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*テイルズ オブ レジェンディア 【ているず おぶ れじぇんでぃあ】 |ジャンル|ロールプレイングゲーム(シリーズ固有ジャンル名:絆が伝説を紡ぎだすRPG)|&amazon(B000AG2H2I)| |対応機種|プレイステーション2|~| |メディア|DVD-ROM 1枚|~| |発売元|ナムコ|~| |開発元|ナムコ(チーム・メルフェス)|~| |発売日|2005年8月25日|~| |定価|7,140円|~| |プレイ人数|1人|~| //|セーブデータ||~| |レーティング|CERO:全年齢対象|~| |ポイント|シナリオと音楽は高評価&br()しかし、シリーズのウリである戦闘が…|~| |備考|PlayStation2 the Best:2006年6月8日発売/2,800円|~| |>|>|CENTER:''[[テイルズオブシリーズ関連作品リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/260.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- *概要 テイルズ オブシリーズのメイン作品(後のマザーシップタイトル)第7弾。略称は『TOL』『レジェンディア』。~ キャラクターデザインに従来のシリーズを担当していたいのまたむつみ氏や藤島康介氏に代わり、アニメーターでもある中澤一登氏を起用。開発はナムコ・テイルズスタジオではなく自社開発(鉄拳シリーズやソウルシリーズのスタッフから編成されたプロジェクトチーム「チーム・メルフェス」が担当)で、音楽も椎名豪作曲・新日本フィルハーモニー交響楽団演奏と、これまでとは毛色の違う作品。 *特徴 **ストーリー -ストーリーは「メインシナリオ」と「キャラクタークエスト」の2つに分けられる。 --メインシナリオの前半では主人公セネルとその妹シャーリィが1つの島かとも思えるほどの巨大な船「遺跡船」にやってきたところから始まり、「メルネス」という伝説の存在とされるシャーリィをめぐっての物語が展開する。後半ではセネル達「陸の民」とシャーリィ達「水の民」の対立が描かれる。ここまでのストーリーは「よくある普通のRPG」と評価されることもあるが、本番はこの後に始まるキャラクタークエストであり、こちらに感動したという人は数多い。 --メインシナリオがセネルとシャーリィを中心に描いていたのに対し、キャラクタークエストではその他のパーティキャラクター6人に焦点が当てられ、「なぜ彼らが遺跡船にやってきたのか」が描かれる。いずれも本作のキーワードである「絆」を描いており、愛する者への想い、別れ、真の絆とは何かなどが声優の演技、壮大なBGM、美麗な3Dグラフィック、アニメーションという様々な演出によって彩られ、ストーリーの盛り上がりを一層強くしている。 -作中におけるコメディ描写の多さや、登場人物たちが歌って踊るミュージカルのようなシーンなど、独特の雰囲気も醸し出している。 **キャラクター -本作の「スキット」(キャラ同士の雑談などが見られる機能)は「フリースキット」「イベントスキット」の2つに分けられている。今までのスキットに当たるのは「フリースキット」の方だが、これがシリーズの中でもかなり少ないためにキャラの内面や意外な一面などを見ることができず、メインシナリオでもあまりキャラについては描かれない。しかし本作ではその役割はキャラクタークエストに集約されており、キャラクタークエストに入るとそれまで明かされなかったそのキャラについての過去などが描かれ、メインシナリオでの行動などの伏線がこちらで解き明かされる。これにより深くキャラの心情を知ることができ、魅力的に思えるようになっている。 -これまでのシリーズにはあまり見られなかった「同時に同じセリフを言う」という演出が本作では多く行われている。物語当初にも出てくるため「なぜ会ったばかりなのにそんなに仲がいいのか」と思うこともあるが、後半になるにつれてその連帯感はむしろ普通のものであると思えるようになっていき、ストーリーの進行によって強くなっていくパーティキャラクターの絆を感じることができる。 -パーティキャラの1人クロエは、セネル(主人公)とシャーリィ(ヒロイン)を差し置いて''レジェンディアキャラで唯一人気投票で10位以内にランクイン''したことがあるため、人気の高さが伺える。なおセネルは30位以内にギリギリいたが、シャーリィは1度もランクインした事が無い((シャーリィに限った話ではないが、他にランクインした事無いヒロインは『デスティニー2』のリアラ、『イノセンス』のイリア、『ハーツ』のコハクなどがいる。しかし誰も30位にランクインした事無い『テンペスト』『ハーツ』は悲惨である))。因みに『レディアント マイソロジー2』では、レジェンディア勢はセネルとクロエが参戦した。 **戦闘 -『テイルズ オブ デスティニー2』『テイルズ オブ シンフォニア』『テイルズ オブ リバース』と、特殊な仕様の戦闘が続いていたシリーズだが、本作では『[[テイルズ オブ エターニア]]』のものを少し改良したシンプルな戦闘システムに戻っており、それまでの戦闘を難しいと感じていた者やシリーズ未経験者にも簡単にプレイ出来るよう配慮されている。 --本作では敵のHPが常に敵の上に表示されるようになった。これによっていちいち敵のステータスを確認するという面倒な作業が軽減されている。敵の後ろに回り込める「パッシングスルー」という機能も搭載され、これらは後の一部の作品にも受け継がれている。 --本作独自のシステム「クライマックスモード」は、戦闘での様々な行動によって貯まるゲージを消費し、一定時間相手の動きを止めるというもの。この状態で発動できる「クライマックスコンボ」というものもあり、これによって敵1体に大きなダメージを与えることが出来る。ボスにも有効であり、味方の状態異常が回復する効果もあるため、ピンチから一発逆転を狙うこともできる。 --主人公・セネルが使用できる「投げ技」。これは通常は攻撃が通らないダウン中の敵に高いダメージを与えるというシステム。投げた敵がほかの敵にあたるとその敵もダウンするため、並みいる敵を次々に投げ飛ばしていくという爽快感が味わえる。 --アーツ(従来の「技」)系のキャラが使用できる「我流奥義」。覚えた技の使用回数を50回にすると手に入る「極意」を組合わせることで使用できるようになる技で、特定の種族の敵に大ダメージを与えることができる。またセネルは投げ技、クロエはカウンター技と、キャラクターごとにどのような技か異なっているのも特徴である。 --シリーズで初めてモーションアクターが導入され、これによってキャラの人間らしい動作が多くなっている。また、敵モンスターもよく見ると面白い動きをしていることがあり、この無駄とも言える作り込みを評価する声も多い。 **BGM -先述したように本作のBGMは椎名豪が担当しており、一部のBGMは新日本フィルハーモニー交響楽団が演奏している。前作までは桜庭統・田村信二によるロックを基調とした激しい曲が多いが、本作ではオーケストラを使用、落ち着きのある曲や華やかな曲、架空言語を用いたシリーズ初のボーカル曲、高い評価を得た挿入歌など、それまでのイメージを覆している。 --このBGMは非常に高く評価され、海外ではオーケストラで演奏され、日本でも2009年の「PRESS START」(日本のゲームミュージックの祭典)にて、『マリオ』などの有名シリーズや、音楽面で高い評価を得た『[[ペルソナ4]]』などが並ぶ中、本作のBGMが選ばれている。また、本作のサウンドトラックは多くの曲が未収録だったため、後に発売されたドラマCDには一部の未収録曲(ブックレットによると、ユーザーからの要望が高かった曲)が収録されている。 -のちの『[[テイルズ オブ バーサス>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/444.html]]』製作の際に、本作を担当した椎名豪氏が既存のテイルズシリーズのBGMのリメイクverを手掛けたことでもその能力が伺えるであろう。 -サウンドトラックではほとんどの曲が生オーケストラに変わっており、&bold(){良い意味}でゲームの音楽とは思えない出来栄えになっている。 **グラフィック -グラフィックは3D風の2Dであり、ポリゴンの質は3D作品の『[[テイルズ オブ シンフォニア>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/253.html]]』より鮮やかになっている。その温かみや色使いなど、上記のBGMも相まって、幻想的な雰囲気を表現するのに一役買っている。また、『シンフォニア』では3Dでの再現が難しいとされていたために見送られたマントを本作では再現できており、技術力の向上がうかがえる。 --ただし、前述通りあくまで「3Dグラフィックによる2D画面」のため、イベント等の演出は『シンフォニア』とは比較にはならない。 -酷評されることが多い術エフェクトも、派手さはないものの細部まで作りこまれており、シャーリィの術は花びらが舞うなど、独特の演出がなされている。 *問題点 -概要に書いたように本作は今までのシリーズと多くの部分が異なっている。キャラクターデザイン・作曲者の変更など、歴代作品をプレイしてきたユーザーにはそれがとっつきづらさと映り、批判をされやすい。ただしこれらの点はテイルズオブシリーズにおいて絶対的に定められていた要素ではなく、要はプレイヤーの好みの問題である。普遍的に「問題である」と認められる、いわゆるクソゲー要素とは違うので注意。~ ただ、後述の戦闘システムに関しては擁護のしようがない。 **戦闘システム -戦闘システムは良く言えばシンプル、悪く言えば単純に退化、劣化。技よりも通常攻撃のほうが強かったり、従来の必殺技であった秘奥義がなかったり、シリーズ伝統の術が首を傾げるような性能になっていたりと、シリーズファンにとっては総スカンものである。作品全体のゲーム性を損なうほどではないが「''テイルズオブシリーズとしてそれはどうよ''」という声は当然の如く上がっている。 -更に、主人公であるセネルに関しては下手に特技を使うよりも通常攻撃を連発していた方が余程強いという意見もあり、その為にひたすらに通常攻撃を連発する戦いが多くなりがちで、その時のボイスである「''ふっはっくらえ!''」((セネルの通常攻撃は3発まで繋げられる。つまり、通常攻撃1発目が「ふっ!」、2発目が「はっ!」3発目が「くらえ!」となり、これを繋げて「ふっはっくらえ!」となる))は多くのプレイヤーの脳裏にこびり付く事になってしまった。 --それ故に「''セネルの秘奥義は『ふっはっくらえ!』だろ?''」と言われてしまう事も。 ---余談だが、上のような有様なため『テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー』に登場した際の攻撃ボイスが「''ふっはっせい!''」になってしまっていたことを惜しむ声、また、「バンナムは解ってない」とする声もそれなりにあったとか無かったとか…。 ---没ボイスに秘奥義らしきものは存在しており、後に設定段階では存在していたことが明らかとなった。『レディアント マイソロジー3』ではこれらの没秘奥義が実装されることとなった。 -また、技のエフェクトはかなり地味。グラフィック自体はPS2相応なのだが、演出面では''ファミコンレベルのクオリティ''である。 --特に一作目『[[テイルズ オブ ファンタジア]]』でイベントに使用され、シリーズ通してファンにはおなじみの上級魔術「インディグネイション」が、本作では下級呪文と見紛うくらいに地味なため、ファンからも「''あれは『ライトニング』((シリーズにおけるインディグネイションの下位に属する下級魔術))だ''」と当たり前のように言われてしまっている。 -魔法専門キャラ(本作ではブレス系と呼称)がウィル・ノーマ・グリューネ・シャーリィと4人もいるのに、それぞれの(戦闘要員としての)個性化もなされていない。使える魔法はどれも似たり寄ったりであり、運用に差は出ない。 --というよりは、後半に加入するグリューネとシャーリィは戦闘要員としては、ほとんど仲間にする意味すらない。両者とも使える魔法は11種だが、これは初期に加入しているウィルとノーマ(23種、21種)の半分。グリューネは属性が偏りすぎていて柔軟性に乏しく、シャーリィは先の二者の使い回し魔法ばかり。更に悪いことに、ウィルとノーマは全属性の攻撃魔法と回復・補助魔法を使えてしまうのである。 -他にも以下のような作り込みの甘い部分が多い。 --敵が全体的に硬い。ガードを多用してくる敵は特に厄介。敵のガードは一定の打撃を与えることで崩せるのだが、かなりの攻撃を当てなければ崩せず、崩した後でもまたガードしてくるのでダメージが異常に通りにくい。そのため全体的に戦闘のテンポが悪く苦痛になることも。対策としてハメが横行…というか、本作ではハメ対策がほぼ無い。また敵の呪文の詠唱を阻止するのも2、3発殴ったぐらいでは止められなくなっているので、従来より敵の詠唱妨害が困難に。 --セミオート照準は、目の前の敵をターゲットにするが、自分の倒したい相手を攻撃している時に別の敵から攻撃を受けると、そっちに照準をうつしてしまうので、ボタン連打していると、別方向の相手に向かってしまうと融通がきかない。 --必殺技がよく暴発する。これは一度入力したコマンドはキャンセルできないために起こってしまう現象。例えばセネルで「魔神拳」を使う際にxボタンを2回押してると「魔神拳」の後にまた「魔神拳」が発動する…、という具合である。特に特技→奥義と連繋する際には無意識で連打してしまうものなので、従来のプレイヤーも慣れるのに苦労することに。 --味方AIが馬鹿。特に護衛キャラは敵との距離に余裕があるにも関わらず後ろに回りこんで反対側に逃げようとしたり、逆に目の前に敵がいるのに詠唱しようとしたりなどでかなりイライラさせられる。回復に対する反応も甘く、倒れた後で回復なんてこともある始末。 --マルチプレイが廃止。これは単純に劣化なためマルチプレイ派のユーザーに批判された。 -「格闘ゲームの経験のあるスタッフによる新しい要素を!」と編成された製作チームだったのに、売りにしていた肝心の格闘システムはシリーズファンからは低評価という悲しい現実。 --だが、今作で本格的に搭載された投げ技システムの仕様は、格ゲー経験のあるメルフェスが作ったからこそというのも否めない。 **使いまわしについて -敵キャラは雑魚・ボス共に色違いの敵が非常に多く、ボスキャラとして出た相手はその後雑魚キャラとして何度も出てくると見て差し支えない。 -第1部で廻ったダンジョンを第2部で再度探索させられる。2部において新規で廻る場所はあまりない。 --上にある通り戦闘で出てくる相手も使いまわしが多いので、同じダンジョン同じ敵とそろうとマンネリ化を招きやすい。その上本作のエンカウント率は高め。 **ヒロイン・シャーリィについて -シャーリィは主人公の義妹という設定であり、セネルに恋心を抱いているが、セネルが好きだったのはシャーリィの姉・ステラだったために告白することを諦めていた。が、ステラが死んだ後告白するのだが、その間の描写が省かれているため姉が死んだ直後に告白したように見えてしまうことに((一応、よく見ると相応に時間が経過してはいる。ただしその期間を長いと思うか短いと思うかはプレイヤー次第))。~ また、その後メルネスに覚醒しセネル達の敵となった際には、セネルがシャーリィに隠していたあることをばらされた際に、それを陸の民と水の民全体の問題に置き換えて世界を滅ぼそうとするなど、精神的に不安定な描かれ方をしている。 --それ以前に迫害を受けていたり、常に追われる身であったことなどから精神をすり減らしていたなど、勿論シャーリィのほうにもちゃんとした事情があるのだが、描写不足、もしくは印象に残りづらいために「シャーリィは姉の死後にセネルに告白して玉砕したからって世界を滅ぼそうとした酷い女だ」と受け取ってしまうプレイヤーも多く、シャーリィに対し「''酢飯''」((シャーリィ→シャリ→酢飯))という蔑称がつけられた事もあった。 -また、キャラクタークエストにおいてもシャーリィの微妙さが指摘される。シャーリィはパーティキャラだが、ストーリーの都合上、パーティに編入するのはキャラクタークエストになってからである。キャラクタークエストではシャーリィが友情めいたことをいうことが多いのだが、あまり一緒にいることが無かったシャーリィがそのようなことを言っても台詞の一つ一つが浮いてしまっている。 --本作のシナリオ担当は2人おり、この2人がそれぞれメインシナリオとキャラクタークエストを担当し、この2人の意思疎通ができなかったためにこのような事態になってしまったと推測されているが、この2人がどちらを担当したのか、2人とも両方にかかわったのにこうなってしまったのかは明かされておらず、真偽は不明。~ スタッフの事情はどうあれ、上記のようにメインシナリオでは不安定さ・弱さを見せていた彼女が、キャラクタークエストではそこから成長する過程もないままいきなり「悩む仲間を諭して癒す聖女的ヒロイン」というお決まりの位置付けになってしまったことには違和感がぬぐえない。 *総評 -キャラクターデザインとBGMの変更、初代頃のレベル(エフェクト等に限って言えばSFC版の『[[テイルズ オブ ファンタジア]]』以上に地味なのもある始末)に戻ってしまった戦闘システムはシリーズのファンに衝撃を与え、「いつもと違う」という理由で過剰に叩かれてしまうことも多く、現在でもクソゲー、あるいは良作扱いと評価は割れている。~ しかし、その魅力的なキャラクター、シナリオに魅せられた人間は確かに多いのも事実。戦闘システムを始めとした数々の没設定や、遺跡船ではなく大陸を旅する幻の「エクストラシーズン」(第三部)の存在から、''戦闘システムのみ''を改良したリメイクを望む声は頻繁にされている。 -後にシリーズのプロデューサー・[[吉積信>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1081.html]](本作にはかかわっていない)が語ったところによると、本作は『エターニア』のスタッフが『エターニア』のすぐ後にメルフェスを結成、開発を始めたらしく、ところどころに初期作の作風を残しているのはそのためとされる。 -本作を一言で表すならば、「''戦闘とシャーリィだけが問題のテイルズ''」といえる。シャーリィはともかく(他のテイルズオブシリーズにも問題のあるキャラは多い)、テイルズオブシリーズにおける戦闘システムの単純化は致命的であるため、この部分が大きく本作の評価を下げてしまっているのも事実ではある。 *その他 -『ソード オブ レジェンディア』という本作に似た名前のWii用ゲームソフトが発表されているが、本作との関係は不明で、そもそも現在製作中かさえも不明となっている。 *余談 -不運にも今作の1ヶ月前には藤島氏がキャラクターイラストを担当したテイルズスタジオ製作の『[[テイルズ オブ ジ アビス>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/473.html]]』が発表されており、いわゆる正統派のテイルズという見方をされた『アビス』の方に注目が集まってしまった。そのため今作はかなり影の薄い作品として扱われる事になってしまった。この事はファンの間で「''夏の惨劇''」と言われている。 -だが『アビス』はかなり癖が強い賛否両論作であったため、時間はかかったが相対的に今作の評価も見直されることになった。 *シリーズでの扱われ方 -結論から言うと結構ネタ系で扱われることが多い。 --『レディアント マイソロジー』…セネルのみ参戦。セネルはベースとなる格闘家の性能が凄く高いため強キャラに。けど秘奥義無し。 --『レディアント マイソロジー2』…セネルとクロエが参戦。参加してはいるもののセネルは主人公なのに秘奥義が使えず、装甲も弱いというトホホな始末(ベースとなる格闘家の大幅弱体化のため)。通常攻撃が一番強いのは原作準拠と突っ込まれている。&br()なお、一般的に最近のテイルズオブシリーズにおいては実装されなかった技のかけ声のデータが残される場合が多く、今作でも例外ではない(サウンドテストで視聴可能)。そのデータの中に秘奥義と思しき技(のかけ声)がある。…使えよ。&br()なぜか髪型がパーマにされてしまっている。『1』では原作通りストレートだったのに…。クロエは良くも悪くも普通の性能である。 --『テイルズ オブ バーサス』…セネルのみ参戦。『レジェンディア』発売から4年経ちやっと秘奥義が使えるように(この時点ですでに公式のスキットでネタになっている)。名称は「万物神追撃」で、原作での最強の投げ技。&br()肝心の性能は、というと、投げ技のため敵一人にしか効かないのだが、どれだけHPや物理防御を上げたセッティングにしていても対象を即撃破、あるいは瀕死かという尖りすぎの怪性能(注:『バーサス』ではある程度ステータスをプレイヤーが調整できる)。&br()ストーリーでの扱いは酷い面が多すぎると突っ込まれている。詳しくは該当項目にて --『レディアント マイソロジー3』…マイソロ2のセネルとクロエに加え、シャーリィ、ウィル、ノーマ、ジェイ、ミミー、ホタテ三兄弟が参戦、パーティキャラに没となった秘奥義追加など、本作でようやく他シリーズと対等となった。だが、セネルの秘奥義はターゲットとしている敵が秘奥義発動直後に倒されると攻撃が空振り、そのままフリーズするというバグが発覚。フリーズ率は100%を誇り、解決策は未だ無し。「(PSPごと)沈め!」といわれることも。 -原作でも、同時期に放送されていた某アニメに関連したある特大の中の人ネタが仕込まれている。よりにもよってストーリー有数の名場面で。しかも、収録や開発の関係上、片方のスタッフがもう片方のパロディ目的で組み込んだとは言えない点で、奇跡と呼ばれるほど(ここでの詳述は避けるが、発売当時に[[こんなこと>http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A9%E3%82%A1%E3%82%A1%E3%82%A1%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%83%BC%E3%83%BC%E3%83%BC%E3%83%BC%E3%83%BC%E3%83%BC%E3%83%BC%E3%83%BC%E3%83%BC%E3%83%BC%E3%83%BC%21%21%21]]があった)。 --しかも、双方ともシスコン疑惑がかかっている面でも同じ。 -その他、ネタ要素は[[こちら(テイルズオブ用語辞典ネタページ)>http://www31.atwiki.jp/talesofdic/pages/776.html]]でフォローされているのでヒマな人は見てみるとよい。 ----

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