「GITADORA Matixx」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

GITADORA Matixx - (2019/02/26 (火) 13:28:07) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*GITADORA Matixx GuitarFreaks / DrumMania 【ぎたどら まてぃっくす ぎたーふりーくす/どらむまにあ】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミアミューズメント|~| |稼動開始日|2017年9月6日|~| |判定|なし|~| |ポイント|''フレーズシステム導入''&br()''スキル計算式の変更''&br()難易度表記の再調整|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 GITADORAシリーズにモデルチェンジしてから5回目のオンラインリニューアルアップデート。~ 今作ではシステムの重要な基幹となるスキルに大幅な仕様変更が施された。 **特徴 -''フレーズ判定の導入'' --従来の判定係数とMAXコンボ率とは別に、フレーズ単位((イントロやサビ等で区切られる))で判定されるフレーズコンボシステムが導入された。 --フレーズコンボは特定のフレーズをノーミス(=そのフレーズをフルコンボする)で演奏出来れば、達成率にボーナスが入る仕組みとなっている。 --各曲に設定されてあるSpecialフレーズ(大体がサビパート)ではゲージの回復量がアップ、フレーズフルコンボを達成できればゲージが大幅に回復する。 --近年のpop'n musicシリーズで導入されている「ハイライト」システムをGITADORA向けにアレンジして実装した物と言っても過言では無いだろう。 ---なお、pop'n musicシリーズでは過去にはハイスピードの仕様やオプションプレビューなどGF/DMシリーズのシステムを独自にアレンジして実装することが多いが、その逆のパターンとなるフレーズコンボの存在は珍しいケースと言えよう。 -スキル計算式の変更 --フレーズコンボ導入に伴い、スキル計算式も大幅に変更された。 --前作までは「判定係数:85% MAXコンボ:15%」だったが、今作は「判定係数:85% MAXコンボ:5% フレーズコンボ:10%」に変更されている。 -''難度値表記の再調整'' //--本作稼働にあたり、近年のGITADORAではあまり実行されなかった譜面難易度の大規模な改訂が行われることになった。 //↑Re:EVOLVEでスキル強化の一環として大幅調整されたばかりなのでCO --前作で猛威を奮ったExclamationやRAISE MY SWORDといった詐称譜面が大幅に難度値アップ。 ---さらに高難易度のBASIC譜面やADVANCED譜面に大幅な調整が入った。 -その他システム面 --本作では新たに「ムービー表示」「フレーム表示」「詳細情報表示」の計3種類のカスタム設定が追加された。 --本作におけるムービーはフレーズ判定導入に伴い従来のGITADORAシリーズで採用されていた全画面から初代XGを彷彿とさせる全画面+小窓という形式になっている。~ なお、ムービー仕様に関してはオプションの「ムービー表示」で調整可能。 --ムービー仕様の変更により、演奏画面のレイアウトもGITADORA以来の大幅なモデルチェンジを果たしている。 --選曲画面では待望のアーティストカテゴリが追加。~ このカテゴリでは他機種同様にアーティスト名で楽曲を絞る事が出来る他、コナミ社員の楽曲のみに絞れる「BEMANI Sound Team」フォルダも存在。~ 近年のBEMANIシリーズにおけるコナミ社員の楽曲は「BEMANI Sound Team」に統合される方針があり、楽曲をBSTのみに絞れる機能は非常にありがたい。 ---- **評価点 -''Deluxeモードによる解禁救済処置'' --以前から問題になっていた解禁曲の救済無しに対し、Deluxeモードによる救済処置が''ようやく''設けられた --料金はSTANDARDの1.5倍((1クレ120Pの店舗だと1クレ180P))と少々割高であるが、フォルダ内にある未解禁曲をプレイするだけでモード関係なくプレイ可能となる。 --かなり前のOverDriveである『BEMANI遺跡』、前々作Tri-Boostの『BEMANI SUMMER DIARY』『GITADORA ROCK WAVE』等、終了済みイベントの楽曲がDeluveモードの解禁対象に。 ---しかし前作のRe:EVOLVE楽曲は半分しか救済されなかった。 **賛否両論点 -フレーズコンボの有用具合 --今作で導入されたフレーズコンボだが、フレーズ内でOKやMISSを出すとフレーズ失敗となり、そこから幾らノーミスでもボーナスは手に入らない。 ---例えば最初切りで最初のフレーズを落とした場合、その時点でそのフレーズボーナスを獲得できる可能性は消滅する。 --また前作と同じようなプレイでも、達成率が変動する場合もある。 ---例えば中盤でフレーズ失点を出しても判定係数次第ではSS判定が出る場合もあるが、一箇所もフレーズコンボを取れない場合や連続でフレーズを落としまくった場合は、前作より達成率が下がる傾向にある。 ---特に影響が大きいのは、設定された総フレーズ数が少ない曲(本作における最小総フレーズ数は4)である。総フレーズ数が少ない曲ほど、1つのフレーズを落とした際の達成率低下が顕著となるため、前作以上に正確なプレーが求められる。 ---一方、総フレーズ数が多めに設定されている曲(例:LONG曲)は、ある程度フレーズコンボを取れれば前作より達成率を稼ぎやすくなっている。 -''新曲譜面の大幅難化'' --今作の新曲では中難易度でも露骨な難所が存在していたり、明らかにコンボを切らせる譜面が目立つようになった。 ---まだフレーズコンボを導入して最初の作品だったゆえ、どのような譜面の方向性に定めればいいか手探り状態な事も見受けられるが、それを考慮しても過剰に難易度を上げ過ぎではある。 --GF側では、低中難易度でも小指やスライドを使わせる配置が多い。 --DM側では、従来だとオートチップが使われるようなフレーズに高密度な配置が降ってくる。 ---特に、立ち入り禁止やSUPER SUMMER SALEのドラムMASTER譜面のように、そこそこ高難易度の譜面にも片手ゴリ押しを強要させられる配置が増えてきている。 **問題点 -フレーズ演出による視認性の悪化 --フレーズコンボを達成すると画面が光る演出になっているが、この光る演出が演奏レーンにまで被ってしまう。 --プログレスゲージを非表示にするオプションはあるものの、フレーズ成功時の演出を表示しないオプションは存在しない。 --また、Specialフレーズ中は判定エフェクトが派手になるが、通常時のエフェクトは前作と比べてかなり大人しい為、Specialフレーズになると極端に演出が派手になったように見えて視認面を妨害されやすい。 ---いずれも稼働初期から批判が多く、公式ツイートにも改善要望が多く出ているが、結局Matixx稼働中に改善はされなかった。 ---次回作のEXCHAINでは演出を完全にOFFにするオプションが追加された。 ---- **総評 フレーズコンボの導入によってプレーしづらくなっているのはいただけない。~ とはいうものの、新シリーズ突入から第5作目となるGITADORAシリーズに、演奏画面やムービー表示の変更、フレーズコンボシステムやDeluxeモードといった新要素の導入から、更なる改革に踏み込んだスタッフの姿勢を評価できる作品と言えるだろう。 ---- **その後の展開 -本作稼働から1年後の9月12日に、次回作『GITADORA EXCHAIN』が稼働開始となった。 **余談 -指定ゾーン演奏ボーナスのシステムは長らく『[[ポップンミュージック]]』のみのシステムだったが、本作でフレーズコンボとして導入された後は2018年9月26日より稼働開始した『ノスタルジア Op.2』にも類似システムが実装された。 --同システムは相次いでBEMANI機種で実装されている事から、将来的には段位認定やスキルシステムの様に定番化する可能性もある。 -次回作『EXCHAIN』が稼働してから約半年が経過しつつあるのだが、本作のサントラは発売されていない。
*GITADORA Matixx GuitarFreaks / DrumMania 【ぎたどら まてぃっくす ぎたーふりーくす/どらむまにあ】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミアミューズメント|~| |稼動開始日|2017年9月6日|~| |判定|なし|~| |ポイント|''フレーズシステム導入''&br()''スキル計算式の変更''&br()難易度表記の再調整|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 GITADORAシリーズにモデルチェンジしてから5回目のオンラインリニューアルアップデート。~ 今作ではシステムの重要な基幹となるスキルに大幅な仕様変更が施された。 **特徴 -''フレーズ判定の導入'' --従来の判定係数とMAXコンボ率とは別に、フレーズ単位((イントロやサビ等で区切られる))で判定されるフレーズコンボシステムが導入された。 --フレーズコンボは特定のフレーズをノーミス(=そのフレーズをフルコンボする)で演奏出来れば、達成率にボーナスが入る仕組みとなっている。 --各曲に設定されてあるSpecialフレーズ(大体がサビパート)ではゲージの回復量がアップ、フレーズフルコンボを達成できればゲージが大幅に回復する。 --近年のpop'n musicシリーズで導入されている「ハイライト」システムをGITADORA向けにアレンジして実装した物と言っても過言では無いだろう。 ---なお、pop'n musicシリーズでは過去にはハイスピードの仕様やオプションプレビューなどGF/DMシリーズのシステムを独自にアレンジして実装することが多いが、その逆のパターンとなるフレーズコンボの存在は珍しいケースと言えよう。 -スキル計算式の変更 --フレーズコンボ導入に伴い、スキル計算式も大幅に変更された。 --前作までは「判定係数:85% MAXコンボ:15%」だったが、今作は「判定係数:85% MAXコンボ:5% フレーズコンボ:10%」に変更されている。 -''難度値表記の再調整'' //--本作稼働にあたり、近年のGITADORAではあまり実行されなかった譜面難易度の大規模な改訂が行われることになった。 //↑Re:EVOLVEでスキル強化の一環として大幅調整されたばかりなのでCO --前作で猛威を奮ったExclamationやRAISE MY SWORDといった詐称譜面が大幅に難度値アップ。 ---さらに高難易度のBASIC譜面やADVANCED譜面に大幅な調整が入った。 -その他システム面 --本作では新たに「ムービー表示」「フレーム表示」「詳細情報表示」の計3種類のカスタム設定が追加された。 --本作におけるムービーはフレーズ判定導入に伴い従来のGITADORAシリーズで採用されていた全画面から初代XGを彷彿とさせる全画面+小窓という形式になっている。~ なお、ムービー仕様に関してはオプションの「ムービー表示」で調整可能。 --ムービー仕様の変更により、演奏画面のレイアウトもGITADORA以来の大幅なモデルチェンジを果たしている。 --選曲画面では待望のアーティストカテゴリが追加。~ このカテゴリでは他機種同様にアーティスト名で楽曲を絞る事が出来る他、コナミ社員の楽曲のみに絞れる「BEMANI Sound Team」フォルダも存在。~ 近年のBEMANIシリーズにおけるコナミ社員の楽曲は「BEMANI Sound Team」に統合される方針があり、楽曲をBSTのみに絞れる機能は非常にありがたい。 ---- **評価点 -''Deluxeモードによる解禁救済処置'' --以前から問題になっていた解禁曲の救済無しに対し、Deluxeモードによる救済処置が''ようやく''設けられた --料金はSTANDARDの1.5倍((1クレ120Pの店舗だと1クレ180P))と少々割高であるが、DX解禁チャレンジフォルダ内にある未解禁曲をプレイするだけでモード関係なくプレイ可能となる。 --かなり前のOverDriveである『BEMANI遺跡』、前々作Tri-Boostの『BEMANI SUMMER DIARY』『GITADORA ROCK WAVE』等、終了済みイベントの楽曲がDeluxeモードの解禁対象に。 ---前作のRe:EVOLVEにおける隠し曲はThe 7th KAC終了後より対応。約2/3が対応しており、その他にもRe:EVOLVEのENCORE専用曲が無条件解禁移行しておりEXCHAIN現在常設の救済がないのは連動イベント3曲のみ((ノスタルジアからの移植曲は本バージョン稼働中に、FLOOR INFECTIONでの移植曲はEXCHAINにて救済イベントが開催された))。 // 37曲中26曲がDX、ENCOREの8曲は無条件解禁移行 ---ちなみに本作のイベント曲は、「SWEET SMILE HEROES~ビターでスイートな七人の勇者~」の7曲に限りThe 7th KAC終了以降DX解禁チャレンジで救済されている。 **賛否両論点 -フレーズコンボの有用具合 --今作で導入されたフレーズコンボだが、フレーズ内でOKやMISSを出すとフレーズ失敗となり、そこから幾らノーミスでもボーナスは手に入らない。 ---例えば最初切りで最初のフレーズを落とした場合、その時点でそのフレーズボーナスを獲得できる可能性は消滅する。 --また前作と同じようなプレイでも、達成率が変動する場合もある。 ---例えば中盤でフレーズ失点を出しても判定係数次第ではSS判定が出る場合もあるが、一箇所もフレーズコンボを取れない場合や連続でフレーズを落としまくった場合は、前作より達成率が下がる傾向にある。 ---特に影響が大きいのは、設定された総フレーズ数が少ない曲(本作における最小総フレーズ数は4)である。総フレーズ数が少ない曲ほど、1つのフレーズを落とした際の達成率低下が顕著となるため、前作以上に正確なプレーが求められる。 ---一方、総フレーズ数が多めに設定されている曲(例:LONG曲)は、ある程度フレーズコンボを取れれば前作より達成率を稼ぎやすくなっている。 -''新曲譜面の大幅難化'' --今作の新曲では中難易度でも露骨な難所が存在していたり、明らかにコンボを切らせる譜面が目立つようになった。 ---まだフレーズコンボを導入して最初の作品だったゆえ、どのような譜面の方向性に定めればいいか手探り状態な事も見受けられるが、それを考慮しても過剰に難易度を上げ過ぎではある。 --GF側では、低中難易度でも小指やスライドを使わせる配置が多い。 --DM側では、従来だとオートチップが使われるようなフレーズに高密度な配置が降ってくる。 ---特に、立ち入り禁止やSUPER SUMMER SALEのドラムMASTER譜面のように、そこそこ高難易度の譜面にも片手ゴリ押しを強要させられる配置が増えてきている。 **問題点 -フレーズ演出による視認性の悪化 --フレーズコンボを達成すると画面が光る演出になっているが、この光る演出が演奏レーンにまで被ってしまう。 --プログレスゲージを非表示にするオプションはあるものの、フレーズ成功時の演出を表示しないオプションは存在しない。 --また、Specialフレーズ中は判定エフェクトが派手になるが、通常時のエフェクトは前作と比べてかなり大人しい為、Specialフレーズになると極端に演出が派手になったように見えて視認面を妨害されやすい。 ---いずれも稼働初期から批判が多く、公式ツイートにも改善要望が多く出ているが、結局Matixx稼働中に改善はされなかった。 ---次回作のEXCHAINでは演出を完全にOFFにするオプションが追加された。 ---- **総評 フレーズコンボの導入によってプレーしづらくなっているのはいただけない。~ とはいうものの、新シリーズ突入から第5作目となるGITADORAシリーズに、演奏画面やムービー表示の変更、フレーズコンボシステムやDeluxeモードといった新要素の導入から、更なる改革に踏み込んだスタッフの姿勢を評価できる作品と言えるだろう。 ---- **その後の展開 -本作稼働から1年後の9月12日に、次回作『GITADORA EXCHAIN』が稼働開始となった。 **余談 -指定ゾーン演奏ボーナスのシステムは長らく『[[ポップンミュージック]]』のみのシステムだったが、本作でフレーズコンボとして導入された後は2018年9月26日より稼働開始した『ノスタルジア Op.2』にも類似システムが実装された。 --同システムは相次いでBEMANI機種で実装されている事から、将来的には段位認定やスキルシステムの様に定番化する可能性もある。 -次回作『EXCHAIN』が稼働してから約半年が経過しつつあるのだが、本作のサントラは発売されていない。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: