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キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲」を以下のとおり復元します。
*キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲
【きゃっするう゛ぁにあ びゃくやのこんちぇると】
|ジャンル|アクション|CENTER:&amazon(B000BDEIUO)&amazon(B00TI89DAS)&br()[[裏を見る(ベスト版)>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=4374&file=byakuya_u.jpg]]|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|メディア|64MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|コナミ|~|
|開発元|コナミコンピュータエンタテインメント東京|~|
|発売日|2002年6月6日|~|
|定価|4,800円|~|
|セーブデータ|3個(バッテリーバックアップ)|~|
|レーティング|CERO:12歳以上対象&br;※コナミ・ザ・ベスト版で付与されたレーティング|~|
|廉価版|コナミ・ザ・ベスト:2005年11月3日/2,625円|~|
|配信|バーチャルコンソール&br()【WiiU】2015年1月21日/702円|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|グレードアップした探索要素&br()キシン流伝説の幕開け&br()サウンドはやや劣化|~|
|>|>|CENTER:''[[悪魔城ドラキュラシリーズリンク>悪魔城ドラキュラシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
GBAの悪魔城ドラキュラの2作目で、探索型悪魔城ドラキュラとしては3作目。通称『白夜』。~
制作チームには『月下の夜想曲』を制作したチームから数人が参加し、2000年代のドラキュラシリーズプロデューサーとなった五十嵐孝司ことIGAによる初のオリジナル作となった。~
本作からシリーズ名が海外版タイトルでもある『Castlevania』に統一、変更された。しかし従来からのファンにとっては紛らわしいだけで定着せず、2005年に『悪魔城ドラキュラ』に戻ることとなる。
-探索型シリーズの特徴などの解説は[[シリーズ一覧>悪魔城ドラキュラシリーズ#id_25fac4c7]]のページを参照。
-GBAにおける前作『[[悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon]]』(KCE神戸開発)とは共通のスタッフは一切おらず、作風もかなり違い『月下の夜想曲』に非常に近いものとなっている。
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**ストーリー
 シモン・ベルモンドがドラキュラの呪いを打ち破ってから50年の月日が流れた。
 ベルモンド一族の末裔ジュストはシモンの時代にドラキュラが残した遺物を狩る宿命の中にいた。
 そんなある日、2年前に修行の旅に出た親友マクシームが、傷だらけの姿で戻ってきたのである。
 そして彼の口から信じられない事実が告げられる。
 それは、2人の幼友達でもあり、あこがれでもあるリディーが、連れ去られたというのだ。
 それ以外、修行中の記憶を一切失っていたマクシームであったが、傷だらけの身体にむち打ち、ジュストをその現場に導いた。
 そして濃い霧を抜けたそこには、文献にすら記されていない城の姿が・・・。
 これはドラキュラ城なのか?幻想のようにたたずむ城は、月の光を受けふたえに輝き、突然の来客を静かに迎え入れるのだった。
※公式サイトより抜粋

**特徴
-『月下の夜想曲』と同じく2つの悪魔城を舞台とし、多関節の巨大キャラも多数出現する。

-ダッシュの標準搭載
--本作では、ゲーム開始当初から高速移動アクションである「ダッシュ」が利用できる。
--RボタンまたはLボタンで一定距離をダッシュする。ボタン連打により連続ダッシュも可能。

-武器について
--『月下の夜想曲』では剣や棍棒などの多様な武器が登場したが、本作の主人公の武器は前作『Circle of the Moon』同様、鞭(ヴァンパイアキラー)のみ。
---ただし武器装備と似たような要素として、鞭の先端に装着する「重り(石)」を付け替えることができる。単純に鞭の攻撃力を上げるものや、溜め技が出せるようになるものなど、いくつかの種類が存在する。

-新アクション「スペルフュージョン」
--サブウェポンと魔法の書を組み合わせて、サブウェポンを強力な魔法攻撃に変化させるという、前作のDSSと似たようなシステム。
---サブウェポンはハートを、魔法はMPを消費して発動させる。前者はハート回収でしか回数を増やせないが消費は小さく、後者は時間経過やセーブポイントで回復できるが消費は激しく連発できない、と住み分けされている。
--サブウェポンは同時に一種類しか所持できず、メニューでの持ち替えもできないが、魔法の書は複数の種類を同時に所持可能で、メニューか上+L(R)で使用する魔法の書を選択できる。

**評価点
-表と裏の二つの悪魔城が存在するためマップが広く、探索のし甲斐がある。
--『月下の夜想曲』に比べて、二つの悪魔城の行き来が容易になっているといった改善点もある。
-ダッシュの操作性や疾走感が良く、広大な悪魔城を快適に駆け抜けられる。
--前作のダッシュは左右キーを2回連続入力する必要があり、操作性がやや悪かったが、今回はLRボタンだけでOKと改善されている。
--通常攻撃などのアクションの隙をキャンセルしてダッシュすることもでき、向きを固定したままバックダッシュすることもできる。これにより、高速のヒットアンドアウェイ戦法といった機敏な戦いが行える。

-クリア後のおまけ要素が豊富。
--倒したボスと何度でも戦えるシリーズ初のボスラッシュモードや、ハードモード、本作の登場人物の一人であるマクシームを操作するマクシームモードが用意されている。
--シリーズ第1作『悪魔城ドラキュラ』の主人公であるシモン・ベルモンドもボスラッシュモードの隠し要素としてで操作できる。

-(プレイヤーキャラ以外の)グラフィックのレベルが前作より大幅に上がった。細部まで描き込まれた背景や、良く動く巨大な敵キャラなど見所はたくさん。

-登場ボスが非常に多い。
--本作に登場するボスの数は19体。シリーズの中ではかなり多い部類に入る。
--中には「おおこうもり」(ボス自体は初代からの登場だが、モーション自体は血の輪廻の流用)や「パズズ」(新規ボスではあるものの、移動モーションが悪魔城伝説のデーモンを彷彿とさせる)といった、過去の悪魔城ドラキュラシリーズで登場したモーションを持つボスも存在していて、過去作の経験のあるプレイヤーはニヤリ。
--ただし、ボスの数が多い分、ミノタウロスとミノタウロスアナザーの様なコンパチも目立っているのは事実。
--かつての『[[バンパイアキラー]]』や『[[魂斗羅ザ・ハードコア]]』のスタッフが本作に参加しており、同作のお家芸であった多関節で派手に動くボスキャラも多数見られる。ゲーム開始早々巨大な鎧の魔物(タロス)に追いかけられるシーンはゲームの掴みとして大きなインパクトを与えたといえる。

-初期型GBAでプレイすると画面が暗かった前作に比べ、画面の配色が全体的に明るくなり見やすくなった。初期型GBAに合わせてあるためか、他のハードでプレイすると逆に配色が薄すぎると感じることもあるが。

-「[[前作>悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon]]」や「[[次回作>キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲]]」と違い、魔法書や飾りはあくまで補助的な程度の効果。それらの有無が大幅なバランス崩壊を生みにくく、ショップの存在もあってレアアイテム狩りに従事しなくても問題なく進める。
--そして今作のアイテム商人は悪魔城中のいたる所に出現するため、わざわざ買いに戻るという面倒な手間も省けた。
--レアアイテムの代わりに、城内に落ちている家具を集めて、ある部屋に配置することができるというおまけ的収集要素がある。31個あるので、やりがいはなかなかのもの。

-中間セーブができるようになった。
--利用すると最後にセーブしたセーブポイントに戻ってしまうが、RPG要素がある作品でいつでもやめる事ができるようになってより携帯機向けになった。
--集めたアイテム等は失われないので、探索してアイテムを集め中断で帰りをショートカットしたり、アイテムを使わず敵と戦い続けて死にそうになったら中断で戻りレベル上げと言った方法も可能。

**問題点
-サウンドの問題
--前作はGBA作品としては高音質なPCM出力であったのに対し、本作はグラフィックにCPUの処理を割いたためなのか容量の関係なのか、本体内蔵PSG音源が主体となっている。実はメロディ等にPCMも使われているのだが、なぜかオルガンのような平坦な音色ばかりであり質感に欠ける。このため前作はもちろん次作と比べても音質が劣ってしまっている。
--全体的に地味で暗めな曲が多く、耳に残るような良曲と言えるほどのBGMも少ない。
---「悪魔城の中心へ」は立ち寄る機会が多い城の中心部分のステージで流れることもあり耳に残りやすく、後述するTAS動画絡みで''「いつもの曲」''として認知されている。
---ボスラッシュモードで流れる、山根ミチル氏が本作で唯一担当した過去曲のアレンジはPSG風ながらも上手くまとまっている。このため同じ音源でも工夫次第で印象は変わったかも知れない。
---数少ないPCM出力のスタッフロール曲(ジュストのテーマのアレンジ)は、後述するTAS動画絡みで''「デレデレデェェェン」''のフレーズで有名になっている。


-ジャンプの操作性が悪い
--ジャンプ動作がふわりとしていて、さらに高さの調整がうまくいかない場合がある。ジャンプのグラフィックもどこか変。
--またハイジャンプも前作では「上+Lボタン」で簡単にハイジャンプできたが、本作はLボタンをダッシュに当てているためハイジャンプのコマンドが「月下」と同様の「下→上+ジャンプ」という出しにくいものに戻っている。

-『月下の夜想曲』の使いまわしが非常に多い。
--半数以上のザコ敵のデザインが『月下の夜想曲』そのまま((スケアクロウ、しょくじんばな、バルーン、ルーラーソードなど。アリオルムナス自体はいないがその色違いがいたりする。))の流用(一部見た目や行動が変わったザコ敵もいるが)であり((一応、月下とは解像度が違うため打ち直しはしている。))、新鮮味が薄い。そして残念ながら次作以降でも相変わらず流用が多い。
--それだけでなく、ワープゾーンやセーブポイントのデザインも『月下の夜想曲』と全く同じ使い回し(後者は棺桶は出てこない)で、しかも終盤戦でのレベルの上げ辛さも『月下』譲りで本作でも改善が無い。
---レベルの上げ辛さに関連して、特に顕著に見られているのがショップの出現条件。~
本作では条件を満たす事で最終的に全てのショップを同時に出現させた状態へ移行出来るのだが、経験値を稼ぎ辛いレベル帯に突入させてしまった場合は、その状態に戻すのが苦行になってしまう。~
本作はシステムの都合上、ショップでしか入手出来ないアイテムも非常に多いのだが、アイテムや家具のコンプリートを目指す際にはこの点に留意する必要がある。


-マクシームモードではアイテムなどの要素が無いためか、スタートボタンを押してもメニューが開かれず一時停止されるだけである。そのため、中断セーブとキーコンフィグができない。この点も次作で改善されていない。
--今作に限り、ボスラッシュモードに至っては一切の一時停止ができない。ボスも多いため、それなりの集中力が要求される。

-アクション部分の難易度が低め
--ダッシュやスペルフュージョンといった能力や、ある程度までは簡単に上がるレベルなど、遊び方次第では敵に苦戦しにくくなる。
--ゲームの特性上ジャンプアクションによる落下死やトラップ死などもほぼ全くないうえ、ラスボス前座を除く大半のボスの行動パターンが単調で、レベル次第だがシリーズ慣れしている熟練者はバグなしでも大して苦労せず倒せてしまう。

-逆に探索部分が難しい。
--セーブポイントの配置バランスが悪い。配置数が少なく、配置場所が不親切。
---ただし上記の通り中断の仕様が格段に親切になったのである程度は軽減可能。
--鍵の掛かった扉が無駄に3種類もあり、分かりにくい。
---しかも説明文と実際のグラフィックが一致しておらず、「黄金に輝く扉」とされている扉は実際は虹色に輝いており、しかも別アイテムで開く方の扉に黄色く光る扉があるため分かりづらい。
--表と裏を行き来して進んでいくため、次にどこに行けばいいのか分からなくなりがち。
--ワープポイントは2種類あるが、うち『月下』と同じデザインのワープポイントは2組しかなく、それぞれ決まった場所にしか行くことが出来ない、どちらかというとストーリーの都合上配置されているような存在である。
--もう1種類((よく見ると『月下』のドッペルゲンガーLv10の出現時の背景と同じもの。本作の悪魔城の真実を知っていればニヤリと出来る要素である。))は城内各地に配置されているが、一見同じ座標での表裏の行き来しかできない。実際は他のワープポイントへの行き来も可能だが隠しコマンド扱いで、上記の通常のワープポイントとは別の操作になるため気づきにくい。
---ゲーム内では「ヒントカード」の1枚でこっそり言及されているだけである。これに気づかないと非常に移動が面倒という印象を抱きかねない。
//--ワープゾーンは数が少なく2組しかないうえ、それぞれ決まった場所にしか行けない。実質的に移動距離短縮手段としては機能しておらず、ストーリーの都合上、という側面が強い。
//---他にもワープゾーンのようなものはあるが、全て表・裏を切り替えるだけのもので別の場所に移動できたりはしない。他のエリアに移動したいときも自分で移動しなければならず、面倒。
//↑表・裏を切り替える場所で下を押すと別の場所にワープ可能。(ヒントカード3に言及あり)
--「取るには別の(二段ジャンプやハイジャンプを可能とする)アイテムが必要」と言うアイテムの一部は、アイテムが取れない状態でもマップが埋まってしまう。そのため、メモしておかないと取り忘れが起きやすい。
//-中間セーブが中断機能ではなくどこでもセーブであるため、電池切れが怖くなくなった。しかし危機的状況を如何にしのぐか、という緊張感は失われてしまった。

**総評
音質の劣化や『月下の夜想曲』からの流用などの欠点もあるが、アクションゲームとしてはかなりのボリュームと疾走感のあるLRダッシュが特徴で、十分及第点の一作。~
システムにクセが無く低難易度、しかし奥の深い点もところどころにあるので、「月下の夜想曲」と並んで探索系ドラキュラの入門用にも向いている作品といえよう。


**余談
-スペルフュージョンの中に、『[[グラディウス]]』の「シールド」を出現させるものがある。

-家具集めのシステムは元々『月下の夜想曲』で検討されていたが、そちらはボツになった。今作は『月下の夜想曲』とスタッフが同じであるため採用したものと思われる(その際の音声らしきものは『月下の夜想曲』の会話集に収録されている)。

-本作の登場人物の一人でありクリア後のおまけプレイキャラとしても使用できるマクシーム・キシンは、その妙な挙動と絶妙に粗いドット絵などにより、一部のコミュニティで度々ネタにされている。
--ジャンプなどの各アクションの際に「むっ」や「ほぁい」と聴こえる個性的な掛け声を連呼する。そのためつけられた通称が『ムッムッホァイ』。
--回転アタックという空中攻撃があり、動作中無敵、かつMPが続く限り延々と続き、移動にも攻撃にも幅広く活用できる。そして見た目が非常にシュール。
--数秒間放置したりすると背中を向けて直立するポーズを取るのだが、このポーズの見た目もシュール。通称『立ちション』。
--極め付けに「キシン流奥義!!」と叫んで、本体が背中を向ける中分身乱舞する超必殺技も存在。頭巾に鎖帷子を着ているようなドット絵や、手裏剣のようなサブウェポンを投げるなど、技の変態的な性能・挙動を踏まえて非常に忍者っぽい。当然ながら彼は忍者でも変態でもない。
---上記のような特徴に加えて、主人公ジュストよりも移動性能が格段に高く、高速で悪魔城を駆け抜けられる超人的な性能を持つ。TAS((「Tool-Assisted Speedrun」若しくは「Tool-Assisted Superplay」の略。外部ツールを使用し、実際のゲーム機で理論上実現可能な範囲内でのスーパープレイや最速クリアを目指す遊び方のこと。))ともなると超加速バグで壁抜けバグを起こし「ゲーム開始から約20秒でラスボスを倒してゲームクリア」((本編のオープニングデモが終わってジュストが悪魔城に入るまでの時間で、マクシーム編のTASはスタッフロールまで流れ終わっている))というプレイ動画まで存在している。
---このように、突き抜けた速さが魅力のマクシームモードは、普通にやると結構な難易度になっている。ダメージは表示上は固定なのだが、なぜか''ジュストなら序盤一撃で倒せる敵が、マクシームだと3発必要''であったりと、一部の敵のHPが違っているからである。また非常に素早い分マクシーム自身も終盤のジュストと比べれば打たれ弱く、これも難易度の高さに一役買っている。~
このため、''通常プレイでは手強く、スーパープレイでとても魅せやすい''という2面の魅力を持っているのである。一度自力でやればTASとはまた違ったマクシームモードの魅力に気づくはず。
---ただハート50を消費して体力を全回復する技と、MP半分を使って繰り出すキシン流奥義(''1回だけでラスボスが沈む''超火力)があるうえ、マクシームは大型敵/ボス相手だと多段ヒットバグ((3種類以上の攻撃(サブウェポン→急降下キック→通常空中攻撃など)を瞬時に連続ヒットさせると、3段目が異様な多段ヒットになりダメージが極度に跳ね上がる現象。ヒット間隔の記録が敵ごとに2枠しかないことが一因。))が人力でも簡単に起こせるので、結局ボスは手軽に粉砕される。
---最近ではRTA(手動でのタイムアタック)でもTASに迫る短時間クリアが追求されていたりもする。そんな彼の暴れっぷり(?)からか、壁抜けワープや高速移動テクそのものが「ホァイ」と呼ばれることも。
//TASうんぬんの話題はきりがないので。
//↑の意図がよくわからない。

-意外なことだが''探索系でベルモンド一族が主人公''((他の探索型ではおまけ要素で使用可能だったり、ムチ使いの主人公だがムチを受け継いだ、あるいはベルモンド一族の遠縁と言った設定のキャラであるので、ベルモンドを名乗る主人公は本作以外は呪いの封印・宿命の魔境のみ。))である珍しい作品である。
//悪魔城シリーズはやはりベルモンド一族でないと…と言うファンも探索型を十分楽しめる。
//↑よりにもよって探索型の原点の事を記載し忘れてました…
//余談に近いので移動。
--そんなジュスト・ベルモンドは筋骨隆々なナイスガイが多いベルモンド家の中では「ヴェルナンデス家((『悪魔城伝説』のヒロインである僧侶のサイファ・ヴェルナンデスの一族。後の時代にも「ヨーコ・ヴェルナンデス」という、ヴェルナンデス家のキャラが登場する。))の血を濃く受け継いだため、魔法攻撃が得意」というややインテリなキャラ付けが成されている。それに合わせてか、外見や服装もエレガントな美青年として描かれている。…その割には''「オラオラァーーーッ!!」''とワイルドな雄叫びを上げながらパンチを連発する「聖拳」なるサブウェポンもあったりするが。
--彼はシモンの孫。ベルモンドの肉親が登場するのは[[ドラキュラ伝説]]があったが、(隠しモード限定ではあるが)両者が操作キャラとなるのは今作のみ。
--ファンからは(作中でのセリフや部屋に家具を飾りつけるシーンからか)「ちょっと天然」、祖父であるシモンと事実上の共演を果たしているため「おじいちゃんっ子」という二次的な性格付けもされている。
--TASではマクシームと同じく加速バグでの超速移動もこなすが、独自の浮遊感や「レビテーションブーツ」を空中で履き替えることによる浮遊テク、さらに「天井に頭からめりこんでショートカット」という変態すぎるアクションで、マクシームとはまた違った魅力を見せつけた。
---「ムッムッホァイ」に対して「ハットゥイヤッ」とも呼ばれる。ちなみにジュスト、マクシーム両者ともに''着地隙のない急降下キックができるので「ドゥエ」の高速移動も可能''。%%やっぱり変態の血族じゃねえか。%%

-国内でタイトルが『キャッスルヴァニア』に統一されることになったのは上記のとおりだが、海外版でも伝統的に用いられてきた『Castlevania』のタイトルロゴデザインが日本版の本作と統一される形で変更されて、次作『[[キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲]]』でも使われた。~
本作以降で旧ロゴが用いられたのは『[[ドラキュラ伝説 ReBirth]]』(Castlevania:The Adventure Rebirth)と『[[スマブラSP>大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL]]』(ステージ選択時)のみで、それ以外の新作タイトルでは『[[キャッスルヴァニア]](PS2)』でCが三日月のロゴに変更され、以降は細部の変更を伴いながらもそのデザインが踏襲されている。
--余談だが、国内ではシリーズのタイトルロゴデザインはほとんど統一されておらず、作品ごとの個性が強く出ているものとなっていた。概ね統一されるのは更に先、DSの『[[蒼月の十字架>悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架]]』以降のことである。

**移植・再販
-コナミ・ザ・ベストとして2005年11月3日に前作・次作とともに再販された。
--セーブ謀体がリチウム電池からFRAM(フラッシュメモリのような物)へと変わっている。

-2015年1月21日にWii UのVCで配信された。

-2021年9月24日にダウンロードソフト『[[Castlevania Advance Collection]]』が配信。
--プラットフォームはNintendo Switch/プレイステーション4/Xbox One/Windows(Steam)。価格は2,200円
--『[[Circle of the Moon>悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon]]』『''白夜の協奏曲''』『[[暁月の円舞曲>キャッスルヴァニア 暁月の円舞曲]]』『[[悪魔城ドラキュラXX]]』を収録している。

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