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Little PRINCESS - (2017/10/26 (木) 10:41:39) の最新版との変更点
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*Little PRINCESS
【りとる ぷりんせす】
|ジャンル|摩訶不思議アドベンチャー|~|
|対応機種|MSX/MSX2|~|
|発売・開発元|チャンピオンソフト|~|
|発売日|1987年11月|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|判定|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~|
|~|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|極悪難易度|~|
|>|>|CENTER:''[[チャンピオンソフト作品リンク>ALICE SOFT/チャンピオンソフト作品]]''&br()''[[Ranceシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**ガイヨウ
「ALICE SOFT」の前身「チャンピオンソフト」から発売されたアダルトゲーム。~
実はPC-8801用ディスクマガジン『LEMONADE創刊号 さらわれた美樹ちゃん』のMSX2移植版。~
正式タイトルは『Little PRINCESS』だが、公式含め『リトルプリンセス』とカナ表記されることも多い。
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**トクチョウ
-コマンド入力式アドベンチャー
--入力する文字は基本的にカタカナ表記。((入力中はローマ字も使われる。))
-ドラキュラにさらわれた美樹ちゃんを救い出すのが目的。
-コマンドは「動詞 名詞」で入力する。
--「ミル イシ」(見る石)、「ハナス オンナノコ」(話す 女の子)といった具合。
-コマンドによってはアイテムを入手できる。
--手に入れたアイテムは以下のようにして使用できる。~
「アケル カギ」(開ける 鍵)、「タベル ヒララレモン」(食べる ヒララレモン)
-音楽や効果音はない。
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**モンダイテン
-最初から不親切
--ゲーム開始時にいきなり野外に放り出されるところから始まる。
--ここで、「シラベル」「イドウ」など動詞だけを入力しても反応しない。
--プレイヤーによってはここで詰むことも。
#region(正解)
「ミル クサムラ」(見る 草むら)で調べる。~
「ヒガシ」(東)で移動する。
#endregion()
-''極悪難易度''
--コマンド入力式というシステム上、あらゆる単語が入力候補になるので事実上総当たりは不可能。
--さらに「動詞 名詞」をセットで入力する形式なのでパターンは非常に膨大。
--ヒントを教えてくれるキャラクターもいるが登場は後半。大半の謎解きはノーヒントである。
--アイテムを使うタイミングを間違えると進行不可能になる。そのセーブデータではクリア不可能。
---このような仕様でありながら、セーブデータはたった''1箇所''。
-ラスボスを倒すコマンドが特殊。
#region(ネタバレ)
「''ハナス ポンポン''」~
攻略情報なしで倒せたプレイヤーがどれだけいたか不明である。
#endregion()
-ボリューム不足
--攻略を見ながらプレイすれば1時間足らずで終わる。
--逆に自力で攻略するなら、数百時間単位で挑む覚悟が必要。
---プレイ時間のほとんどはハズレのコマンド入力に費やすことになる。
--実はMSX2に移植する際にイベントが削られたのが原因。
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**ヒョウカテン
-グラフィックはそれなりで女の子が可愛い。
-バカゲー的要素
--「階段が死ぬ」「斧が刺さった女神のグラフィックが用意されている」などの変な点は人によっては笑える。
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**ソウヒョウ
[[当時のコマンド入力式ADVの理不尽さを学べる作品>デゼニランド]]。~
ある程度の試行錯誤はカタルシスに繋がるが、本作は明らかに度を越えた難しさである。
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**ヨダン
-現在はアリスソフトの配布フリー宣言により本作の自由配布が認められている。
--アリスソフトアーカイブズではWindowsエミュレート版をダウンロード可能なので、興味のある人はダウンロードするのもいいだろう。
--ただしエミュレートに失敗してグラフィックが一部劣化している。
-続編『[[Little Vampire]]』も存在する。ただし「前作のあらすじ」は本作と矛盾する部分も。
-後の[[Ranceシリーズ]](『[[鬼畜王ランス]]』以降)に登場する魔王美樹こと来水美樹(通称リトルプリンセス)と小川健太郎(本作の主人公)、および先代魔王ガイ(本作では「ドラキュラ」だが)は本作からの流用である。
-移植作業に関わっていたTADA氏(Ranceシリーズではプロデューサーだが、本作当時は新入り)が2013年にプレイして[[レビューしている>http://blog.alicesoft.com/archives/3720304.html]]。
--「''はっきり言って解けません''」「…自分で作っていてなんだが、無茶苦茶だな、このシーン解かす気とかまったくないよね」など、難しさを強調している。
//古いコマンド入力式アドベンチャーとして当たり前の部分は削除
「[[修正依頼]]」が出ています。対応できる方はご協力をお願いします。~
依頼内容はサンピリョウロンテンにある記述に具体性を持たせることです。
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*Little PRINCESS
【りとる ぷりんせす】
|ジャンル|摩訶不思議アドベンチャー|&image(Little PRINCESS.jpg)|
|対応機種|MSX2|~|
|発売・開発元|チャンピオンソフト|~|
|発売日|1987年11月1日|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|判定|BGCOLOR(khaki):''ゲームバランスが不安定''|~|
|~|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|極悪難易度|~|
|>|>|CENTER:''[[チャンピオンソフト作品リンク>ALICE SOFT/チャンピオンソフト作品]]''&br()''[[Ranceシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**ガイヨウ
「ALICE SOFT」の前身「チャンピオンソフト」から発売されたアダルトゲーム。~
ドラキュラによって異世界に連れ去られた恋人の美樹ちゃんを取り戻すのが目的。
一応、公式には「美樹ちゃんシリーズ」2作目ということになっていたが、
実際はPC-8801用ディスクマガジン『LEMONADE 創刊号』付属の『さらわれた美樹ちゃん』のMSX2移植版。~
移植元から大幅の追加・削除・修正がなされている。~
(同じグラフィックを流用しているが、展開や入手するアイテムや遭遇するキャラの設定などは全然違う。)
正式タイトルは『Little PRINCESS』だが、公式含め『リトルプリンセス』とカナ表記されることも多い。
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**トクチョウ
-コマンド入力式アドベンチャー
--入力する文字は基本的にカタカナ表記。((入力中はローマ字も使われる。))
-ドラキュラにさらわれた美樹ちゃんを救い出すのが目的。
--野外に放り出されるところからゲームが開始する。
-コマンドは「動詞 名詞」で入力する。
--「ミル イシ」(見る石)、「ハナス オンナノコ」(話す 女の子)といった具合。
---『さらわれた美樹ちゃん』はテンキーの数字8・2・4・6が移動に対応していたしF1~F10での単語入力も可能だったが、本作はいちいち「キタ」「ミナミ」「ヒガシ」「ニシ」などと入力しなければならない。ショートカット機能もない。
-コマンドによってはアイテムを入手できる。
--手に入れたアイテムは以下のようにして使用できる。~
「アケル カギ」(開ける 鍵)、「タベル ヒララレモン」(食べる ヒララレモン)
-ヒントを教えてくれるキャラクターもいるが大半の謎解きはノーヒントである。
--アイテムを使うタイミングを間違えると進行不可能になる。そのセーブデータではクリア不可能。
--セーブして手持ちのアイテムを全種類渡してみる総当たり後にロードして正解のアイテムだけ渡せば、ヒント解禁や必須アイテム入手は可能。
-セーブは一箇所。
-音楽や効果音はない。
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**モンダイテン
-謎解きに難しすぎる物がある
#region(最難関の謎解き)
-ドラキュラの城の2階に上がると、話せる女の子の絵がある部屋のみで行き止まり。
--アイテム使用は総当たりすれば何とでもなると思いきや、前述した宝石2種類が必要になるため、必要なアイテムが足りない可能性が高い。ただこれは何回か最初からやり直すうちに正解2種類に気づく可能性は高めで比較的ハードルが低い。
--「フク エ」でタオルで絵を拭くという発想に行き着かないといけない。1階でタオルを入手可能で城外でタオル入手に関するヒントがあるためどこかでタオルを使うというヒントにはなっているが、絵にタオルを使うことへの誘導は一切存在しないし、拭くという動詞への誘導も一切ない。
--絵の中の女の子を「イウ カワイイ」や「イウ キレイ」などで褒めなければならない。褒めることへの誘導も、可愛いや綺麗という言葉への誘導も一切存在しない。
#endregion
-ラスボスを倒す展開が意味不明。
#region(ネタバレ)
「''ハナス ポンポン''」~
序盤にドラキュラを棺に閉じ込めた人物から、ドラキュラを倒せる魔法の合言葉「ポンポン」を教えてもらえて、「ポンポン」と言うとドラキュラが溶けて死んでしまう。~
意味が分からない。~
続編のプロローグではこの倒し方はなかった事になって全然別の経緯に置き換わっている。~
作者も二十年以上経ってからプレイして「さっぱり分からない」と言っている。(攻略法の最短手順をなぞったせいで合言葉を教えてもらうことなく使用したせいもあるが)~
なおオリジナルの『さらわれた美樹ちゃん』では、聖書と十字架で弱らせて、数字勝負の戦闘システムでのバトル後、胸に杭を打って倒した。
#endregion()
-不自然な変更点
--グラフィックはそのままでテキストだけ全く別の展開に変更しての移植になっているため不自然な点も多い。
--『さらわれた美樹ちゃん』が入手できたドラキュラの城の道具がことごとく、張り付いていて動かせない、呪われていて持てない、といった感じ。
--城のカギの入手場所だった吊り橋、いろいろと入手可能だった小屋など、何も入手できなくなり行く必要がなくなった場所も多い。
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**サンピリョウロンテン
-戦闘システムの削除。
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**ヒョウカテン
-グラフィックはそれなりで女の子が可愛い。
-移植元と違ってライフ制ではなくなり、残量に追われることはなくなった。
-バカゲー的要素
--「階段が死ぬ」「斧が刺さった女神のグラフィックが用意されている」などの変な点は人によっては笑える。
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**ソウヒョウ
ヒントが少な目で謎解きが難しいコマンド入力式ADV。~
ある程度の試行錯誤はカタルシスに繋がるが、本作は明らかに度を越えた難しさである。
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**ヨダン
-画面右に謎のヒロインが常に表示されているが、''最後まで正体は謎である''。
--ちなみにアリスソフトの『[[Rance>Rance -光を求めて-]]』『[[Rance II>Rance II -反逆の少女たち-]]』もパッケージのヒロインが作中に登場しない。
--色々と自由な時代だったのである。
-『さらわれた美樹ちゃん』は1種のマニュアルプロテクトとして、ディスクマガジン『LEMONADE 創刊号』の漫画を見ないと解けない仕掛けになっていた。
--この質問をしてくる敵キャラは、グラフィックをそのまま流用して本作ではドラキュラの娘として登場する。
-現在はアリスソフトの配布フリー宣言により本作の自由配布が認められている。
--アリスソフトアーカイブズではWindows移植版をダウンロード可能なので、興味のある人はダウンロードするのもいいだろう。
--ただし移植時に仕様を勘違いしておりグラフィックが一部劣化している。~
アリスソフト公式blogのコメント欄に書かれた移植した人の説明によると「ただこのとき、MSX1用と勘違いしてて、TMS9918の解像度で取り込んでしまったので、CGがガビガビになってしまったというオチです、申し訳ない。」とのこと。
--移植した本人のWebサイトに、CGを取り込みなおした新バージョンが公開されている。
-続編『[[Little Vampire]]』も存在するが、「前作のあらすじ」は本作と矛盾する部分も。
-後の[[Ranceシリーズ]](『[[鬼畜王ランス]]』以降)に登場する来水美樹(通称:魔王美樹、又は''リトルプリンセス'')と小川健太郎、および先代魔王ガイ(本作では「ドラキュラ」だが)は本作からの流用である。
--ドラキュラの娘、それを守る女の子なども、Ranceシリーズに該当する魔人が登場する。
-『さらわれた美樹ちゃん』からの移植作業に関わっていたTADA氏((Ranceシリーズではプロデューサーだが、本作当時は唯の新人。))が2013年にプレイして[[レビューしている>http://blog.alicesoft.com/archives/3720304.html]]。
--「''はっきり言って解けません''」「…自分で作っていてなんだが、無茶苦茶だな、このシーン解かす気とかまったくないよね」など、難しさを強調している。
-テキストエディタで数字を書き換えるだけで簡単に再開場所を変更可能だったので、解けない謎を無視してとりあえず先に進んだユーザーも数多くいた。