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*Bionic Commando: Elite Forces
【ばいおにっくこまんどー・えりーとふぉーす】
|ジャンル|アクション|&amazon(B00004R9HX)|
|対応機種|ゲームボーイカラー|~|
|発売・開発元|CAPCOM|~|
|発売日|2000年1月26日|~|
|定価||~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[バイオニックコマンドーシリーズリンク>バイオニックコマンドーシリーズ]]''|
//1999年12月31日発売という情報もあるが、どっちが正しいんだ? 当方の情報収集能力ではどちらが正しいか判定不能、詳しい人追記頼む
----
**概要
海外で独自に開発された「バイオニックコマンドー」シリーズ作品。[[NES(ファミコン)版>ヒットラーの復活 TOP SECRET]]、[[GB版>バイオニックコマンドー (GB)]]をリスペクトしている。
平和なKariniaに忍び寄るArturus達の魔手「Albatross計画」。本作ではCmdr.Joeを救い出して、この計画を止める事が目的となる。~
基本的にはGB版の内容を踏襲しているが、主人公の選択、SAVE方式の採用、狙撃モード、中立エリアの廃止など本作独自の要素も数多くみられる。
**特徴
***主人公
-ゲーム開始時に男女いずれかの性別を選択可能。名前も自由に付けられる。
--選択制ではあるが、実は何気にシリーズ初の女性主人公を操作できる作品だったりする。
--性別で装備品、能力に違いは無い。プレイヤーのお好みでどうぞ。
***communication room(通信室)
-セーブはステージクリア直後の他、道中の通信室でもセーブ可能。入り口には専用のアイコンがある為分かりやすい。
-操作の詳細についても、ステージを進めていくに応じて此処で解説してもらえる。
--ちなみにセーブの仕様上、最終ステージには通信室がない。
***狙撃
-特定の地点では狙撃モードに入る。このモード中にノルマを達成するとアイテムが投下される。
-狙撃モード中の画面では全体像と拡大図が同時に表示されており、雰囲気とユーザビリティを両立している。
----
**評価点
***精緻な作りこみ
-3Dレンダリングされた画像を多用しており、グラフィックは中々に見ごたえアリ。
--GB版をモノクロアニメとするならば、本作はフルカラー紙芝居。この点については多少好みが分かれるものの、概ね好評。
-4種類の世界観はどれも非常に個性的。
--広大な遺跡、山岳地帯に洞窟、市街地、エジプト。それぞれに応じたギミックも多彩で飽きさせない。
--市街地の落書き、エジプトのスフィンクスなど細かい部分もリアルに描かれている。
-キャラクター達の動作
--パッケージ裏には1,500フレームを超える枚数と表記されており、実際動作は非常に滑らか。
--口パクはしないが、流石にこれは高望みしすぎというものか。
-高すぎず低すぎず、丁度良い按配の難易度。
--GB版をクリアしたプレイヤーは勿論、%%いるかどうかは分からないが%%完全新規のプレイヤーでも楽しめるだろう。%%本作の入手難易度は高いが…%%
-多彩なボス、勝利条件
--基本的には従来同様各ステージの最後の設備を破壊するのがメインだが、他にも「部品を全て破壊」「地点到達」「燃え盛る炎からの生還」など色々用意されている。
-隠しエリア
--各地には秘密のエリアがあり、完走するとキャラクターの外見が変化するというオマケ要素も。
***音声
-なんと一部ではあるが音声データが使われており、非常に臨場感がある。
----
**賛否両論点
-Flame Thrower
--終盤あたりで手に入るアイテム。エリアの設備も数発当てるだけで壊せるなど高火力の武器となっており、バランスブレイカー気味。
--[[これ>メトロイドプライム]]や[[これ>Aliens vs. Predator]]等でポンコツのイメージを植え付けられている方も多いだろうが、騙されたと思って一度は使ってみて欲しい。その後高火力でヒャッハーするか、それとも自重し封印するかについては各自の判断に委ねる。
----
**問題点
-ボスバトル
--耐久力が相当高い。エリア2の設備破壊でも数十発打ち込んでようやく倒せる程。正直かなり面倒。
--ひたすら逃げ回りつつ、相手の動きが止まった隙に攻撃するのが確実とされている。耐久の高さもあって、戦闘の緊張感というよりも作業感の方が強い。
-狙撃の問題点
//いくら敵とはいえど一方的に狙撃をするのは卑怯だという意見もある。
//↑狙撃ってそんなもんじゃないの?
--BGMがフィールドエンカウントの使いまわし。
--手に入るアイテムは必須レベルのものではなく無視しても実害はない。面倒ならばスルー可能というメリットになっているが、お蔭でモードそのものの存在感が空気に…。
-エリア13のギミック
//--スフィンクスの扱い
//---鼻にワイヤーをかける事が可能でこれが不愉快だという意見もある。別なルートはあるが。
//すまん、俺の感覚ではスフィンクスの鼻にワイヤーをかける事の何がどう不愉快なのか理解できなかった。できるだけ客観的に説明を頼む
--このエリアで普通に表示されている入り口はダミーとなっており、うっかり入ると通信室よりも更に遡った箇所に戻されてしまう。
#region(ネタバレ注意)
-実は、画面右にあるダミー入り口のすぐ間近にある棺こそが正解の入り口。他の棺と比較して僅かに色が違う為区別出来るのが救い。
#endregion
--このギミックを乗り越えた後も耐久の高いボス戦が待ち構えており、非常に厳しい内容となっている。
---…が、その分(事前情報無しで)クリア後のイベントを見た際の達成感も一入。
----
**総評
GBCの性能をグラフィック、サウンド等の面で最大限に引き出しており、全体的に高いレベルで仕上がった非常に価値のある一品。~
海外専売の為入手機会には恵まれているとは言えないものの、もし入手する事が出来たら本腰を入れて遊んでみて欲しい。
*Bionic Commando: Elite Forces
【ばいおにっくこまんどー・えりーとふぉーす】
|ジャンル|アクション|&amazon(B00004R9HX)|
|対応機種|ゲームボーイカラー|~|
|発売元|Nintendo of America|~|
|開発元|Nintendo Software Technology|~|
|発売日|2000年1月26日|~|
|定価||~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|>|>|CENTER:''[[バイオニックコマンドーシリーズリンク>バイオニックコマンドーシリーズ]]''|
//1999年12月31日発売という情報もあるが、どっちが正しいんだ? 当方の情報収集能力ではどちらが正しいか判定不能、詳しい人追記頼む
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**概要
海外で独自に開発された「バイオニックコマンドー」シリーズ作品。[[NES(ファミコン)版>ヒットラーの復活 TOP SECRET]]、[[GB版>バイオニックコマンドー (GB)]]をリスペクトしている。
平和なKariniaに忍び寄るArturus達の魔手「Albatross計画」。本作ではCmdr.Joeを救い出して、この計画を止める事が目的となる。~
基本的にはGB版の内容を踏襲しているが、主人公の選択、SAVE方式の採用、狙撃モード、中立エリアの廃止など本作独自の要素も数多くみられる。
**特徴
***主人公
-ゲーム開始時に男女いずれかの性別を選択可能。名前も自由に付けられる。
--選択制ではあるが、実は何気にシリーズ初の女性主人公を操作できる作品だったりする。
--性別で装備品、能力に違いは無い。プレイヤーのお好みでどうぞ。
***communication room(通信室)
-セーブはステージクリア直後の他、道中の通信室でもセーブ可能。入り口には専用のアイコンがある為分かりやすい。
-操作の詳細についても、ステージを進めていくに応じて此処で解説してもらえる。
--ちなみにセーブの仕様上、最終ステージには通信室がない。
***狙撃
-特定の地点では狙撃モードに入る。このモード中にノルマを達成するとアイテムが投下される。
-狙撃モード中の画面では全体像と拡大図が同時に表示されており、雰囲気とユーザビリティを両立している。
----
**評価点
***精緻な作りこみ
-3Dレンダリングされた画像を多用しており、グラフィックは中々に見ごたえアリ。
--GB版をモノクロアニメとするならば、本作はフルカラー紙芝居。この点については多少好みが分かれるものの、概ね好評。
-4種類の世界観はどれも非常に個性的。
--広大な遺跡、山岳地帯に洞窟、市街地、エジプト。それぞれに応じたギミックも多彩で飽きさせない。
--市街地の落書き、エジプトのスフィンクスなど細かい部分もリアルに描かれている。
-キャラクター達の動作
--パッケージ裏には1,500フレームを超える枚数と表記されており、実際動作は非常に滑らか。
--口パクはしないが、流石にこれは高望みしすぎというものか。
-高すぎず低すぎず、丁度良い按配の難易度。
--GB版をクリアしたプレイヤーは勿論、%%いるかどうかは分からないが%%完全新規のプレイヤーでも楽しめるだろう。%%本作の入手難易度は高いが…%%
-多彩なボス、勝利条件
--基本的には従来同様各ステージの最後の設備を破壊するのがメインだが、他にも「部品を全て破壊」「地点到達」「燃え盛る炎からの生還」など色々用意されている。
-隠しエリア
--各地には秘密のエリアがあり、完走するとキャラクターの外見が変化するというオマケ要素も。
***音声
-なんと一部ではあるが音声データが使われており、非常に臨場感がある。
----
**賛否両論点
-Flame Thrower
--終盤あたりで手に入るアイテム。エリアの設備も数発当てるだけで壊せるなど高火力の武器となっており、バランスブレイカー気味。
--[[これ>メトロイドプライム]]や[[これ>Aliens vs. Predator]]等でポンコツのイメージを植え付けられている方も多いだろうが、騙されたと思って一度は使ってみて欲しい。その後高火力でヒャッハーするか、それとも自重し封印するかについては各自の判断に委ねる。
----
**問題点
-ボスバトル
--耐久力が相当高い。エリア2の設備破壊でも数十発打ち込んでようやく倒せる程。正直かなり面倒。
--ひたすら逃げ回りつつ、相手の動きが止まった隙に攻撃するのが確実とされている。耐久の高さもあって、戦闘の緊張感というよりも作業感の方が強い。
-狙撃の問題点
//いくら敵とはいえど一方的に狙撃をするのは卑怯だという意見もある。
//↑狙撃ってそんなもんじゃないの?
--BGMがフィールドエンカウントの使いまわし。
--手に入るアイテムは必須レベルのものではなく無視しても実害はない。面倒ならばスルー可能というメリットになっているが、お蔭でモードそのものの存在感が空気に…。
-エリア13のギミック
//--スフィンクスの扱い
//---鼻にワイヤーをかける事が可能でこれが不愉快だという意見もある。別なルートはあるが。
//すまん、俺の感覚ではスフィンクスの鼻にワイヤーをかける事の何がどう不愉快なのか理解できなかった。できるだけ客観的に説明を頼む
--このエリアで普通に表示されている入り口はダミーとなっており、うっかり入ると通信室よりも更に遡った箇所に戻されてしまう。
#region(ネタバレ注意)
-実は、画面右にあるダミー入り口のすぐ間近にある棺こそが正解の入り口。他の棺と比較して僅かに色が違う為区別出来るのが救い。
#endregion
--このギミックを乗り越えた後も耐久の高いボス戦が待ち構えており、非常に厳しい内容となっている。
---…が、その分(事前情報無しで)クリア後のイベントを見た際の達成感も一入。
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**総評
GBCの性能をグラフィック、サウンド等の面で最大限に引き出しており、全体的に高いレベルで仕上がった非常に価値のある一品。~
海外専売の為入手機会には恵まれているとは言えないものの、もし入手する事が出来たら本腰を入れて遊んでみて欲しい。