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*ダンジョンクリエイター 【だんじょんくりえいたー】 |ジャンル|ダンジョンRPG+制作ツール|~| |対応機種|プレイステーション|~| |発売・開発元|エレクトロニック・アーツ・ビクター |~| |発売日|1996年5月31日|~| |価格|7,140円|~| //|分類|''評価点もあるが良作ともいえないゲーム判定''|~| |ポイント|自由度があまりない|~| **概要 『[[ウィザードリィ>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/827.html]]』などでおなじみの3DダンジョンRPGを製作できるコンストラクションソフト。 -PSである点を活かしてダンジョン、モンスターなどをポリゴンで再現。システムは不思議のダンジョンシリーズなどのようなターン制を採用している。 -3Dダンジョンものには付き物のトラップなども製作可能。 **評価点 -モンスターやダンジョンのテクスチャが豊富。 -モンスターは攻撃時やダメージ時、死んだ時などの鳴き声を設定可能。 --中には「いてっ」「な、なんじゃこらー!」などの面白ボイスも用意されている。 -アイテムの購入額と売却額を個別に設定できる。 -ステータス画面で装備を変更するとキャラクターのグラフィックも変化する。 -BGMは良曲が多い。 **問題点 -エディタの操作が煩雑かつエディタ自体もダメダメ。 --アイテムやモンスターなどの一覧が表示されない。一覧を見るには項目選択後、「修正する」を選択しなくてはならず、修正を終えて戻ると一覧も閉じられる。 ---このため、複数に渡って修正が必要な場合、余計な操作を強いられ面倒極まりない。 --なぜか宝箱は斜めになっており向きを変更することもできない。配置によっては変な向きで開けることになる。 --各エディタごとに数値入力の方式が違う。各桁ごとに設定できるものもあればポイントを増やしていく形式のものもある。なぜ統一しなかったのか。 --アイテムやトラップは同じ名称のものは製作できない。 ---RPGツクールでは同じ名称でも敵と味方で別性能にするといったテクニックがあるが、本作では不可能。 --1フロアに置けるモンスターはたった4種類。せめて10種類は… -せっかく凝ったストーリーを作ってもエンディングはまったく同じ文章が表示される。ここが本作が自由度が低いと言われる所以である。 -キャンペーンモードのドラゴンを育てるのが作業過ぎる、しかも毎回行くたびにダンジョンが変わるので面倒。ほとんどのダンジョンは深いので最後まで行けないことがしばしば。 -しかも一度中断されるとマップがクリアされるので自分でメモなど書くしかない。面倒きわまりない。 -移動速度、振り向き速度などが非常に遅い。テストプレイでも時間がかかる。 -平行移動がない。 -エディットデータのセーブ/ロード、階層移動時のロードも遅い。この時に自動で進行状態がセーブされるが、このセーブも含めると30秒以上は待たされる。 --ロードの長さはオブジェクトの多さに比例する模様。 **総評 -コンシューマでは数少ない3DダンジョンRPGコンストラクションソフトだったが、長すぎるロードや快適性を欠くエディタの仕様など残念な部分が目立ってしまった。