ランダムリンク(ベータ版)
更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示
(タグ一覧) (登録が多い順) (管理タグカット)
合計 - 今日 - 昨日 - 現在約-人が見ています。 総ページ数88712024-05-05 13:34:43 (Sun)
新着ページ一覧
更新履歴 最終更新日時0000-00-00 00:00:00
今日の人気ページ
昨日の人気ページ
*XEXEX 【ぜくせくす】 |ジャンル|シューティング|#image(0010.png,width=250)| |対応機種|アーケード|~| |販売・開発元|コナミ|~| |稼働開始日|1991年|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **ストーリー 人類が惑星間飛行を可能にした未来、謎の物質フリントが発見される。調査の結果、それは生命体であるらしい事のみがわかった。そんな折、遠い宇宙からテレパシーが届く。~ 「私の星を助けて…… 私は、惑星イースクウェアの、イレーネ」~ 人類は最新鋭戦闘機フリントロックを開発し、フリントを連れ惑星イースクウェアへ向かった。 **概要 -横スクロールSTG。自機はフリントロックで、アイテムを取る事でパワーアップが可能。 --本作最大のウリは弾消し効果に高い攻撃能力を持った子機フリント。アイテムを習得する事で触手の数が増え攻撃・防御範囲が増す。 --フリントは自機前方に脱着可能。装着中は溜め撃ちでフリントの触手が巨大化して前方の敵を攻撃する事ができる。 ---通称フリント地獄突き。 --溜めたままフリント切り離しボタンを押す事で、遠方へフリントを発射する事が出来る。 --アイテム習得による各種レーザーはフリントをつけていなくても撃てる。 -ステージ間にストーリーデモが挿入される。 -製作は『[[グラディウスII -GOFERの野望-]]』のスタッフで当時話題になった。 **長所 -軽快なサウンドに割と綺麗なグラフィック。特に2面分子ステージや3面空中庭園ステージの美しさはなかなかのもの。 --サウンドはコナミ矩形波倶楽部の古川もとあき、むちむちぷりん聡子が担当。ちなみに古川氏は『[[悪魔城伝説]]』も手がけている。 --ラスタースクロールによる立体的な表現は時代を考慮せずともハイレベル。 -ゲームバランス良好。武器選択も強弱はあるもののどの武器もそれなりに使える(ただしサーチレーザーだけ5面を除きやや使いづらく、スパイラルレーザーにいたってはパロディウスの「!?」やグラディウスⅣのアーマーピアシングと同等に装備すると死を招く)。難易度も高すぎずやりやすい。(具体的にサンダークロス以上グラディウスⅢ未満) --引用倒れすることなく、フリント独自のシステムをきちんと攻略に絡めたゲーム構成となっている。 --面構成も変化に富み、「次はどんな面なんだろう?」とプレイヤーに期待させる要素は充分であった。 **短所 -スコアエクステンドが無く、エクステンドアイテムも確率で出現になっており、エクステンドが運任せになっている。 --ただし、3面の特定箇所のエクステンドだけはほぼ確実に出せるようになっており、1面特定箇所のエクステンドも手順を踏めば取れるようになっているようである。 -「敵を瞬殺できる」というシチュエーションが少ないためか、爽快感に今一つ欠ける。 -ステージ間のデモがかなり人を選ぶ。 --イレーネ姫の大音量の悲鳴や胸が揺れて涙目で「早く来て」など、とにかく嫌なほど目立ってしまう。ただしスキップが出来るので気になるなら飛ばすことも出来る。 ---エンディングも同様に非常に目立つ。しかもクリアデモと違ってスキップ出来ないのでどうしても見る必要がある。 --イレーネ姫(他クラウス等の人物)のイラスト自体もやや荒れており、ゲーム部分のグラフィックと比べてクオリティはかなり低い。 ---よくネタにされるのがイレーネ姫のまばたきをするアニメーションで下から上へまぶたが閉じている点。そういう異星人なのか作画ミスなのかは定かではない。 ---発売当時は「本職のイラストレーター・グラフィック担当者を用いていないから」「''コナミの社長の息子が描いた''」などという噂も立っていたが、後に当時まだ新米だった「[[ときめきメモリアル]]」や「[[クイズマジックアカデミー]]」のキャラクターデザイン担当者を用いていたことが判明している。 -デモで出てくる悪役・クラウスの声が色々とおかしい。 --ゲーメストの読者質問コーナーでは「クラウスの声も島本須美さんらしい」と回答されており、また声が後のコナミ作品である『クイズマジックアカデミー』のフランシス役の人、笹沼尭羅氏と酷似していたことから彼のデビュー作なのでは?と、様々な憶測が飛び交っていたが…現在は開発スタッフの一人が担当したと公表されている(笹沼氏は声優としての活動が1997年以降であり、本人及び所属事務所である『アーツビジョン』も否定している)。 -「これって[[R-TYPE]]じゃないのか?」と初見では思われがちで、オリジナル要素には乏しい。 --フリントの特徴である「任意で自機と切り離し可能で弾を防げるオプション」は''R-TYPEのフォースとほぼ同じ''であることが主な要因。他にも波動砲と同じ溜め打ちシステムがあったり、一部自機が装備するレーザーの特徴もR-TYPEに出たものに似ている(グランドレーザーが顕著)などR-TYPEと似た要素は多い。 ---百歩譲って触手を新要素と主張しても、2年前に『[[Xマルチプライ]]』と言う同じく触手を使った横STGが登場していた。ただし活用方法はかなり違い、Xマルチプライの触手が攻撃主体であるのに対し、本作のフリントは防御主体での使用が有効。 --一部「ゼクセクス」の開発スタッフが後の「アクスレイ」の開発も兼任していたため、実態は「アクスレイ」の姉妹作と呼ぶほうが正しい。 -ハイスコア更新による「おみくじコーナー」やデフォルメされたキャラ(作中キャラだけでなく開発スタッフと思しきものまで)が大挙登場するスタッフロールなど作品世界観を無視した演出が所々見受けられ、大手メーカー製のゲームでありながら「同人臭さ」を感じるという声も少なくない。 --尤も[[PCエンジンCD-ROM2で使用システムを間違えると警告を兼ねたコメディ寸劇が流れたり>悪魔城ドラキュラX 血の輪廻]]、[[SNKの格闘ゲーム>餓狼伝説スペシャル]]のエンディングで捏造NGシーン集が流れる等、当時の風潮である。 **総評 バランスの取れたゲーム構成・美しいグラフィックにサウンドと、爽快感を除くと取り留めて欠点の無いゲームではあるものの、如何せんステージ間デモとのバランスが取れていないのが災いして家庭用移植へは2007年のPSP「[[沙羅曼蛇 PORTABLE>コナミ名作シューティングPOTABLE#id_763fbbeb]]」まで行われていなかった。しかし後のヒット作の要素を確立した作品としてバイブルとして認めらている。 **その後・余談 -[[がんばれゴエモン2 ~奇天烈将軍マッギネス~]]のミニゲームとして、今作の2面が遊べる。 -パロディウスシリーズにおいて今作をモチーフにした自機は無かったものの、[[実況おしゃべりパロディウス]]で今作の2面モチーフのステージが登場する。''また2面か。'' -[[オトメディウス]]では今作自機フリントロックをモチーフとした「ジオール・トゥイー」が登場。また一部イレーネも登場する。 -今作からの縁か、グラディウス関連のメディア作品に島本須美が出演することが多い。((OVA版沙羅曼蛇、パチスロ版グラディウス等。オトメディウスにおいてもイレーネ姫の他にオペレッタを担当している。)) -ラスボスであるクラウスの弱さもあって、直前の「私自らがでる」と言う台詞がネタとして確立している。