャラ
+ | ネタバレ注意 |
爽快感の少ないテーマ
刺激の強い惨殺・イジメシーン
前作のネタバレ防止の配慮故の問題
微妙に範囲が狭まった伊勢佐木異人町
誠稜高校
使い勝手が悪くなった仙薬
海藤正治の事件簿
サイドケース
連続QTE
仲間
フィジカルスイッチ
ユースドラマ
変装
エンドロール
ザ・ガントレット
アイテムの所持上限と入手数のバランス
海藤正治の事件簿
前作で問題となったアドベンチャーやバトルのシステムの多くを改善しボリュームも増えたため、より遊びやすいものになった。
前作のネタバレは極力伏せられており今作から始めても問題の無いように作られているため、シリーズ初プレイの人にも勧めやすい。
メインストーリーは現実問題を取り上げた考えさせられるものである反面、前作と比較してスッキリする内容ではなく、敵キャラの言い分や心情も非常に同情できるものであるため、賛否が分かれるところであろう。
とはいうものの、ゲーム全体の完成度はかなり高いため、前作や龍が如くシリーズを遊んだ人、遊んだことの無い人、どちらにも手に取って遊んでいただきたい作品である。
*1 聞き耳を立てている絵であれば集音機、アンテナで何かを受信している絵であれば電波探知機、など。
*2 ただし気づかれた状態では追ってくる。
*3 仙薬レシピなど1つしか持てないものはさすがに入手不可能。
*4 実はPS5の前作のリマスター版から既に削除されていた
*5 AC版の『ダラII』と『SAGAIA』は分岐形式の違い等、かなり違うゲームに仕上がっている。
*6 敵に目をつけられるために結果を出すため。
*7 よりにもよってケースファイルを開くと最初に表示されるメインケースChapter1のサムネイル画像のため、メニューからケースファイルを開いた瞬間必ず表示されることになる
*8 スマホで殺害の瞬間の動画を見た八神が顔をしかめる様子が写される
*9 今作では松金組が消滅しており東の肩書が「ゲームセンターシャルル店長」となっているため、余計に海藤との関係性が分かりにくい
*10 おそらく元々54個で収録するつもりだったが、納期までに全て完成しきれなかったのかもしれない。
*11 「お前らのせいだ」とイジメ被害者の気持ちを代弁する歌詞が流れる。
*12 1作目からシリーズディレクターを務め、龍が如くスタジオの代表でもあった佐藤大輔氏も同日にセガを退職したことが発表された。
*13 前作である『JUDGE EYES:死神の遺言 Remastered』のWin(Steam)版も同時発売された。
*14 NetEase Gamesの100%出資を受け、2021年11月に設立された「名越スタジオ」のこと。