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バトルシティー - (2019/05/07 (火) 19:16:52) の1つ前との変更点
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*バトルシティー
【ばとるしてぃー】
|ジャンル|固定画面シューティング|&amazon(B004MS6SR0)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売・開発元|ナムコ|~|
|発売日|1985年9月9日|~|
|定価|4,500円|~|
|プレイ人数|1人~2人|~|
|配信|バーチャルコンソール&br()【Wii】2007年9月4日/500Wiiポイント&br()【3DS】2013年7月31日/500円&br()【WiiU】2014年7月9日/500円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|色々な機種で展開|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
-同社のタンクバタリアンの上位版として発売された。
-市街地を舞台に、戦車を操縦して司令部を守りつつ敵を全滅させるゲーム。
-全35ステージ。戦略性が楽しめる。
--全面クリアすると、出現するタンクが変わった裏面が遊べる。
**特徴
-自機
--4方向に動かしてボタンで弾を発射。
--弾は攻撃は勿論、敵弾を相殺する事も出来る。そしてレンガを壊せるのも重要で、どういう風にレンガを残しておくかも作戦として大事である。
--強化アイテムを取るとパワーアップ。弾速、弾数、威力などが向上しグラフィックも変化。
-敵タンク
--司令部を狙って来る。
--各ステージに合計20機。画面上部の決まった位置から出現。
--全部で4種類ある。上位版ほどスコアも高く設定。
-司令部
--ショッカーの鳥のような外見。
--常に敵から狙われており、1発でも撃ち込まれたら即ゲームオーバー、勿論自分の弾を当てても敗北。
--レンガで覆われているのである程度は守ってくれる。
--位置は、画面の一番下で固定でエディトでも変更は不可。
--自機がやられた際はこの近くで即座に復帰。
-アイテム
--全6種類。赤い敵を撃つと敵のいた場所ではなく画面内のどこかに出現。十数秒で消えるので注意。
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**評価点
''ゲーム性''
-戦い方の自由度
--攻撃重視、防御重視などの戦略があるが、足をすくわれたり、立ち遅れたりするリスクもあるため、状況判断力がリアルタイムで問われる。
--また司令部に危機が迫った際は、わざと被弾して即座に戻るという冷静で的確な判断力も必要。
-フィールドの地形
--レンガ、防弾壁、森、川、氷まで多彩。一言で言うならばまさに機能美である。
-コンストラクションモード
--自分でオリジナルステージを作って実際にプレイする事が出来る。
--保存は出来ないが当時のゲーム機では仕方のないところである。
-2Pモード
--交代制ではなく、二人同時プレイが可能。敵破壊と基地防衛を分担した協力プレイが熱い。
--1Pは黄色、2Pは緑色と区別が付き易い。
--味方の弾を受けても爆発はせず、しばらく動けなくなる。アイテムの取り合いでケンカになるのはご愛敬。
''演出''
-マップのデザイン性
--マップと言えば通常は16ドットの正方形の単位が相場であるが、8ドットの正方形で構成。これにより精巧な構成に。
--いくつかのステージはナムコのゲームのキャラクターを表現しており、ガラケースマホなどの待ち受け画像にしたいと言っていたプレーヤーもいるほど。
---4面:リブルラブルのホブリン、10面:[[マッピー]]、21面:[[ディグダグ>ディグダグII]]のプーカ、30面:地中プーカ、35面:[[ギャラクシアン]]。
-タイトル、ゲームオーバー、ハイスコアの文字はレンガで構成。
-敵のタンクを倒すと大きく爆発して分かり易い。
-司令部が破壊されると白旗グラフになる。
-4つの向きに応じた描き分け
--真上から見下ろしたものだから90度の回転で済むかと思いがちだがそうではなく、4つの方向に応じて微妙に描き分けている。特に光の当たる部分と影の表現が見事。
**賛否両論点
-操作方向は4方向のみ
--斜めにも動きたいという意見もあった。とはいえ、敵タンクも同じ条件ではある。
-背景が黒地というのは味気ない。市街地という実感はないもののザ・レトロゲームという味わい深さはある。
-画面は1画面のみ
--流石にゲーム性がゲーム性だけに司令部と敵タンクが画面外にいるのはマズイのだろう。1画面構成は全体的に見通しは良いとは言える。
--GB版の作品ではスクロールが実装され、敵の位置はレーダーで表示されるようになり、[[タンクフォース]]ではやはり1画面構成。このあたりは本当に賛否が分かれるところ。
-川地形
--敵味方ともに川地形に落ちたりする事はない。快適と取るか不自然と取るかはプレーヤー次第。同社のディグダグⅡとはえらく違う扱いである。
-敵タンク同士の判定
--敵弾はスルーで、タンク同士も重なり合う。
-アイテム
--何がどこに出てくるのかは全くのランダムである。
-敵の行動が甘い
--司令部に近づいても一直線に狙っては来ず、うろうろして無駄な行動をする。
**難点
-BGMはステージ開始とゲームオーバーの2曲のみ
-敵タンク
--装甲車とあるが、実際は耐久力は1で移動速度が速い。これならば機動タンクという名称にでもすれば良かった。
--速射タンクはノーマルタンクと見分けが付きづらい。まあ敵が偽装したと解釈できない事もない。
--赤いヘビータンクを撃つとアイテムが出現するが、1発目を撃った時点で出現、アイテムが十数秒で消える事も相まってどうせなら倒した直後の方が丁度良かった。
-ボス戦がない
--このあたりも寂しいところである。[[タンクフォース]]ではボス戦も用意される事になる。
-エンディングはなく、ステージを繰り返すだけである。
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**総評
-今の時代では色々と物足りないとこもあるかも知れない。しかしながら実際にプレイしてみるとただのシューティングではなく、状況判断力などの戦術が要求される奥深さがある逸品と言える。
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**関連作
-タンクバタリアン(1980年)
--アーケードで登場した本作の原型版。一人プレイ専用。MSXなどに移植された。
-[[タンクフォース]](1991年)
--アーケードで大幅にパワーアップして帰ってきた続編。
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**余談
-任天堂VSシステムを始めX1やMZ-1500などのパソコン、ゲームボーイなど多くの機種に移植されており、カセットテープ、フロッピーなども存在する。
--『[[スターフォックス アサルト]]』にボーナスゲームとして収録されている。
-アプリ版では10面分、ゲームボーイ版では15面分、MZ-1500版では49面分と移植版には追加ステージが多いゲームでもある。
*バトルシティー
【ばとるしてぃー】
|ジャンル|固定画面シューティング|&amazon(B004MS6SR0)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売・開発元|ナムコ|~|
|発売日|1985年9月9日|~|
|定価|4,500円|~|
|プレイ人数|1人~2人|~|
|配信|バーチャルコンソール&br()【Wii】2007年9月4日/500Wiiポイント&br()【3DS】2013年7月31日/500円&br()【WiiU】2014年7月9日/500円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|色々な機種で展開|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
-ナムコがACで1980年にリリースした『タンクバタリアン』のリメイクとして発売された。
-市街地を舞台に、戦車を操縦して司令部を守りつつ敵を全滅させるゲーム。
-全35ステージ。戦略性が楽しめる。
--全面クリアすると、出現するタンクが変わった裏面が遊べる。
**特徴
-自機
--4方向に動かしてボタンで弾を発射。
--弾は攻撃は勿論、敵弾を相殺する事も出来る。そしてレンガを壊せるのも重要で、どういう風にレンガを残しておくかも作戦として大事である。
--強化アイテムを取るとパワーアップ。弾速、弾数、威力などが向上しグラフィックも変化。
-敵タンク
--司令部を狙って来る。
--各ステージに合計20機。画面上部の決まった位置から出現。
--全部で4種類ある。上位版ほどスコアも高く設定。
-司令部
--ショッカーの鳥のような外見。
--常に敵から狙われており、1発でも撃ち込まれたら即ゲームオーバー、勿論自分の弾を当てても敗北。
--レンガで覆われているのである程度は守ってくれる。
--位置は、画面の一番下で固定でエディトでも変更は不可。
--自機がやられた際はこの近くで即座に復帰。
-アイテム
--全6種類。赤い敵を撃つと敵のいた場所ではなく画面内のどこかに出現。十数秒で消えるので注意。
----
**評価点
''ゲーム性''
-戦い方の自由度
--攻撃重視、防御重視などの戦略があるが、足をすくわれたり、立ち遅れたりするリスクもあるため、状況判断力がリアルタイムで問われる。
--また司令部に危機が迫った際は、わざと被弾して即座に戻るという冷静で的確な判断力も必要。
-フィールドの地形
--レンガ、防弾壁、森、川、氷まで多彩。一言で言うならばまさに機能美である。
-コンストラクションモード
--自分でオリジナルステージを作って実際にプレイする事が出来る。
--保存は出来ないが当時のゲーム機では仕方のないところである。
-2Pモード
--交代制ではなく、二人同時プレイが可能。敵破壊と基地防衛を分担した協力プレイが熱い。
--1Pは黄色、2Pは緑色と区別が付き易い。
--味方の弾を受けても爆発はせず、しばらく動けなくなる。アイテムの取り合いでケンカになるのはご愛敬。
''演出''
-マップのデザイン性
--マップと言えば通常は16ドットの正方形の単位が相場であるが、8ドットの正方形で構成。これにより精巧な構成に。
--いくつかのステージはナムコのゲームのキャラクターを表現しており、ガラケースマホなどの待ち受け画像にしたいと言っていたプレーヤーもいるほど。
---4面:リブルラブルのホブリン、10面:[[マッピー]]、21面:[[ディグダグ>ディグダグII]]のプーカ、30面:地中プーカ、35面:[[ギャラクシアン]]。
-タイトル、ゲームオーバー、ハイスコアの文字はレンガで構成。
-敵のタンクを倒すと大きく爆発して分かり易い。
-司令部が破壊されると白旗グラフになる。
-4つの向きに応じた描き分け
--真上から見下ろしたものだから90度の回転で済むかと思いがちだがそうではなく、4つの方向に応じて微妙に描き分けている。特に光の当たる部分と影の表現が見事。
**賛否両論点
-操作方向は4方向のみ
--斜めにも動きたいという意見もあった。とはいえ、敵タンクも同じ条件ではある。
-背景が黒地というのは味気ない。市街地という実感はないもののザ・レトロゲームという味わい深さはある。
-画面は1画面のみ
--流石にゲーム性がゲーム性だけに司令部と敵タンクが画面外にいるのはマズイのだろう。1画面構成は全体的に見通しは良いとは言える。
--GB版の作品ではスクロールが実装され、敵の位置はレーダーで表示されるようになり、[[タンクフォース]]ではやはり1画面構成。このあたりは本当に賛否が分かれるところ。
-川地形
--敵味方ともに川地形に落ちたりする事はない。快適と取るか不自然と取るかはプレーヤー次第。同社のディグダグⅡとはえらく違う扱いである。
-敵タンク同士の判定
--敵弾はスルーで、タンク同士も重なり合う。
-アイテム
--何がどこに出てくるのかは全くのランダムである。
-敵の行動が甘い
--司令部に近づいても一直線に狙っては来ず、うろうろして無駄な行動をする。
**難点
-BGMはステージ開始とゲームオーバーの2曲のみ
-敵タンク
--装甲車とあるが、実際は耐久力は1で移動速度が速い。これならば機動タンクという名称にでもすれば良かった。
--速射タンクはノーマルタンクと見分けが付きづらい。まあ敵が偽装したと解釈できない事もない。
--赤いヘビータンクを撃つとアイテムが出現するが、1発目を撃った時点で出現、アイテムが十数秒で消える事も相まってどうせなら倒した直後の方が丁度良かった。
-ボス戦がない
--このあたりも寂しいところである。[[タンクフォース]]ではボス戦も用意される事になる。
-エンディングはなく、ステージを繰り返すだけである。
----
**総評
-今の時代では色々と物足りないとこもあるかも知れない。しかしながら実際にプレイしてみるとただのシューティングではなく、状況判断力などの戦術が要求される奥深さがある逸品と言える。
----
**関連作
-『タンクバタリアン』(1980年)
--アーケードで登場した本作の原型版。一人プレイ専用。MSXなどに移植された。
-[[タンクフォース]](1991年)
--アーケードで大幅にパワーアップして帰ってきた続編。
----
**余談
-任天堂VSシステムを始めX1やMZ-1500などのパソコン、ゲームボーイなど多くの機種に移植されており、カセットテープ、フロッピーなども存在する。
--『[[スターフォックス アサルト]]』にボーナスゲームとして収録されている。
-アプリ版では10面分、ゲームボーイ版では15面分、MZ-1500版では49面分と移植版には追加ステージが多いゲームでもある。