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パルスマン - (2021/10/13 (水) 20:25:08) の最新版との変更点

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*&this_page 【ぱるすまん】 |ジャンル|アクションゲーム|#amazon(B000148IQI,image=https://img.atwikiimg.com/www26.atwiki.jp/gcmatome/attach/7380/2959/imgrc0077080909.jpg,height=160)| |対応機種|メガドライブ|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|ゲームフリーク|~| |発売日|1994年7月22日|~| |定価|7,800円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作'' |~| |ポイント|ポケモンのマイルストーン的な作品&br()メガドライブ特有の3大ショックを活用&br()ゲーム性も高品質&br()海外では国内より知名度が高い|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 本作は開発元であるゲームフリークが『[[まじかる☆タルるートくん>まじかる☆タルるートくん (MD)]]』の次にセガから発売したゲームである。~ 『[[ポケットモンスター>ポケットモンスターシリーズ]]』が出る前に作られた作品であり、開発スタッフが同じ((サウンドが増田順一、デザインが杉森建、ディレクターが田尻智である))である影響からか、本作は『ポケットモンスター』への繋がりが多い。 ---- **ストーリー 時は1999年。学者である好山錫兵は自ら作ったC-Life((本作における、コンピュータ内で誕生した人工生命体の総称。))に恋をし、二人との間には息子である「パルスマン」が誕生した。~ それから時は流れ2015年、秘密結社「G・G(ギャラクシィ・ギャング)」を率いる科学者のドク・ワルヤマは、C-Lifeを利用した銀河征服の野望を企てていた。~ ワルヤマの野望を阻止するべく、パルスマンはガールフレンドであるリーチェと共に「G・G」へ立ち向かって行くのだった。 ---- **特徴 -横スクロールのアクションゲーム。様々な仕掛けを駆使してステージをクリアしていく。 -パルスマンは走るか方向キー2度押しで短い距離を高速移動する「ライトニングダッシュ」を使うとエネルギーを溜め、スパークリング状態になる。この時、Aボタンを押すと斜め上方向へ高速で飛び上がる「ボルテッカー」が発動する。 --ボルテッカー中は壁や天井で跳ね回り、攻撃が可能。アイテムの「ボルテック・エネルギー」を取得するとステージ終了までスパークリング状態を維持できる。 -Bボタンで近距離攻撃「パルスラッシュ」。スパークリング状態だと遠距離攻撃の「スラッシュ・アロー」が出せる。 --方向キー上を押しながらジャンプすると「バックスピンキック」で攻撃可能。 -ステージ上にある電線(ワイヤー)に触れたときにAボタンを押すと、ワイヤーに沿って移動できる。近くにワイヤーがあれば乗り換えることも可能。 -ステージ中に置かれている「IN」と書かれたテレビに入ると電子世界へ行ける。 --電子世界ではボスを倒すなどの条件を満たし、「OUT」のテレビに入る(もしくはステージを突破する)ことで現実世界へ戻れる。 -ライフ+残機制 --ライフは画面左上のリストコンピューターの色で表され、青→黄→赤の順で低下していく。ライフが赤い時にダメージを受けると残機が減る。残機がなくなるとクレジットを消費して復帰できる。 --ライフはステージ中に落ちているライフアップを取得することで1段階回復する。 --残機は「1UPを取得する」、「スパークボールを10個集める」、「スコアが5万、10万、15万点に達する」と増える。 ---コンティニューはあるが、コンティニュー自体は5回限りで残機と異なって増やす方法が無い。 ---- **評価点 -メガドライブ特有の3大ショックを活用した内容 --メガドライブ特有の「スピードショック」「サウンドショック」「ビジュアルショック」が活用されている。 ---背景にカラフルでデジタルな雰囲気を出しており、当時にしてはとても高品質なビジュアルを表現していた。 ---BGMは増田順一が担当しており、どれも良曲揃い。特にステージ1の「NEO TOKYO」、ステージ2の「STEREO PROTECT」などのBGMは評価が高い。 ---スピードショックの部分も活発的に活用しており、特にパルスマンのボルテッカーを活用することでゲームの進行もとても良くなる。ただし一部の場面では演出の重さによる処理落ちが発生することもある。 -斬新なゲーム性 --本作のコンセプトが「赤いソニック」だからか、そのゲーム性も元ネタの『[[ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]』に劣らないほど高品質である。 ---パルスマンの攻撃法が複数ある上、醍醐味であるボルテッカーが様々な場面にて不可欠になるなど、演出だけではなく前述のスピードショックを活用している。 ---- **賛否両論点 -処理落ちに関して --頻繁という程ではないが、一部の場面では演出等による処理落ちが発生する。高難易度(特にステージ6)なステージになるとこれを使う攻略法がある為、本作の処理落ちに関してはそこまで悪く言えない。 -ステージが長い --ステージ数が7つ+ラスボス戦である代わりにステージ自体が長い。チェックポイントが多いのが幸いだが、悪く言えば1つのステージをクリアするのに約数十分もかかる。 ---ちなみにステージ5は迷路場面があるため、暗記をしない限りはその場面だけで攻略時間が一番長くなる。 -眩しさによる目に厳しいデザイン --例としてステージ3のカジノステージは非常にカラフルなデザインになっており、良く言えば前述のビジュアルショックのアピールとも言えるが、悪く言えばカラフルすぎて目に厳しいゲーム画面になっている。 ---現在の基準には適合しないため、VC版では輝度に修正が入っていた。 ---- **問題点 -一部の場面が厳しい --以下の場面がこの問題点の例として挙げられる。 ---ステージ4のボスであるT.M.Nは''形態が4つある上、ライフが非常に高い''ため、攻撃が当たっているかどうかすら怪しく感じる。 ---ステージ5のボスであるヴェールは''ボルテッカーをボルテッカーで相殺した後、生じた隙に攻撃する''という初見殺しな倒し方が必要。戦闘開始までにスパークリング状態になっておかないと、ヴェールのボルテッカーに対応できず先手を取られてしまうことが多いうえ、首尾よく相殺できたとしても、追い打ちが必要なことに気付かなければダメージを与えられない。~ もっとも、「''夕焼けをバックに、自分とよく似た黒いライバルキャラと同じ技で対決する''」という非常に熱い展開であり、攻略法さえわかってしまえば、むしろ他のボスより楽にハメられるのだが(激突直後のヴェールの硬直時間はそこそこあるため、追い打ちもさほど難しくはない)。 ---ステージ6の水中ステージでは下に来る棘物体がわからない上、記憶をしなければ何度もミスしやすい。 ---ステージ7のシューティングステージは強制スクロールである上、隕石や落とし穴などが多くなっている。 -リプレイ性が少ない --本作における難易度設定や元ネタの「ソニック」にあったマルチエンド等は無く、周回プレイをする際も慣れていけば飽きてしまいやすい。 ---オプション画面にて操作を変える事はできるものの、それとステージセレクトを除けばリプレイ性に繋がるオプションはない。 ---- **総評 後に同社が開発した『ポケットモンスター』の影に隠れがちだが、蓋を開けてみれば評価できる点も多い、まさに「隠れた名作」と呼べる一品。~ 2007年にWiiのバーチャルコンソール、及び1995年でのメガドライブのオンラインサービスである「SEGA CHANNEL」にて配信されていたが現在はサービスが終了している上、肝心のソフト自体もプレミアが付いており、現在では入手やプレイが非常に困難。仮にそうした機会ができたのであれば、一度はプレイしてみてはいかがだろうか。 //セガチャンネルというメガドライブ向けのオンラインサービスにも昔配信されていたので追記しました。(ソースはWikipediaから) ---- **余談 -開発時の仮タイトルは『スパーク(SPARK)』で、雑誌などにも長い間この名称で告知されていたのだが、諸事情で使えなかったらしく、発売直前に現在のものへと変更された。 -本作のBGMをリミックスしたアルバムにStereotype((脚本家でもある佐藤大と元・電気グルーヴの砂原良徳によるユニット))の「Electrace Pulseman Stereotype」とFrogman Recordsの「PULSEMAN」の2枚があり、それとは別にMijk Van Djikの「Gamer's Night」という楽曲がある((元々はマイク・ヴァン・ダイクがパルスマンのリミックスアルバムの制作を聞きつけ、自分も参加しようとしたが既に締切られてしまったことで、それを悔しがった彼がリスペクトを込めて作ったのがこの曲である。もちろんゲーム本編からサンプリングされた音も多数ある。))。 --後者のアルバムは国内外からのテクノミュージシャンが参戦している為、海外での人気ぶりがうかがえる。 -本作の25周年を記念し、主人公であるパルスマンのイラストを、デザインを担当した杉森建本人が描く企画がゲームフリークの公式YouTubeチャンネルにて第1弾として開催された。そのイラストが後に応募プレゼントとして1名に配られた。 --本人曰く、パルスマンがお気に入りであるとの事。 -開発スタッフが同じためか、後の『ポケットモンスター』へと繋がっている部分が多い。 --例としてパルスマンのボルテッカーは『[[エメラルド>ポケットモンスター ルビー・サファイア#id_91574420]]』以降のピカチュウ系統の専用技、サントアンヌは豪華客船の名前に引用されたり、更に本作に登場する梨沙 ハットフィールドも劇場版ポケットモンスターにてカメオ出演を果たしている。 ---特に『スマブラ』版のボルテッカーの演出はSEGAからのゲストキャラもいる縁か青い稲妻のエフェクト・球体状になったキャラクターを操作するという本作のボルテッカーに酷似した物となっている。 --また、パルスマンが現実世界と電脳世界を自由に行き来できるという設定は小説版ポケモンにて語られた全てのポケモンは自己電気信号化能力「携通力(携帯獣通信能力の略称。あるいはポケコムとも)」を持ち、現実世界と通信ネットワークを行き来できるという設定と似ており、パルスマンを思わせる設定である((厳密に言うと同小説版の設定はアスペクトより発売された公式攻略本『ポケットモンスター図鑑』にて語られた公式設定と同様の部分があり、携通力の設定もゲーム版スタッフ側で裏設定となっていたものをアニメ版スタッフ側が採用した可能性がある))。 -本作以降の「開発はゲームフリークで販売元はセガ」のゲームは『Tembo the Badass Elephant』(PS4/Win/One)という作品が存在するが、一部の制作スタッフが関わっている事を除けば本作とは無関係である。 //余談として必要かどうかは分かりませんが、パルスマンと同じ開発陣の作品がもう一つあったので追記してみました。 -ステージセレクトの裏技が存在する。 #region(コマンド入力方法について) --SEGAロゴが出ている間に2PのコントローラーのボタンをABCCBAの順に押す。 コマンド入力に成功すると、OPTIONSメニューの中に、MAPという項目が追加されるため、左右キーで任意のマップを選んでOPTION画面を抜け、STARTメニューを選択するとステージセレクトが可能。 --裏技大技林(2011年発行)では「リセットボタンを押しながら2PのコントローラーのボタンをABCCBAの順に押す」と表記されているが、リセットボタンを押す必要はない。 //ステージセレクトの方法は不明と書かれていましたが、明確であるため、文章を書き直しました。大技林に関する説明は不要に感じますが、一応残します。 #endregion
*&this_page 【ぱるすまん】 |ジャンル|アクションゲーム|#amazon(B000148IQI,image=https://img.atwikiimg.com/www26.atwiki.jp/gcmatome/attach/7380/2959/imgrc0077080909.jpg,height=160)| |対応機種|メガドライブ|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|ゲームフリーク|~| |発売日|1994年7月22日|~| |定価|7,800円|~| |判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作'' |~| |ポイント|ポケモンのマイルストーン的な作品&br()メガドライブ特有の3大ショックを活用&br()ゲーム性も高品質&br()海外では国内より知名度が高い|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 本作は開発元であるゲームフリークが『[[まじかる☆タルるートくん>まじかる☆タルるートくん (MD)]]』の次にセガから発売したゲームである。~ 『[[ポケットモンスター>ポケットモンスターシリーズ]]』が出る前に作られた作品であり、開発スタッフが同じ((サウンドが増田順一、デザインが杉森建、ディレクターが田尻智である))である影響からか、本作は『ポケットモンスターシリーズ』への繋がりが多い。 ---- **ストーリー 時は1999年。学者である好山錫兵は自ら作ったC-Life((本作における、コンピュータ内で誕生した人工生命体の総称。))に恋をし、二人との間には息子である「パルスマン」が誕生した。~ それから時は流れ2015年、秘密結社「G・G(ギャラクシィ・ギャング)」を率いる科学者のドク・ワルヤマは、C-Lifeを利用した銀河征服の野望を企てていた。~ ワルヤマの野望を阻止するべく、パルスマンはガールフレンドであるリーチェと共に「G・G」へ立ち向かって行くのだった。 ---- **特徴 -横スクロールのアクションゲーム。様々な仕掛けを駆使してステージをクリアしていく。 -パルスマンは走るか方向キー2度押しで短い距離を高速移動する「ライトニングダッシュ」を使うとエネルギーを溜め、スパークリング状態になる。この時、Aボタンを押すと斜め上方向へ高速で飛び上がる「ボルテッカー」が発動する。 --ボルテッカー中は壁や天井で跳ね回り、攻撃が可能。アイテムの「ボルテック・エネルギー」を取得するとステージ終了までスパークリング状態を維持できる。 -Bボタンで近距離攻撃「パルスラッシュ」。スパークリング状態だと遠距離攻撃の「スラッシュ・アロー」が出せる。 --方向キー上を押しながらジャンプすると「バックスピンキック」で攻撃可能。 -ステージ上にある電線(ワイヤー)に触れたときにAボタンを押すと、ワイヤーに沿って移動できる。近くにワイヤーがあれば乗り換えることも可能。 -ステージ中に置かれている「IN」と書かれたテレビに入ると電子世界へ行ける。 --電子世界ではボスを倒すなどの条件を満たし、「OUT」のテレビに入る(もしくはステージを突破する)ことで現実世界へ戻れる。 -ライフ+残機制 --ライフは画面左上のリストコンピューターの色で表され、青→黄→赤の順で低下していく。ライフが赤い時にダメージを受けると残機が減る。残機がなくなるとクレジットを消費して復帰できる。 --ライフはステージ中に落ちているライフアップを取得することで1段階回復する。 --残機は「1UPを取得する」、「スパークボールを10個集める」、「スコアが5万、10万、15万点に達する」と増える。 ---コンティニューはあるが、コンティニュー自体は5回限りで残機と異なって増やす方法が無い。 ---- **評価点 -メガドライブ特有の3大ショックを活用した内容 --メガドライブ特有の「スピードショック」「サウンドショック」「ビジュアルショック」が活用されている。 ---背景にカラフルでデジタルな雰囲気を出しており、当時にしてはとても高品質なビジュアルを表現していた。 ---BGMは増田順一が担当しており、どれも良曲揃い。特にステージ1の「NEO TOKYO」、ステージ2の「STEREO PROTECT」などのBGMは評価が高い。 ---スピードショックの部分も活発的に活用しており、特にパルスマンのボルテッカーを活用することでゲームの進行もとても良くなる。ただし一部の場面では演出の重さによる処理落ちが発生することもある。 -斬新なゲーム性 --本作のコンセプトが「赤いソニック」だからか、そのゲーム性も元ネタの『[[ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]』に劣らないほど高品質である。 ---パルスマンの攻撃法が複数ある上、醍醐味であるボルテッカーが様々な場面にて不可欠になるなど、演出だけではなく前述のスピードショックを活用している。 ---- **賛否両論点 -処理落ちに関して --頻繁という程ではないが、一部の場面では演出等による処理落ちが発生する。高難易度なステージ(特にステージ6)になるとこれを使う攻略法がある為、本作の処理落ちに関してはそこまで悪く言えない。 -ステージが長い --ステージ数が7つ+ラスボス戦である代わりにステージ自体が長い。チェックポイントが多いのが幸いだが、悪く言えば1つのステージをクリアするのに約数十分もかかる。 ---ちなみにステージ5は迷路場面があるため、暗記をしない限りはその場面だけで攻略時間が一番長くなる。 -眩しさによる目に厳しいデザイン --例としてステージ3のカジノステージは非常にカラフルなデザインになっており、良く言えば前述のビジュアルショックのアピールとも言えるが、悪く言えばカラフルすぎて目に厳しいゲーム画面になっている。 ---現在の基準には適合しないため、VC版では輝度に修正が入っていた。 ---- **問題点 -一部の場面が厳しい --以下の場面がこの問題点の例として挙げられる。 ---ステージ4のボスであるT.M.Nは''形態が4つある上、ライフが非常に高い''ため、攻撃が当たっているかどうかすら怪しく感じる。 ---ステージ5のボスであるヴェールは''ボルテッカーをボルテッカーで相殺した後、生じた隙に攻撃する''という初見殺しな倒し方が必要。戦闘開始までにスパークリング状態になっておかないと、ヴェールのボルテッカーに対応できず先手を取られてしまうことが多いうえ、首尾よく相殺できたとしても、追い打ちが必要なことに気付かなければダメージを与えられない。~ もっとも、「''夕焼けをバックに、自分とよく似た黒いライバルキャラと同じ技で対決する''」という非常に熱い展開であり、攻略法さえわかってしまえば、むしろ他のボスより楽にハメられるのだが(激突直後のヴェールの硬直時間はそこそこあるため、追い打ちもさほど難しくはない)。 ---ステージ6の水中ステージでは下に来る棘物体がわからない上、記憶をしなければ何度もミスしやすい。 ---ステージ7のシューティングステージは強制スクロールである上、隕石や落とし穴などが多くなっている。 -リプレイ性が少ない --本作における難易度設定や元ネタの「ソニック」にあったマルチエンド等は無く、周回プレイをする際も慣れていけば飽きてしまいやすい。 ---オプション画面にて操作を変える事はできるものの、それとステージセレクトを除けばリプレイ性に繋がるオプションはない。 ---- **総評 後に同社が開発した『ポケットモンスター』の影に隠れがちだが、蓋を開けてみれば評価できる点も多い、まさに「隠れた名作」と呼べる一品。~ 本作のゲーム性だけでなく、サウンドやビジュアル等の部分においても非常に高い評価を得ており、現在も本作のBGMを高く評価するプレイヤーも多いほど。~ 特に開発元のゲームフリークにおける最初のメガドライブ用ソフト『[[まじかる☆タルるートくん>まじかる☆タルるートくん (MD)]]』と比較すると改善点が多く、更に『ポケットモンスター』へ引き継がれた共通点が多い事もあって本作はポケモンシリーズにおける大事な分岐点にもなっている。~ この事から本作はメガドライブにおける3大ショックを最大限に活用した、まさに''メガドライブのフルポテンシャルを見せつけた隠れた名作''と言っても相応しい良作になっている。 //セガチャンネルというメガドライブ向けのオンラインサービスにも昔配信されていたので追記しました。(ソースはWikipediaから) //パルスマンのSwitch向けバーチャルコンソール配信を記念して色々と更新しました。 ---- **余談 -本作は1995年にてSEGA CHANNEL(1998年にてサービス終了済)に向けて配信され、更に本作は2007年にてWii向けのバーチャルコンソール(2014年にてサービス終了済)、そして2023年4月19日には『[[セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online>ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online]]』収録ソフトの一つとして配信されたという経歴がある。 --特にWii及びNintendo Switch向けのコンテンツとして配信されるまではプレミア化されており、入手が困難であったが、上記の『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』での配信に伴って解消された。 -開発時の仮タイトルは『スパーク(SPARK)』で、雑誌などにも長い間この名称で告知されていたのだが、諸事情で使えなかったらしく、発売直前に現在のものへと変更された。 -本作のBGMをリミックスしたアルバムにStereotype((脚本家でもある佐藤大と元・電気グルーヴの砂原良徳によるユニット))の「Electrace Pulseman Stereotype」とFrogman Recordsの「PULSEMAN」の2枚があり、それとは別にMijk Van Djikの「Gamer's Night」という楽曲がある((元々はマイク・ヴァン・ダイクがパルスマンのリミックスアルバムの制作を聞きつけ、自分も参加しようとしたが既に締切られてしまったことで、それを悔しがった彼がリスペクトを込めて作ったのがこの曲である。もちろんゲーム本編からサンプリングされた音も多数ある。))。 --後者のアルバムは国内外からのテクノミュージシャンが参戦している為、海外での人気ぶりがうかがえる。 -本作の25周年を記念し、主人公であるパルスマンのイラストを、デザインを担当した杉森建本人が描く企画がゲームフリークの公式YouTubeチャンネルにて第1弾として開催された。そのイラストが後に応募プレゼントとして1名に配られた。 --本人曰く、パルスマンがお気に入りであるとの事。 -開発スタッフが同じためか、後の『ポケットモンスターシリーズ』へと繋がっている部分が多い。 --例としてパルスマンのボルテッカーは『[[エメラルド>ポケットモンスター ルビー・サファイア#id_91574420]]』以降のピカチュウ系統の専用技、サントアンヌは豪華客船の名前に引用されたり、更に本作に登場するニュースキャスターである「梨沙 ハットフィールド」も劇場版ポケットモンスターにてカメオ出演を果たしている。 ---特に『スマブラ』版のボルテッカーの演出はSEGAからのゲストキャラもいる縁か青い稲妻のエフェクト・球体状になったキャラクターを操作するという本作のボルテッカーに酷似した物となっている。 --また、パルスマンが現実世界と電脳世界を自由に行き来できるという設定は小説版ポケモンにて語られた全てのポケモンは自己電気信号化能力「携通力(携帯獣通信能力の略称。あるいはポケコムとも)」を持ち、現実世界と通信ネットワークを行き来できるという設定と似ており、パルスマンを思わせる設定である((厳密に言うと同小説版の設定はアスペクトより発売された公式攻略本『ポケットモンスター図鑑』にて語られた公式設定と同様の部分があり、携通力の設定もゲーム版スタッフ側で裏設定となっていたものをアニメ版スタッフ側が採用した可能性がある))。 -本作以降の「開発はゲームフリークで販売元はセガ」のゲームは『Tembo the Badass Elephant』(PS4/Win/One)という作品が存在するが、一部の制作スタッフが関わっている事を除けば本作とは無関係である。 //余談として必要かどうかは分かりませんが、パルスマンと同じ開発陣の作品がもう一つあったので追記してみました。 -ステージセレクトの裏技が存在する。 #region(コマンド入力方法について) --SEGAロゴが出ている間に2PのコントローラーのボタンをABCCBAの順に押す。 コマンド入力に成功すると、OPTIONSメニューの中に、MAPという項目が追加されるため、左右キーで任意のマップを選んでOPTION画面を抜け、STARTメニューを選択するとステージセレクトが可能。 --裏技大技林(2011年発行)では「リセットボタンを押しながら2PのコントローラーのボタンをABCCBAの順に押す」と表記されているが、リセットボタンを押す必要はない。 //ステージセレクトの方法は不明と書かれていましたが、明確であるため、文章を書き直しました。大技林に関する説明は不要に感じますが、一応残します。 #endregion

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