「シスターシスター」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

シスターシスター - (2019/02/09 (土) 10:55:58) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*シスターシスター 【しすたーしすたー】 |ジャンル|一歩踏み出して恋人同士になるまでADV|~| |対応機種|Windows 98SE~XP|~| |メディア|CD-ROM|~| |発売・開発元|ロール|~| |発売日|ダウンロード版:2006年11月30日&br;パッケージ版:2006年12月15日|~| |定価|2,800円(税別)|~| |ディスクレス起動|可能|~| |レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|稚拙すぎるテキスト&br;システムにも難あり|~| |>|>|CENTER:''ロール作品''&br()ないしょの放課後 - おしかけおさなづま^3&br()School Festa - ''シスターシスター'' - [[まじかる☆プリンス]]| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 エロゲーブランド「ロール」の4作目。~ ダウンロード版が先行して発売され、約2週間後にパッケージ版が発売された。 ---- **特徴 -土台はオーソドックスなADV --テキストウインドウに文章が表示される。 --二択の選択肢が数箇所にあり、姉妹のどちらと行動を共にするかを選ぶ。 ---選択により展開とエンディングが分岐する。 -システム --最低限は揃っており、クイックセーブ、フォント変更、ボイス調整にも対応している。 --CG閲覧とBGM視聴は同じ項目に収まっており、好きなBGMを聴きながらCGを観られる。 ---ただし、後述するようにシーン回想はなし。 ---- **キャラクター -佐野 葉月(妹) --主人公のクラスメイト。主人公が属する美術部に所属している。 --控え目な性格で天然気味。 -佐野 弥生(姉) --主人公の先輩。こちらも美術部に所属している。 --姉とは対照的に姉御肌で気が強い性格。 ---- **ストーリー 主人公は先輩の「佐野 弥生」が好きだが告白できずにいる。~ しかし、意外なことに、主人公は先輩の妹「佐野 葉月」に告白される。~ なあなあで好きでもない相手と付き合うことになった主人公だが、「葉月」も主人公を恋愛の練習台にしていたことが発覚。~ 上記の告白は「弥生」が仕込んだことであり、何故か三人で付き合う奇妙なことになり始めた…… ---- **問題点 -''&color(red){文法が破綻している}'' --本作最大の問題点。序盤からおかしなテキストが散見される。ロープライスのため、ボリュームが少ないにもかかわらず、である。 --誤字脱字はもちろんのこと、衍字や重複表現、表記揺れなど、文法ミスは多岐にわたる。 ---例えば、姉ヒロインがコーヒーを愛飲するため、頻繁にシーンがあるが「コーヒ」「コーヒー」で表記揺れしている。 --エロシーンやボイスの付いたテキストにも誤字脱字が多い。 ---一度声に出すため、本来はボイスの付いた箇所の誤字脱字は少ない。 --こんな状態でありながら、倒置法を使ったり、情報が錯乱したりするため非常に読みにくい。 ---ちなみに本作の[[文法ミスをまとめたサイトがある>http://maionaeroge.blog.fc2.com/blog-entry-9.html]] #region(テキストの一例) &image(テキスト.jpg) &image(テキスト2.jpg) #endregion -システムと噛み合っていないテキスト --テキストウインドウに収まらない文字が多い。 ---3行しか表示されないのに、4行以上表示させようとしているのが原因。例えば5行のテキストは下3行しか表示されないので、バックログから読む必要がある。 --モブの台詞が全ておかしい。 ---具体的には下のように「」の後に人物名が書かれる。 「あれ佐野姉妹だな」男子1 -会話の内容 --偉人の比喩表現がやたらと多い。雑談の話題が限られているためくどく感じる。 -シナリオ --文法が破綻しているので、読み進めることすら困難。 --姉妹に迫られてどちらを選ぶかを決断することになるが、やはり文法ミスで雰囲気などあったものではない。 --展開も陳腐で本作独自の魅力というのは見出しにくい。 --エロゲーにはありがちなことだが、エロシーンの導入が雑。そこに目を瞑っても、やはり文法が破綻しているのでシーンに集中できない。 -CGコンプ不可能 --どのようにプレイしても2枚は埋まらない。 --CGの位置から察するに差分の入れ忘れと思われる。 -シーン回想がない。 ---- **評価点 -CG --「なぐも。」が担当。姉妹を可愛らしく描けており、枚数もそれなりにある。 -BGM --『遥かに仰ぎ、麗しの』などを担当した「ファクトリーノイズ&AG」が製作している。 --ロープライス故に曲数は少ないが、出来は良い。 -ボイス --一色ヒカル、茶谷やすらが担当。 --テキストが間違っている箇所も正しく読み上げている。 ---- **総評 難点があれどキャラクターやグラフィックの魅力で凡作~佳作扱いのエロゲーは数多い。~ しかし本作は文章の体をなしておらず、テキストに評価できるところがまったくない。テキスト一つでクソゲーレベルにまで評価を落とした稀有な例である。 ---- ---- **余談 -デフォルメの一枚絵も数枚あるが、序盤の数シーンのみ。 -Windows Vista以降のOSでも起動可能。 --「d3drm.dll」をダウンロードして、「シスシス」と同じフォルダに入れることで起動できる。 -次回作『[[まじかる☆プリンス]]』発売後にブランドは解散した。 --同じエンジンを使っており、文法の酷さやCGが埋まらない点も共通。
*シスターシスター 【しすたーしすたー】 |ジャンル|一歩踏み出して恋人同士になるまでADV|~| |対応機種|Windows 98SE~XP|~| |メディア|CD-ROM|~| |発売・開発元|ロール|~| |発売日|ダウンロード版:2006年11月30日&br;パッケージ版:2006年12月15日|~| |定価|2,800円(税別)|~| |ディスクレス起動|可能|~| |レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|稚拙すぎるテキスト&br;システムにも難あり|~| |>|>|CENTER:''ロール作品''&br()ないしょの放課後 - おしかけおさなづま^3&br()School Festa - ''シスターシスター'' - [[まじかる☆プリンス]]| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 エロゲーブランド「ロール」の4作目。~ ダウンロード版が先行して発売され、約2週間後にパッケージ版が発売された。 ---- **特徴 -土台はオーソドックスなADV --テキストウインドウに文章が表示される。 --二択の選択肢が数箇所にあり、姉妹のどちらと行動を共にするかを選ぶ。 ---選択により展開とエンディングが分岐する。 -システム --最低限は揃っており、クイックセーブ、フォント変更、ボイス調整にも対応している。 --CG閲覧とBGM視聴は同じ項目に収まっており、好きなBGMを聴きながらCGを観られる。 ---ただし、後述するようにシーン回想はなし。 ---- **キャラクター -佐野 葉月(妹) --主人公のクラスメイト。主人公が属する美術部に所属している。 --控え目な性格で天然気味。 -佐野 弥生(姉) --主人公の先輩。こちらも美術部に所属している。 --姉とは対照的に姉御肌で気が強い性格。 ---- **ストーリー 主人公は先輩の「佐野 弥生」が好きだが告白できずにいる。~ しかし、意外なことに、主人公は先輩の妹「佐野 葉月」に告白される。~ なあなあで好きでもない相手と付き合うことになった主人公だが、「葉月」も主人公を恋愛の練習台にしていたことが発覚。~ 上記の告白は「弥生」が仕込んだことであり、何故か三人で付き合う奇妙なことになり始めた…… ---- **問題点 -''&color(red){文法が破綻している}'' --本作最大の問題点。序盤からおかしなテキストが散見される。ロープライスのため、ボリュームが少ないにもかかわらず、である。 --誤字脱字はもちろんのこと、衍字や重複表現、表記揺れなど、文法ミスは多岐にわたる。 ---例えば、姉ヒロインがコーヒーを愛飲するため、頻繁にシーンがあるが「コーヒ」「コーヒー」で表記揺れしている。 --エロシーンやボイスの付いたテキストにも誤字脱字が多い。 ---一度声に出すため、本来はボイスの付いた箇所の誤字脱字は少ない。 --こんな状態でありながら、倒置法を使ったり、情報が錯乱したりするため非常に読みにくい。 --ちなみに本作の[[文法ミスをまとめたサイトがある>http://maionaeroge.blog.fc2.com/blog-entry-9.html]] #region(テキストの一例) &image(テキスト.jpg) &image(テキスト2.jpg) #endregion -システムと噛み合っていないテキスト --テキストウインドウに収まらない文字が多い。 ---3行しか表示されないのに、4行以上表示させようとしているのが原因。例えば5行のテキストは下3行しか表示されないので、バックログから読む必要がある。 --モブの台詞が全ておかしい。 ---具体的には下のように「」の後に人物名が書かれる。 「あれ佐野姉妹だな」男子1 -会話の内容 --偉人の比喩表現がやたらと多い。雑談の話題が限られているためくどく感じる。 -シナリオ --文法が破綻しているので、読み進めることすら困難。 --姉妹に迫られてどちらを選ぶかを決断することになるが、やはり文法ミスで雰囲気などあったものではない。 --展開も陳腐で本作独自の魅力というのは見出しにくい。 --エロゲーにはありがちなことだが、エロシーンの導入が雑。そこに目を瞑っても、やはり文法が破綻しているのでシーンに集中できない。 -CGコンプ不可能 --どのようにプレイしても2枚は埋まらない。 --CGの位置から察するに差分の入れ忘れと思われる。 -シーン回想がない。 ---- **評価点 -CG --「なぐも。」が担当。姉妹を可愛らしく描けており、枚数もそれなりにある。 -BGM --『遥かに仰ぎ、麗しの』などを担当した「ファクトリーノイズ&AG」が製作している。 --ロープライス故に曲数は少ないが、出来は良い。 -ボイス --一色ヒカル、茶谷やすらが担当。 --テキストが間違っている箇所も正しく読み上げている。 ---- **総評 難点があれどキャラクターやグラフィックの魅力で凡作~佳作扱いのエロゲーは数多い。~ しかし本作は文章の体をなしておらず、テキストに評価できるところがまったくない。テキスト一つでクソゲーレベルにまで評価を落とした稀有な例である。 ---- ---- **余談 -デフォルメの一枚絵も数枚あるが、序盤の数シーンのみ。 -Windows Vista以降のOSでも起動可能。 --「d3drm.dll」をダウンロードして、「シスシス」と同じフォルダに入れることで起動できる。 -次回作『[[まじかる☆プリンス]]』発売後にブランドは解散した。 --同じエンジンを使っており、文法の酷さやCGが埋まらない点も共通。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: