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Pandora's Palace」を以下のとおり復元します。
*Pandora's Palace
【ぱんどらずぱれす】
|ジャンル|アクション|
|対応機種|アーケード|
|発売元|コナミ|
|開発元|Konami of America Inc.|
|稼働開始日|1984年|
|分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|

**概要
-縦画面サイドビューアクション。1レバー1ボタン式。
--開発はタイトル画面ではKonamiとしか表記されていないため、国内産か海外産かは定かではないが、おそらくアメリカ産と思われる。

**システム
-舞台は古代ギリシャ、ストーリーはパンドラの箱から現れた魔物を倒す事であるため、主人公はローブを着ている。
--主人公はレバーで移動、ボタンでジャンプ。レバー上下で柱に上り下りできる。
---ジャンプ中空中制御は効かず、ジャンプしてから柱に捕まることも出来ない。
--画面下部から雑魚敵が出現。接触してもミスにはならないが、大きく跳ね飛ばされる。跳ね飛ばされた先に炎や、穴があった場合はミスになる。
---ジャンプで飛び越すと300点のボーナス。
--画面内に出現する葡萄を入手するとBGMが変化。出現する雑魚敵が主人公の足に触れると破壊でき、600点のボーナス。
---踏み潰す必要は無いため、敵が上がってくる位置に待機したり、柱に登っていたりしても倒せる。
---主人公の外見も古代ローマの兵士のものに変化する。バッカス神を意識しているのか?
--ステージは何層かに別れており、柱を伝ったり、クレーンを駆使して降りる事ができる。
---ジャンプで下層に下りるとミスになる。【下層に降りる】と言う条件でのみミスになるため、高度は問われない。
-ステージ中には炎や上下する足場、落とし穴など様々なトラップが用意されている。
--制限時間内に画面右下のゴールに到達すればステージクリアとなる。

**長所
-時代を考慮するとそれほど優秀と言うわけではないが、丁寧に作られた仄々としたBGM、アイテム取得による強化で変化する焦らせるテンポの速い曲、世界観を丁寧に表現した背景グラフィック等、作りこみは丁寧。
-ステージ構成が絶妙。極端に難しいわけではなく、繰り返しプレイで着実に先へ進めるように出来ており、中毒性がある。
--7面2週ループ。全14面だがどのステージも一筋縄ではいかず、ボリューム不足は感じない。

**短所
-アメリカ限定作品。国内販売はされていない。
--それほど高額ではなく、1~2万で手に入れる事ができるが、当然海外の基板なのでハーネスはJAMMAでは無い。

**総評
 コナミが何故本作を国内販売しなかったかは定かではない。考えられる可能性は「子会社(海外法人)であるKonami of America Inc.が作成したゲームを国内で販売するのが気に入らなかった」「翌年に販売される『[[グラディウス]]』と言う怪物STGと比較するとクオリティが高くなかった」「『ドンキーコング』等、似たコンセプトのゲームが大量にあったため、類似性を指摘されるのが面倒だったから」「国内市場はSTGに偏っていたため今更出しても売り上げが見込めなかった」「実は何かのパクり」とあるが、どれも憶測にすぎない。~
 アメリカではそれなりにヒットを飛ばした名作として知られている。

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