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*パカパカパッションシリーズ 【ぱかぱかぱしょんしりーず】 |ジャンル|音楽|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/31t0V4nglUL.jpg)| |対応機種|アーケード、プレイステーション|~| |開発元(共通)&br()発売元【PS】|プロデュース!|~| |発売元【AC】|ナムコ|~| |発売元【PS】(SP)|サイバーフロント|~| |稼働開始日【AC】|無印:1998年11月&br;2:1999年7月&br;Special:1999年12月|~| |プレイ人数|1~2人|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| //「対応機種」が抜けていた。「開始」までちゃんと入っていない。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -数少ない汎用筐体で稼動する音ゲー。リズムに合わせて4つのボタンを叩き、1対1で演奏の精度を競う対戦型の音ゲーである。 -1人プレイ時はCPUに勝つことで次のステージに進むことができる。2人プレイ時は対戦に加えて、協力型のモードも選択可能。 **特徴 -動いているノーツが判定ラインに重なったタイミングで指示されたボタンを押す従来の音ゲーとは違い、本作では判定ライン自体が動く。~ 押さなければならないボタン(譜面)が先に表示されており、そこに動いてきた判定ラインが重なったタイミングでボタンを押すというルールになっている。~ このように他の音ゲーと比べて譜面の見方が特殊で、さらに判定がかなり厳しい為慣れない内は難しい。またゲームシステム上、他の音ゲーにある「同時押し」が存在しない。 --とはいえ、ボタン数の少なさからか初見でもとっつきやすいゲームに仕上がっている。本当の音ゲー初心者向けに、2ボタンのみのモードも存在している。 -方向性としてはディスコやハウス、90年代初頭のポップス風の楽曲が多め。今なら懐かしさを感じられる作風になっている。 **評価点 -コミカルなキャラデザイン --初心者受けがとても良く、人気を博していた。 --ポリゴンで描かれた等身低めの可愛いキャラが、小気味良くダンスをするのを見ているだけでもなかなか楽しい。 #region(キャラクター説明) -プリカ --ピンク髪のうさ耳少女。担当パートは1・2ではブラスとキーボード、SPではメロディで固定。 --メロディラインを担当することが多く、全体的に譜面の難易度は低め。~ 例外的に1・2でブラスを担当する曲(他のキャラがメロディを担当している曲)は難易度が高いことも。 -ミルカ --茶髪にサングラスをつけた少女。担当パートはキーボードを始めシンセ・ギター・ベース等多彩。 ---『1』のみ何故か1Pと2Pのカラーが逆だった。 --担当楽器が多いこともあり、難易度は様々。1家庭用の楽曲「Camel」では実質メロディも担当している。 --ミニスカート着用で、2のキャッチコピーでもそれをアピールしている。%%ステージによっては見えちゃダメなものが見えます。%% -コーク --青いつんつん頭にヘッドホンをつけた少年。担当パートはギターをメインにベースやシンセもこなす。 --女性2名と比較すると高難度な譜面が多い。例外的に2の楽曲「Quainder Oui」では実質メロディ担当で難易度は低め。 -ゲロッパ --アフロロボ。担当パートはドラム固定。 --基本的には高難易度担当。やはりというべきか物量も多い。 --後述する『CHUNITHM』にジャケットアートとして登場している。 『2』以降は裏キャラとして下記4名が新たに登場。 -セリカ --プリカの裏キャラ、インディアン少女。%%某音ゲーのツインテール少女は関係ありません。%% --メロディパート故にノーツを増やしづらいからか『2』では最もミラーが多かった。『SP』でも超上級は少ないものの、「Lips XTC -Sorist Remix-」ではメロディパートとは思えない難易度を誇る。 -マリカ --ミルカの裏キャラ、チャイナ服少女。%%某ビタースウィーツのキーボード担当の子は関係ありません、奇しくも担当楽器は一緒だけど。%% --ミルカ同様譜面での難易度の差が激しい。ちなみに『SP』では上級表記の「Navigator -A.H.P.Remix-」の難易度が超上級表記のファンタ・ゲロッパZより遥かに難易度が高い。 -ファンタ --コークの裏キャラ、ニット帽を深く被った少年。%%名前の由来は恐らく国民的炭酸飲料。%% --コークと同じく全体的に高難易度気味。中でも「FLOATED CALM -Miss Mix-」はギターパートの音量の小ささから屈指の高難易度譜面といわれている。 -ゲロッパZ --ゲロッパの裏キャラ、モヒカンヘアー。%%他の3人に比べて名前安直過ぎるだろ、とか言っちゃ駄目だ。%% --大抵の曲で最高難易度を誇る。「XL Techno -More Dance Remix-」の担当パートをクリアできたらあなたもパカラー。 #endregion -譜面の数 --収録曲数が少ない代わりに各楽曲に4種類のパートがあり、しかも各パートごとに専用の譜面、音源があり同じ曲でも演奏するパートが違う。 ---メロディとドラムに加え、ギター・ベース・キーボード・シンセ等から選択。(楽曲ごとに演奏可能なパートは異なる。) --他の音ゲーのように難易度だけでなく演奏感まで譜面ごとでガラリと変わるのが大きな違いであり特長。しかも上級者向けモードでは4パートそれぞれに別バージョンの譜面が用意され1曲だけで8譜面も収録されている。 ---裏キャラが実装された『2』では、裏キャラ譜面は全て超上級表記もしくはミラーでの水増しもあったが、『SP』ではミラーが削除・ちゃんと初級~超上級まで難易度表記がされるようになった。 -各楽曲のクオリティは秀逸でどれも高い評価を受けている。 --その中でも「Navigator((『2』収録。『SP』にはアレンジ版が収録されている。))」は特に人気が高い。 **問題点 -音ゲーでも屈指の厳しい判定 --概要でも述べた通り、とにかく判定が厳しい。判定の種類は良い順にperfect・good・nice、そして失敗扱いのmissの4種類が存在しているが、他の音ゲーならCOOLとかGREATとか貰えるレベルの精度でもgood判定やnice判定を貰ってしまう程。 --本作の1人プレイで次のステージに進む(或いは、対戦プレイで勝利する)為には「曲終了までに、相手により多くの『小チップ』を送りつける」必要があるのだが、この小チップを相手に送る方法は「perfect判定を多く出す」若しくは「perfect判定を連続で出す」の二種類のみ。事実上「perfect判定以外は全て失敗に等しい」と言っても過言ではない。 ---更にこのシステムの都合上、若干のキャラ格差が生まれている。具体的には(使いこなせれば、という前提は付くが)物量が多く、それだけ相手に小チップを送りつける機会の多いコークやファンタ、ゲロッパ2体が有利。 --とはいえ、その難度ゆえにコアなファンを生み出したのも事実。「敢えて小チップを送りつける機会が最も少ないプリカを選び、完璧な精度のプレイで相手ゲロッパ使いを粉砕する」なんてプレイヤーもいるそうな。 -収録曲数の問題 --各楽曲に4~8種類のパートと専用譜面、専用音源を用意するという手間の弊害か、1作の収録楽曲は6~9曲程。他ゲーと比較するまでもなく純粋に少ない。 ---一方で上級者向け譜面では1曲フルを遊べるという、他ゲーでは中々見られない特徴もある。プレイ時間は長くやりごたえは十分。 --『[[beatmania>beatmaniaシリーズ]]』などのお約束である「旧バージョンの楽曲を収録」という仕様がない。 ---『無印』の楽曲は『2』『Special』で遊ぶことは不可能。 ---それ故に現在でも稼動させている店舗では、切り替え式や複数筐体で稼動させる等の対応をしていることが多い。 -対戦型音ゲーとしての弊害 --1人プレイで相手がアウトになってしまうとそのパートの音が無くなってしまうので、純粋にプレイし辛くなってしまう。 -その他の問題点 --『2』『SP』ではコンボ数状況でキャラにエフェクトがかかる演出があるが、その演出が原因で処理落ちが起きる不具合が確認されている。 ---特に『SP』の楽曲「Burn on to Karie」で起きやすい。 --ゲーム中絶対に演奏できないパートがある。 ---たとえば『2』の隠し楽曲「PRIVATE SERVICE」では、バックで目立っているブラスパート・ピアノパートの担当キャラがいないため演奏不可能。 **総評 「収録曲が少ない」という音ゲーとして致命的な欠点と、「厳しすぎる判定」という初心者を遠ざけかねない要素。 この二つを有しながらも、前者を汎用機体ゆえの遊びやすさ、楽曲それ自体のクオリティの高さと譜面の数、そして魅力的なキャラデザインで補い~ プレイヤーがやりこみやすい環境を整えることで後者を「挑戦し甲斐のある難易度」へと昇華させた意欲的な作品である。 レトロゲーゆえに長年プレイ環境は限定されていたが、近年ではそれも緩和されつつある。興味を持ったなら是非プレイしてみてほしい。 **余談 -音ゲー全盛期に製作されたが、汎用筐体で稼動しているということもあり、未だに現役で稼動中のゲームセンターもある。 --しかしながらレトロゲー故に限られた店舗でしか稼働しておらず、更に経年劣化による撤去も進んでおり、稼動している筐体は極めて貴重。 -家庭用移植版もプレミア価格が付いていたが、2011年からゲームアーカイブスで配信が開始された(メーカーはKEMCO)。 --配信開始から僅か1週間ほどで人気ランキング3位にランクイン。「これだけの為にPS3を買った」という報告まで見られた。それだけ根強いファンの需要があったのだろう。 --但し、ゲームアーカイブスではエミュレーターの都合で多少の遅延が発生する。判定の厳しい本作で遅延が発生するのはかなり致命的だが、PS3やPSVitaTVならばモニター側のゲームモード等で調整してやれば違和感を感じない程度には遅延を軽減できる。PSVitaは…まぁ、その、がんばれ。 -一部楽曲はセガの音ゲー『CHUNITHM』にも収録されている。 --稼動初期から『無印』の楽曲「Blue Noise」と『SP』の楽曲「JET」が収録されており、更にバージョンアップで『無印』の楽曲「XL TECHNO」と『2』の隠し楽曲「PRIVATE SERVICE」が追加され、本作ファンを大いに喜ばせたという。 --CHUNITHMでこれらの楽曲を気に入ったのであれば、ゲームアーカイブスで本作に挑戦してみるのもまた一興だろう。 -[[アンサイクロペディアの本作の記事>http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%83%91%E3%82%AB%E3%83%91%E3%82%AB%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3]]は珍しく''殆ど本当のことしか書かれていない。'' --ルーデル閣下ほど突飛な真実ではないが、本作が長年に亘って愛され続ける程素晴らしいユーモアに満ちた作品である、という事だろう。…多分。
*パカパカパッションシリーズ 【ぱかぱかぱしょんしりーず】 |ジャンル|音楽|&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/31t0V4nglUL.jpg)| |対応機種|アーケード、プレイステーション|~| |開発元(共通)&br()発売元【PS】|プロデュース!|~| |発売元【AC】|ナムコ|~| |発売元【PS】(SP)|サイバーフロント|~| |稼働開始日【AC】|無印:1998年11月&br;2:1999年7月&br;Special:1999年12月|~| |プレイ人数|1~2人|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| //「対応機種」が抜けていた。「開始」までちゃんと入っていない。 ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -数少ない汎用筐体で稼動する音ゲー。リズムに合わせて4つのボタンを叩き、1対1で演奏の精度を競う対戦型の音ゲーである。 -1人プレイ時はCPUに勝つことで次のステージに進むことができる。2人プレイ時は対戦に加えて、協力型のモードも選択可能。 **特徴 -動いているノーツが判定ラインに重なったタイミングで指示されたボタンを押す従来の音ゲーとは違い、本作では判定ライン自体が動く。~ 押さなければならないボタン(譜面)が先に表示されており、そこに動いてきた判定ラインが重なったタイミングでボタンを押すというルールになっている。 --このように他の音ゲーと比べて譜面の見方が特殊で、さらに判定がかなり厳しい為慣れない内は難しい。 --またゲームシステム上、他の音ゲーで良く見られる「同時押し」が存在しない。 -とはいえ、ボタン数の少なさからか初見でもとっつきやすいゲームに仕上がっている。本当の音ゲー初心者向けに、2ボタンのみのモードも存在している。 -方向性としてはディスコやハウス、90年代初頭のポップス風の楽曲が多め。今なら懐かしさを感じられる作風になっている。 **評価点 -コミカルなキャラデザイン --初心者受けがとても良く、人気を博していた。 --ポリゴンで描かれた等身低めの可愛いキャラが、小気味良くダンスをするのを見ているだけでもなかなか楽しい。 #region(キャラクター説明) -プリカ --ピンク髪のうさ耳少女。担当パートは1・2ではブラスとキーボード、SPではメロディで固定。 --メロディラインを担当することが多く、全体的に譜面の難易度は低め。~ 例外的に1・2でブラスを担当する曲(他のキャラがメロディを担当している曲)は難易度が高いことも。 -ミルカ --茶髪にサングラスをつけた少女。担当パートはキーボードを始めシンセ・ギター・ベース等多彩。 ---『1』のみ何故か1Pと2Pのカラーが逆だった。 --担当楽器が多いこともあり、難易度は様々。1家庭用の楽曲「Camel」では実質メロディも担当している。 --ミニスカート着用で、2のキャッチコピーでもそれをアピールしている。%%ステージによっては見えちゃダメなものが見えます。%% -コーク --青いつんつん頭にヘッドホンをつけた少年。担当パートはギターをメインにベースやシンセもこなす。 --女性2名と比較すると高難度な譜面が多い。例外的に2の楽曲「Quainder Oui」では実質メロディ担当で難易度は低め。 -ゲロッパ --アフロロボ。担当パートはドラム固定。 --基本的には高難易度担当。やはりというべきか物量も多い。 --後述する『CHUNITHM』にジャケットアートとして登場している。 『2』以降は裏キャラとして下記4名が新たに登場。 -セリカ --プリカの裏キャラ、インディアン少女。%%某音ゲーのツインテール少女は関係ありません。%% --メロディパート故にノーツを増やしづらいからか『2』では最もミラーが多かった。『SP』でも超上級は少ないものの、「Lips XTC -Sorist Remix-」ではメロディパートとは思えない難易度を誇る。 -マリカ --ミルカの裏キャラ、チャイナ服少女。%%某ビタースウィーツのキーボード担当の子は関係ありません、奇しくも担当楽器は一緒だけど。%% --ミルカ同様譜面での難易度の差が激しい。ちなみに『SP』では上級表記の「Navigator -A.H.P.Remix-」の難易度が超上級表記のファンタ・ゲロッパZより遥かに難易度が高い。 -ファンタ --コークの裏キャラ、ニット帽を深く被った少年。%%名前の由来は恐らく国民的炭酸飲料。%% --コークと同じく全体的に高難易度気味。中でも「FLOATED CALM -Miss Mix-」はギターパートの音量の小ささから屈指の高難易度譜面といわれている。 -ゲロッパZ --ゲロッパの裏キャラ、モヒカンヘアー。%%他の3人に比べて名前安直過ぎるだろ、とは言わないであげよう。%% --大抵の曲で最高難易度を誇る。「XL Techno -More Dance Remix-」の担当パートをクリアできたらあなたもパカラー。 #endregion -譜面の数 --収録曲数が少ない代わりに各楽曲に4種類のパートがあり、しかも各パートごとに専用の譜面、音源があり同じ曲でも演奏するパートが違う。 ---メロディとドラムに加え、ギター・ベース・キーボード・シンセ等から選択。(楽曲ごとに演奏可能なパートは異なる。) --他の音ゲーのように難易度だけでなく演奏感まで譜面ごとでガラリと変わるのが大きな違いであり特長。しかも上級者向けモードでは4パートそれぞれに別バージョンの譜面が用意され1曲だけで8譜面も収録されている。 ---裏キャラが実装された『2』では、裏キャラ譜面は全て超上級表記もしくはミラーでの水増しもあったが、『SP』ではミラーが削除・ちゃんと初級~超上級まで難易度表記がされるようになった。 -各楽曲のクオリティは秀逸でどれも高い評価を受けている。 --その中でも「Navigator((『2』収録。『SP』にはアレンジ版が収録されている。))」は特に人気が高い。 **問題点 -音ゲーでも屈指の厳しい判定 --概要でも述べた通り、とにかく判定が厳しい。判定の種類は良い順にperfect・good・nice、そして失敗扱いのmissの4種類が存在しているが、他の音ゲーならCOOLとかGREATとか貰えるレベルの精度でもgood判定やnice判定を貰ってしまう程。 --本作の1人プレイで次のステージに進む(或いは、対戦プレイで勝利する)為には「曲終了までに、相手により多くの『小チップ』を送りつける」必要があるのだが、この小チップを相手に送る方法は「perfect判定を多く出す」若しくは「perfect判定を連続で出す」の二種類のみ。事実上「perfect判定以外は全て失敗に等しい」と言っても過言ではない。 ---更にこのシステムの都合上、若干のキャラ格差が生まれている。具体的には(使いこなせれば、という前提は付くが)物量が多く、それだけ相手に小チップを送りつける機会の多いコークやファンタ、ゲロッパ2体が有利。 --とはいえ、その難度ゆえにコアなファンを生み出したのも事実。「敢えて小チップを送りつける機会が最も少ないプリカを選び、完璧な精度のプレイで相手ゲロッパ使いを粉砕する」なんてプレイヤーもいるそうな。 -収録曲数の問題 --各楽曲に4~8種類のパートと専用譜面、専用音源を用意するという手間の弊害か、1作の収録楽曲は6~9曲程。他ゲーと比較するまでもなく純粋に少ない。 ---一方で上級者向け譜面では1曲フルを遊べるという、他ゲーでは中々見られない特徴もある。プレイ時間は長くやりごたえは十分。 --『[[beatmania>beatmaniaシリーズ]]』などのお約束である「旧バージョンの楽曲を収録」という仕様がない。 ---『無印』の楽曲は『2』『Special』で遊ぶことは不可能。 ---それ故に現在でも稼動させている店舗では、切り替え式や複数筐体で稼動させる等の対応をしていることが多い。 -対戦型音ゲーとしての弊害 --1人プレイで相手がアウトになってしまうとそのパートの音が無くなってしまうので、純粋にプレイし辛くなってしまう。 -その他の問題点 --『2』『SP』ではコンボ数状況でキャラにエフェクトがかかる演出があるが、その演出が原因で処理落ちが起きる不具合が確認されている。 ---特に『SP』の楽曲「Burn on to Karie」で起きやすい。 --ゲーム中絶対に演奏できないパートがある。 ---たとえば『2』の隠し楽曲「PRIVATE SERVICE」では、バックで目立っているブラスパート・ピアノパートの担当キャラがいないため演奏不可能。 **総評 「収録曲が少ない」という音ゲーとして致命的な欠点と、「厳しすぎる判定」という初心者を遠ざけかねない要素。 この二つを有しながらも、前者を汎用機体ゆえの遊びやすさ、楽曲それ自体のクオリティの高さと譜面の数、そして魅力的なキャラデザインで補い~ プレイヤーがやりこみやすい環境を整えることで後者を「挑戦し甲斐のある難易度」へと昇華させた意欲的な作品である。 レトロゲーゆえに長年プレイ環境は限定されていたが、近年ではそれも緩和されつつある。興味を持ったなら是非プレイしてみてほしい。 **余談 -音ゲー全盛期に製作されたが、汎用筐体で稼動しているということもあり、未だに現役で稼動中のゲームセンターもある。 --しかしながらレトロゲー故に限られた店舗でしか稼働しておらず、更に経年劣化による撤去も進んでおり、稼動している筐体は極めて貴重。 -家庭用移植版もプレミア価格が付いていたが、2011年からゲームアーカイブスで配信が開始された(メーカーはKEMCO)。 --配信開始から僅か1週間ほどで人気ランキング3位にランクイン。「これだけの為にPS3を買った」という報告まで見られた。それだけ根強いファンの需要があったのだろう。 --但し、ゲームアーカイブスではエミュレーターの都合で多少の遅延が発生する。判定の厳しい本作で遅延が発生するのはかなり致命的だが、PS3やPSVitaTVならばモニター側のゲームモード等で調整してやれば違和感を感じない程度には遅延を軽減できる。PSVitaは…まぁ、その、がんばれ。 -一部楽曲はセガの音ゲー『CHUNITHM』にも収録されている。 --稼動初期から『無印』の楽曲「Blue Noise」と『SP』の楽曲「JET」が収録されており、更にバージョンアップで『無印』の楽曲「XL TECHNO」と『2』の隠し楽曲「PRIVATE SERVICE」が追加され、本作ファンを大いに喜ばせたという。 --CHUNITHMでこれらの楽曲を気に入ったのであれば、ゲームアーカイブスで本作に挑戦してみるのもまた一興だろう。 -[[アンサイクロペディアの本作の記事>http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E3%83%91%E3%82%AB%E3%83%91%E3%82%AB%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3]]は珍しく''殆ど本当のことしか書かれていない。'' --ルーデル閣下ほど突飛な真実ではないが、本作が長年に亘って愛され続ける程素晴らしいユーモアに満ちた作品である、という事だろう。…多分。

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