【ばいおはざーど ゔぃれっじ】
【ばいおはざーど ゔぃれっじ ぜっと ばーじょん】
ジャンル | サバイバルホラー | ![]() ![]() |
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対応機種 |
プレイステーション5 Xbox Series X/S プレイステーション4 Xbox One Windows Mac iOS/iPadOS |
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発売・開発元 | カプコン | |||
発売日 |
【PS5/XSX/PS4/One/Win】2021年5月8日 【Mac】2022年10月28日 【iOS/iPad】2023年10月30日 |
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定価 |
【PS5/PS4 PKG】8,789円 【PS5/XSX/PS4/One/Win DL】7,990円 【Mac/iOS/iPad】4,990円 |
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レーティング | 通常版 | CERO:D(17才以上対象) | ||
Z VERSION | CERO:Z(18才以上のみ対象) | |||
判定 | 良作 | |||
ポイント |
『7』から続くイーサンの物語が完結 前作と異なり大筋の根幹に大きく踏み込む 様々な面が前作から改善される 気になるマーセナリーズの作り込みの甘さ |
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バイオハザードシリーズ |
"絶望" のなかに "希望" はあるか?
『バイオハザード』シリーズの8作目にあたる作品で『バイオハザード7 レジデント イービル』の続編。
時系列としては『7』の3年半後にあたり、アイソレートビュー(一人称視点)が受け継がれている。
タイトルにある『VILLAGE』は村を主な舞台としていることを示していると同時に「VILL」の部分には「VIII」の意匠が施されており、本作が『バイオハザード8』であることを表している。
特典として、シリーズ25周年記念作品であるオンライン対戦アクションゲーム『バイオハザード RE:バース』が付属する(*1)。
当初は発売と同時に遊べると発表されていたが、延期を繰り返して2022年10月28日にサービスが開始となった。
ベイカー家での悪夢から約3年半後となる2021年2月。
イーサン・ウィンターズと妻のミアはBSAAの指示でヨーロッパに渡り、生まれたばかりの娘ローズマリーを育てながら新しい生活を始めていた。
だが、ある夜にクリス・レッドフィールド率いる部隊が彼らの家を襲撃。クリスはミアを殺害し、イーサンとローズマリーは捕えられてしまう。
その後、事故を起こした輸送車の側で意識を取り戻したイーサンは、山中の暗い雪道を進み、近くの村に迷い込む。
その村は、「ライカン」と呼ばれる狂暴な獣人達に襲われていた。
+ | 追加コンテンツ詳細 |
美麗なグラフィック
リアルさを増したつくり
イーサンの頑丈さについての理由付けがされる
+ | イーサンの体の真実(ネタバレ注意!) |
個性的で魅力的なキャラクター達
改善されたクリスのキャラクターデザイン
多彩で飽きさせないステージ構成
前作よりも増した銃のカスタマイズ要素
周回毎に違う難易度を選べる
主人公が無敵すぎる
+ | 人間離れしたイーサン(ネタバレ注意!) |
『バイオハザード』らしさの無さ
ドミトレスクの扱い
+ | ストーリー序盤のネタバレ注意! |
変わり映えのしないシステム
謎が深まった本筋のストーリー
+ | 終盤で明かされる真実(ネタバレ注意!) |
全く別物になってしまった「THE MERCENARIES」
周回前提なのに周回しづらいつくり
地味すぎるクリア特典武器
やはりややリアルさに欠ける銃器描写
クリスの不可解な行動及びその真相の描写
+ | ストーリー中の真相ネタバレ注意! |
『RE3』から学んでいない抱き合わせ商法
FOVがかなり狭い
シリーズを大幅転換させ評価を得た『7』に、同じくシリーズの転換と評価を両立させた『4』の要素を足して作り上げられた本作は、『7』のシステムをさらに爽快感のあるアクション寄りのホラーゲームに進化させることに成功した。
本編も、主人公イーサンに感情移入できる良質なストーリー展開によって、『7』から続いたイーサンの物語をうまく纏める事に成功している。
主人公の超人化や、全体的な雰囲気の変化から正統派ホラーかと言われると若干の疑問があり、マーセナリーズの作り込みの甘さなど若干の粗があるものの一部ユーザーからは最高傑作と評されることのある作品である。
+ | 以下ネタバレを含む |
*1 Mac/iOS/iPad版には付属しない。
*2 『7』でも妻思いな所や、なんとかしてゾイを助けようとする心があり、好感度の良いキャラではあった。
*3 本人曰く「顧客サービスの一環」とのことだが明らかにイーサンに肩入れしてくれており、それが却って恩に感じさせない振る舞いとして魅力になっている。
*4 フェイスモデルは前作と同じGeordie Dandy氏が担当している。恐らくだが『7』の顔モデルを『6』の容姿に似るように調整したのだと思われる。
*5 初代の喫煙シーンは海外版ではカット、DS版でもカットされており、本作までは喫煙をしていた事を示唆させるぐらいしか描写が無く、実際『6』での1シーンでクリスの横に大量の吸い殻がある灰皿が置いてあるぐらいだった。
*6 スピンオフを含めると『リベレーションズ2』以来となる。
*7 無規制版では、序盤に指を食いちぎられ左手は3本指になっていたり、右手を切断されても例の回復薬でくっつけて治すなどしている。
*8 この場面での恐怖演出は幻覚に起因するとなっているが、幻覚自体は『7』から登場した設定ではある。
*9 過去作のタイラント等の追跡キャラはある程度攻撃すると倒せるかしばらく怯ませる事が出来た。
*10 実際、エヴリンの力を受け継いだとミランダは言っている。
*11 しかも、モデリングは本編に出てくるターゲットロケーターの使いまわしである。
*12 攻撃範囲は見た目に反してナイフと同程度。使用時にいちいち刀身を伸ばす必要があり、敵に組み付かれたり武器を変えたりすると引っ込めてしまう。
*13 Z版のパッケージなどに使われているアートもそうとしか見えない。
*14 クリス曰く一般人を巻き込みたくなかったとのことだが、結果としてそれが原因で巻き込まれているので逆効果だったとしか言いようがない。過去にも洋館事件の後に妹のクレアを巻き込まないために敢えて連絡を取らずにいたが、それがかえってクレアを心配させてしまい結果的に彼女は(生還したものの)ラクーンシティのバイオハザードに巻き込まれてしまっている。
*15 One版はプレイには何ら影響はないが、流石に初期型では一部のムービーや読み込み時に微妙に処理落ちする。逆にPS4版は初期型でもそのようなことはない。
*16 一応、ロード関連には僅かに問題があり、エリア間移動と思しき場所ではアイテムメニューのロードに異常な時間を要したり、特定の手順を踏むと暗転ロードが入る箇所がある。