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ソンソン - (2017/07/19 (水) 21:39:36) の1つ前との変更点

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*ソンソン 【そんそん】 |ジャンル|アクションシューティング|CENTER:&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41H9w0SX3OL.jpg,height=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B003O05E36)&br;''※画像はファミコン移植版''| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|カプコン|~| |稼動開始日|1984年|~| |プレイ人数|1~2人(同時プレイ)|~| |配信|【Wii】バーチャルコンソールアーケード:2010年9月7日/800Wiiポイント|~| //[[バーチャルコンソールアーケード>http://www.capcom-onlinegames.jp/details/game57.html]]←リンク先に飛びましたが、「ページが見つからない」というエラーが表示されるだけだったためCOしました。 |判定|なし|~| |ポイント|西遊記モチーフのコミカルアクションシューティング&br()シンプルだが意外と難しい|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 1984年にてカプコンからリリースされた強制スクロール型アクションシューティング。カプコン製のアーケードゲームとしては『[[バルガス]]』に次ぐ二作目となる。 世界観は西遊記をモチーフにしており、プレイヤーキャラは孫悟空の孫という設定のソンソン(1P側)と、猪八戒似のキャラであるトントン(2P側)となっている。 なお、三蔵法師と河童のスイスイ((携帯アプリ版での名前))は敵の黒幕にさらわれる為、プレイヤーとしての操作はできない。 1人~2人同時プレイ可能。周回ループ制。 **ゲーム内容 -レバー+1ボタン操作。 --レバー前後でプレイヤーの前後移動、上下で段差の乗り降り、ボタンでショット。~ --ショットはプレイヤーの向きによって前方、後方の撃ち分けが可能。また、ショットは移動しながら撃つことが可能。 -ステージ内には途切れることなく続く6つの足場(段差)があり、それをレバー上下で上り下りすることにより、敵への攻撃や回避を行う。 --また、段差乗り降り中は微小の隙が発生するので、タイミングが非常に重要となる。 //段差移動中は一時的に隙が生じショットが撃てなくなる。よって、段差を乗り降り時は、敵の位置を把握してタイミング良く移動する事が重要となる。 //カプコンクラシックコレクションでプレイしてみたら、ショットの隙なんてなかった。…あれ? by執筆者 --一定地点は砦となっておりスクロールがストップする。一定時間を経過するか城壁を全て破壊すれば進めるようになる。後者の場合でやり過ごした場合は砦の後にボーナスアイテムが出現する。 -ステージ中には至るところに''スモールフーズ''((フルーツ))が置かれており、これを6つ取得する毎に、''ジャンボフーズ''((目玉焼きやポテト等))が登場。~ 更にジャンボフーズを8つ取得する毎に、取得と同時に画面中の敵をジャンボフーズに変えてしまう「POW」アイテムが出現((特定地点に固定で配置されるもの存在する))する。 --フードアイテムはスコアアイテムもかねており、ジャンボアイテムを出した後、あえて取り逃すと、逃した地点から当時テレビCMで一世風靡したエリマキトカゲが隠しキャラとして出現。 --また一定地点を通過することによって出現する高得点の「タケノコ」が存在する。((前年に大ヒットした『[[ゼビウス]]』の「ソル」のオマージュ。)) -敵キャラは地形に従って進む高耐久力の兵隊「魔人」、円を描いたり時間差攻撃を仕掛けたりするトンボ「赤次郎・青次郎」、その場から動かずに道を塞ぐ障害物「スピンスカル」など、一見シンプルだが非常にいやらしい移動をしてくる。 --自機は上下方向には攻撃できないため敵の誘導や動きの先読みも重要となる。 -その場復活の残機制で、残機がなくなるとゲームオーバー。 //--ハイスコアのネーム入力はひらがなで4文字までできる。プレイヤーの本名などを入力できる利点はあったが、アイドルの名前を入れたり卑猥な言葉を入れたりされたということもあったため一長一短であった。 **評価点 -面クリアという概念の無い1本道を強制スクロールで進んでいく仕様だが、スクロール速度も適度でテンポは良好。 -フードアイテムを拾って食べ、POWで一気に敵を殲滅というゲームデザインも個性的である。 -2人同時プレイができたのも当時としては珍しく、協力したりなどで遊ぶこともでき、面白さが大きく上がる。 -西遊記らしい中華風ながらコミカルで軽快なBGMが楽しい。 **問題点 -とにかく敵の攻撃が激しく、縦横無尽に攻撃を行ってくる。 --基本的に敵は集団で行動し、行動アルゴリズムも複雑ではなく対処は楽なはずなのだが、沢山の集団が様々な位置から攻撃を行ってくるので、分かっているつもりでも切り抜けるのがかなり難しくなっている。左右へのショットの撃ち分けが可能なので対処事態は可能なのだが・・・。 -黒バックに段が表示されているだけというフィールドデザインでそれが延々と続くため外観の変化に乏しく、メインBGMも1種類だけで、ゲーム展開自体もやや単調。 **総評 当時のカプコン製としてはやや珍しくコミカルさを強調とした外観となっているが、強制スクロールという関係上、自分のペースにあったプレイスタイルが確保し辛く、~ また突発的な敵出現といった初見殺しも多めな事も相まって、カプコンらしく結構高い難易度に仕上がっている。 一方で、システム的に難しいことは一切無いシンプルな仕様に落ち着いているため、気軽に遊べる1作となっている。 ---- **家庭用移植 全てカプコンから発売。 -ファミリーコンピュータ版(1986年2月8日) --唯一の単体移植。開発はあの悪名高いマイクロニクス。動きは妙にカクカクしておりチラつきや処理落ちなども見られるが、~ 『[[1942]]』や『エグゼドエグゼス』などに比べたら普通に遊べるだけまだマシで、当時の評判はそれなりに良かった模様。 --メインBGMに歌詞がつけられており、説明書で見ることが可能。 -オムニバス集(すべてのソフトにおいてAC版の忠実移植が収録されている) --カプコンジェネレーション第三集 ここに歴史はじまる(セガサターン、プレイステーション/1998年10月15日) --カプコン クラシックス コレクション(プレイステーション2、プレイステーション・ポータブル/2006年3月2日、2006年9月7日) --カプコンアーケードキャビネット(プレイステーション3、Xbox360/2013年2月19日、2013年2月20日) -携帯アプリ版 --オープニングで三蔵と共にさらわれていた河童のスイスイが新たにプレイヤーキャラとして追加され、ソンソンがバランス型、トントンがパワー型、スイスイがスピード型と、それぞれ異なった性能を持つようになった。 **その他関連作 -PCエンジンHuカードにてリリースされたオリジナル続編である『[[ソンソンII>ブラックドラゴン]]』(1989年、NECアベニュー)が存在する --こちらは1987年リリースのアーケード作『ブラックドラゴン』をベースとした任意移動型アクションであり、キャラが共通している以外に本作との関連性はほとんどない。 -本作とほぼ同じシステムの作品として、1987年にSNKからリリースされた『[[サイコソルジャー]]』が存在する。 --基本システムはほぼ同等だが、アイテム取得によるパワーアップシステムやボムの存在など、一般的なシューティングゲームに近いゲーム性によって差別化されている。 **余談 -本作の主人公「ソンソン」はそのままの姿で『[[ストライダー飛竜2]]』の隠しアイテムや『[[スーパーパズルファイターIIX]]』の春麗ステージの背景で出演している他、『ポケットファイター』では「ソンソン」に加えて「トントン」「スイスイ」がそのままの姿でジェムキャリアとして出演している。 -本作の主人公と同名の「ソンソン」というキャラが『[[MAVEL VS CAPCOM2>MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES]]』の主人公の一人として参戦。ただし本作主人公の孫であり別人。性別も女性。 --本来「孫の孫」でソンソンだったはずなのだが、孫の孫の孫というややこしい状況になっている。 --彼女のハイパーコンボで本作及び『エグゼドエグゼス』のアイテム「POW」を使用したときの効果を再現している。
*ソンソン 【そんそん】 |ジャンル|アクションシューティング|CENTER:&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41H9w0SX3OL.jpg,height=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B003O05E36)&br;''※画像はファミコン移植版''| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|カプコン|~| |稼動開始日|1984年|~| |プレイ人数|1~2人(同時プレイ)|~| |配信|【Wii】バーチャルコンソールアーケード:2010年9月7日/800Wiiポイント|~| //[[バーチャルコンソールアーケード>http://www.capcom-onlinegames.jp/details/game57.html]]←リンク先に飛びましたが、「ページが見つからない」というエラーが表示されるだけだったためCOしました。 |判定|なし|~| |ポイント|西遊記モチーフのコミカルアクションシューティング&br()シンプルだが意外と難しい|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 1984年にてカプコンからリリースされた強制スクロール型アクションシューティング。カプコン製のアーケードゲームとしては『[[バルガス]]』に次ぐ二作目となる。 世界観は西遊記をモチーフにしており、プレイヤーキャラは孫悟空の孫という設定のソンソン(1P側)と、猪八戒似のキャラであるトントン(2P側)となっている。 なお、三蔵法師と河童のスイスイ((携帯アプリ版での名前))は敵の黒幕にさらわれる為、プレイヤーとしての操作はできない。 1人~2人同時プレイ可能。周回ループ制。 **ゲーム内容 -レバー+1ボタン操作。 --レバー前後でプレイヤーの前後移動、上下で段差の乗り降り、ボタンでショット。~ --ショットはプレイヤーの向きによって前方、後方の撃ち分けが可能。また、ショットは移動しながら撃つことが可能。 -ステージ内には途切れることなく続く6つの足場(段差)があり、それをレバー上下で上り下りすることにより、敵への攻撃や回避を行う。 --また、段差乗り降り中は微小の隙が発生するので、タイミングが非常に重要となる。 //段差移動中は一時的に隙が生じショットが撃てなくなる。よって、段差を乗り降り時は、敵の位置を把握してタイミング良く移動する事が重要となる。 //カプコンクラシックコレクションでプレイしてみたら、ショットの隙なんてなかった。…あれ? by執筆者 --一定地点は砦となっておりスクロールがストップする。一定時間を経過するか城壁を全て破壊すれば進めるようになる。後者の場合でやり過ごした場合は砦の後にボーナスアイテムが出現する。 -ステージ中には至るところに''スモールフーズ''((フルーツ))が置かれており、これを6つ取得する毎に、''ジャンボフーズ''((目玉焼きやポテト等))が登場。~ 更にジャンボフーズを8つ取得する毎に、取得と同時に画面中の敵をジャンボフーズに変えてしまう「POW」アイテムが出現((特定地点に固定で配置されるもの存在する))する。 --フードアイテムはスコアアイテムもかねており、ジャンボアイテムを出した後、あえて取り逃すと、逃した地点から当時テレビCMで一世風靡したエリマキトカゲが隠しキャラとして出現。 --また一定地点を通過することによって出現する高得点の「タケノコ」が存在する。((前年に大ヒットした『[[ゼビウス]]』の「ソル」のオマージュ。)) -敵キャラは地形に従って進む高耐久力の兵隊「魔人」、円を描いたり時間差攻撃を仕掛けたりするトンボ「赤次郎・青次郎」、その場から動かずに道を塞ぐ障害物「スピンスカル」など、一見シンプルだが非常にいやらしい移動をしてくる。 --自機は上下方向には攻撃できないため敵の誘導や動きの先読みも重要となる。 -その場復活の残機制で、残機がなくなるとゲームオーバー。 //--ハイスコアのネーム入力はひらがなで4文字までできる。プレイヤーの本名などを入力できる利点はあったが、アイドルの名前を入れたり卑猥な言葉を入れたりされたということもあったため一長一短であった。 **評価点 -面クリアという概念の無い1本道を強制スクロールで進んでいく仕様だが、スクロール速度も適度でテンポは良好。 -フードアイテムを拾って食べ、POWで一気に敵を殲滅というゲームデザインも個性的である。 -2人同時プレイができたのも当時としては珍しく、協力したりなどで遊ぶこともでき、面白さが大きく上がる。 -西遊記らしい中華風ながらコミカルで軽快なBGMが楽しい。 **問題点 -とにかく敵の攻撃が激しく、縦横無尽に攻撃を行ってくる。 --基本的に敵は集団で行動し、行動アルゴリズムも複雑ではなく対処は楽なはずなのだが、沢山の集団が様々な位置から攻撃を行ってくるので、分かっているつもりでも切り抜けるのがかなり難しくなっている。左右へのショットの撃ち分けが可能なので対処事態は可能なのだが・・・。 -黒バックに段が表示されているだけというフィールドデザインでそれが延々と続くため外観の変化に乏しく、メインBGMも1種類だけで、ゲーム展開自体もやや単調。 **総評 当時のカプコン製としてはやや珍しくコミカルさを強調とした外観となっているが、強制スクロールという関係上、自分のペースにあったプレイスタイルが確保し辛く、~ また突発的な敵出現といった初見殺しも多めな事も相まって、カプコンらしく結構高い難易度に仕上がっている。 一方で、システム的に難しいことは一切無いシンプルな仕様に落ち着いているため、気軽に遊べる1作となっている。 ---- **家庭用移植 全てカプコンから発売。 -ファミリーコンピュータ版(1986年2月8日) --唯一の単体移植。開発はあの悪名高いマイクロニクス。動きは妙にカクカクしておりチラつきや処理落ちなども見られるが、~ 『[[1942]]』や『エグゼドエグゼス』などに比べたら普通に遊べるだけまだマシで、当時の評判はそれなりに良かった模様。 --メインBGMに歌詞がつけられており、説明書で見ることが可能。 -オムニバス集(すべてのソフトにおいてAC版の忠実移植が収録されている) --カプコンジェネレーション第三集 ここに歴史はじまる(セガサターン、プレイステーション/1998年10月15日) --カプコン クラシックス コレクション(プレイステーション2、プレイステーション・ポータブル/2006年3月2日、2006年9月7日) --カプコンアーケードキャビネット(プレイステーション3、Xbox360/2013年2月19日、2013年2月20日) -携帯アプリ版 --オープニングで三蔵と共にさらわれていた河童のスイスイが新たにプレイヤーキャラとして追加され、ソンソンがバランス型、トントンがパワー型、スイスイがスピード型と、それぞれ異なった性能を持つようになった。 **その他関連作 -PCエンジンHuカードにてリリースされたオリジナル続編である『[[ソンソンII>ブラックドラゴン]]』(1989年、NECアベニュー)が存在する --こちらは1987年リリースのアーケード作『ブラックドラゴン』をベースとした任意移動型アクションであり、キャラが共通している以外に本作との関連性はほとんどない。 -本作とほぼ同じシステムの作品として、1987年にSNKからリリースされた『[[サイコソルジャー]]』が存在する。 --基本システムはほぼ同等だが、アイテム取得によるパワーアップシステムやボムの存在など、一般的なシューティングゲームに近いゲーム性によって差別化されている。 **余談 -本作の主人公「ソンソン」はそのままの姿で『[[ストライダー飛竜2]]』の隠しアイテムや『[[スーパーパズルファイターIIX]]』の春麗ステージの背景で出演している他、『ポケットファイター』では「ソンソン」に加えて「トントン」「スイスイ」「三蔵法師」がほぼそのままの姿でアイテムキャリアー(お助けキャラ)として出演している。 -本作の主人公と同名の「ソンソン」というキャラが『[[MAVEL VS CAPCOM2>MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES]]』の主人公の一人として参戦。ただし本作主人公の孫であり別人。性別も女性。 --本来「孫の孫」でソンソンだったはずなのだが、孫の孫の孫というややこしい状況になっている。 --彼女のハイパーコンボで本作及び『エグゼドエグゼス』のアイテム「POW」を使用したときの効果を再現している。

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