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--基本操作はスタンダードなFPS。特徴としてキャラクター毎に異なる特殊能力「アクションスキル」の存在が挙げられる。 --戦闘システムはRPG寄り。「Fallout」シリーズ等と同様に数値的な能力が重要となり、ヘッドショットや格闘=即死ではなくHPを削りあう戦闘システム。 --体力値は自動回復のシールドと自動回復しない生身の二重制。 -キャラクター育成 --成長システムはいわゆるスキルツリー形式。レベルアップ時に得られる得られるポイントを3つに枝分かれしたスキルツリーに振り分ける。 ---スキルの内容は得意武器やアクションスキルの能力強化の他、敵を倒すと炎をまとい周囲の敵を発火させる、味方を撃ってライフを回復させるスキルなど様々。 -熟練度システム --武器にもカテゴリーごとに熟練度が存在し、プレイヤーと同じ経験値を習得し成長する。レベルに従ってリロード時間の短縮などのボーナスが付く。 -アイテムドロップシステム --敵のドロップや宝箱から入手できるアイテムの性能は一定の法則に基づいてランダム精製され、更に6段階(+2)のレア度のランクがある。いわゆるDiablo系。 --その他にも奇抜な特殊能力が付加されたユニークアイテムがある。 ---弾が自動回復するサブマシンガン、独特の弾道を描くショットガン、狙撃用のスコープが無いスナイパーライフルなど様々。 --レアアイテムはボスなどの強力な敵から狙うのが基本だが、極めて低確率で雑魚や宝箱から入手可能なものも。 --ランダム精製されるのは武器とシールドのみ。次回作以降と異なり、グレネードMODとクラスMODの性能はほぼ固定で個体差が少ない。 --ボスは一部を除き何度でも復活するので、レアドロを狙って繰り返し挑戦が可能。 ***クラス 本作には4種のプレイヤーキャラクターのクラスがある。~ キャラクターごとに設定された得意武器は熟練度の成長ボーナスのことを指しており、(スキルによる強化を除けば)武器の扱いにおける能力差は無い。選ばなかった3人はマルチプレイ時を除き一切姿を現さなくなるが、『2』以降の設定では4人で行動していた事になっている。 -''ローランド:ソルジャー (ROLAND as The Soldier)'' --ライフルとショットガンを得意武器とする元傭兵。攻防一体のオートタレットを召喚するアクションスキルを持つ。 --耐久力や弾薬に関連したスキルが多く、味方を撃って回復させる、タレットの付近にいる味方の弾薬を回復させるといったサポートにも強い万能型。 -''リリス:セイレーン (LILITH as The Siren)'' --宇宙に6人しかいない「セイレーン」と呼ばれる特殊能力者。~ 透明化、更に実体復元時のエネルギー余波でダメージを与える「フェーズウォーク」を使用し、近接攻撃やエレメント(属性)攻撃に特化したツリーを持つ。 --強力なスキルがツリー後半に集中しているため、体力の低さも合わさりレベルが低いうちは苦戦を強いられる。~ しかし、レベル30を過ぎた頃には自身の周辺の敵を燃やすといったトリッキーな戦い方が楽しめるようになる(もっとも爆発オブジェクトや他PCが乗った車まで燃やしてしまうので注意が必要だが)。 --得意武器はサブマシンガン。 -''モーデカイ:ハンター (MORDECAI as The Hunter)'' --スナイパーライフルとリボルバーに特化した狙撃手。アクションスキルは相棒の猛禽類ブラッドウイングを使って離れた敵を攻撃するというもの。 --スキルツリーも狙撃やピストルに関する物が多く地味だが、高レベルになると敵のシールドを無視してダメージを与える強力なスキルを覚える。 -''ブリック:バーサーカー (BRICK as The HIMSELF)'' --格闘とロケットランチャーを得意とする脳筋。アクションスキルのバーサークは攻撃が殴りのみになりライフの自動回復と耐久力アップが付くというまさに脳筋そのもの。 --スキルツリーもまた耐久力とエクスプローシブ(爆発)系武器に関するスキルが多く、他プレイヤーをサポートするスキルが一切無いという脳筋。 --後年『2』で性格や普段の行動も脳筋そのものであることが明かされた生粋の脳筋。 --よく誤解されるが格闘やグレネードで敵を倒しても武器の熟練度は上がるので存分に脳筋するべし。 //---- **評価点 -延々に遊べる --武器収集、何度でも復活するボスへの再トライ、より高難易度な2週目へのチャレンジ、キャラクターやビルドを変えての再プレイとやることが尽きない。 --2週目はキャラデータ共通の別モード扱いで、タイトルメニューからいつでも2つのモードを行き来できる。1週目に戻って鍛えなおすも良し、2週目で強化されたキャラで1週目に戻り無双するもよし。 -豊富な武器のバリエーション --武器性能はドロップした敵によってレベルが決まり、ランダムで製造メーカー、能力値、属性が決まる。 ---時々ロケット弾を発射するショットガンといった変わった銃が出る事もある。 --グレネードもグレネードMODの装備により性能が変化(個体別ではない)。クラスターやホーミングなど非常に有用なものが揃っている。 --シールドも耐久力やリチャージ速度が個体ごとに異なり、切れたときに特殊な効果が発動するものがある。 -ファンキーなキャラクターと世界観 --舞台となる惑星パンドラは元々は資源採掘のために開拓された惑星。かつては一獲千金を夢見て多くの開拓者が訪れていたが、開拓開始から7年後、惑星全体が長い冬から明けたことで狂暴な原生生物が一斉に出現、めぼしい資源が期待できないこともあり多くの移民が離れ、残ったのは夢を捨てきれない開拓者と星を出る金のない貧民、狂暴な略奪者だけであった。 --要はパッケージイラストそのままの雰囲気だと思えばいい。半裸の野蛮人がゴテゴテした銃を獲物に血肉を求め異形の野生動物が生息する荒野を駆けている惑星、で大体合っている。 --『Fallout』シリーズと被っているが、こちらはアメリカのアニメ的なタッチで差別化されている。 --協力者たちもプレイヤーの案内役でダンス好きなロボットCL4TP-TPことクラップトラップをはじめ、診療代に命をもっていかれそうな無免許医Dr.ゼッド、独創的な被害妄想に取りつかれた考古学者のタニス、年齢不詳の謎の美女モクシーなど曲者だらけ。まともな人物は一人もいない。 --死亡したキャラの復活はNew-Uという人間再生システムによって行われている。要するに生き返るのではなく見た目と人格の同じ人間を生成しているだけ。 -バックパックや倉庫の容量の大きさ --倉庫の利用はDLC必須(問題点にて後述)ではあるが、バックパック+倉庫の容量は最大80以上と『2』以降を大きく上回る数で、お気に入りのアイテムをたんまり保管できるのは本作の特長である。 ---- **賛否両論点 -COOPプレイ時のドロップアイテムが早い者勝ち --敵がドロップしたアイテムや箱から出たアイテムは誰でも無制限に拾うことができるが、その1個だけしかないので早い者勝ち。そのため、ボスの体力が少なくなると戦闘を放棄して報酬部屋の前で待機したり、ボスを倒した瞬間に他プレイヤーをキックしたりして報酬の独り占めを狙うマナーの悪いプレイヤーが絶えない。 ---COOPで遊んでほしいのか遊んでほしくないのか分からないこの仕様により、せっかくのCOOP向けゲームなのに基本的にソロの方が良いということになってしまっている。 ---何もかもが弱肉強食の無法地帯という設定の惑星が舞台であるため、世界観とマッチしてはいるが。 --装備品以外のお金や弾薬などは誰か1人が取ると全員に行きわたる仕様なので問題は無い。 --本作のマルチプレイは既にサービス終了しているが、次回作以降も同じ仕様なので記載しておく。 -武器熟練度 --武器は使い続けるとLv50まで熟練度が上がる。キャラクターの得意武器や自分の好きな武器を強化できる反面、たまにしか使わない武器だと熟練度が上がりにくい。各種の武器をまんべんなく使いたい場合は不利な要素となる。 --武器全種の熟練度を全て育て上げるとなるとかなりの苦行。特にロケットランチャーとイリディアン武器の熟練度の上がりにくさが問題視される。 //--『2』以降はこの武器熟練度をリプレイ性を損なう反省点として、Badass Rankという別のシステムに変更された。 //---しかし、このBadass Rank制も練りの足りない部分が多く別の問題が生じている。特に、一つのセーブデータにこだわってやり込むプレイヤーからは武器熟練度制の方が良かったという意見が出た。 //続編に関する表記はとりあえず割愛で -属性付きリボルバーの属性効果発動確率が何故か100% --発動確率に関する性能表記があるが、実質100%なので意味を成していない。 --熟練度や強化方法が共通である属性付きリピーター(自動式拳銃)の立場を奪いがち。 --リボルバーは使用する弾薬もリピーターとは別のものにされており、何かとリピーターより優遇されている。 //--しかし、次回作以降はリピーターと統合されてピストル全般の枠となり、リボルバー有利の構図は今作のみで終わった。 -所持金の表示が7桁で止まる --内部的には$10億程度まで貯まるのだが、所持金が1000万以上になると正確な額は確認できなくなる。アイテムの価格も同様。 --高Lvになると販売機で1000万超のアイテムが販売されることがあるため、価格も所持金も不明瞭な中で購入を判断する羽目になる。 --ただ、『2』以降は所持金は8桁までしか持てなくなったため、約10億までという本作の数値は飛び抜けている。 ---- **問題点 -ファストトラベル解禁が遅い --一度行ったマップに一瞬で移動できるアウトポストを利用できるようになるのが中盤手前とやや遅め。 -アクションスキルが使用できるのがLv5から --最序盤は弾薬も回復アイテムもカツカツでアクションスキルも使用できないので退屈。 --アクションスキルの習得にスキルポイントを1消費するため、スキルツリーに自由にポイントを振り分けられるのはLv6から。 -死にやすさと弾切れしやすさ --レベル差にもよるが敵の攻撃力は高めで、シールド・ライフMAXから一瞬で瀕死に追い込まれることは珍しくないにも関わらず、ライフを回復する手段は少ない。 --遮蔽物に留まるより動き回る前提のバトルバランスで、遮蔽物が少なく、積極的に突撃してくる敵、空中や地中から奇襲をかけてくる敵が多い。 --携行用の回復アイテムはあるが、いちいちインベントリを開かないと使えないため戦闘中の使用は困難。しかもインベントリを圧迫する割に回復量・回復速度ともに低め。 //---使い勝手が悪すぎたためか、次回作以降ヒーリングキットは廃止され、代わりにインスタントライフ回復薬の配置数が増えた。 --死亡ペナルティは所持金の7%を失った上で最後に立ち寄ったセーブポイントまで戻されるというもので、積み重なるとかなり痛い。 --ダウン中は移動ができないため、遮蔽物に隠れている時に爆風などでダウンすると敵が近寄ってこない限り自力でセカンドウィンドを得ることは困難。 ---死亡までの猶予も比較的短く、死が迫るほど視界が暗くなるため近くに倒せそうな敵がいても見失うことも。仲間に救助してもらうこともできるが時間がかかる。 --弾薬は拾うかローランドに補給して貰う他にはショップで買うしかない。弾薬不足で死に続けると死亡ペナルティと相まってジリ貧に陥る。 ---道端の箱などは残数の少ない弾が優先的に出ない上に配置数も不十分で、時間が経ち敵が復活している場所でも箱は復活しない。ローランド不在のメンバーでショップやワープポイントもない場所での長期戦は危険。 ---ローランドがいれば解決できるものの、ローランド当人はスキルや装備が弾薬補給重視にテンプレ化してしまいやすい。 -周回リセットができない --全てのミッションは2回しかクリアできないため、独特の特徴を持つユニーク系の武器が報酬になっているミッションだと目当てのレベルのユニーク武器が入手できなくなることがある。 -バックパック拡張SDUの入手方法 --バックパック拡張SDUとはインベントリの容量を増やすアイテムで、道中で壊れているクラップトラップを修理して助けるとお礼にもらえる。 --2周目ではクラップトラップを助けてもSDUを''もらえるかはランダム''であり、周回をリセットできないことと相まって、インベントリをどこまで拡張できるかは運任せとなっている。 --また、1周目で見逃したまま進行させてしまうと、もらえるはずだったSDUが二度ともらえなくなる場合があり、本作における''逃すと二度と取り返しの付かない要素''の一つとなっている。 //--やはり問題視されたのか、次回作以降の拡張SDUは特別な通貨(お金ではない鉱石など)との引換で自由に入手できる仕様となった。 -弾薬SDUの入手方法 --弾薬所持数を増やす重要アイテムで店売りされているのだが、所持金をコツコツ貯めるのが苦手だとなかなか手の出せない価格をしている。 --ランクを1→3のように飛ばして買うこともできるため、順番に買うとお金が無駄になることも。 --後述のアイテム倉庫の容量を拡張するアイテムも高額な店売りである。ただし、こちらはランクを飛ばして買えない。 -アイテム倉庫がDLCにしかない --DLC2「Mad Moxxi's Underdome Riot」が必要。また、この「Mad Moxxi's Underdome Riot」もアイテム倉庫とコロシアムだけで1,000円と当時としては割高。 -高レベル時の熟練度上げ --熟練度は獲得経験値と同じ値が加算される仕様だが、本作は敵とのレベル差で経験値が変動するので自分よりレベルが低い敵を倒しても雀の涙ほども上がらない。~ 2周目をクリアできる程のレベルになると、熟練度上げに適した相手がいなくなってしまう。海外版ではパッチにより敵のレベル上限が底上げされたため改善されたが、日本語版では完全放置状態である。 --特定の武器種のみの特化プレイならそれでも何とかなるが、まんべんなく使いたいとき、レベルが上がってから上げてなかった種類の熟練度を上げたい時に大いに支障が出る。 -武器のランダム生成のパターンが少ない --同じエリアで乱獲を繰り返していたら、全く同じ性能のアイテムが出てくることもしばしば。 -アイテム交換機能がない --プレイヤー同士でアイテム交換するにはアイテムをその場に放り出すしかなく、第三者に横取りされたり、地面の下にすり抜けて回収不能になってしまうことがある。 --また、自分の別データのキャラ同士でアイテム交換するにはサブキャラやフレンドを経由するしかなく手間がかかる。 -アーティファクトの入手方法 --アクションスキルに属性ダメージを付与するアーティファクトの入手方法はBadass系(小ボス)の敵を倒すなど限られているが、アーティファクトは対応しているキャラと付与される属性とその強さが決まっているため、目当てのキャラや属性のアーティファクトがなかなか出ないことがある。 --終盤になっても属性ダメージが弱いままということもあるため、ストーリーミッションの報酬にするべきとの意見も。 -入手や運用の難しいEridian武器 --非売品であり、メンバーにリリスがいない場合は宝箱やドロップによる出現率もかなり低く、自分自身がリリスでない限り入手が安定しない。 --他の武器と異なり弾数制ではなくオーバーヒート制だが、熟練度をかなり上げておかないとすぐにオーバーヒートしてしまうため実用性は今一つ。 -チームにいないキャラの専用アイテムが出る --クラスMODとアーティファクトは種類によって使用できるキャラが指定されているが、チームにいないキャラ専用のものも出現率は下がるがドロップや販売があるため目当てのものが見つかりにくい。 ---チームにいないキャラのものはトレード用か換金用にしかならない。 -最上級レア武器が保存できないバグの(日本語版のみ) --国内版にはDLC3で追加された最上級レアのアイテムがセーブデータに保存されないバグが存在する。 --機種によってバグの内容に差異があり、360版はクラスMODの全て、PS3版はDLC3敵や箱からドロップしたものの中でDLC3で追加された性能を持つもの全てが対象となる。 --もっとも追加の最上級ランクのシアンは余程のやり込みプレイヤーでも1度出会えるかどうかという代物なので、そこまでレアに固執しなければ気にならないバグではある。 -未配信パッチ、未配信DLC --国内版では敵のレベルを底上げや致命的バグの修正を含んだパッチと、追加ストーリーとレベルキャップ引き上げを含んだDLC4「Claptrap's New Robot Revolution」が未配信。 ---これにより国内版のレベル上限は61となり、成長の自由が狭まっている。 ---追加ストーリーでは後に『2』で宿敵となるハイペリオン(Hyperion)社が登場する他、『2』の時点でクラップトラップが1体しか残っていない理由、周囲から嫌われまくる原因の一端が描かれていた。 --ゲームオブザイヤー版でもDLC4は未収録。ご丁寧にパッケージイラストからクラップトラップの姿が消されている。 -固有名詞が英語表記 --例:パンドラ→Pandora、ザ・ヴォルト→The Vault、クラップトラップ→Claptrap等 --次回作と以降と違い英語音声字幕なので、英語のヒアリングに馴染みが無いと読み方がわからず覚えにくい。 --ファストトラベルの行き先リストで英語の地名がズラリ並ぶので、意識してないと何処が何処なのかわからなくなる。 ---DLCを入れているとそれらの開始地点の地名が最初からリストに載っているので、全部入りパッケージでの初回プレイだと「なんだこれ?」という状態に。 -DLCマップのアクセスが悪い --各DLCマップには面積の大小に関わらずファストトラベル地点が1ヶ所ずつしかなく、ところによっては移動がかなり面倒。 ---さらに不便なことに、せっかく奥地まで到達してもゲームを終わると再開時にファストトラベル地点(スタート地点)まで戻されてしまう。 ---DLC1では、ファストトラベル地点と拠点機能のある町を結ぶ近道が、ある条件を満たすことで通行不能になることがある。 -ゴ○ブリのような昆虫型の敵が出現する。酷似しているというほどではないが、虫の苦手な人は一応注意。 --次回作以降には登場しない。 ---- **総評 後発のシリーズと比べると粗が目立つ作りではあるが、それでも十二分に魅力的な内容である。~ Vaultハンター時代のローランド達4人の物語や、生前のT.K.Baha、ハイペリオン社進出以前のファイヤーストーン(Fyrestone)やニューヘイブン(New Haven)の町、~ 『2』の時代には存在しないバリエーション豊かなクラップトラップ達など、『2』や『プリシークエル』から入ったプレイヤーにとっても見どころは多いので、~ 一度プレイしてみてはいかがだろうか。~ CERO:D区分なので未来のVaultハンターたる未成年にもお勧めである。 ---- **続編 続編として『''Borderlands 2''』が発売された。 -対応機種は、PS3・Xbox360・PSVita・Windows・Mac・Linux。 -開発元は同じくGearbox Software。発売元はPSV版はSCE、それ以外は2K Games。 -プレイヤーは今作同様、惑星パンドラの4人のVaultハンターのうちの1人となり、ストーリーミッションと任意のサイドミッションをクリアしていく。また、オンライン・画面分割でのCo-op、武器やシールドなどのランダムに生成される戦利品、RPG的なキャラクター成長要素など特徴的なゲームプレイ要素やゲーム内の設定、キャラクターの多くなどが今作から引き継がれている。 &br; その後、『2』と『1』の間のストーリーを描く『''Borderlands: The Pre-Sequel!''』、『2』と『TPS』の2作を次世代機向けにカップリング移植した『''Borderlands: The Handsome Collection''(邦題はダブルデラックスコレクション)』、国外ではスマホ向けに開発された番外編の『''Borderlands Legends''』、本作の過去を描く『''Tales from the Borderlands''』、オンライン専用の『''Borderlands Online''』が発売された。
「[[修正依頼]]」が出ています。依頼内容は評価点の追記です。 ---- *Borderlands 【ぼーだーらんず】 |ジャンル|RPGシューター|CENTER:&amazon(B002YQ3YFQ)|CENTER:&amazon(B004IEBCA6)|CENTER:&amazon(B0046ECA54)| |対応機種|Xbox360&br()プレイステーション3&br()Windows XP~7|~|~|~| |発売元|【PS3】テイクツー インタラクティブ ジャパン&br()【360】マイクロソフト|~|~|~| |開発元|Gearbox Software|~|~|~| |発売日|【Win】2009年12月25日&br;【360】2010年2月25日&br()【PS3】2010年12月22日|~|~|~| |定価|【360】7,140円&br()【PS3】6,090円(共に税5%込)|~|~|~| |プレイ人数|1~4人|~|~|~| //|セーブデータ|個|~|~|~| |レーティング|CERO:D(17歳以上対象)|~|~|~| //|コンテンツアイコン|暴力・犯罪|~|~|~| |廉価版|【360】プラチナコレクション:2011年3月3日&br()【PS3】2012年4月5日/共に2,940円(税5%込)|~|~|~| |判定|なし|~|~|~| //|ポイント||~|~|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -FPSとRPGを融合させたRPGシューター。2015年現在本編3作と外伝ADV1シリーズ(日本未発売)が発売されている人気シリーズの1作目。 -『マッドマックス2』を彷彿させる荒野と暴力の惑星パンドラ(Pandora)を舞台に、異星人の財宝が眠ると言い伝えられるThe Vaultを探して4人のVaultハンターが大暴れする。 -Diablo系のランダム精製アイテムドロップシステムでレアアイテムを狙いハック&スラッシュするのが魅力。 -かつてはオンラインCOOPでのプレイを楽しめたが、現在はサービス終了している。 //特徴の説明だけなので評価点の記述は削除 **特徴 -基本システム --ゲーム開始時に4人のキャラクターから自分の分身となる一人を選び、スタートする。 --基本操作はスタンダードなFPS。特徴としてキャラクター毎に異なる特殊能力「アクションスキル」の存在が挙げられる。 --戦闘システムはRPG寄り。「Fallout」シリーズ等と同様に数値的な能力が重要となり、ヘッドショットや格闘=即死ではなくHPを削りあう戦闘システム。 --体力値は自動回復のシールドと自動回復しない生身の二重制。 -キャラクター育成 --成長システムはいわゆるスキルツリー形式。レベルアップ時に得られる得られるポイントを3つに枝分かれしたスキルツリーに振り分ける。 ---スキルの内容は得意武器やアクションスキルの能力強化の他、敵を倒すと炎をまとい周囲の敵を発火させる、味方を撃ってライフを回復させるスキルなど様々。 -熟練度システム --武器にもカテゴリーごとに熟練度が存在し、プレイヤーと同じ経験値を習得し成長する。レベルに従ってリロード時間の短縮などのボーナスが付く。 -アイテムドロップシステム --敵のドロップや宝箱から入手できるアイテムの性能は一定の法則に基づいてランダム精製され、更に6段階(+2)のレア度のランクがある。いわゆるDiablo系。 --その他にも奇抜な特殊能力が付加されたユニークアイテムがある。 ---弾が自動回復するサブマシンガン、独特の弾道を描くショットガン、狙撃用のスコープが無いスナイパーライフルなど様々。 --レアアイテムはボスなどの強力な敵から狙うのが基本だが、極めて低確率で雑魚や宝箱から入手可能なものも。 --ランダム精製されるのは武器とシールドのみ。次回作以降と異なり、グレネードMODとクラスMODの性能はほぼ固定で個体差が少ない。 --ボスは一部を除き何度でも復活するので、レアドロを狙って繰り返し挑戦が可能。 ***クラス 本作には4種のプレイヤーキャラクターのクラスがある。~ キャラクターごとに設定された得意武器は熟練度の成長ボーナスのことを指しており、(スキルによる強化を除けば)武器の扱いにおける能力差は無い。選ばなかった3人はマルチプレイ時を除き一切姿を現さなくなるが、『2』以降の設定では4人で行動していた事になっている。 -''ローランド:ソルジャー (ROLAND as The Soldier)'' --ライフルとショットガンを得意武器とする元傭兵。攻防一体のオートタレットを召喚するアクションスキルを持つ。 --耐久力や弾薬に関連したスキルが多く、味方を撃って回復させる、タレットの付近にいる味方の弾薬を回復させるといったサポートにも強い万能型。 -''リリス:セイレーン (LILITH as The Siren)'' --宇宙に6人しかいない「セイレーン」と呼ばれる特殊能力者。~ 透明化、更に実体復元時のエネルギー余波でダメージを与える「フェーズウォーク」を使用し、近接攻撃やエレメント(属性)攻撃に特化したツリーを持つ。 --強力なスキルがツリー後半に集中しているため、体力の低さも合わさりレベルが低いうちは苦戦を強いられる。~ しかし、レベル30を過ぎた頃には自身の周辺の敵を燃やすといったトリッキーな戦い方が楽しめるようになる(もっとも爆発オブジェクトや他PCが乗った車まで燃やしてしまうので注意が必要だが)。 --得意武器はサブマシンガン。 -''モーデカイ:ハンター (MORDECAI as The Hunter)'' --スナイパーライフルとリボルバーに特化した狙撃手。アクションスキルは相棒の猛禽類ブラッドウイングを使って離れた敵を攻撃するというもの。 --スキルツリーも狙撃やピストルに関する物が多く地味だが、高レベルになると敵のシールドを無視してダメージを与える強力なスキルを覚える。 -''ブリック:バーサーカー (BRICK as The HIMSELF)'' --格闘とロケットランチャーを得意とする脳筋。アクションスキルのバーサークは攻撃が殴りのみになりライフの自動回復と耐久力アップが付くというまさに脳筋そのもの。 --スキルツリーもまた耐久力とエクスプローシブ(爆発)系武器に関するスキルが多く、他プレイヤーをサポートするスキルが一切無いという脳筋。 --後年『2』で性格や普段の行動も脳筋そのものであることが明かされた生粋の脳筋。 --よく誤解されるが格闘やグレネードで敵を倒しても武器の熟練度は上がるので存分に脳筋するべし。 //---- **評価点 -延々に遊べる --武器収集、何度でも復活するボスへの再トライ、より高難易度な2週目へのチャレンジ、キャラクターやビルドを変えての再プレイとやることが尽きない。 --2週目はキャラデータ共通の別モード扱いで、タイトルメニューからいつでも2つのモードを行き来できる。1週目に戻って鍛えなおすも良し、2週目で強化されたキャラで1週目に戻り無双するもよし。 -豊富な武器のバリエーション --武器性能はドロップした敵によってレベルが決まり、ランダムで製造メーカー、能力値、属性が決まる。 ---時々ロケット弾を発射するショットガンといった変わった銃が出る事もある。 --グレネードもグレネードMODの装備により性能が変化(個体別ではない)。クラスターやホーミングなど非常に有用なものが揃っている。 --シールドも耐久力やリチャージ速度が個体ごとに異なり、切れたときに特殊な効果が発動するものがある。 -ファンキーなキャラクターと世界観 --舞台となる惑星パンドラは元々は資源採掘のために開拓された惑星。かつては一獲千金を夢見て多くの開拓者が訪れていたが、開拓開始から7年後、惑星全体が長い冬から明けたことで狂暴な原生生物が一斉に出現、めぼしい資源が期待できないこともあり多くの移民が離れ、残ったのは夢を捨てきれない開拓者と星を出る金のない貧民、狂暴な略奪者だけであった。 --要はパッケージイラストそのままの雰囲気だと思えばいい。半裸の野蛮人がゴテゴテした銃を獲物に血肉を求め異形の野生動物が生息する荒野を駆けている惑星、で大体合っている。 --『Fallout』シリーズと被っているが、こちらはアメリカのアニメ的なタッチで差別化されている。 --協力者たちもプレイヤーの案内役でダンス好きなロボットCL4TP-TPことクラップトラップをはじめ、診療代に命をもっていかれそうな無免許医Dr.ゼッド、独創的な被害妄想に取りつかれた考古学者のタニス、年齢不詳の謎の美女モクシーなど曲者だらけ。まともな人物は一人もいない。 --死亡したキャラの復活はNew-Uという人間再生システムによって行われている。要するに生き返るのではなく見た目と人格の同じ人間を生成しているだけ。 -バックパックや倉庫の容量の大きさ --倉庫の利用はDLC必須(問題点にて後述)ではあるが、バックパック+倉庫の容量は最大80以上と『2』以降を大きく上回る数で、お気に入りのアイテムをたんまり保管できるのは本作の特長である。 ---- **賛否両論点 -COOPプレイ時のドロップアイテムが早い者勝ち --敵がドロップしたアイテムや箱から出たアイテムは誰でも無制限に拾うことができるが、その1個だけしかないので早い者勝ち。そのため、ボスの体力が少なくなると戦闘を放棄して報酬部屋の前で待機したり、ボスを倒した瞬間に他プレイヤーをキックしたりして報酬の独り占めを狙うマナーの悪いプレイヤーが絶えない。 ---COOPで遊んでほしいのか遊んでほしくないのか分からないこの仕様により、せっかくのCOOP向けゲームなのに基本的にソロの方が良いということになってしまっている。 ---何もかもが弱肉強食の無法地帯という設定の惑星が舞台であるため、世界観とマッチしてはいるが。 --装備品以外のお金や弾薬などは誰か1人が取ると全員に行きわたる仕様なので問題は無い。 --本作のマルチプレイは既にサービス終了しているが、次回作以降も同じ仕様なので記載しておく。 -武器熟練度 --武器は使い続けるとLv50まで熟練度が上がる。キャラクターの得意武器や自分の好きな武器を強化できる反面、たまにしか使わない武器だと熟練度が上がりにくい。各種の武器をまんべんなく使いたい場合は不利な要素となる。 --武器全種の熟練度を全て育て上げるとなるとかなりの苦行。特にロケットランチャーとEridian武器の熟練度の上がりにくさが問題視される。 //--『2』以降はこの武器熟練度をリプレイ性を損なう反省点として、Badass Rankという別のシステムに変更された。 //---しかし、このBadass Rank制も練りの足りない部分が多く別の問題が生じている。特に、一つのセーブデータにこだわってやり込むプレイヤーからは武器熟練度制の方が良かったという意見が出た。 //続編に関する表記はとりあえず割愛で -アイテムカードが情報不足 --武器のリロード速度やシールドのリチャージディレイが記載されていない。 ---装備してみれば把握できるが、売り物の場合は試射ができないため判別不能。 --エレメンタル効果の発動率と追加ダメージも(大)(中)(小)やx1~4と表記がかなり大雑把。 ---エレメンタル効果発動率100%の武器にも発動率が表記されており少々紛らわしい。 -所持金の表示が7桁で止まる --内部的には$20億程度まで貯まるのだが、所持金が1000万以上になると正確な額は確認できなくなる。アイテムの価格も同様。 --高Lvになると販売機で1000万超のアイテムが販売されることがあるため、価格も所持金も不明なまま購入を検討する羽目になる。 --ただ、『2』以降は所持金は8桁までしか持てなくなったため、約20億までという本作の数値は飛び抜けている。 ---- **問題点 -ファストトラベル解禁が遅い --一度行ったマップに一瞬で移動できるアウトポストを利用できるようになるのが中盤手前とやや遅め。 -アクションスキルが使用できるのがLv5から --最序盤は弾薬もライフもカツカツでアクションスキルも使用できないので退屈。 --アクションスキルの習得にスキルポイントを1消費するため、スキルツリーに自由にポイントを振り分けられるのはLv6から。 -死にやすさと弾切れしやすさ --レベル差にもよるが敵の攻撃力は高めで、シールド・ライフMAXから一瞬で瀕死に追い込まれることは珍しくないにも関わらず、ライフを回復する手段は少ない。 --遮蔽物に留まるより動き回る前提のバトルバランスで、遮蔽物が少なく、積極的に突撃してくる敵、空中や地中から奇襲をかけてくる敵が多い。 --携行用の回復アイテムはあるが、いちいちインベントリを開かないと使えないため戦闘中の使用は困難。しかもインベントリを圧迫する割に回復量・回復速度ともに低め。 //---使い勝手が悪すぎたためか、次回作以降ヒーリングキットは廃止され、代わりにインスタントライフ回復薬の配置数が増えた。 --死亡ペナルティは所持金の7%を失った上で最後に立ち寄ったセーブポイントまで戻されるというもので、積み重なるとかなり痛い。 --ダウン中は移動ができないため、遮蔽物に隠れている時に爆風などでダウンすると敵が近寄ってこない限り自力でセカンドウィンドを得ることは困難。 ---死亡までの猶予も比較的短く、死が迫るほど視界が暗くなるため近くに倒せそうな敵がいても見失うことも。仲間に救助してもらうこともできるが時間がかかる。 --弾薬は拾うかローランドに補給して貰う他にはショップで買うしかない。弾薬不足で死に続けると死亡ペナルティと相まってジリ貧に陥る。 ---道端の箱などは残数の少ない弾が優先的に出ない上に配置数も不十分で、時間が経ち敵が復活している場所でも箱は復活しない。ローランド不在のメンバーでショップやワープポイントもない場所での長期戦は危険。 ---ローランドがいれば解決できるものの、ローランド当人はスキルや装備が弾薬補給重視にテンプレ化してしまいやすい。 -COOPプレイ時にプレイヤー同士のレベル互換がない --敵やアイテムのレベルはホストプレイヤー向けの数値に固定されるため、ホストと参加者のレベルが離れているとゲームバランスを損なうことになる。 --レベル1~2の差でもゲームバランスが傾いてしまう仕様のため、フレンドとはレベルを限りなく一致させておく必要がある。 -周回リセットができない --全てのミッションは2回しかクリアできないため、独特の特徴を持つユニーク系の武器が報酬になっているミッションだと目当てのレベルのユニーク武器が入手できなくなることがある。 -バックパック拡張SDUの入手方法 --バックパック拡張SDUとはインベントリの容量を増やすアイテムで、道中で壊れているクラップトラップを修理して助けるとお礼にもらえる。 --2周目ではクラップトラップを助けてもSDUを''もらえるかはランダム''であり、周回をリセットできないことと相まって、インベントリをどこまで拡張できるかは運任せとなっている。 --また、1周目で見逃したまま進行させてしまうと、もらえるはずだったSDUが二度ともらえなくなる場合があり、本作における''逃すと二度と取り返しの付かない要素''の一つとなっている。 //--やはり問題視されたのか、次回作以降の拡張SDUは特別な通貨(お金ではない鉱石など)との引換で自由に入手できる仕様となった。 -弾薬SDUの入手方法 --弾薬所持数を増やす重要アイテムで店売りされているのだが、所持金をコツコツ貯めるのが苦手だとなかなか手の出せない価格をしている。 --ランクを1→3のように飛ばして買うこともできるため、順番に買うとお金が無駄になることも。 --後述のアイテム倉庫の容量を拡張するアイテムも高額な店売りである。ただし、こちらはランクを飛ばして買えない。 -アイテム倉庫がDLCにしかない --DLC2「Mad Moxxi's Underdome Riot」が必要。また、この「Mad Moxxi's Underdome Riot」もアイテム倉庫とコロシアムだけで1,000円と当時としては割高。 -高レベル時の熟練度上げ --熟練度は獲得経験値と同じ値が加算される仕様だが、本作は敵とのレベル差で経験値が変動するので自分よりレベルが低い敵を倒しても雀の涙ほども上がらない。~ 2周目をクリアできる程のレベルになると、熟練度上げに適した相手がいなくなってしまう。海外版ではパッチにより敵のレベル上限が底上げされたため改善されたが、日本語版では完全放置状態である。 --特定の武器種のみの特化プレイならそれでも何とかなるが、まんべんなく使いたいとき、レベルが上がってから上げてなかった種類の熟練度を上げたい時に大いに支障が出る。 -武器のランダム生成のパターンが少ない --同じエリアで乱獲を繰り返していたら、全く同じ性能のアイテムが出てくることもしばしば。 -アイテム交換機能がない --プレイヤー同士でアイテム交換するにはアイテムをその場に放り出すしかなく、第三者に横取りされたり、地面の下にすり抜けて回収不能になってしまうことがある。 --また、自分の別データのキャラ同士でアイテム交換するにはサブキャラやフレンドを経由するしかなく手間がかかる。 -アーティファクトの入手方法 --アクションスキルに属性ダメージを付与するアーティファクトの入手方法はBadass系(小ボス)の敵を倒すなど限られているが、アーティファクトは対応しているキャラと付与される属性とその強さが決まっているため、目当てのキャラや属性のアーティファクトがなかなか出ないことがある。 -入手や運用の難しいEridian武器 --非売品であり、メンバーにリリスがいない場合は宝箱やドロップによる出現率もかなり低く、自分自身がリリスでない限り入手が安定しない。 --他の武器と異なり弾数制ではなくオーバーヒート制だが、熟練度をかなり上げておかないとすぐにオーバーヒートしてしまうため実用性は今一つ。 -チームにいないキャラの専用アイテムが出る --クラスMODとアーティファクトは種類によって使用できるキャラが指定されているが、チームにいないキャラ専用のものも出現率は下がるがドロップや販売があるため目当てのものが見つかりにくい。 ---チームにいないキャラのものはトレード用か換金用にしかならない。 -最上級レア武器が保存できないバグの(日本語版のみ) --国内版にはDLC3で追加された最上級レアのアイテムがセーブデータに保存されないバグが存在する。 --機種によってバグの内容に差異があり、360版はクラスMODの全て、PS3版はDLC3敵や箱からドロップしたものの中でDLC3で追加された性能を持つもの全てが対象となる。 --もっとも追加の最上級ランクのシアンは余程のやり込みプレイヤーでも1度出会えるかどうかという代物なので、そこまでレアに固執しなければ気にならないバグではある。 -未配信パッチ、未配信DLC --国内版では敵のレベルを底上げや致命的バグの修正を含んだパッチと、追加ストーリーとレベルキャップ引き上げを含んだDLC4「Claptrap's New Robot Revolution」が未配信。 ---これにより国内版のレベル上限は61となり、成長の自由が狭まっている。 ---追加ストーリーでは後に『2』で宿敵となるハイペリオン(Hyperion)社が登場する他、『2』の時点でクラップトラップが1体しか残っていない理由、周囲から嫌われまくる原因の一端が描かれていた。 --ゲームオブザイヤー版でもDLC4は未収録。ご丁寧にパッケージイラストからクラップトラップの姿が消されている。 -固有名詞が英語表記 --例:パンドラ→Pandora、ザ・ヴォルト→The Vault、クラップトラップ→Claptrap等 --次回作と以降と違い英語音声字幕なので、英語のヒアリングに馴染みが無いと読み方がわからず覚えにくい。 --ファストトラベルの行き先リストで英語の地名がズラリ並ぶので、意識してないと何処が何処なのかわからなくなる。 ---DLCを入れているとそれらの開始地点の地名が最初からリストに載っているので、全部入りパッケージでの初回プレイだと「なんだこれ?」という状態に。 -DLCマップのアクセスが悪い --各DLCマップには面積の大小に関わらずファストトラベル地点が1ヶ所ずつしかなく、ところによっては移動がかなり面倒。 ---さらに不便なことに、せっかく奥地まで到達してもゲームを終わると再開時にファストトラベル地点(スタート地点)まで戻されてしまう。 ---DLC1では、ファストトラベル地点と拠点機能のある町を結ぶ近道が、ある条件を満たすことで通行不能になることがある。 -ゴ○ブリのような昆虫型の敵が出現する。酷似しているというほどではないが、虫の苦手な人は一応注意。 --次回作以降には登場しない。 ---- **総評 後発のシリーズと比べると粗が目立つ作りではあるが、それでも十二分に魅力的な内容である。~ Vaultハンター時代のローランド達4人の物語や、生前のT.K.Baha、ハイペリオン社進出以前のファイヤーストーン(Fyrestone)やニューヘイブン(New Haven)の町、~ 『2』の時代には存在しないバリエーション豊かなクラップトラップ達など、『2』や『プリシークエル』から入ったプレイヤーにとっても見どころは多いので、~ 一度プレイしてみてはいかがだろうか。~ CERO:D区分なので未来のVaultハンターたる未成年にもお勧めである。 ---- **続編 続編として『''Borderlands 2''』が発売された。 -対応機種は、PS3・Xbox360・PSVita・Windows・Mac・Linux。 -開発元は同じくGearbox Software。発売元はPSV版はSCE、それ以外は2K Games。 -プレイヤーは今作同様、惑星パンドラの4人のVaultハンターのうちの1人となり、ストーリーミッションと任意のサイドミッションをクリアしていく。また、オンライン・画面分割でのCo-op、武器やシールドなどのランダムに生成される戦利品、RPG的なキャラクター成長要素など特徴的なゲームプレイ要素やゲーム内の設定、キャラクターの多くなどが今作から引き継がれている。 &br; その後、『2』と『1』の間のストーリーを描く『''Borderlands: The Pre-Sequel!''』、『2』と『TPS』の2作を次世代機向けにカップリング移植した『''Borderlands: The Handsome Collection''(邦題はダブルデラックスコレクション)』、国外ではスマホ向けに開発された番外編の『''Borderlands Legends''』、本作の過去を描く『''Tales from the Borderlands''』、オンライン専用の『''Borderlands Online''』が発売された。

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