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*ザ・ローリング・ウエスタン 【ざ・ろーりんぐ・うえすたん】 |ジャンル|アクションタワーディフェンス|~| |対応機種|ニンテンドー3DS&br;(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|バンプール|~| |配信開始日|2012年2月22日|~| |価格|1,000円|~| |判定|なし|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -ニンテンドー3DSダウンロード専売ソフトの第一弾。開発はゼル伝スピンオフのチンクルシリーズでも担当したバンプール。~ 当初はパッケージ版も発売する構想もあったが、3DSダウンロードソフトの宣伝も兼ねてダウンロード専売ソフトとなった。それに合わせて一部簡略化されて容量を減らす工夫がなされている。 ---- **ストーリー 太陽と砂塵… 血と汗で綴られた西部開拓時代。~ 突如現れた岩の怪物たちが村へやってきては、次々と家畜を襲い始めた。~ そこに現れたのは、自称・用心棒の青年。~ 彼にはある過去と、限られた者のみが知る通り名があった。 ---- **特徴 -敵である岩石生命体から3日間、村の家畜である「マンジュー」を全滅させずに守り通すのがこのゲームの目標となる。 --敵は夕暮れから夜にかけて襲撃するため、昼間に準備し、夜に岩石生命体を駆除していく流れを3日間行う。無事に守り通せばステージクリア。 -準備期間 昼間の間にマップの下見を行い、岩石生命体の出現場所を把握し、マンジューのエサであるマンジュー草の採取、村の防護ゲートを建造するための鉱石の採取や索敵のウォッチタワー、支援攻撃のガンタワーの建造を行って岩石生命体の迎撃に備える。~ 敵の襲撃が始まると、これらの行動が不可能になるため、昼間のうちに済ませることが大事。~ また一部、昼間でも岩石生命体が出現することもあり、これらを駆除すれば追加報酬が手に入る。 -襲撃期間 夕暮れになると出現場所から敵が襲撃し、村へ向かってくる。それらを防ぐために主人公のジローによる直接攻撃やガンタワーによる援護射撃により撃墜する必要がある。~ 全滅させるか、一定時間経つと撤退し、生き残ったマンジューの数に応じて報酬が貰える。最終日に近づくにつれ敵の襲撃も激しくなる。 -夜間 体力の回復や装備の購入、儲け話(クエスト)の依頼を引き受けることが出来る。~ 儲け話はその村をクリアするまでに指定された条件満たすことで追加報酬が貰える。逆に失敗すればペナルティとして違約金を支払うハメになる。 ---- **評価点 -アクションとシミュレーションを両立させた一筋縄ではいかないゲームデザイン --主人公のジローはまさしく用心棒であり、村の設備でも手こずる強大な敵を、圧倒的なパワーで倒せるだけの実力を持つ。 --が、広大な敷地を一人で走り回る必要があるため、迎撃場所を誤ると別の敵が隙を突いて村を襲撃してくる。 --そのためジローが迎撃に間に合うために防護ゲートやガンタワーを正確な位置に配置し、時間稼ぎさせて被害を最小限に抑える必要がある。 --ウォッチタワーで敵の出現位置を理解し、次にどの敵を倒すべきか…と考えながら倒す必要があるため、戦略性も重要となる。 --地形も上手く利用し、滑走路から一気にショートカットしたり、アイテムを用いて移動することも可能。 -任天堂らしさのある個性的なキャラクター達 --主人公のジローは「石ころより無口」なダンマリだが、通り名である「紅い閃光」の名に恥じない迅速かつ圧倒的な強さで敵を倒す実力者。 --西部開拓時代が舞台の世界観だが、拳銃の類は一切使わず、アルマジロ特有の硬質な身体を身に纏い、高速回転による体当たりが主力技。 --夜間の武器商人から武器を購入して強化したり、必殺ゲージを溜めて敵に大ダメージを与える必殺技も扱えるため、まさしく用心棒に相応しい頼れる主人公。 --そんなジローを兄貴として慕うリッスや、依頼人である村長、武器屋、バーテンダー、依頼人と個性豊かなキャラクター達が登場し任天堂特有の動物を擬人化させた親しみのあるデザインと真剣さが伝わるシリアスなストーリーがマッチしている。 ---- **問題点 -スライド操作が非常に疲れる --このゲームはタッチペンをスライドさせてジローを動かす必要があるのだが、転がり続けるには何回もスライド操作をする必要がある。 --それにより操作による肉体の疲れに加え、次々の想定に備えた精神的な疲れも生じるため、連続プレイはとても厳しい。 -ライトユーザーには厳し目の高難易度 --上記の通り、プレイすると疲れる上に3日目に近づくにつれて敵の襲撃も激しくなる。 --なんとかクリアしてもマンジューの数が少ないと報奨金が少ない上、次のステージへ行けるだけの条件も満たされなくなる。 --報奨金は貯金が可能なため、低難易度ステージで稼ぎつつゲーム自体に慣れるだけの周回プレイは可能。だが1ステージが自体が割と長いのでストーリーの続きが見たくても足止めされてしまいがち。 ---- **総評 敵を次々と倒す以上に村を守り通すのが重要となるゲームデザインにより単なるアクションだけで終わらない手強いシミュレーション。~ クリアするまでに様々な苦労をすることは多いが、クリアした時の達成感は格別なものとなる。プレイヤー自身も用心棒の実感が湧くだろう。 ゲームの高難易度は裏を返せば何度でもプレイする機会があるため値段に反してボリューム感は十分得られる。 ---- **その後の展開 -約一年後に続編の『ザ・ローリング・ウエスタン 最後の用心棒』も配信された。 --続編ではマンジューの防衛だけでなく輸送列車の護衛や他の用心棒との協力・対決といった様々なシチュエーションが追加されている。 -『[[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]』にアシストフィギュアとして主人公のジローが参戦している。 -2018年4月26日、5年ぶりの新作となる『[[ザ・デッドヒートブレイカーズ]]』が発売。 --世界観は一転して荒廃した近未来都市が舞台となる。それに合わせて主人公のジローの服装もイメチェンされた。特別体験版も配信されている。 --過去2作と異なり4,980円のフルプライスで発売され、ダウンロード版だけでなくパッケージ版も同時販売されている。 --操作面も改善されており、タッチペンによる移動からスティック+Aボタンの一般的な操作性となって右腕の負担が改善されている。 #endregion
*ザ・ローリング・ウエスタン 【ざ・ろーりんぐ・うえすたん】 |ジャンル|アクションタワーディフェンス|~| |対応機種|ニンテンドー3DS&br;(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|バンプール|~| |配信開始日|2012年2月22日|~| |価格|1,000円|~| |判定|なし|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -ニンテンドー3DSダウンロード専売ソフトの第一弾。開発はゼル伝スピンオフのチンクルシリーズでも担当したバンプール。~ 当初はパッケージ版も発売する構想もあったが、3DSダウンロードソフトの宣伝も兼ねてダウンロード専売ソフトとなった。それに合わせて一部簡略化されて容量を減らす工夫がなされている。 ---- **ストーリー 太陽と砂塵… 血と汗で綴られた西部開拓時代。~ 突如現れた岩の怪物たちが村へやってきては、次々と家畜を襲い始めた。~ そこに現れたのは、自称・用心棒の青年。~ 彼にはある過去と、限られた者のみが知る通り名があった。 ---- **特徴 -敵である岩石生命体から3日間、村の家畜である「マンジュー」を全滅させずに守り通すのがこのゲームの目標となる。 --敵は夕暮れから夜にかけて襲撃するため、昼間に準備し、夜に岩石生命体を駆除していく流れを3日間行う。無事に守り通せばステージクリア。 -準備期間 昼間の間にマップの下見を行い、岩石生命体の出現場所を把握し、マンジューのエサであるマンジュー草の採取、村の防護ゲートを建造するための鉱石の採取や索敵のウォッチタワー、支援攻撃のガンタワーの建造を行って岩石生命体の迎撃に備える。~ 敵の襲撃が始まると、これらの行動が不可能になるため、昼間のうちに済ませることが大事。~ また一部、昼間でも岩石生命体が出現することもあり、これらを駆除すれば追加報酬が手に入る。 -襲撃期間 夕暮れになると出現場所から敵が襲撃し、村へ向かってくる。それらを防ぐために主人公のジローによる直接攻撃やガンタワーによる援護射撃により撃墜する必要がある。~ 全滅させるか、一定時間経つと撤退し、生き残ったマンジューの数に応じて報酬が貰える。最終日に近づくにつれ敵の襲撃も激しくなる。 -夜間 体力の回復や装備の購入、儲け話(クエスト)の依頼を引き受けることが出来る。~ 儲け話はその村をクリアするまでに指定された条件満たすことで追加報酬が貰える。逆に失敗すればペナルティとして違約金を支払うハメになる。 ---- **評価点 -アクションとシミュレーションを両立させた一筋縄ではいかないゲームデザイン --主人公のジローはまさしく用心棒であり、村の設備でも手こずる強大な敵を、圧倒的なパワーで倒せるだけの実力を持つ。 --が、広大な敷地を一人で走り回る必要があるため、迎撃場所を誤ると別の敵が隙を突いて村を襲撃してくる。 --そのためジローが迎撃に間に合うために防護ゲートやガンタワーを正確な位置に配置し、時間稼ぎさせて被害を最小限に抑える必要がある。 --ウォッチタワーで敵の出現位置を理解し、次にどの敵を倒すべきか…と考えながら倒す必要があるため、戦略性も重要となる。 --地形も上手く利用し、滑走路から一気にショートカットしたり、アイテムを用いて移動することも可能。 --いわゆる「タワーディフェンスゲーム」のマップの中に自由に動ける主人公を取り込んだシステムで、ジローによる戦闘中もリアルタイムに他の敵が動いている。 ---ジローによるダメージとガンタワーからのダメージは共通で蓄積され「敵との戦闘を途中で切り上げて逃げる」という選択も可能になっている。ジローとガンナーの連携で敵を倒すことが可能である。 -任天堂らしさのある個性的なキャラクター達 --主人公のジローは「石ころより無口」なダンマリだが、通り名である「紅い閃光」の名に恥じない迅速かつ圧倒的な強さで敵を倒す実力者。 --西部開拓時代が舞台の世界観だが、拳銃の類は一切使わず、アルマジロ特有の硬質な身体を身に纏い、高速回転による体当たりが主力技。 ---ジローのボイスはなんと開発元バンプールの社長の声なのだが違和感のないハマり役。 --夜間の武器商人から武器を購入して強化したり、必殺ゲージを溜めて敵に大ダメージを与える必殺技も扱えるため、まさしく用心棒に相応しい頼れる主人公。 --そんなジローを兄貴として慕うリッスや、依頼人である村長、武器屋、バーテンダー、依頼人と個性豊かなキャラクター達が登場し任天堂特有の動物を擬人化させた親しみのあるデザインと真剣さが伝わるシリアスなストーリーがマッチしている。 ---- **問題点 -スライド操作が非常に疲れる --このゲームはタッチペンをスライドさせてジローを動かす必要があるのだが、転がり続けるには何回もスライド操作をする必要がある。 --ジローの各種アクションや派生技がほとんどタッチ操作なのでタッチペンがフル稼働。判定がシビアなどといった問題はなく、操作性自体は良好。 --それにより操作による肉体の疲れに加え、次々の想定に備えた精神的な疲れも生じるため、連続プレイはとても厳しい。 -ライトユーザーには厳し目の高難易度 --上記の通り、プレイすると疲れる上に3日目に近づくにつれて敵の襲撃も激しくなる。 --なんとかクリアしてもマンジューの数が少ないと報奨金が少ない上、次のステージへ行けるだけの条件も満たされなくなる。 ---ジローの戦闘能力はレベルアップなどではなく装備品依存で、しかも消耗品。ガンタワーの設置や補助アイテムの購入にも資金がかかるため、一度金欠になるとますます報奨金が落ちジリ貧という悪循環に陥りやすい。 --報奨金は貯金が可能なため、低難易度ステージで稼ぎつつゲーム自体に慣れるだけの周回プレイは可能。だが1ステージが自体が割と長いのでストーリーの続きが見たくても足止めされてしまいがち。 ---- **総評 敵を次々と倒す以上に村を守り通すのが重要となるゲームデザインにより単なるアクションだけで終わらない手強いシミュレーション。~ クリアするまでに様々な苦労をすることは多いが、クリアした時の達成感は格別なものとなる。プレイヤー自身も用心棒の実感が湧くだろう。 ゲームの高難易度は裏を返せば何度でもプレイする機会があるため値段に反してボリューム感は十分得られる。 ---- **その後の展開 -約一年後に続編の『ザ・ローリング・ウエスタン 最後の用心棒』も配信された。 --続編ではマンジューの防衛だけでなく輸送列車の護衛や他の用心棒との協力・対決といった様々なシチュエーションが追加されている。 -『[[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]』にアシストフィギュアとして主人公のジローが参戦している。 -2018年4月26日、5年ぶりの新作となる『[[ザ・デッドヒートブレイカーズ]]』が発売。 --世界観は一転して荒廃した近未来都市が舞台となる。それに合わせて主人公のジローの服装もイメチェンされた。特別体験版も配信されている。 --過去2作と異なり4,980円のフルプライスで発売され、ダウンロード版だけでなくパッケージ版も同時販売されている。 --操作面も改善されており、タッチペンによる移動からスティック+Aボタンの一般的な操作性となって右腕の負担が改善されている。 #endregion

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