「みつけて! ケロロ軍曹 まちがいさがし大作戦であります!」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

みつけて! ケロロ軍曹 まちがいさがし大作戦であります! - (2012/05/18 (金) 23:36:28) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*みつけて! ケロロ軍曹 まちがいさがし大作戦であります! 【みつけて けろろぐんそう まちがいさがしだいさくせんであります】 |ジャンル|まちがいさがし|&amazon(B000S84IES)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| //|開発元||~| |発売日|2007年9月27日|~| |価格|5,040円(税込)|~| |ポイント|アニメ版ケロロ軍曹の間違い探しゲーム&br()新鮮味は薄いが無難に楽しめる&br()一部のゲームが鬼畜|~| |>|>|CENTER:''[[ケロロ軍曹ゲームリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1487.html]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -国民的TVアニメの一角「ケロロ軍曹」を題材にしたゲームの1つ。ジャンルとしてはゲームタイトル通りの間違い探しゲームに該当する。 -一部はアニメ版のキャストによるボイス入りとなっており、間違い探しのイラストはすべてアニメの1シーンがそのまま使用されている。 -一人プレイの他に、DSのワイヤレス通信を使用した最大四人対戦プレイも可能。操作系統はほぼタッチペンオンリーとなる。 **主なモード -''まちがいさがし'' --本作のメインモードにあたる。 --複数の対戦相手が出題する間違い探しに挑み、ステージを攻略していく。 -''つうしん'' --DSワイヤレス通信にて二人 ~ 四人の対戦プレイができるモード。 --プレイするには人数分のDS本体が必要だが、ソフトは1つのみでOKである。 -''びじゅつかん'' --他のモードで出題されたイラストを単体でプレイできるモード。 --他のモードとは間違い探しの形式が若干変わっている。 -''けんてい'' --限られた制限時間の中でどれだけの問題が正解できるかを競うモード。 --ステージクリアの概念はなく、いかに好成績を出せるかを試す事に特化した内容となっている。 **主なルール -ゲームを開始する前にセーブデータを作成する。 --使用できるセーブデータは3つあり、好きなデータを選んでいく。 ---プレイヤーの名前を入力すれば、一度だけゲームのチュートリアル説明がされる。 ---なお、「まちがいさがし」のイベントでは「プレイヤーがケロロと一緒に行動する」という設定となっており、イベント会話内にてプレイヤーの名前が表示される。 ***全モード共通のルール -直感的にわかりやすい間違い探しゲームである。 --上画面に正解イラスト、下画面に間違いイラストが表示されるので、下画面の間違っている対象部分をタッチペンで丸く描く様にスライドすれば回答となる。 ---この時、「対象部分を過剰に大きく丸描きする」「丸描きになっていない」といった回答をしてしまうと、回答のし直しを求められてしまう(不正解扱いではない)。 --正しい間違いを当てると「○」と表示され、不正解だと「×」のマークが表示される。 ---全モード共通にいえる事として、本作には許容不正回数の概念がなく、不正解で「×」を出しても問題が飛ばされるペナルティはない。 ---但し、不正解表示中も制限時間が経過し続けるので、タイムロスのペナルティが発生してしまう事を意味する。 --STARTボタンでポーズをかけると、そのゲームを最初からやり直す事が可能。 ---ポーズ中は上下画面のイラストが表示されないので、「ポーズ中にイラスト内の間違いを確認してカンニング」という不正行為はできなくなっている。 --クリア目的は各モードによって相違がある。 -隠し要素の一部はスコアの蓄積によって解禁されていく。 --各モードで問題をプレイ/クリアしていくとスコア結果が表示され、稼いだ分のスコアが蓄積されていく。 ---蓄積スコアが一定値まで到達すると、何かしらの隠し要素が解禁される。よって、とりあえずプレイをしておくに越した事はないだろう。 ***まちがいさがしのルール -ステージクリア方式のルールとなる。 --全8ステージのMAP画面が表示され、それを選ぶと「レベル1」「レベル2」「レベル3」「ボス」の4人のキャラ(レベル)が選択できる。 ---ゲーム開始時は「ステージ1のレベル1」のキャラしか選べないが、それをクリアすると「レベル2 ⇒ レベル3 ⇒ ボス」の順で選択できるキャラが増えていき、&br()すべてのレベルをクリアすれば次のステージが選べるという流れとなる。 ---ステージ8に待ち構えるボスをクリアすればエンディングとなる。 --キャラを選ぶと、イベント会話の後にゲームがスタートする。 ---1つの間違いがあるイラスト問題が表示されるので、その間違いを当てれば正解表示がされた後に次の問題に進める。 ---一定時間経過してもイラスト問題を回答できないでいると、強制パスとなってしまい次の問題に移項してしまう。 ---制限時間以内にゲーム内に定められた問題のノルマ数をすべて正解すればクリアとなる。逆に制限時間が0になってもノルマ数が残っているとクリア不可。 --レベル1 ~ レベル3の問題中は以下のヘルプアイコンがあり、それをクリックすれば各自1回だけの制限付きでクリアへの手助けをしてくれる(ボスに関してはヘルプアイコンは表示されない)。 ---「タイム」…クリックすれば制限時間が10秒間だけストップする。 ---「ヒント」…クリックすればそのイラスト問題の上画面に間違い場所のヒントが表示される。 ---「パス」…クリックすればそのイラスト問題を即パスできる。 --ボスの問題中は他のレベルにはないスペシャルルールが発生し、よりクリアが難しくなっている。 ---以下の8つのスペシャルルールのどれか1つが採用された間違い探しとなり、通常の問題は発生しない。 #region(スペシャルルール詳細) --「ふうせんとばし」 ---下画面に複数の風船が発生する。この状態では下画面のイラストが確認できず、回答を一切受け付けない。 ---DSのマイクに息を吹きつけると風船が画面から消え去り、通常通りのイラスト確認や回答が可能となる。 ---「げきムズモード」におけるふうせんとばしは、息を吹き続けないと風船が上画面に留まってからすぐに下画面に戻ってしまう。 --「スクラッチ」 ---下画面にスクラッチシートが覆われている。この状態では下画面のイラストが確認できず、回答を一切受け付けない。 ---スクラッチシートをスライドで削るとその部分がイラストが露出していき、通常通りのイラスト確認や回答が可能となる。 ---必ずしもすべてのスクラッチシートを削る必要はなく、露出したイラストだけを確認して回答する事もできる。 --「さかさま」 ---上画面のイラストが上下にひっくり返った状態で表示される。 ---直感的に間違いを探すのは難しいが、DSを縦持ちにすると比較的わかりやすくなる。 --「バラバラ」 ---上画面のイラストが二分割された状態で表示される。 ---直感的に間違いを探すのは難しいが、落ち着いて確認すると比較的わかりやすくなる。 --「スライド」 ---上画面のイラストが複数に分割された状態で表示される。 ---時間が経過するにつれ、分割されたイラストが自動的にスライドされて元の位置に戻る。もちろん、スライド中も制限時間は容赦なく経過する。 ---頑張って分割イラストを確認し即効で回答するのもよし、元イラストの位置になるまで待ち確実に回答するのもよしである。 --「パズル」 ---上画面にジグソーパズルのピースが複数空いた状態でのイラストが表示され、下画面にはジグソーピースが何枚か置かれている。 ---下画面のジグソーピースの中に1枚だけ上画面の空きピースと一致しないものがあるので、それを回答していく。 ---このルールでは下画面のイラストは一切表示されない。 --「神経衰弱」 ---下画面に複奇数のカードが裏返しで表示されている。 ---カードを2枚選び、同じ絵柄のピースを当てると画面から消え、違う絵柄だった場合は選び直しとなる。カードを順次に消していき、最後まで1枚だけ残った絵柄のカードを回答していく。 ---このルールではイラストは一切表示されない。 --「カード記憶」 ---上画面に複数のカードの絵柄が表示され、すぐに隠れてしまう。 ---上画面のカード絵柄が隠れている状態で、下画面にある複数のカード絵柄から「上画面にはなかった絵柄のカード」をカードを回答していく。 ---このルールではイラストは一切表示されない。 #endregion --レベルのクリア結果によっては特別ボーナスが得られる場合がある。 ---一切のイラスト問題の強制パスによる回答ミス、及び誤回答をせずにクリアできると「パーフェクトクリア」として大きなスコアが入手できる。 ---パーフェクトクリアをすれば、そのレベルのキャラ選択欄に星マークが付く。パーフェクトではないクリアの場合は何もマークは付かない。 -ステージをオールクリアすると、難易度の高いモードがプレイできる。 --「かんたんモード」(ゲーム開始時の難易度)をオールクリアすれば「むずかしいモード」が出現し、それもオールクリアすれば「げきムズモード」も出現する。 ---難易度の切り替えはモードセレクト画面下にあるキャラアイコンをタッチする事で変更できる。 ---ステージ数やレベル数に関しては「かんたんモード」と全く同じである。 ---新たな難易度に挑戦する際には「ステージ1のレベル1」からのプレイを余儀なくされる(いきなり全ステージからのレベルを選ぶ事はできない)。 --「むずかしいモード」と「げきムズモード」は、「かんたんモード」とは以下の相違がある。 ---キャラのイベント会話が割愛され、レベルを選ぶと即ゲームが開始される。 ---制限時間が短縮され純粋にクリアが困難になる。「げきムズモード」はそれがより顕著になってくる。 ---すべてのレベルにおいてヘルプアイコンが表示されなくなる(一切のヒントは使用できない)。 ---各ステージのレベル3の問題が、ボス同様にスペシャルルールとなる。よって、各ステージはスペシャルルールのレベルが2キャラ続けて登場する。 ***つうしんのルール -早い者勝ちの対戦ルール。 --人数分のDS本体を用意し、前準備を行えばゲームスタート。 ---間違い1つのイラスト問題が順々に出題されていき、早く正解回答を行ったプレイヤーにポイントが加算される。 ---特性数のポイントを稼いだプレイヤーが勝利となる。 ---ゲーム終了後は、同じイラストで出題し直すか、違うイラストで再トライするかでの再開が可能。 ***びじゅつかんのルール -好きなイラストを選んで個別でプレイするルール。 --選べるイラストは他のモードで出題されたもののみがプレイできる。 ---よって、他モードを定期的にプレイしないと、一向にこのモードで選べるイラストが解禁されない。 ---全部で300枚のイラストが用意されているが、そのうちの36枚のイラストは特定条件を満たさないと絶対に解禁できない。 --イラストを選ぶと5つの間違いのあるイラスト問題が出題される。 ---5つすべての間違いを回答すればクリアとなる。クリア後はそのイラストに星マークが付く。 ---制限時間などの要因は全くなく、どうプレイしようがノーリスクでイラスト問題をクリアできる。 ***けんていのルール -検定試験風のルール。 --1つの間違いのイラスト問題が順々に出題されるので、制限時間が許す限り回答しなければならない。 --以下のの3つの試験を選んでゲームスタートとなる。なお、最初は「サバイバル」しかプレイできず、好成績を出す事で他の試験も解禁される。 ---「スピード」&br()制限時間60秒以内でどれだけの問題を回答できるかを試す。 ---「サバイバル」&br()制限時間20秒以内でどれだけの問題を回答できるかを試す。&br()正解すると2秒の制限時間が加算されるが、回答を誤ってしまうと即ゲーム終了となってしまう。 ---「ニュータイプ」&br()制限時間5秒以内でどれだけの問題を回答できるかを試す。&br()正解すると制限時間が全快する。 --クリア結果後はスコア表示の他に、好成績を出していれば「階級章」が貰えるボーナスがある。階級章は1試験につき1つづつ貰える。 **評価点 -「間違い探しゲーム」というジャンルならではの安定した面白さ。 --「間違っている箇所に丸印を付けるだけ」という、これ以上にない程に分かりやすいルールであり、大人から子供まで楽しめるお手軽さを持つ。 ---これは本作の評価というよりはジャンル上の利点ではあるが、難解な理屈抜きですぐに楽しめるという意味では十分に評価点といえるだろう。 -アニメ版のイラストをそのまま使用している。 --本作がリリースされる前に放送されていたアニメ版の1シーンを300枚収録しており、当然ながらイラストのクオリティとしては申し分ない。 ---同じイラストでも間違い箇所が違う問題もあり、できるだけマンネリを感じさせない工夫も見られる。 -それなりに豊富なモード数。 --3つの難易度が用意された「まちがいさがし」を筆頭に、「たいせん」「ミュージアム」「けんてい」と一通りのモードが用意されている。 ---「1回クリアすればもういいや」といった奥の浅さを緩和させているという面ではこれも評価点といえる。 -アニメ版キャストのボイスが入っている。 --この辺は流石キャラゲーというべきで、そのボイス数もそれなりに豊富となっている。 ---とはいえ、まとまった会話のボイスは収録されていないのでボイスドラマ仕立てな内容は期待しない方が無難ではある。 ---しかし、必要以上のボイス演出によるテンポ悪化はなく、適度に喋ってくれるという利点も見逃せない評価点である。 **問題点、及び賛否が分かれそうな点 -「間違い探しゲーム」オンリーのゲーム性。 --これも本作の問題というよりはジャンル上致し方ない事だが、何度もプレイしていると飽きが回ってくる可能性も否定できない。 ---一通りの問題を拝んでしまうと、「このイラストも見慣れてしまった」という心情に陥るのは必至だと思われる。 -「まちがいさがし」のげきムズモードが鬼畜。 --「かんたんモード」「むずかしいモード」は余裕を持ってオールクリア可能だが、「げきムズモード」は他難易度と同じ感覚でプレイするとまともにクリアできない。 ---制限時間がきついので間違いを探す手間も命取りとなり、「''あらかじめ間違い場所を暗記して即答''」というプレイじゃないとどうにもならなくなる。 ---特にえげつないのがスペシャルルールの「ふうせんさがし」のレベルで、他のレベル以上にずばぬけて難易度がおかしい。&br()上記のスペシャルルール詳細でも述べたが、「''DSマイクに息を吹き続けないと風船が下画面に戻り、回答する事すらも許されない''」という素敵な極悪仕様となっている。&br()すなわち、「''DSマイクを常に息吹きながら間違いを回答する''」という常人ではまずできないプレイを強いられる事になり、最悪息切れでゲームどころではなくなってしまう。&br()一応は「扇風機などの風が強く吹く機器にDSを当てる」といった方法で息吹き問題は緩和されるが、もはやそれはゲームとしてどうなのか…? -「まちがいさがし」のイベント会話がやっつけ臭い。 --「キャラを選択 ⇒ とってつけた様な理由で間違い探しだ!」という会話の流ればかりであり、イベントはあってないようなものと思った方がいいだろう。 ---その為か、「むずかしいモード」「げきムズモード」にはイベントそのものが割愛されている。 ---本作は「ケロロ軍曹のキャラが集合するキャラゲー」という意味では悪くない作品だが、「ケロロ軍曹のストーリーが楽しめるキャラゲー」を期待すると相当ガッカリすると思われる。 -「ミュージアム」のイラストをすべて集めるのに運が絡む。 --他のモードにてイラスト問題を出現させないと「ミュージアム」にそのイラストが登録されないが、そのイラスト問題はほぼランダムで出題される。 ---よって、運が悪いと登録して欲しいイラストが一向に出題されず、「ミュージアム」のギャラリーが埋まらないという事態も考えられるのが地味に面倒である。 **総評 -間違い探しゲームとしての安定した面白さはもちろん持っており、アニメ版ケロロ軍曹の歴代イラストが拝めるという意味でもファンにとって嬉しい作品である模様。 -しかし、ゲーム内でやる事はほぼ間違い探しオンリーなので、それ以上のケロロ軍曹のキャラゲー成分を期待するのは止めておいた方が無難だと思われる。
*みつけて! ケロロ軍曹 まちがいさがし大作戦であります! 【みつけて けろろぐんそう まちがいさがしだいさくせんであります】 |ジャンル|まちがいさがし|&amazon(B000S84IES)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| //|開発元||~| |発売日|2007年9月27日|~| |価格|5,040円(税込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|アニメ『ケロロ軍曹』の間違い探しゲーム&br()新鮮味は薄いが無難に楽しめる&br()一部のゲームが鬼畜|~| |>|>|CENTER:''[[ケロロ軍曹ゲームリンク>ケロロ軍曹シリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 [[吉崎観音>https://dic.nicovideo.jp/a/%E5%90%89%E5%B4%8E%E8%A6%B3%E9%9F%B3]]の漫画『ケロロ軍曹』のアニメを題材にしたゲームの1つ。ジャンルとしてはゲームタイトル通りの間違い探しゲームに該当する。~ 一部はアニメ版のキャストによるボイス入りとなっており、間違い探しのイラストはすべてアニメの1シーンがそのまま使用されている。~ 一人プレイの他に、DSのワイヤレス通信を使用した最大四人対戦プレイも可能。操作系統はほぼタッチペンオンリーとなる。~ **主なモード -''まちがいさがし'' --本作のメインモードにあたる。 --複数の対戦相手が出題する間違い探しに挑み、ステージを攻略していく。 -''つうしん'' --DSワイヤレス通信にて二人 ~ 四人の対戦プレイができるモード。 --プレイするには人数分のDS本体が必要だが、ソフトは1つのみでOKである。 -''びじゅつかん'' --他のモードで出題されたイラストを単体でプレイできるモード。 --他のモードとは間違い探しの形式が若干変わっている。 -''けんてい'' --限られた制限時間の中でどれだけの問題が正解できるかを競うモード。 --ステージクリアの概念はなく、いかに好成績を出せるかを試す事に特化した内容となっている。 **主なルール -ゲームを開始する前にセーブデータを作成する。 --使用できるセーブデータは3つあり、好きなデータを選んでいく。 ---プレイヤーの名前を入力すれば、一度だけゲームのチュートリアル説明がされる。 ---なお、「まちがいさがし」のイベントでは「プレイヤーがケロロと一緒に行動する」という設定となっており、イベント会話内にてプレイヤーの名前が表示される。 ***全モード共通のルール -直感的にわかりやすい間違い探しゲームである。 --上画面に正解イラスト、下画面に間違いイラストが表示されるので、下画面の間違っている対象部分をタッチペンで丸く描く様にスライドすれば回答となる。 ---この時、「対象部分を過剰に大きく丸描きする」「丸描きになっていない」といった回答をしてしまうと、回答のし直しを求められてしまう(不正解扱いではない)。 --正しい間違いを当てると「○」と表示され、不正解だと「×」のマークが表示される。 ---全モード共通にいえる事として、本作には許容不正回数の概念がなく、不正解で「×」を出しても問題が飛ばされるペナルティはない。 ---但し、不正解表示中も制限時間が経過し続けるので、タイムロスのペナルティが発生してしまう事を意味する。 --STARTボタンでポーズをかけると、そのゲームを最初からやり直す事が可能。 ---ポーズ中は上下画面のイラストが表示されないので、「ポーズ中にイラスト内の間違いを確認してカンニング」という不正行為はできなくなっている。 --クリア目的は各モードによって相違がある。 -隠し要素の一部はスコアの蓄積によって解禁されていく。 --各モードで問題をプレイ/クリアしていくとスコア結果が表示され、稼いだ分のスコアが蓄積されていく。 ---蓄積スコアが一定値まで到達すると、何かしらの隠し要素が解禁される。よって、とりあえずプレイをしておくに越した事はないだろう。 ***まちがいさがしのルール -ステージクリア方式のルールとなる。 --全8ステージのMAP画面が表示され、それを選ぶと「レベル1」「レベル2」「レベル3」「ボス」の4人のキャラ(レベル)が選択できる。 ---ゲーム開始時は「ステージ1のレベル1」のキャラしか選べないが、それをクリアすると「レベル2 ⇒ レベル3 ⇒ ボス」の順で選択できるキャラが増えていき、&br()すべてのレベルをクリアすれば次のステージが選べるという流れとなる。 ---ステージ8に待ち構えるボスをクリアすればエンディングとなる。 --キャラを選ぶと、イベント会話の後にゲームがスタートする。 ---1つの間違いがあるイラスト問題が表示されるので、その間違いを当てれば正解表示がされた後に次の問題に進める。 ---一定時間経過してもイラスト問題を回答できないでいると、強制パスとなってしまい次の問題に移項してしまう。 ---制限時間以内にゲーム内に定められた問題のノルマ数をすべて正解すればクリアとなる。逆に制限時間が0になってもノルマ数が残っているとクリア不可。 --レベル1 ~ レベル3の問題中は以下のヘルプアイコンがあり、それをクリックすれば各自1回だけの制限付きでクリアへの手助けをしてくれる(ボスに関してはヘルプアイコンは表示されない)。 ---「タイム」…クリックすれば制限時間が10秒間だけストップする。 ---「ヒント」…クリックすればそのイラスト問題の上画面に間違い場所のヒントが表示される。 ---「パス」…クリックすればそのイラスト問題を即パスできる。 --ボスの問題中は他のレベルにはないスペシャルルールが発生し、よりクリアが難しくなっている。 ---以下の8つのスペシャルルールのどれか1つが採用された間違い探しとなり、通常の問題は発生しない。 #region(スペシャルルール詳細) --「ふうせんとばし」 ---下画面に複数の風船が発生する。この状態では下画面のイラストが確認できず、回答を一切受け付けない。 ---DSのマイクに息を吹きつけると風船が画面から消え去り、通常通りのイラスト確認や回答が可能となる。 ---「げきムズモード」におけるふうせんとばしは、息を吹き続けないと風船が上画面に留まってからすぐに下画面に戻ってしまう。 --「スクラッチ」 ---下画面にスクラッチシートが覆われている。この状態では下画面のイラストが確認できず、回答を一切受け付けない。 ---スクラッチシートをスライドするとその部分が削れてイラストが露出していき、通常通りのイラスト確認や回答が可能となる。 ---必ずしもすべてのスクラッチシートを削る必要はなく、露出したイラストだけを確認して回答する事もできる。 --「さかさま」 ---上画面のイラストが上下にひっくり返った状態で表示される。 ---直感的に間違いを探すのは難しいが、DSを縦持ちにすると比較的わかりやすくなる((縦持ちにする事で上下画面のイラストがシンメトリー(左右対称)表示となる為。))。 --「バラバラ」 ---上画面のイラストが二分割された状態で表示される。 ---直感的に間違いを探すのは難しいが、落ち着いて確認すると比較的わかりやすくなる。 --「スライド」 ---上画面のイラストが複数に分割された状態で表示される。 ---時間が経過するにつれ、分割されたイラストが自動的にスライドされて元の位置に戻る。もちろん、スライド中も制限時間は容赦なく経過する。 ---頑張って分割イラストを確認し即効で回答するのもよし、元イラストの位置になるまで待ち確実に回答するのもよしである。 --「パズル」 ---上画面にジグソーパズルのピースが複数空いた状態でのイラストが表示され、下画面にはジグソーピースが何枚か置かれている。 ---下画面のジグソーピースの中に1枚だけ上画面の空きピースと一致しないものがあるので、それを回答していく。 ---このルールでは下画面のイラストは一切表示されない。 --「神経衰弱」 ---下画面に複奇数のカードが裏返しで表示されている。 ---カードを2枚選び、同じ絵柄のカードを当てると画面から消え、違う絵柄だった場合は選び直しとなる。カードを順次に消していき、最後まで1枚だけ残った絵柄のカードを回答していく。 ---このルールではイラストは一切表示されない。 --「カード記憶」 ---上画面に複数のカードの絵柄が表示され、すぐに隠れてしまう。 ---上画面のカード絵柄が隠れている状態で、下画面にある複数のカード絵柄から「上画面にはなかった絵柄のカード」をカードを回答していく。 ---このルールではイラストは一切表示されない。 #endregion --レベルのクリア結果によっては特別ボーナスが得られる場合がある。 ---一切のイラスト問題の強制パスによる回答ミス、及び誤回答をせずにクリアできると「パーフェクトクリア」として大きなスコアが入手できる。&br()なお、ヘルプアイコンを何回使用してもパーフェクトクリアの影響はない。 ---パーフェクトクリアをすれば、そのレベルのキャラ選択欄に星マークが付く。パーフェクトではないクリアの場合は何もマークは付かない。 -ステージをオールクリアすると、難易度の高いモードがプレイできる。 --「かんたんモード」(ゲーム開始時の難易度)をオールクリアすれば「むずかしいモード」が出現し、それもオールクリアすれば「げきムズモード」も出現する。 ---難易度の切り替えはモードセレクト画面下にあるキャラアイコンをタッチする事で変更できる。 ---ステージ数やレベル数に関しては「かんたんモード」と全く同じである。 ---新たな難易度に挑戦する際には「ステージ1のレベル1」からのプレイを余儀なくされる(いきなり全ステージからのレベルを選ぶ事はできない)。 --「むずかしいモード」と「げきムズモード」は、「かんたんモード」とは以下の相違がある。 ---キャラのイベント会話が割愛され、レベルを選ぶと即ゲームが開始される。 ---制限時間が短縮され純粋にクリアが困難になる。「げきムズモード」はそれがより顕著になってくる。 ---すべてのレベルにおいてヘルプアイコンが表示されなくなる(一切のヒントは使用できない)。 ---各ステージのレベル3の問題が、ボス同様にスペシャルルールとなる。よって、各ステージはスペシャルルールのレベルが2キャラ続けて登場する。 ***つうしんのルール -早い者勝ちの対戦ルール。 --人数分のDS本体を用意し、前準備を行えばゲームスタート。 ---間違い1つのイラスト問題が順々に出題されていき、早く正解回答を行ったプレイヤーにポイントが加算される。 ---特性数のポイントを稼いだプレイヤーが勝利となる。 ---ゲーム終了後は、同じイラストで出題し直すか、違うイラストで再トライするかでの再開が可能。 ***びじゅつかんのルール -好きなイラストを選んで個別でプレイするルール。 --選べるイラストは他のモードで出題されたもののみがプレイできる。 ---よって、他モードを定期的にプレイしないと、一向にこのモードで選べるイラストが解禁されない。 ---全部で300枚のイラストが用意されているが、そのうちの36枚のイラストは特定条件を満たさないと絶対に解禁できない。 --イラストを選ぶと5つの間違いのあるイラスト問題が出題される。 ---5つすべての間違いを回答すればクリアとなる。クリア後はそのイラストに星マークが付く。 ---制限時間などの要因は全くなく、どうプレイしようがノーリスクでイラスト問題をクリアできる。 ***けんていのルール -検定試験風のルール。 --1つの間違いのイラスト問題が順々に出題されるので、制限時間が許す限り回答しなければならない。 --以下のの3つの試験を選んでゲームスタートとなる。なお、最初は「サバイバル」しかプレイできず、好成績を出す事で他の試験も解禁される。 ---「スピード」&br()制限時間60秒以内でどれだけの問題を回答できるかを試す。 ---「サバイバル」&br()制限時間20秒以内でどれだけの問題を回答できるかを試す。&br()正解すると2秒の制限時間が加算されるが、回答を誤ってしまうと即ゲーム終了となってしまう。 ---「ニュータイプ」&br()制限時間5秒以内でどれだけの問題を回答できるかを試す。&br()正解すると制限時間が全快する。 --クリア結果後はスコア表示の他に、好成績を出していれば「階級章」が貰えるボーナスがある。階級章は1試験につき1つづつ貰える。 **評価点 -「間違い探しゲーム」というジャンルならではの安定した面白さ。 --「間違っている箇所に丸印を付けるだけ」という、これ以上にない程に分かりやすいルールであり、大人から子供まで楽しめるお手軽さを持つ。 ---これは本作の評価というよりはジャンル上の利点ではあるが、難解な理屈抜きですぐに楽しめるという意味では十分に評価点といえるだろう。 -アニメ版のイラストをそのまま使用している。 --本作がリリースされる前に放送されていたアニメ版の1シーンを300枚収録しており、当然ながらイラストのクオリティとしては申し分ない。 ---同じイラストでも間違い箇所が違う問題もあり、できるだけマンネリを感じさせない工夫も見られる。 -それなりに豊富なモード数。 --3つの難易度が用意された「まちがいさがし」を筆頭に、「たいせん」「ミュージアム」「けんてい」と一通りのモードが用意されている。 ---「1回クリアすればもういいや」といった奥の浅さを緩和させているという面ではこれも評価点といえる。 -アニメ版キャストのボイスが入っている。 --この辺は流石キャラゲーというべきで、結構なボイスパターンが用意されている。 ---とはいえ、まとまった会話のボイスは収録されていないのでボイスドラマ仕立てな内容は期待しない方が無難ではある。 ---しかし、必要以上のボイス演出によるテンポ悪化はなく、適度に喋ってくれるという利点も見逃せない評価点である。 **問題点 //-「間違い探しゲーム」オンリーのゲーム性。 //--これも本作の問題というよりはジャンル上致し方ない事だが、何度もプレイしていると飽きが回ってくる可能性も否定できない。 //---一通りの問題を拝んでしまうと、「このイラストも見慣れてしまった」という心情に陥るのは必至だと思われる。 //専用ソフトでこれを問題に上げてどうする -「まちがいさがし」のげきムズモードが鬼畜。 --「かんたんモード」「むずかしいモード」は余裕を持ってオールクリア可能だが、「げきムズモード」は他難易度と同じ感覚でプレイするとまともにクリアできない。 ---制限時間がきついので間違いを探す手間も命取りとなり、「''あらかじめ間違い場所を暗記して即答''」というプレイじゃないとどうにもならなくなる。 ---特にえげつないのがスペシャルルールの「ふうせんさがし」のレベルで、他のレベル以上にずばぬけて難易度がおかしい。&br()上記のスペシャルルール詳細でも述べたが、「''DSマイクに息を吹き続けないと風船が下画面に戻り、回答する事すらも許されない''」という素敵な極悪仕様となっている。&br()すなわち、「''DSマイクを常に息吹きながら間違いを回答する''」という常人ではまずできないプレイを強いられる事になり、最悪息切れでゲームどころではなくなってしまう。&br()一応は「扇風機などの風が強く吹く機器にDSを当てる」といった方法で息吹き問題は緩和されるが、もはやそれはゲームとしてどうなのか…? -「まちがいさがし」のイベント会話がやっつけ臭い。 --「キャラを選択 ⇒ とってつけた様な理由で間違い探しだ!」という会話の流ればかりであり、イベントはあってないようなものと思った方がいいだろう。 ---その為か、「むずかしいモード」「げきムズモード」にはイベントそのものが割愛されている。 ---本作は「ケロロ軍曹のキャラが集合するキャラゲー」という意味では悪くない作品だが、「ケロロ軍曹のストーリーが楽しめるキャラゲー」を期待すると相当ガッカリすると思われる。 -「ミュージアム」のイラストをすべて集めるのに運が絡む。 --他のモードにてイラスト問題を出現させないと「ミュージアム」にそのイラストが登録されないが、そのイラスト問題はほぼランダムで出題される。 ---よって、運が悪いと登録して欲しいイラストが一向に出題されず、「ミュージアム」のギャラリーが埋まらないという事態も考えられるのが地味に面倒である。 ---- **総評 間違い探しゲームとしての安定した面白さはもちろん持っており、アニメ版ケロロ軍曹の歴代イラストが拝めるという意味でもファンにとって嬉しい作品である模様。~ しかし、ゲーム内でやる事はほぼ間違い探しオンリーなので、それ以上のケロロ軍曹のキャラゲー成分を期待するのは止めておいた方が無難だと思われる。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: