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*The Witness 【ざ うぃっとねす】 |ジャンル|パズル| |対応機種|Windows、Mac&br;プレイステーション4| |発売元 | Thekla, Inc. | |開発元| Thekla, Inc. | |発売日|2016年1月26日| |定価|$39.99| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| #contents(fromhere) ---- **概要 高い評価を得たパズルアクション『[[Braid]]』の製作者による、一人称視点探索型のパズルゲーム。~ 内容は、人のいない孤島を探索しながら島じゅうに散りばめられたパズルを解いていくというもの。ストーリーの類は一切ない。~ 「線をつなぐ」というシンプルな基本ルールと、トゥーン調の色鮮やかなグラフィックが特徴的。 **システム・特徴 パズルでの基本的な操作はいたって簡単。ポインターで、始点から終点までを一筆書きの要領で線をつなぐ。これだけである。 -プレイヤーがとれる行動は、移動以外にはこの「線をつなぐ」のみ。扉の開閉やエレベーターの起動などもこの操作で行う。 **評価点 -高品質なパズルの数々 --基本ルールこそシンプルなものの、そのバリエーションは非常に豊富。その数は600以上。 --本格的に島の探索が始まると、よく考えないとルールの分からないものや、周囲の環境がヒントになっているもの、存在自体が隠されているものなど一筋縄ではいかないパズルが次々と登場する。 --内容もしっかり練りこまれている。一瞬で解けるような簡単なものからメモを取って考えこまなければならないような難しいものまで、ていねいに段階を踏んで難易度が上がっていくつくりになっている。 --想定正解率1%以下という難問もあり。 -舞台となる島の静かな雰囲気 --彩度の高く抽象的なグラフィックで描かれた風景は、リアル系のグラフィックとはまた違った美しさがある。 --音響効果にも力を入れており、人の気配がない静かな世界を効果的に表現している。 **賛否両論点 -パズルとオープンワールドのかみ合わせについて --本作はパズルゲーム+オープンワールドという変わったジャンル。そのためか、やや両者がかみ合っていない部分がある。 --「先に進むためにパズルを解く」と考えると、一手先に進むために5つ、時には20以上のパズルを解く必要があることにテンポが悪いと感じてしまう。かといって「パズルを解くこと自体」を目的にすると、さほど広くないとはいえオープンワールドの島を歩き回るのが冗長になる。 --ストーリーでモチベーションを保つこともできないので、好みに合わないと醒めやすい。逆に、好みに合ったプレイヤーはハマり込めるのだが。 **問題点 -一部のパズルの問題 --終盤に、パズル自体を見づらくしたり、操作をやりづらくしているパズルがいくつかある。思考力やひらめきとは関係ないところで難易度をあげているのはパズルとして問題といえる。 --特に色がチラチラ切り替わるパズルは見づらい以前に目に悪い。 -3D酔い --人によっては強い3D酔いに苦しめられる。一人称視点のゲームに慣れているプレイヤーでも酔ったという報告が多数ある。 --FOV(視界)が狭いことが主な原因だったが、アップデートにより視界の広さを変更できるようになった。酔いが心配な人は設定を変えてプレイすることを推奨する。 **総評 海外のレビューサイトなどで高評価を得た作品だが、けっして万人向けといえる内容ではない。~ しかし、ハマる人にはゲームをしていない間にもパズルのことを考えてしまうほどの中毒性を持っている。好みの分かれるゲームといえよう。~ 全クリアにはひらめき、論理的思考力、観察力を総動員することが求められる。高品質で歯ごたえのあるパズルゲームをやりたいという人にはおすすめの作品。 ---- **余談 -本作は名作謎解きアドベンチャーとして知られる『[[Myst]]』にインスパイアされた作品であると開発者が語っている。人の気配がない孤島を探索するシチュエーションなどに共通点が見られる。
*The Witness 【ざ うぃっとねす】 |ジャンル|パズル| |対応機種|Windows、Mac(Steam)&br;プレイステーション4| |発売元 | Thekla, Inc. | |開発元| Thekla, Inc. | |発売日|2016年1月26日| |定価|$39.99| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''| #contents(fromhere) ---- **概要 高い評価を得たパズルアクション『[[Braid]]』の製作者による、一人称視点探索型のパズルゲーム。~ 内容は、人のいない孤島を探索しながら島じゅうに散りばめられたパズルを解いていくというもの。ストーリーの類は一切ない。~ 「線をつなぐ」というシンプルな基本ルールと、トゥーン調の色鮮やかなグラフィックが特徴的。 **システム・特徴 パズルでの基本的な操作はいたって簡単。ポインターで、始点から終点までを一筆書きの要領で線をつなぐ。これだけである。 -プレイヤーがとれる行動は、移動以外にはこの「線をつなぐ」のみ。扉の開閉やエレベーターの起動などもこの操作で行う。 **評価点 -高品質なパズルの数々 --基本ルールこそシンプルなものの、そのバリエーションは非常に豊富。その数は600以上。 --本格的に島の探索が始まると、よく考えないとルールの分からないものや、周囲の環境がヒントになっているもの、存在自体が隠されているものなど一筋縄ではいかないパズルが次々と登場する。 --内容もしっかり練りこまれている。一瞬で解けるような簡単なものからメモを取って考えこまなければならないような難しいものまで、ていねいに段階を踏んで難易度が上がっていくつくりになっている。 --想定正解率1%以下という難問もあり。 -舞台となる島の静かな雰囲気 --彩度の高く抽象的なグラフィックで描かれた風景は、リアル系のグラフィックとはまた違った美しさがある。 --音響効果にも力を入れており、人の気配がない静かな世界を効果的に表現している。 **賛否両論点 -パズルとオープンワールドのかみ合わせについて --本作はパズルゲーム+オープンワールドという変わったジャンル。そのためか、やや両者がかみ合っていない部分がある。 --「先に進むためにパズルを解く」と考えると、一手先に進むために5つ、時には20以上のパズルを解く必要があることにテンポが悪いと感じてしまう。かといって「パズルを解くこと自体」を目的にすると、さほど広くないとはいえオープンワールドの島を歩き回るのが冗長になる。 --ストーリーでモチベーションを保つこともできないので、好みに合わないと醒めやすい。逆に、好みに合ったプレイヤーはハマり込めるのだが。 **問題点 -一部のパズルの問題 --終盤に、パズル自体を見づらくしたり、操作をやりづらくしているパズルがいくつかある。思考力やひらめきとは関係ないところで難易度をあげているのはパズルとして問題といえる。 --特に色がチラチラ切り替わるパズルは見づらい以前に目に悪い。 -3D酔い --人によっては強い3D酔いに苦しめられる。一人称視点のゲームに慣れているプレイヤーでも酔ったという報告が多数ある。 --FOV(視界)が狭いことが主な原因だったが、アップデートにより視界の広さを変更できるようになった。酔いが心配な人は設定を変えてプレイすることを推奨する。 **総評 海外のレビューサイトなどで高評価を得た作品だが、けっして万人向けといえる内容ではない。~ しかし、ハマる人にはゲームをしていない間にもパズルのことを考えてしまうほどの中毒性を持っている。好みの分かれるゲームといえよう。~ 全クリアにはひらめき、論理的思考力、観察力を総動員することが求められる。高品質で歯ごたえのあるパズルゲームをやりたいという人にはおすすめの作品。 ---- **余談 -本作は名作謎解きアドベンチャーとして知られる『[[Myst]]』にインスパイアされた作品であると開発者が語っている。人の気配がない孤島を探索するシチュエーションなどに共通点が見られる。

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