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GITADORA EXCHAIN - (2019/08/14 (水) 20:03:51) の1つ前との変更点

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*GITADORA EXCHAIN 【ぎたどら えくすちぇいん ぎたーふりーくす/どらむまにあ】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミアミューズメント|~| |稼動開始日|2018年9月12日|~| |判定|なし|~| |ポイント|''カスタムスキン導入''&br()''フレンドシステムによる楽曲共有''&br()今作でギタドラシリーズ20年突破&br()''†俺は辞退する†''|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 GITADORAシリーズにモデルチェンジしてから5回目となるオンラインリニューアルアップデート。~ 今作では過去に評価の高かったシステムをブラッシュアップして再実装、~ また今作で稼働20周年を迎えた事もあり、それを記念するイベントも行われた。~ **特徴 -''フレンド機能の導入'' --[[XG2>GuitarFreaksXG2 & DrumManiaXG2 Groove to Live]]時代に実装されたグループに近い機能で、イベントの進行促進や解禁曲の共有が行える。 ---解禁曲の共有は各自でフレンドへのオススメ楽曲((無条件解禁済の曲でも登録は可能。また、GFとDMで個別に5曲ずつ登録できるが、5曲とも有効にするには相互登録である必要がある。))に登録することで行われ、フレンドに登録したプレイヤーそれぞれのオススメ楽曲が未解禁でもプレー可能という形になる。~ この機能により長きに渡って問題点とされてきた、『未解禁曲の救済処置無し』がある程度解消されるようになった。 ---進行促進については、フレンドのイベント進行状況(未着手/進行中/クリア済)や最近プレーしたか(72時間以内)によっても促進率が変動する。相互登録だと効果が2倍になる。 ---また、イベント促進効果やフレンドのオススメ楽曲をプレーしたことに対してサンクスメダルが自動的に贈られ、受けたとった枚数の累計で解禁される要素もある(称号やプレーヤーボード用のパーツのみで、楽曲解禁には絡まない)。 //%%フレンド機能とは無関係だがハイタッチキャンペーンの伝導でもサンクスメダルをもらえるといいんだけど%% -''カスタムスキンの実装'' --こちらもXG2以来の実装、スキンを自由にカスタマイズ出来る。 ---後述するSPECIALフレーズでのコンボ達成演出における改善点もカスタムスキンの一部となっている。 ---クリスマスや正月等の季節ネタや、他のBEMANI機種に関連のあるスキン等、種類に関しては充実している。 ---余談かつカスタムスキンの範疇に入るかは微妙だが、ノーツ完全消失機能も追加された。ノーツが全く見えなくなる為、譜面を覚えてないとまともにプレイできない。 -''20周年記念イベント『GFDM CHRONICLE』'' --プレイ終了後に、古の譜面ことV譜面(=クラシック譜面)が解禁できるイベント。なおこちらは毎月セットが追加される形であり、現在のところ終了日は未定。 --事実上のクラシック譜面の復活に、古参ユーザーから驚きの声が上がった。 ---イベント第二弾では[[GF10th&dm9th>GUITARFREAKS 10thMIX & drummania 9thMIX]]時代の初代PREMIUM ENCOREを再現。PERFECT率98%(しかも緩和なし((こちらの枠に挑戦して進出に失敗しても、通常のPREMIUM ENCOREへの進出条件となるPERFECT率の緩和は行われる)))という鬼条件も再現されており、当時のユーザーのみならずギタドラ全体で話題となった。 ---第三弾でも[[V3>GuitarFreaksV3 & DrumManiaV3]]時代を模した設定となっており、DMのPERFECT率ノルマが96%に緩和されている以外は第二弾と同様。~ ただしENCORE STAGEには新規2曲(「ミラージュ・レジデンス」「αρχη」のCLASSIC譜面)が登場し、''PREMIUM ENCORE「MODEL FT2 Miracle Version」はEXTREMEしか存在しない((当時のOPEN-PICK EXTREME譜面がGUITARのMASTER譜面扱い。なおCLASSIC譜面全般での仕様であるため、CLASSIC譜面のOPEN-PICKはEXTREME譜面しか復活していない。))''。 ---第四弾では[[V5>GuitarFreaksV5 & DrumManiaV5 Rock to Infinity]]のものをアレンジしたものとなっており、「A.DOGMA (CLASSIC)」で第三弾と同様の条件を満たすと「Rock to Infinity (CLASSIC)」への挑戦となるINFINITY STAGEに進出。流石にその後「FOR THE FINAL (CLASSIC)」につながることはないが、「Rock to Infinity (CLASSIC)」をクリアすれば両曲のCLASSIC譜面が解禁される形となっている。 ---第五弾は[[V8>GuitarFreaksV8 & DrumManiaV8]]時代を模した「『ゲームより愛を込めて』もしくは『Illuminati~光を求める者たち~』から『EXCELSIOR DIVE』(全てCLASSIC譜面)」というパターンの他に、同時開催の「追憶のギタドラ2010~2012 クイズdeリメンバー((こちらは2019/7/3~2019/7/30の期間限定イベント))」との連動要素が示唆されており、両イベントをコンプリートしているとENCORE→PREMIUM ENCOREの別ルートが追加される模様。どのルートも目標PERFECT率は95%で固定。 // ツミナガラ... と彼女は謂ふ -再-(クイズイベント解禁曲) → 幸せの代償 -楽曲面について --BEMANIコンポーザーの書き下ろしでは、哲学((曲調からTAG氏との推測が上がっている、現時点ではまだ正体が明かされていない。))による『ひと夏の戲れ Yeah!! Samba』、動画サイトで活躍しているメタルドラマーであるダイナ四とあさき、Re:EVOLVEでデビューしたRookie.Fによるコラボ曲『LAS-BOS』と、クオリティの高い楽曲が揃っている。 --さらに20週年記念イベントでは[[XG3>GuitarFreaksXG3 & DrumManiaXG3]]以来となるThomas Howardの参加や、こちらもV以来の提供となるピンクカプセル名義の新曲など、ギタドラV時代の流れを踏襲した新曲も追加されていった。 --版権曲では千本桜(カバー版)((本機種では韓国でも普通にプレー可能となっている))やBEMANI×東方Project以来となる東方アレンジ楽曲の収録に加え、ボカロP出身のアーティストが参加。 --更に[[jubeat>jubeatシリーズ]]から『霖が哭く』や『狂髪天を撫でて綴れ雲の綻び 五体北風に散りて痕も無し』、[[pop'n music>ポップンミュージックシリーズ]]からは『neu(ニエンテ)』や『万物快楽理論(グロッソラリア)』が移植。 --全体的に若手ユーザーから古参ユーザーまで幅広くカバーしたラインナップとなっている。 ---- **評価点 -''フレーズ演出の視認性改善'' --[[前作>GITADORA Matixx]]ではフレーズコンボ成功時に光る演出が入り、演奏レーンにまで被っているのが問題視されていたが、今作では解消された。 --カスタムスキンの1つとして、フレーズ成功時のカットインに小型版や無表示も追加され、前作より視認性と自由度が上がった。 ---サイズを指定するのではなく、あくまでサイズの小さいひまわり*パンチメンバーのカットインである。 **賛否両論点 -PREMIUM ENCORE楽曲のムービー廃止 --前作まではPREMIUM ENCORE楽曲には必ず新規ムービーが作られていたが、今作では全て汎用ムービーになってしまった。 --それに伴いPREMIUM ENCORE進出時の演出も全て静止画となってしまっている。 ---一応、一夜のキセキ(Long version)に描き下ろしムービーが作られているが、今作でムービーのあるEXCHAIN新曲((公式PVのある提供版権曲、コナミグループ50週年記念に作られた50th memoriesシリーズは除く))はこれしか存在しない。 --ただPREMIUM ENCORE演出の無いXG2~XG3に比べると、専用の演出があるだけマシと言えばマシだが… -減少傾向だったイベント解禁曲。 --今作でもROCK WAVE形式の楽曲解禁イベントが開催されたが、2019年1月期までの開催分ではイベントの一つに必ずプレイヤーボードのカスタマイズテーマが含まれていたためか、従来の作品から減少傾向として見られていた。 --もっとも、同じく減少気味だったRe:EVOLVEと比べると、イベント書き下ろし新曲が多く登場していた点でマシに感じるのは事実。 --2019年2月期からは一月につき最低3曲以上はイベント新曲が配信される様になったので、現在はこの点は解消されている。 -''かんたんアシスト設定'' --タブの1ページ目が「かんたんアシスト設定」となり、HI-SPEED(共通)・レーン数(GF)・AUTO(DM)の設定がオプションを開かなくても可能になった。~ また、プレーごとに最初に開くページが同ページに初期化されるようになった。 --HI-SPEEDの設定が呼び出しやすくなった点は便利だが、あくまでアシストの設定でありある程度以上の腕前だと必要性を感じないという意見も。 --また、この設定項目に気づかない一見さんも多く、筐体内でタブ機能の説明が不足している、という問題点にも繋がっている。 --後述する「Pluvia」絡みの問題として、GFではAUTO(ピッキングもしくはネックボタンのどちらかを自動化する)が対応していないため同曲のフレーズコンボチャレンジ目当てにAUTO PICKを使用していたのを次プレー開始時に解除し忘れる((なお、ENCORE STAGE出現条件に限って言えばAUTOオプションにより無効化される前の段階での達成率で判定されるため実害はない。))という事案が多発していたとも。 -過去のPREMIUM ENCORE専用曲の解禁方法変更 --前作MatixxでのPREMIUM ENCORE専用曲のうち最後の「Cinnamon」だけは本作で常時解禁可能な点は変わっていないが、「Cinnamon」および本作での過去のPREMIUM ENCORE専用曲は「ENCORE STAGEで対象曲をプレーし、その達成率に応じてゲージを溜めて''全譜面を一斉解禁''」という方式に変更されている。~ また、本作では最初から初期ENCORE専用曲として新曲「鬼華-修羅の舞-」も登場しており((このため稼働開始時点で解禁なしにプレー可能なHot曲は21曲に減っており、しかもうち1曲はe-amusement pass使用が解禁条件である「千本桜」である。))、こちらの解禁方法も同様。 ---以前のように「MASTER譜面でEXCを取ったから((厳密にはENCORE移行時はPERFECT率98%以上で、その後ENCORE更新時に95%→90%→0%(クリアした難度まで解禁)と目標PERFECT率が緩和される))即全解禁」ということが不可能となった一方、実力関係なしに全譜面を解禁可能になった。 ---本作でもPREMIUM ENCORE専用曲のフレーズコンボチャレンジが開催されているため、そちらを進めながら自然に過去のPREMIUM ENCORE専用曲を解禁できる流れとなっている。~ ただし順番が「Durian」→「鬼華-修羅の舞-」→以後過去のPREMIUM ENCORE専用曲を出現順と固定されているほか、細かいことを言えば楽曲解禁後の残りが次の曲に引き継がれないという問題点もある。 --「Cinnamon」以外のMatixxでのPREMIUM ENCORE専用曲は解禁手段が一切なかったが、後述の期間限定DX解禁チャレンジに含まれている。……なぜか「Aion」は対象外(2019年4月末現在)。 ---なおMatixxでBASICだけでも解禁していた曲はデータ引継ぎ時に全難度解禁されている。 -一部イベントのノルマ増加 --本作で一部イベントにおけるノルマが増加している。 --Randomチャレンジは以前30ptだったのが3600ptと120倍にもなっているが、桁数が増えているのはフレンドブーストシステムへの対応によるもの(1曲当たりの獲得ポイントも100倍で、その上にブースト倍率が適用される)であり実質的な増分は20%である。((そもそも本ルールでは「Hot曲もしくはSランク以上」「Long曲」でそれぞれ2倍になることは告知されていたものの1曲当たりのポイント基本値は公表されておらず、進捗はイベントタブ内のゲージとイベント熟練度システムにおける進捗率表示でしか確認できないため、元々1曲当たりの基本値100pt・目標値3000ptだった可能性はある。なおコナミグループ50周年記念楽曲の第2弾~第4弾を解禁できるイベントではその前の開催時におけるノルマのさらに1.3倍となる4800ptとなっているが、こちらは4800ptの枠で3曲が順次解禁(50%/75%/100%で各1曲)となっている。)) ---一方、激走!ベアマラソンにおいてはノルマは40km((こちらは当初から進捗(クリア曲数)が走破距離としても表示され、1曲当たり通常曲1km/Long曲6kmである点も変わっていない))のままだが小数第2位まで表示されるようになっている。%%4000kmも走らせるのはマジ拷問%% --スコアチャレンジ!も4500万→5400万と20%増。((Matixxで5000万→4500万に緩和されていた)) --達成率チャレンジ!に至っては5600pt→8400ptと1.5倍に暴騰((前作MatixxではBEMANI SUMMER GREETINGSのイベントとして開催された際に8400ptの枠内で3曲解禁可能だったが、本作では8400pt達成して初めて1曲解禁である。))。たとえ5人相互登録だったとしてもそれだけでは増加率を相殺しきれない。 -再録版権曲の「天体観測」に関して --[[GITADORA>GITADORA GuitarFreaks & DrumMania]]稼動時に削除された「天体観測」が2019/5/1に再登場。~ しかも新旧(XG&V譜面)両バージョン同時復活を遂げた。 --ギタドラシリーズ及びGITADORA以降における版権曲再録に関しては、およそ6年ぶり((無印GITADORAで星のすみか(藍坊主)が、CRAWL(VELTPUNCH)の削除と入れ替わる形で再録された。ギタドラV4の洋楽版権復活から見ても12年ぶりとなる。))となる。 --「初心者向けの定番であり間口が広がる」という肯定的な意見と、「これを復活させるなら他に復活させるべき曲も存在する」「バスペダルに優しくない(から復活しなくてよかったのに)」という否定的な意見がぶつかり合う賛否両論な一曲である。 -『GFDM CHRONICLE』第5弾に関して --前述の通り、CLASSIC譜面が解禁できるイベントだが、第5弾ではギタドラV7~V8期の譜面が選出されている。 --V6までは独自のバージョンとして迎え入れられていたが、それ以降はXGシリーズの下位機種扱いになった事もあって、非常に賛否両論が分かれる要素となった。 --『譜面の質が悪い(特にV8で登場したドラム譜面)のを移植するならイベント設けなくてもいい』や『わざわざ黒歴史を掘り起こす必要は無い』等の否定的な意見が強い一方、『黒歴史とは言えシリーズの一部であるV7以降に触れるのは開発として当然』や『最終作にも関わらずオフライン化でプレイ出来ない曲が今回のイベントで復刻した』等の肯定的な意見も見られる。 ---また、GFにおける「Illuminati~光を求める者たち~(CLASSIC)」の難度が比較的低く、本弾はPREMIUM ENCOREへの進出が他の段に比べて楽である。 **問題点 -Deluxe解禁対象曲の追加が期間限定 --前作[[Matixx>GITADORA Matixx]]での解禁曲は今作では全く救済されておらず(PREMIUM ENCORE曲含め)、EXCHAIN稼働半年から経ってようやく救済処置が設けられたが… --問題は''未解禁救済のチャンスが3日しかない''点。いくら金曜日~日曜日に救済チャンスを設けられても、時間に余裕の無いユーザーにとっては恩恵を受けられない場合もあるだろう。 ---フレンド機能による楽曲シェアがあるとは言え、DX対象曲の追加が止まってしまう点に、ユーザーから指摘を受けるのも無理はない。 ---2019年4月の開催では3日間ということはなくGWいっぱい(5/6まで)と設定されているが、本来は毎月月末辺り(最終金曜日((Tri-Boost Re:EVOLVEにおいて、毎月最終金曜日にプレーするとPREMIUM ENCORE STAGEに進出するための目標PERFECT率が0%に上書きされるイベントが存在していた。))~その次の日曜日?)に開催されるイベントなのかもしれない(のだが5月/6月と開催されず)。 -''BASICでも自重しない一部PREMIUM ENCORE楽曲'' --GITADORA以降、ENCORE STAGEやPREMIUM ENCORE STAGEで出現する曲のBASIC譜面は高いものでもLv4前後と、ある程度は自重していた。~ ところが、本作になってBASICでも難易度を自重していない曲が2019年6月現在通常譜面だけでも4曲存在している(基本的にはGUITARパートが問題視されているが、「Nebulas」はBASSパートも厳しく、''「Pluvia」に至ってはDRUMも含む3パートすべてにおいて自重していない'')。 --2018年末より登場した『POLAR NIGHT』のGUITAR譜面は5連符や7連符といった聞き慣れないリズムで精度を崩されやすく、結果的に久しぶりのBASIC大型詐称譜面と評された。 ---ADVANCED以上になると14分((2拍7連符と同等))も登場しており、高BPMも相まって''GUITARパートは全難度において詐称''とまで評価される程。 --2019年3月末からの「Pluvia」はGUITAR/BASS共に細かい連打で達成率を崩壊させていく譜面でありながら、両パートともに4.00前後という超詐称譜面である((ちなみにドラムはPREMIUM ENCORE復活以降最高数となる5.40が付いている))。 --2019年4月の「眠りの国のステラ」も、GUITAR譜面はBASICでも複雑な運指により達成率を崩壊させていく4.80とは何なのかと言わざるを得ない譜面である。 --2019年6月の「Nebulas」は「Pluvia」のリズム難と「眠りの国のステラ」の運指難が複合しコンボ面で難あり。表記難度が「Pluvia」より高く詐称度はそちらよりマシ。 -プレイ時の処理落ち --前作以前でも僅かな処理落ちが起こるケースがあったが、今作では顕著に現れるようになった。 --処理落ちの程度はXG3程ではないが、若干スクロールのガタつきが発生する。 --正確な演奏が求められる音ゲーにおいては、僅かなフレーム落ちでも許容出来ないプレイヤーも多いだろう。 ---基盤の劣化((無印GITADORAで基盤の変更が行われてから6年以上経つため、ある程度の劣化は起きていると想定できる。))やフレーズ演出、汎用ムービーの処理等、様々な要因が重なって起きている為、プレイヤー側で対策するのは困難。 ---一応フレーム表示をALL OFFにすればプログレスゲージとフレーズ演出の分の処理はカットされるので、応急処置としては有効かもしれない。 -''解禁済楽曲の再封印現象'' --''The 8th KACの予選にエントリーしていないと、予選終了後前作のイベントで解禁していたはずの曲が再度封印される''という現象が報告されている。 ---被害を受けた場合でも先述の期間限定DX解禁で再度解禁可能ではあるが、解禁していたフラグが消去されるというのは例がない。 ---- **総評 シリーズ20周年に向けて良くも悪くもイベントで盛り上がった作品。~ フレンド機能の導入やCLASSIC譜面など、かつて好評だった機能の再実装はファンを喜ばせただけに留まらず、~ ''曲を解禁してスキルを上げるだけ''のマンネリ状態であった近作の流れを打ち砕いたとして、高評価に繋がっている。~ それだけに「KACでの不祥事が無かったら…」「プレアンのムービーが廃止されてなければ…」「前作の楽曲の解禁期間が長かったら…」といった不満や粗も目立つのも事実。 ---- **余談 -収録曲数1000曲突破 --本バージョン稼働開始時に収録曲数が1000曲を突破したのだが、その判明経緯が残念である。 ---1000曲突破という公式告知があったのではなく、プレイヤーデータ上のクリア曲数の表示に関する不具合によるもの。~ 当初は下3桁しか表示されない不具合があったほか、その不具合を修正したら別の項目で不具合が出るgdgdっぷり。 -初のオトベア誕生日イベント --[[OverDrive>GITADORA OverDrive]]において「ULTIMATE GATE」のラスボスになったのは誕生日を祝ってもらえなかったことによる闇落ちとまで揶揄されていたオトベアだが、本作でついに誕生日記念イベントが登場した。~ ……11/1~11/11の期間中に1度プレーするだけで記念ステッカーがもらえるというだけなのだが、そのステッカーが異様にシュールである。 -''ひまわり*パンチの躍進'' --本作では[[GITADORA OverDrive]]での初出以来、様々な所で活躍していたマスコットキャラクター「ひまわり*パンチ」の活動が特に活発に見られていた。 --まず、上述の通り、彼らの楽曲である「一夜のキセキ」は新規ムービーを引っさげてLong ver.が制作された。 --加えて、JAEPO 2019内で開催された恒例のBEMANI SPECIAL LIVEではひまわり*パンチのメンバーが出演。それに伴い、これまで彼らの声の担当していた人物も明らかに。 --更にpop'n musicとGITADORAの20周年を記念して制作されたコラボ楽曲『SESSION With You!』では、確定情報では無いが、pop'nのSDであるPONとひまわり*パンチのコラボレーションが実現。加えて、同曲は[[pop'n music peace>ポップンミュージック peace]]との同時収録に伴い、遂にGITADORA以外の他機種へひまわり*パンチの楽曲が収録されるに至った。 --そして2019年7月には''新曲「悪魔のハニープリン」でPREMIUM ENCORE参入''という快挙も。 -''8th KACでのファイナリスト辞退'' --今作稼働中の2019年1月24日にJAEPO 2019内で開催されたThe 8th KONAMI Arcade Championsip DrumMania部門決勝戦のステージにて、出場ファイナリストの一人「MELIODAS」が準決勝を辞退してしまうという、BEMANI界隈でも前代未聞の事件が発生してしまった。 --その際の「申し訳ないが、俺は辞退する」という氏の発言がネット上で大受けしたらしく、結果的に「''†俺は辞退する†''」というネットスラングも生み出してしまう事に。 --もっとも、8th KAC DrumMania部門では代行による不正が横行していた事から、しかるべき対応であったのかも知れない。 -YAMAHA公認のパッドの生産終了 --現在のDrumMania筐体に使われている電子パッドは生産が終了しており、コナミからパッドを交換する際は、従来のパッドとは全く違う物が届けられる。 -''メディアミックス企画「バンめし♪」始動'' --本作が稼働した2018年より「ひなビタ♪」の後継となるTOMOSUKEプロデュースのメディアミックス企画「バンめし♪」が始動した。 --同企画では主にブログ「白兎団活動報告」でストーリー展開が行われる他、動画投稿サイトでは各キャラクターが出演する公式動画の配信も行われている。 --勿論、この企画から登場した楽曲もBEMANI機種に収録されているのだが、2019年6月時点でGITADORAシリーズのみでの収録ということや、「花のやくそく」を経て卒業となったひなビタ♪曲が2019年3月から再び多くの機種に収録されたことから、ひなビタ♪と比べてイマイチ知名度が振るっておらず、早くも暗雲が垂れ込め始めてきている状況である。果たして今後はこれを挽回出来るのだろうか…? ---ちなみに、2019年7月に[[jubeat>jubeat festo]]進出を果たしてはいる。
*GITADORA EXCHAIN 【ぎたどら えくすちぇいん ぎたーふりーくす/どらむまにあ】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミアミューズメント|~| |稼動開始日|2018年9月12日|~| |判定|なし|~| |ポイント|''カスタムスキン導入''&br()''フレンドシステムによる楽曲共有''&br()今作でギタドラシリーズ20年突破&br()''†俺は辞退する†''|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 GITADORAシリーズにモデルチェンジしてから5回目となるオンラインリニューアルアップデート。~ 今作では過去に評価の高かったシステムをブラッシュアップして再実装、~ また今作で稼働20周年を迎えた事もあり、それを記念するイベントも行われた。~ **特徴 -''フレンド機能の導入'' --[[XG2>GuitarFreaksXG2 & DrumManiaXG2 Groove to Live]]時代に実装されたグループに近い機能で、イベントの進行促進や解禁曲の共有が行える。 ---解禁曲の共有は各自でフレンドへのオススメ楽曲((無条件解禁済の曲でも登録は可能。また、GFとDMで個別に5曲ずつ登録できるが、5曲とも有効にするには相互登録である必要がある。))に登録することで行われ、フレンドに登録したプレイヤーそれぞれのオススメ楽曲が未解禁でもプレー可能という形になる。~ この機能により長きに渡って問題点とされてきた、『未解禁曲の救済処置無し』がある程度解消されるようになった。 ---進行促進については、フレンドのイベント進行状況(未着手/進行中/クリア済)や最近プレーしたか(72時間以内)によっても促進率が変動する。相互登録だと効果が2倍になる。 ---また、イベント促進効果やフレンドのオススメ楽曲をプレーしたことに対してサンクスメダルが自動的に贈られ、受けたとった枚数の累計で解禁される要素もある(称号やプレーヤーボード用のパーツのみで、楽曲解禁には絡まない)。 //%%フレンド機能とは無関係だがハイタッチキャンペーンの伝導でもサンクスメダルをもらえるといいんだけど%% -''カスタムスキンの実装'' --こちらもXG2以来の実装、スキンを自由にカスタマイズ出来る。 ---後述するSPECIALフレーズでのコンボ達成演出における改善点もカスタムスキンの一部となっている。 ---クリスマスや正月等の季節ネタや、他のBEMANI機種に関連のあるスキン等、種類に関しては充実している。 ---余談かつカスタムスキンの範疇に入るかは微妙だが、ノーツ完全消失機能も追加された。ノーツが全く見えなくなる為、譜面を覚えてないとまともにプレイできない。 -''20周年記念イベント『GFDM CHRONICLE』'' --プレイ終了後に、古の譜面ことCLASSIC譜面(Vシリーズまでの3ボタン譜面)が解禁できるイベント。2019年3月~8月にかけて毎月1セットずつ計6セット(1セット当たり10曲)追加されたが、CLASSIC譜面解禁は古いセットから1曲ずつ順に行われる。 --事実上のCLASSIC譜面譜面復活イベントであり、古参ユーザーから驚きの声が上がった。 ---イベント第二弾では[[GF10th&dm9th>GUITARFREAKS 10thMIX & drummania 9thMIX]]時代の初代PREMIUM ENCOREを再現。PERFECT率98%(しかも緩和なし((こちらの枠に挑戦して進出に失敗しても、通常のPREMIUM ENCOREへの進出条件となるPERFECT率の緩和は行われる)))という鬼条件も再現されており、当時のユーザーのみならずギタドラ全体で話題となった。 ---第三弾でも[[V3>GuitarFreaksV3 & DrumManiaV3]]時代を模した設定となっており、DMのPERFECT率ノルマが96%に緩和されている以外は第二弾と同様。~ ただしENCORE STAGEには新規2曲(「ミラージュ・レジデンス」「αρχη」のCLASSIC譜面)が登場し、''PREMIUM ENCORE「MODEL FT2 Miracle Version」はEXTREMEしか存在しない((当時のOPEN-PICK EXTREME譜面がGUITARのMASTER譜面扱い。なおCLASSIC譜面全般での仕様であるため、CLASSIC譜面のOPEN-PICKはEXTREME譜面しか復活していない。))''。 ---第四弾では[[V5>GuitarFreaksV5 & DrumManiaV5 Rock to Infinity]]のものをアレンジしたものとなっており、「A.DOGMA (CLASSIC)」で第三弾と同様の条件を満たすと「Rock to Infinity (CLASSIC)」への挑戦となるINFINITY STAGEに進出。流石にその後「FOR THE FINAL (CLASSIC)」につながることはないが、「Rock to Infinity (CLASSIC)」をクリアすれば両曲のCLASSIC譜面が解禁される形となっている。 ---第五弾は[[V8>GuitarFreaksV8 & DrumManiaV8]]時代を模した「『ゲームより愛を込めて』もしくは『Illuminati~光を求める者たち~』から『EXCELSIOR DIVE』(全てCLASSIC譜面)」というパターンの他に、同時開催の「追憶のギタドラ2010~2012 クイズdeリメンバー((こちらは2019/7/3~2019/7/30の期間限定イベント))」との連動要素が示唆されており、両イベントをコンプリートしているとENCORE→PREMIUM ENCOREの別ルートが追加される模様。どのルートも目標PERFECT率は95%で固定。 // ツミナガラ... と彼女は謂ふ -再-(クイズイベント解禁曲) → 幸せの代償 --GITADORA以降が対象となる第六弾では、それまでのCLASSIC譜面ルートに相当するものとしてOverDriveで登場したTHE ULTIMATESシリーズ2曲のどちらかから「The ULTIMATES -CHRONICLE-」に進むルートが登場、またこちらも第五弾と同様に「追憶のギタドラ2013~2018 クイズdeリメンバー((こちらは2019/7/31~2019/8/27の期間限定イベント))」との連動ルートも存在する。~ どちらも目標PERFECT率は95%で固定だが、本弾までのCLASSIC譜面を全解禁するとランダムで1つのルートにおける目標PERFECT率が85%に緩和される模様。 // 連動ルート詳細: 1716 SAHARA MOON(クイズイベント解禁曲) → 美丽的夏日风 -楽曲面について --BEMANIコンポーザーの書き下ろしでは、哲学((曲調からTAG氏との推測が上がっている、現時点ではまだ正体が明かされていない。))による『ひと夏の戲れ Yeah!! Samba』、動画サイトで活躍しているメタルドラマーであるダイナ四とあさき、Re:EVOLVEでデビューしたRookie.Fによるコラボ曲『LAS-BOS』と、クオリティの高い楽曲が揃っている。 --さらに20週年記念イベントでは[[XG3>GuitarFreaksXG3 & DrumManiaXG3]]以来となるThomas Howardの参加や、こちらもV以来の提供となるピンクカプセル名義の新曲など、ギタドラV時代の流れを踏襲した新曲も追加されていった。 --版権曲では千本桜(カバー版)((本機種では韓国でも普通にプレー可能となっている))やBEMANI×東方Project以来となる東方アレンジ楽曲の収録に加え、ボカロP出身のアーティストが参加。 --更に[[jubeat>jubeatシリーズ]]から『霖が哭く』や『狂髪天を撫でて綴れ雲の綻び 五体北風に散りて痕も無し』、[[pop'n music>ポップンミュージックシリーズ]]からは『neu(ニエンテ)』や『万物快楽理論(グロッソラリア)』が移植。 --全体的に若手ユーザーから古参ユーザーまで幅広くカバーしたラインナップとなっている。 ---- **評価点 -''フレーズ演出の視認性改善'' --[[前作>GITADORA Matixx]]ではフレーズコンボ成功時に光る演出が入り、演奏レーンにまで被っているのが問題視されていたが、今作では解消された。 --カスタムスキンの1つとして、フレーズ成功時のカットインに小型版や無表示も追加され、前作より視認性と自由度が上がった。 ---サイズを指定するのではなく、あくまでサイズの小さいひまわり*パンチメンバーのカットインである。 **賛否両論点 -PREMIUM ENCORE楽曲のムービー廃止 --前作まではPREMIUM ENCORE楽曲には必ず新規ムービーが作られていたが、今作では全て汎用ムービーになってしまった。 --それに伴いPREMIUM ENCORE進出時の演出も全て静止画となってしまっている。 ---一応、一夜のキセキ(Long version)に描き下ろしムービーが作られているが、今作でムービーのあるEXCHAIN新曲((公式PVのある提供版権曲、コナミグループ50週年記念に作られた50th memoriesシリーズは除く))はこれしか存在しない。 --ただPREMIUM ENCORE演出の無いXG2~XG3に比べると、専用の演出があるだけマシと言えばマシだが… -減少傾向だったイベント解禁曲。 --今作でもROCK WAVE形式の楽曲解禁イベントが開催されたが、2019年1月期までの開催分ではイベントの一つに必ずプレイヤーボードのカスタマイズテーマが含まれていたためか、従来の作品から減少傾向として見られていた。 --もっとも、同じく減少気味だったRe:EVOLVEと比べると、イベント書き下ろし新曲が多く登場していた点でマシに感じるのは事実。 --2019年2月期からは一月につき最低3曲以上はイベント新曲が配信される様になったので、現在はこの点は解消されている。 -''かんたんアシスト設定'' --タブの1ページ目が「かんたんアシスト設定」となり、HI-SPEED(共通)・レーン数(GF)・AUTO(DM)の設定がオプションを開かなくても可能になった。~ また、プレーごとに最初に開くページが同ページに初期化されるようになった。 --HI-SPEEDの設定が呼び出しやすくなった点は便利だが、あくまでアシストの設定でありある程度以上の腕前だと必要性を感じないという意見も。 --また、この設定項目に気づかない一見さんも多く、筐体内でタブ機能の説明が不足している、という問題点にも繋がっている。 --後述する「Pluvia」絡みの問題として、GFではAUTO(ピッキングもしくはネックボタンのどちらかを自動化する)が対応していないため同曲のフレーズコンボチャレンジ目当てにAUTO PICKを使用していたのを次プレー開始時に解除し忘れる((なお、ENCORE STAGE出現条件に限って言えばAUTOオプションにより無効化される前の段階での達成率で判定されるため実害はない。))という事案が多発していたとも。 -過去のPREMIUM ENCORE専用曲の解禁方法変更 --前作MatixxでのPREMIUM ENCORE専用曲のうち最後の「Cinnamon」だけは本作で常時解禁可能な点は変わっていないが、「Cinnamon」および本作での過去のPREMIUM ENCORE専用曲は「ENCORE STAGEで対象曲をプレーし、その達成率に応じてゲージを溜めて''全譜面を一斉解禁''」という方式に変更されている。~ また、本作では最初から初期ENCORE専用曲として新曲「鬼華-修羅の舞-」も登場しており((このため稼働開始時点で解禁なしにプレー可能なHot曲は21曲に減っており、しかもうち1曲はe-amusement pass使用が解禁条件である「千本桜」である。))、こちらの解禁方法も同様。 ---以前のように「MASTER譜面でEXCを取ったから((厳密にはENCORE移行時はPERFECT率98%以上で、その後ENCORE更新時に95%→90%→0%(クリアした難度まで解禁)と目標PERFECT率が緩和される))即全解禁」ということが不可能となった一方、実力関係なしに全譜面を解禁可能になった。 ---本作でもPREMIUM ENCORE専用曲のフレーズコンボチャレンジが開催されているため、そちらを進めながら自然に過去のPREMIUM ENCORE専用曲を解禁できる流れとなっている。~ ただし順番が「Durian」→「鬼華-修羅の舞-」→以後過去のPREMIUM ENCORE専用曲を出現順と固定されているほか、細かいことを言えば楽曲解禁後の残りが次の曲に引き継がれないという問題点もある。 --「Cinnamon」以外のMatixxでのPREMIUM ENCORE専用曲は解禁手段が一切なかったが、後述の期間限定DX解禁チャレンジに含まれている。……なぜか「Aion」は対象外(2019年4月末現在)。 ---なおMatixxでBASICだけでも解禁していた曲はデータ引継ぎ時に全難度解禁されている。 -一部イベントのノルマ増加 --本作で一部イベントにおけるノルマが増加している。 --Randomチャレンジは以前30ptだったのが3600ptと120倍にもなっているが、桁数が増えているのはフレンドブーストシステムへの対応によるもの(1曲当たりの獲得ポイントも100倍で、その上にブースト倍率が適用される)であり実質的な増分は20%である。((そもそも本ルールでは「Hot曲もしくはSランク以上」「Long曲」でそれぞれ2倍になることは告知されていたものの1曲当たりのポイント基本値は公表されておらず、進捗はイベントタブ内のゲージとイベント熟練度システムにおける進捗率表示でしか確認できないため、元々1曲当たりの基本値100pt・目標値3000ptだった可能性はある。なおコナミグループ50周年記念楽曲の第2弾~第4弾を解禁できるイベントではその前の開催時におけるノルマのさらに1.3倍となる4800ptとなっているが、こちらは4800ptの枠で3曲が順次解禁(50%/75%/100%で各1曲)となっている。)) ---一方、激走!ベアマラソンにおいてはノルマは40km((こちらは当初から進捗(クリア曲数)が走破距離としても表示され、1曲当たり通常曲1km/Long曲6kmである点も変わっていない))のままだが小数第2位まで表示されるようになっている。%%4000kmも走らせるのはマジ拷問%% --スコアチャレンジ!も4500万→5400万と20%増。((Matixxで5000万→4500万に緩和されていた)) --達成率チャレンジ!に至っては5600pt→8400ptと1.5倍に暴騰((前作MatixxではBEMANI SUMMER GREETINGSのイベントとして開催された際に8400ptの枠内で3曲解禁可能だったが、本作では8400pt達成して初めて1曲解禁である。))。たとえ5人相互登録だったとしてもそれだけでは増加率を相殺しきれない。 -再録版権曲の「天体観測」に関して --[[GITADORA>GITADORA GuitarFreaks & DrumMania]]稼動時に削除された「天体観測」が2019/5/1に再登場。~ しかも新旧(XG&V譜面)両バージョン同時復活を遂げた。 --ギタドラシリーズ及びGITADORA以降における版権曲再録に関しては、およそ6年ぶり((無印GITADORAで星のすみか(藍坊主)が、CRAWL(VELTPUNCH)の削除と入れ替わる形で再録された。ギタドラV4の洋楽版権復活から見ても12年ぶりとなる。))となる。 --「初心者向けの定番であり間口が広がる」という肯定的な意見と、「これを復活させるなら他に復活させるべき曲も存在する」「バスペダルに優しくない(から復活しなくてよかったのに)」という否定的な意見がぶつかり合う賛否両論な一曲である。 -『GFDM CHRONICLE』第5弾に関して --前述の通り、CLASSIC譜面が解禁できるイベントだが、第5弾ではギタドラV7~V8期の譜面が選出されている。 --V6までは独自のバージョンとして迎え入れられていたが、それ以降はXGシリーズの下位機種扱いになった事もあって、非常に賛否両論が分かれる要素となった。 --『譜面の質が悪い(特にV8で登場したドラム譜面)のを移植するならイベント設けなくてもいい』や『わざわざ黒歴史を掘り起こす必要は無い』等の否定的な意見が強い一方、『黒歴史とは言えシリーズの一部であるV7以降に触れるのは開発として当然』や『最終作にも関わらずオフライン化でプレイ出来ない曲が今回のイベントで復刻した』等の肯定的な意見も見られる。 ---また、GFにおける「Illuminati~光を求める者たち~(CLASSIC)」の難度が比較的低く、本弾はPREMIUM ENCOREへの進出が他の段に比べて楽である。 **問題点 -Deluxe解禁対象曲の追加が期間限定 --前作[[Matixx>GITADORA Matixx]]での解禁曲は今作では全く救済されておらず(PREMIUM ENCORE曲含め)、EXCHAIN稼働半年から経ってようやく救済処置が設けられたが… --問題は''未解禁救済のチャンスが3日しかない''点。いくら金曜日~日曜日に救済チャンスを設けられても、時間に余裕の無いユーザーにとっては恩恵を受けられない場合もあるだろう。 ---フレンド機能による楽曲シェアがあるとは言え、DX対象曲の追加が止まってしまう点に、ユーザーから指摘を受けるのも無理はない。 ---2019年4月の開催では3日間ということはなくGWいっぱい(5/6まで)と設定されているが、本来は毎月月末辺り(最終金曜日((Tri-Boost Re:EVOLVEにおいて、毎月最終金曜日にプレーするとPREMIUM ENCORE STAGEに進出するための目標PERFECT率が0%に上書きされるイベントが存在していた。))~その次の日曜日?)に開催されるイベントなのかもしれない(のだが5月/6月と開催されず)。 -''BASICでも自重しない一部PREMIUM ENCORE楽曲'' --GITADORA以降、ENCORE STAGEやPREMIUM ENCORE STAGEで出現する曲のBASIC譜面は高いものでもLv4前後と、ある程度は自重していた。~ ところが、本作になってBASICでも難易度を自重していない曲が2019年6月現在通常譜面だけでも4曲存在している(基本的にはGUITARパートが問題視されているが、「Nebulas」はBASSパートも厳しく、''「Pluvia」に至ってはDRUMも含む3パートすべてにおいて自重していない'')。 --2018年末より登場した『POLAR NIGHT』のGUITAR譜面は5連符や7連符といった聞き慣れないリズムで精度を崩されやすく、結果的に久しぶりのBASIC大型詐称譜面と評された。 ---ADVANCED以上になると14分((2拍7連符と同等))も登場しており、高BPMも相まって''GUITARパートは全難度において詐称''とまで評価される程。 --2019年3月末からの「Pluvia」はGUITAR/BASS共に細かい連打で達成率を崩壊させていく譜面でありながら、両パートともに4.00前後という超詐称譜面である((ちなみにドラムはPREMIUM ENCORE復活以降最高数となる5.40が付いている))。 --2019年4月の「眠りの国のステラ」も、GUITAR譜面はBASICでも複雑な運指により達成率を崩壊させていく4.80とは何なのかと言わざるを得ない譜面である。 --2019年6月の「Nebulas」は「Pluvia」のリズム難と「眠りの国のステラ」の運指難が複合しコンボ面で難あり。表記難度が「Pluvia」より高く詐称度はそちらよりマシ。 -プレイ時の処理落ち --前作以前でも僅かな処理落ちが起こるケースがあったが、今作では顕著に現れるようになった。 --処理落ちの程度はXG3程ではないが、若干スクロールのガタつきが発生する。 --正確な演奏が求められる音ゲーにおいては、僅かなフレーム落ちでも許容出来ないプレイヤーも多いだろう。 ---基盤の劣化((無印GITADORAで基盤の変更が行われてから6年以上経つため、ある程度の劣化は起きていると想定できる。))やフレーズ演出、汎用ムービーの処理等、様々な要因が重なって起きている為、プレイヤー側で対策するのは困難。 ---一応フレーム表示をALL OFFにすればプログレスゲージとフレーズ演出の分の処理はカットされるので、応急処置としては有効かもしれない。 -''解禁済楽曲の再封印現象'' --''The 8th KACの予選にエントリーしていないと、予選終了後前作のイベントで解禁していたはずの曲が再度封印される''という現象が報告されている。 ---被害を受けた場合でも先述の期間限定DX解禁で再度解禁可能ではあるが、解禁していたフラグが消去されるというのは例がない。 ---- **総評 シリーズ20周年に向けて良くも悪くもイベントで盛り上がった作品。~ フレンド機能の導入やCLASSIC譜面など、かつて好評だった機能の再実装はファンを喜ばせただけに留まらず、~ ''曲を解禁してスキルを上げるだけ''のマンネリ状態であった近作の流れを打ち砕いたとして、高評価に繋がっている。~ それだけに「KACでの不祥事が無かったら…」「プレアンのムービーが廃止されてなければ…」「前作の楽曲の解禁期間が長かったら…」といった不満や粗も目立つのも事実。 ---- **余談 -収録曲数1000曲突破 --本バージョン稼働開始時に収録曲数が1000曲を突破したのだが、その判明経緯が残念である。 ---1000曲突破という公式告知があったのではなく、プレイヤーデータ上のクリア曲数の表示に関する不具合によるもの。~ 当初は下3桁しか表示されない不具合があったほか、その不具合を修正したら別の項目で不具合が出るgdgdっぷり。 -初のオトベア誕生日イベント --[[OverDrive>GITADORA OverDrive]]において「ULTIMATE GATE」のラスボスになったのは誕生日を祝ってもらえなかったことによる闇落ちとまで揶揄されていたオトベアだが、本作でついに誕生日記念イベントが登場した。~ ……11/1~11/11の期間中に1度プレーするだけで記念ステッカーがもらえるというだけなのだが、そのステッカーが異様にシュールである。 -''ひまわり*パンチの躍進'' --本作では[[GITADORA OverDrive]]での初出以来、様々な所で活躍していたマスコットキャラクター「ひまわり*パンチ」の活動が特に活発に見られていた。 --まず、上述の通り、彼らの楽曲である「一夜のキセキ」は新規ムービーを引っさげてLong ver.が制作された。 --加えて、JAEPO 2019内で開催された恒例のBEMANI SPECIAL LIVEではひまわり*パンチのメンバーが出演。それに伴い、これまで彼らの声の担当していた人物も明らかに。 --更にpop'n musicとGITADORAの20周年を記念して制作されたコラボ楽曲『SESSION With You!』では、確定情報では無いが、pop'nのSDであるPONとひまわり*パンチのコラボレーションが実現。加えて、同曲は[[pop'n music peace>ポップンミュージック peace]]との同時収録に伴い、遂にGITADORA以外の他機種へひまわり*パンチの楽曲が収録されるに至った。 --そして2019年7月には''新曲「悪魔のハニープリン」でPREMIUM ENCORE参入''、8月には[[jubeat>jubeat festo]]進出という快挙も。~ また、20周年イベント大トリとなる8月後半の「永劫のギタドラ」でも彼女たちが活躍する。%%またもやオトベアがアレなことになっている%% -''8th KACでのファイナリスト辞退'' --今作稼働中の2019年1月24日にJAEPO 2019内で開催されたThe 8th KONAMI Arcade Championsip DrumMania部門決勝戦のステージにて、出場ファイナリストの一人「MELIODAS」が準決勝を辞退してしまうという、BEMANI界隈でも前代未聞の事件が発生してしまった。 --その際の「申し訳ないが、俺は辞退する」という氏の発言がネット上で大受けしたらしく、結果的に「''†俺は辞退する†''」というネットスラングも生み出してしまう事に。 --もっとも、8th KAC DrumMania部門では代行による不正が横行していた事から、しかるべき対応であったのかも知れない。 -YAMAHA公認のパッドの生産終了 --現在のDrumMania筐体に使われている電子パッドは生産が終了しており、コナミからパッドを交換する際は、従来のパッドとは全く違う物が届けられる。 -''メディアミックス企画「バンめし♪」始動'' --本作が稼働した2018年より「ひなビタ♪」の後継となるTOMOSUKEプロデュースのメディアミックス企画「バンめし♪」が始動した。 --同企画では主にブログ「白兎団活動報告」でストーリー展開が行われる他、動画投稿サイトでは各キャラクターが出演する公式動画の配信も行われている。 --勿論、この企画から登場した楽曲もBEMANI機種に収録されているのだが、2019年6月時点でGITADORAシリーズのみでの収録ということや、「花のやくそく」を経て卒業となったひなビタ♪曲が2019年3月から再び多くの機種に収録されたことから、ひなビタ♪と比べてイマイチ知名度が振るっておらず、早くも暗雲が垂れ込め始めてきている状況である。果たして今後はこれを挽回出来るのだろうか…? ---ちなみに、2019年7月に[[jubeat>jubeat festo]]進出を果たしてはいる。

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