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*Mortal Kombat 2 【もーたるこんばっと つー】 |ジャンル|対戦格闘アクション|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|ミッドウェイゲームス|~| |稼働開始日|1993年|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|究極神拳のバリエーションが増えた&br()フレンドシップとベイバリティが登場|~| |>|>|CENTER:''[[Mortal Kombatシリーズリンク>Mortal Kombatシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ミッドウェイゲームスが開発した実写取り込みの格闘ゲーム『Mortal Kombat』シリーズの二作目に当たる作品。~ 前作から使用キャラクターが増え、それに伴い究極神拳のバリエーションも増加。モータリアン((要は『Mortal Kombat』シリーズのファンの事。ちなみに外国wikiにある"Kombatants"とは"格闘者"と言う意味。))を増やしていった。 ---- **ストーリー 少林寺の破戒僧にして妖術師である老人シャン・ツンが開いた殺戮の宴。~ シャン・ツンの目的は魔神シャオ・カーンに何人もの格闘家達の魂を捧げ、更なる力を得る事であった。~ しかしとある戦士の活躍により、その野望は見事なまでに打ち砕かれ、更に右腕的存在であったゴローも倒されてしまう。~ この散々たる結果にシャオ・カーンは激怒し、シャン・ツンの魂を奪って怒りを鎮めようとしたが、当のシャン・ツン自体も戦士達に倒されて死亡している為、それすらも出来なかった。~ シャオ・カーンは最後のチャンスとしてシャン・ツンに新たに若い肉体と、そして新たなる右腕としてキンタローを与える。~ 全ての準備が整ったシャン・ツンは、新たなる殺戮の宴を開催するのであった。~ ---- **システム -究極神拳(FATALITY) --シリーズでお馴染み、敗者を残虐な演出でトドメを刺す。 --前作では一人につき一種類のみだったが、本作から一人につき二種類(スコーピオン、シャン・ツンの2名のみ三種類)に増えた。 -フレンドシップ --本作から新たに追加された演出。相手にトドメを刺さず、友好関係を示す。 -ベイバリティ --此方も本作から新たに追加された演出。相手を赤ん坊に変えてしまう。 -ステージフェイタリティ --強酸の沼、棘天井の間、橋の上の計三種類のステージでのみ使用可能。相手をふっ飛ばし、それぞれのステージのオブジェクトでトドメを刺す。 ---- **登場キャラクター ''前作『Mortal Kombat』からの続投組'' -リュウ・カン --%%一応%%シリーズの主人公。前作ではやや地味だったが、本作ではより主人公らしいデザインに変更されている。 --竜に変身する能力があることが判明した。 -ライデン --雷を操る地球の守護神。本作においては、まだきれいな神様だった頃の彼を拝む事ができる。編笠がトレードマーク。 --フレンドシップの演出にて子持ちであることが判明した。 -サブ・ゼロ --氷を操る忍者。厳密に言えば彼は前作で登場したサブ・ゼロの弟に当たる人物。兄に比べると善人。 --本作のEDにて素顔を見せるが、この時の彼は割とイケメン。しかし後の作品では何故かちょっぴり老けた顔になってしまっている。 -スコーピオン --ハープーンを武器に戦う黄色い忍者。リュウ・カンを差し置いてサブ・ゼロと共にシリーズの顔として扱われる事も多い、屈指の人気キャラ。前作で殺した筈のサブ・ゼロが復活(先述の通り正体は弟)したので、真相を確かめる為に宴に参加する。 --本作ではとある究極神拳を相手に喰らわした後「TOASTY!」と叫ぶ。 -ジョニー・ケイジ --米国出身の映画スター。本作では金的攻撃が新たに追加されたが、女性キャラには全く効かないので要注意。 --実は特定の究極神拳を発動させた際に追加であるコマンドを入力すると、何故か相手の頭を三個吹っ飛ばす演出になる。((これは前作のバグ技を公式化したものである。)) -レプタイル(日本版ではリープテイル) --トカゲ型の獣人忍者。前作ではCPU専用の乱入キャラクターだったが、本作から使用可能になった。 -シャン・ツン --少林寺の破戒僧にして妖術師。前作のラスボスであり、本シリーズにおける「だいたいこいつのせい」その1。 --前作では老人だったが、シャオ・カーンから若い肉体を授けられ若返った。 --中ボスのキンタローに変身する究極神拳を持っており、これがプレイヤー操作でキンタローを使用できる唯一の手段となっている。 -尚、カノウとソニア・ブレイドの二人はシャオ・カーンに囚われているという設定の為、参戦していない。 ''本作から初登場の、新たなる挑戦者達'' -クン・ラオ --リュウ・カンの戦友。過去にシャン・ツンに殺害された格闘家の名跡を引き継いで先代の雪辱を晴らすべく宴に参加。刃付きの帽子を武器に戦う。[[元ネタはゴールドフィンガーのオットジョブ>https://en.wikipedia.org/wiki/Kung_Lao]] -バラカ --飢牙一族の戦士。口がまるで怪物の如く裂けているのが特徴。[[元ネタはスタッフが買ってきた吸血鬼ノスフェラトゥのマスクだとか。>https://en.wikipedia.org/wiki/Baraka_(Mortal_Kombat)]]シャン・ツンの命令でリュウ・カンの所属している寺院を襲撃した。 -キタナ --エデニアのお姫様。シャオ・カーンの元で暗殺者として働いていたが、自身の出生を知りシャオ・カーンに反抗するようになる。&br()リュウ・カンとは恋人同士であり、一応シリーズのヒロインとも言える存在。[[本場外国ではシリーズの"セッ○スシンボル"とまで呼ばれるようになってしまう....>https://en.wikipedia.org/wiki/Kitana]] ((ちなみにキタナだけではない。ソニアやミレーナにも相当の男性人気がある。ソニアは分かるけどミレーナは....)) --相手にキスし、風船の様に膨らませて破裂させるという究極神拳が特徴。 --名前の由来としては[["狐"と”カタナ”から採られていると言われている。>http://mortalkombat.wikia.com/wiki/Kitana]] -ジャックス --米軍所属で"レスラー"の黒人男性。本名はジャクソン・ブリッグス。ソニアを救出しカノウを捕らえるために、軍の反対を押し切りたった一人で参戦した。 --彼が使う究極神拳のうちの一つは相手の両腕を生きたまま力任せにぶっこ抜くという凄まじい技となっている。 ---案の定、前作でサブ・ゼロが披露した脊髄ぶっこ抜きと同様に、人権保護団体からの苦情が殺到してしまった。 --スピンオフ作品である『Mortal Kombat:Special Forces』では主人公として登場している。 --後にトレードマークになる鋼鉄製の腕は本作では装備していない。 -ミレーナ --表向きはキタナの妹という設定だったが、正体はシャン・ツンが作り出したキタナのクローン。 --バラカを始めとした牙一族の遺伝子が組み込まれており、無数の牙が生えた口が耳元まで大きく裂けている。 ''立ちはだかる障害、CPU専用キャラクター'' -スモーク --常に煙を発している灰色の忍者。スコーピオンのハープーンを使う。次回作ではプレイヤーキャラクターとなった、のだが…。 --後にカノウ共々ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』にゲスト出演を果たす。 -ジェイド --緑色のくのいち。飛び道具が一切効かない。 -ヌーブ・サイボット --前作でスコーピオンに殺害された兄の方のサブ・ゼロが悪霊となって蘇った姿。全身漆黒で、血の色も真っ黒。 --名前の由来は、本作のスタッフであるジョン・トビアスとエド・ブーンの名前の逆さ読み。「Noob Saibot」→「Tobias Boon」 -キンタロー --中ボス。前作に登場したゴローと同じく、ショカン族の戦士。虎のような姿をしている。%%別にマサカリは担いでいないし、建設会社に就職したりもしていない。%% --口から炎を吐いたりする他、踏みつけ攻撃なども行ってくる。 -シャオ・カーン --本作のラスボス。人間界征服を目論む%%征服マニア%%魔神で、シリーズ作品における「だいたいこいつのせい」その2。 --タックル攻撃の他、霊気の槍を飛ばす攻撃を仕掛けてくる。 --担当声優のSteve Ritchie氏((本業声優ではなくピンボールデザイナーおよびゲームデザイナーである。))は本作から『トリロジー』までナレーションも兼任している。((外伝作も含めれば『ショウリンモンクス』も該当する。)) ---最終決戦時は「Round~」とは言わず、「You are Nothing!」((「お前は無力だ!」という意味。))等と挑発してくる。 //region・endregionで折りたたもうとしたけど「対応するプラグインが不足している、対になる様にしろ」と怒られて上手くいかない //ちゃんと対になる様プラグインを設置しているはずなのだが…やむを得ず応急処置、長くなってしまい申し訳ない ---- **評価点 -トドメ演出のバリエーションが増えた。 --お馴染みの究極神拳に加え、相手に友好関係を示すフレンドシップや赤ん坊に変えてしまうベイバリティが登場したことにより、相手に対してどんな演出を決めるかという選択肢や楽しみも増えた。 -フレンドシップの演出 --例えばリュウ・カンがディスコダンスを披露したり、ライデンが一人息子((名前は「キッドサンダー」))を紹介したり、ジョニー・ケイジが自らのサイン入りブロマイドを画面にアップしたり、シャン・ツンが%%キャラに似合わない%%虹を出したり…等々。 ---ユニークで面白く、また使用キャラの個性や意外な一面を知る事ができる為、キャラクターの掘り下げにも繋がっている。 -使用可能なキャラクターが増えた。 --前作では使用可能なキャラクターは7人と少なかったが、本作では12人になった事で、やりがいや楽しみも増えてきた。 -トッシーおじさん --本作から相手にアッパーカットを喰らわすと、「TOASTY!」の叫び声と共に謎の男性がアップで画面上に出現する。 --その正体は紛う事無き本作スタッフの一人でシリーズ作のサウンドを担当している、ダン・フォーディン氏。以後この演出は実写時代の集大成「トリロジー」まで続く事となる。 --相手にアッパーカットを決めた際にこの演出が来ると、爽快感とシュールが入り混じった何とも言えない感情になる事請け合い。%%何でこんな演出入れたんだろうか。%% --そして、AC版UMK3では&bold(){コイン投入時にこのボイスが流れる。} --時は流れ、シリーズ9作目である『Mortal Kombat(2011)』にて当演出が復活している。しかも「トーストが印刷されたシャツを着て登場する」というこだわりっぷり。 -東洋文化をモチーフにした、奇妙で独特な世界観もパワーアップした。 --強酸の沼のステージ何故か存在する仁王像、古代中国の武器を製造する工場を使用したステージ、シーサー像らしき物を確認可能な寺院らしき建物の前を使ったステージ等々。 --三作目以降はオリエンタル要素が薄れていき、西洋&SF要素がやや強くなっていった。 ---- **問題点 -CPUの難易度がやや高い --通常キャラクターはまだ慣れと習熟でなんとかなるレベルではあるが、中ボスのキンタロー、ラスボスのシャオ・カーン、そして乱入キャラクターの三人はパターンを掴まないとまず勝てない。 --乱入キャラクター戦ではエキシビション形式となっており、敗北してもゲームオーバー扱いにはならないのがせめてもの救いか。 **総評 使用可能なキャラクターやシメの演出が増えたりなど、実写時代のシリーズの中でもクオリティが極めて高い。~ 多くのCS機種に移植されていることからも、その完成度の高さが窺える。~ 現在でも「実写時代の作品は『[[3>Ultimate Mortal Kombat3]]』よりこっちの方が好き」というモータリアンが見られる程である。 現在ではレトロゲーと化してしまっている本作だが、%%後付に後付を重ねた結果複雑となった設定がまだ無いこともあって%%、シリーズ未経験者向けの入門作にはうってつけであろう。~ PSP版やPS2版なら比較的プレイ環境も整えやすいので、興味を持ったのであれば本作から『Mortal Kombat』の世界に触れてみては如何だろうか。 ---- **移植版 -スーパー32X版・メガドライブ版 --いずれもロムカートリッジながら、移植の出来栄えは良好。 --32X版は色数が増えていることやMD版ではカットされていたボイスや描画表現なども入ってたりとよりAC版に近くなっている。 --ちなみに日本では発売されていないMD用モーションコントローラーユニットである「Activator」に対応という風変りな仕様になっている。 //SFC版のページからSFC版独自要素を移植。 -SFC版『モータルコンバットII 究極神拳』 --1994年11月11日発売、定価は11,800円(税別)。移植元はSculptured Software、発売元はアクレイムジャパン。 --残虐性が売りにも関わらず、血は緑色、究極神拳の際にモノクロになる等で表現のマイルド化が行われている。 ---究極神拳のモノクロ化については、「これはこれで生々しさがアップしている」という意見もある。 ---ちなみに海外版(SNES版)は規制が掛かっておらず、AC版と同様の演出になっている。 --ゲーム内の言語(メニュー文字含む)は全て英語のままでローカライズは行われていない。 --何故かジョニー・ケイジの1Pカラーと2Pカラーが逆になっている。 -SS版・PS版 --BGMが貧弱になっている、シャン・ツンがキンタローに変身しない、随所にロードが入る…等、劣化移植となってしまっている部分がある。 --ましてやPS版に至ってはMK3よりも後になって発売されるというオチである。販売元が違う為、仕方の無い事かも知れないがこれはセールス的に痛かった。 -GB版 --容量の都合上仕方ないとはいえ、クン・ラオ、バラカ、ジョニー、ライデンの4名がリストラの憂き目に。更に個別EDもカットされてしまった。後に初代とカップリングされたソフトも発売された。 -GG版、SMS版(日本未発売) --GB版同様、容量の関係上キャラ数が8人に減っている(リストラされているメンバーもGB版と同じ)。ちなみに個別のEDは「文章が違うだけで同じ背景」という簡易版のようなものになっている。 -PSP版 --『ミッドウェイアーケードトレジャース』に収録。『1』と『3』も収録されているため、モータリアンには嬉しいアイテムとなっているが、やはりローディングの多さと移植度(一部のデモの削除やSEの劣化)に難がある。 -PS2版、X-box360版 --『ミッドウェイアーケードトレジャース』、並びに3Dアクション『Mortal Kombat Shaolin Monks』に収録。後者はスモークが課す5つのミッションを全てクリアーすると解禁され、遊べる様になる。 -他にもMS-DOS版やAMIGAといったPC向け移植版が海外で発売されている。 -PS3/Xbox360/Windows --初代、本作、UMK3の3本が収録されたオムニバス作品である『Mortal Kombat Arcade Kollection』がDL販売されている。PS3/Xbox360版とも日本では販売されていない。 --PC版はSteamで販売されているもののいわゆる「おま国」のため日本のSteamストアからは購入不可だが、外部サイトでSteamキーを購入・認証することは可能。但し、日本語OSだとそのままでは起動できないため、起動には一手間要求されてしまうのが難点((最近では非常に稀だが、Windows2000以前の海外製PCゲームでは「OSの言語設定が英語以外では起動できない」という言語チェックが施されているものが散見されていた。実際には、使用アプリケーションの言語設定を「日本語以外」の設定にすれば回避可能。))。 //書き込みにケチを付けられたので文章を少し直しました
*Mortal Kombat 2 【もーたるこんばっと つー】 |ジャンル|対戦格闘アクション|~| |対応機種|アーケード|~| |発売・開発元|ミッドウェイゲームス|~| |稼働開始日|1993年|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|究極神拳のバリエーションが増えた&br()フレンドシップとベイバリティが登場|~| |>|>|CENTER:''[[Mortal Kombatシリーズリンク>Mortal Kombatシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ミッドウェイゲームスが開発した実写取り込みの格闘ゲーム『Mortal Kombat』シリーズの二作目に当たる作品。~ 前作から使用キャラクターが増え、それに伴い究極神拳のバリエーションも増加。モータリアン((要は『Mortal Kombat』シリーズのファンの事。ちなみに外国wikiにある"Kombatants"とは"格闘者"と言う意味。))を増やしていった。 ---- **ストーリー 少林寺の破戒僧にして妖術師である老人シャン・ツンが開いた殺戮の宴。~ シャン・ツンの目的は魔神シャオ・カーンに何人もの格闘家達の魂を捧げ、更なる力を得る事であった。~ しかしとある戦士の活躍により、その野望は見事なまでに打ち砕かれ、更に右腕的存在であったゴローも倒されてしまう。~ この散々たる結果にシャオ・カーンは激怒し、シャン・ツンの魂を奪って怒りを鎮めようとしたが、当のシャン・ツン自体も戦士達に倒されて死亡している為、それすらも出来なかった。~ シャオ・カーンは最後のチャンスとしてシャン・ツンに新たに若い肉体と、そして新たなる右腕としてキンタローを与える。~ 全ての準備が整ったシャン・ツンは、新たなる殺戮の宴を開催するのであった。~ ---- **システム -究極神拳(FATALITY) --シリーズでお馴染み、敗者を残虐な演出でトドメを刺す。 --前作では一人につき一種類のみだったが、本作から一人につき二種類(スコーピオン、シャン・ツンの2名のみ三種類)に増えた。 -フレンドシップ --本作から新たに追加された演出。相手にトドメを刺さず、友好関係を示す。 -ベイバリティ --此方も本作から新たに追加された演出。相手を赤ん坊に変えてしまう。 -ステージフェイタリティ --強酸の沼、棘天井の間、橋の上の計三種類のステージでのみ使用可能。相手をふっ飛ばし、それぞれのステージのオブジェクトでトドメを刺す。 ---- **登場キャラクター ''前作『Mortal Kombat』からの続投組'' -リュウ・カン --%%一応%%シリーズの主人公。前作ではやや地味だったが、本作ではより主人公らしいデザインに変更されている。 --竜に変身する能力があることが判明した。 -ライデン --雷を操る地球の守護神。本作においては、まだきれいな神様だった頃の彼を拝む事ができる。編笠がトレードマーク。 --フレンドシップの演出にて子持ちであることが判明した。 -サブ・ゼロ --氷を操る忍者。厳密に言えば彼は前作で登場したサブ・ゼロの弟に当たる人物。兄に比べると善人。 --本作のEDにて素顔を見せるが、この時の彼は割とイケメン。しかし後の作品では何故かちょっぴり老けた顔になってしまっている。 -スコーピオン --ハープーンを武器に戦う黄色い忍者。リュウ・カンを差し置いてサブ・ゼロと共にシリーズの顔として扱われる事も多い、屈指の人気キャラ。前作で殺した筈のサブ・ゼロが復活(先述の通り正体は弟)したので、真相を確かめる為に宴に参加する。 --本作ではとある究極神拳を相手に喰らわした後「TOASTY!」と叫ぶ。 -ジョニー・ケイジ --米国出身の映画スター。本作では金的攻撃が新たに追加されたが、女性キャラには全く効かないので要注意。 --実は特定の究極神拳を発動させた際に追加であるコマンドを入力すると、何故か相手の頭を三個吹っ飛ばす演出になる。((これは前作のバグ技を公式化したものである。)) -レプタイル(日本版ではリープテイル) --トカゲ型の獣人忍者。前作ではCPU専用の乱入キャラクターだったが、本作から使用可能になった。 -シャン・ツン --少林寺の破戒僧にして妖術師。前作のラスボスであり、本シリーズにおける「だいたいこいつのせい」その1。 --前作では老人だったが、シャオ・カーンから若い肉体を授けられ若返った。 --中ボスのキンタローに変身する究極神拳を持っており、これがプレイヤー操作でキンタローを使用できる唯一の手段となっている。 -尚、カノウとソニア・ブレイドの二人はシャオ・カーンに囚われているという設定の為、参戦していない。 ''本作から初登場の、新たなる挑戦者達'' -クン・ラオ --リュウ・カンの戦友。過去にシャン・ツンに殺害された格闘家の名跡を引き継いで先代の雪辱を晴らすべく宴に参加。刃付きの帽子を武器に戦う。[[元ネタはゴールドフィンガーのオットジョブ>https://en.wikipedia.org/wiki/Kung_Lao]] -バラカ --飢牙一族の戦士。口がまるで怪物の如く裂けているのが特徴。[[元ネタはスタッフが買ってきた吸血鬼ノスフェラトゥのマスクだとか。>https://en.wikipedia.org/wiki/Baraka_(Mortal_Kombat)]]シャン・ツンの命令でリュウ・カンの所属している寺院を襲撃した。 -キタナ --エデニアのお姫様。シャオ・カーンの元で暗殺者として働いていたが、自身の出生を知りシャオ・カーンに反抗するようになる。&br()リュウ・カンとは恋人同士であり、一応シリーズのヒロインとも言える存在。[[本場外国ではシリーズの"セッ○スシンボル"とまで呼ばれるようになってしまう....>https://en.wikipedia.org/wiki/Kitana]] ((ちなみにキタナだけではない。ソニアやミレーナにも相当の男性人気がある。ソニアは分かるけどミレーナは....)) --相手にキスし、風船の様に膨らませて破裂させるという究極神拳が特徴。 --名前の由来としては[["狐"と”カタナ”から採られていると言われている。>http://mortalkombat.wikia.com/wiki/Kitana]] -ジャックス --米軍所属で"レスラー"の黒人男性。本名はジャクソン・ブリッグス。ソニアを救出しカノウを捕らえるために、軍の反対を押し切りたった一人で参戦した。 --彼が使う究極神拳のうちの一つは相手の両腕を生きたまま力任せにぶっこ抜くという凄まじい技となっている。 ---案の定、前作でサブ・ゼロが披露した脊髄ぶっこ抜きと同様に、人権保護団体からの苦情が殺到してしまった。 --スピンオフ作品である『Mortal Kombat:Special Forces』では主人公として登場している。 --後にトレードマークになる鋼鉄製の腕は本作では装備していない。 -ミレーナ --表向きはキタナの妹という設定だったが、正体はシャン・ツンが作り出したキタナのクローン。 --バラカを始めとした飢牙一族の遺伝子が組み込まれており、無数の牙が生えた口が耳元まで大きく裂けている。 ''立ちはだかる障害、CPU専用キャラクター'' -スモーク --常に煙を発している灰色の忍者。スコーピオンのハープーンを使う。次回作ではプレイヤーキャラクターとなった、のだが…。 --後にカノウ共々ディズニー映画『シュガー・ラッシュ』にゲスト出演を果たす。 -ジェイド --緑色のくのいち。飛び道具が一切効かない。 -ヌーブ・サイボット --前作でスコーピオンに殺害された兄の方のサブ・ゼロが悪霊となって蘇った姿。全身漆黒で、血の色も真っ黒。 --名前の由来は、本作のスタッフであるジョン・トビアスとエド・ブーンの名前の逆さ読み。「Noob Saibot」→「Tobias Boon」 -キンタロー --中ボス。前作に登場したゴローと同じく、ショカン族の戦士。虎のような姿をしている。%%別にマサカリは担いでいないし、建設会社に就職したりもしていない。%% --口から炎を吐いたりする他、踏みつけ攻撃なども行ってくる。 -シャオ・カーン --本作のラスボス。人間界征服を目論む%%征服マニア%%魔神で、シリーズ作品における「だいたいこいつのせい」その2。 --タックル攻撃の他、霊気の槍を飛ばす攻撃を仕掛けてくる。 --担当声優のSteve Ritchie氏((本業声優ではなくピンボールデザイナーおよびゲームデザイナーである。))は本作から『トリロジー』までナレーションも兼任している。((外伝作も含めれば『ショウリンモンクス』も該当する。)) ---最終決戦時は「Round~」とは言わず、「You are Nothing!」((「お前は無力だ!」という意味。))等と挑発してくる。 //region・endregionで折りたたもうとしたけど「対応するプラグインが不足している、対になる様にしろ」と怒られて上手くいかない //ちゃんと対になる様プラグインを設置しているはずなのだが…やむを得ず応急処置、長くなってしまい申し訳ない ---- **評価点 -トドメ演出のバリエーションが増えた。 --お馴染みの究極神拳に加え、相手に友好関係を示すフレンドシップや赤ん坊に変えてしまうベイバリティが登場したことにより、相手に対してどんな演出を決めるかという選択肢や楽しみも増えた。 -フレンドシップの演出 --例えばリュウ・カンがディスコダンスを披露したり、ライデンが一人息子((名前は「キッドサンダー」))を紹介したり、ジョニー・ケイジが自らのサイン入りブロマイドを画面にアップしたり、シャン・ツンが%%キャラに似合わない%%虹を出したり…等々。 ---ユニークで面白く、また使用キャラの個性や意外な一面を知る事ができる為、キャラクターの掘り下げにも繋がっている。 -使用可能なキャラクターが増えた。 --前作では使用可能なキャラクターは7人と少なかったが、本作では12人になった事で、やりがいや楽しみも増えてきた。 -トッシーおじさん --本作から相手にアッパーカットを喰らわすと、「TOASTY!」の叫び声と共に謎の男性がアップで画面上に出現する。 --その正体は紛う事無き本作スタッフの一人で、シリーズ作のサウンド関係を担当している&bold(){ダン・フォーディン}氏。以後この演出は実写時代の集大成「トリロジー」まで続く事となる。 --相手にアッパーカットを決めた際にこの演出が来ると、爽快感とシュールが入り混じった何とも言えない感情になる事請け合い。%%何でこんな演出入れたんだろうか。%% --そして、AC版UMK3では&bold(){コイン投入時にこのボイスが流れる。} --時は流れ、シリーズ9作目である『[[Mortal Kombat (2011)]]』にて当演出が復活している。しかも「トーストが印刷されたシャツを着て登場する」というこだわりっぷり。 -東洋文化をモチーフにした、奇妙で独特な世界観もパワーアップした。 --強酸のプールのステージに何故か存在する仁王像、古代中国の武器を製造する工場を使用したステージ、シーサー像らしき物を確認可能な寺院らしき建物の前を使ったステージ等々。 --三作目以降はオリエンタル要素が薄れていき、西洋&SF要素がやや強くなっていった。 ---- **問題点 -CPUの難易度がやや高い --通常キャラクターはまだ慣れと習熟でなんとかなるレベルではあるが、中ボスのキンタロー、ラスボスのシャオ・カーン、そして乱入キャラクターの三人はパターンを掴まないとまず勝てない。 --乱入キャラクター戦ではエキシビション形式となっており、敗北してもゲームオーバー扱いにはならないのがせめてもの救いか。 **総評 使用可能なキャラクターやシメの演出が増えたりなど、実写時代のシリーズの中でもクオリティが極めて高い。~ 多くのCS機種に移植されていることからも、その完成度の高さが窺える。~ 現在でも「実写時代の作品は『[[3>Ultimate Mortal Kombat3]]』よりこっちの方が好き」というモータリアンが見られる程である。 現在ではレトロゲーと化してしまっている本作だが、%%後付に後付を重ねた結果複雑となった設定がまだ無いこともあって%%、シリーズ未経験者向けの入門作にはうってつけであろう。~ PSP版やPS2版なら比較的プレイ環境も整えやすいので、興味を持ったのであれば本作から『Mortal Kombat』の世界に触れてみては如何だろうか。 ---- **移植版 -スーパー32X版・メガドライブ版 --いずれもロムカートリッジながら、移植の出来栄えは良好。 --32X版は色数が増えていることやMD版ではカットされていたボイスや描画表現なども入ってたりとよりAC版に近くなっている。 --ちなみに日本では発売されていないMD用モーションコントローラーユニットである「Activator」に対応という風変りな仕様になっている。 //SFC版のページからSFC版独自要素を移植。 -SFC版『モータルコンバットII 究極神拳』 --1994年11月11日発売、定価は11,800円(税別)。移植元はSculptured Software、発売元はアクレイムジャパン。 --残虐性が売りにも関わらず、血は緑色、究極神拳の際にモノクロになる等で表現のマイルド化が行われている。 ---究極神拳のモノクロ化については、「これはこれで生々しさがアップしている」という意見もある。 ---ちなみに海外版(SNES版)は規制が掛かっておらず、AC版と同様の演出になっている。 --ゲーム内の言語(メニュー文字含む)は全て英語のままでローカライズは行われていない。 --何故かジョニー・ケイジの1Pカラーと2Pカラーが逆になっている。 -SS版・PS版 --BGMが貧弱になっている、シャン・ツンがキンタローに変身しない、随所にロードが入る…等、劣化移植となってしまっている部分がある。 --ましてやPS版に至ってはMK3よりも後になって発売されるというオチである。販売元が違う為、仕方の無い事かも知れないがこれはセールス的に痛かった。 -GB版 --容量の都合上仕方ないとはいえ、クン・ラオ、バラカ、ジョニー、ライデンの4名がリストラの憂き目に。更に個別EDもカットされてしまった。後に初代とカップリングされたソフトも発売された。 -GG版、SMS版(日本未発売) --GB版同様、容量の関係上キャラ数が8人に減っている(リストラされているメンバーもGB版と同じ)。ちなみに個別のEDは「文章が違うだけで同じ背景」という簡易版のようなものになっている。 -PSP版 --『ミッドウェイアーケードトレジャース』に収録。『1』と『3』も収録されているため、モータリアンには嬉しいアイテムとなっているが、やはりローディングの多さと移植度(一部のデモの削除やSEの劣化)に難がある。 -PS2版、X-box360版 --『ミッドウェイアーケードトレジャース』、並びに3Dアクション『Mortal Kombat Shaolin Monks』に収録。後者はスモークが課す5つのミッションを全てクリアーすると解禁され、遊べる様になる。 -他にもMS-DOS版やAMIGAといったPC向け移植版が海外で発売されている。 -PS3/Xbox360/Windows --初代、本作、UMK3の3本が収録されたオムニバス作品である『Mortal Kombat Arcade Kollection』がDL販売されている。PS3/Xbox360版とも日本では販売されていない。 --PC版はSteamで販売されているもののいわゆる「おま国」のため日本のSteamストアからは購入不可だが、外部サイトでSteamキーを購入・認証することは可能。但し、日本語OSだとそのままでは起動できないため、起動には一手間要求されてしまうのが難点((最近では非常に稀だが、Windows2000以前の海外製PCゲームでは「OSの言語設定が英語以外では起動できない」という言語チェックが施されているものが散見されていた。実際には、使用アプリケーションの言語設定を「日本語以外」の設定にすれば回避可能。))。 //書き込みにケチを付けられたので文章を少し直しました

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