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'98甲子園」を以下のとおり復元します。
*'98甲子園
【きゅうじゅうはちこうしえん】
|ジャンル|高校野球シミュレーション|&image(http://www.jp.playstation.com/software/title/8tnu0100000033uq-img/8tnu0100000033wp.jpg,height=160)|&image(http://www.jp.playstation.com/software/title/8tnu0100000072xh-img/8tnu0100000072zg.jpg,height=160)|
|対応機種|プレイステーション|~|~|
|発売・開発元|魔法|~|~|
|発売日|1998年6月18日|~|~|
|定価|5,800円(税別)|~|~|
|廉価版|Magical 1500:2000年12月7日/1,500円(税別)|~|~|
|判定|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~|~|
|ポイント|自由度が''高過ぎる''投球モーション|~|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
魔法が製作していた『甲子園』シリーズの一作。~
[[前作>甲子園V]]と違い、ユニフォーム、校名、校旗、校歌、投球モーション等がエディットができるなど、シリーズでも異色の作品。

**評価点・バカゲー要素
-特に話題となったのは投球モーションのエディット。変な意味で自由度が高く、突っ込みどころ満載。
--制限が「3秒以内」「体の一部(''足でなくてもOK'')が地面についている事」''だけ''。腕の振り? 関節の可動域? 何それ?
--そのため「真後ろを向いた状態からいきなり投球する」「春麗のスピニングバードキック→キャンセル投球という連続技を決める」「ひとしきりブレイクダンスを披露してから投球する」「股間から投げる」「''駄々をこねる''」などはまだマトモな部類。~
ひどい場合は「直立不動のままマウンド上でプロペラのように回転してから逆回転する」「全身で''卍''のポーズをとり、''手裏剣のごとく高速回転する''」といった動作を行ってからボールを投げる。
--マウンド上で土下座をして、打者が油断をした隙に投球することもできる。
--念のため繰り返すが、これらは投手の投球モーションである。

#region(荒ぶる高校球児たち)
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=XxHjN2wu0B0){425,350}
ただし上の映像は、無関係な楽曲と本作の映像とをタイミングよく編集して作り上げた、いわゆる「MAD」であることに注意。~
どうやらこの世界の高校野球には、「ボーク」というルールが存在していない模様である。
#endregion

-OPムービーは非常に出来が良く、当時のPSソフトの中でも抜きん出たクオリティである。
--しかしどう見ても正統派野球ゲームにしか見えず、実際のゲーム内容とのギャップが激しい。

-校歌が作れる。あらかじめ用意された何種類かの曲から1つを選び、自分で作詞するのだが、この曲の中に''ゴアトランス''がある。
-ヒロイン的ポジションとして幼馴染みのマネージャーがいるが、ローポリゴンで描かれていて笑ってしまうほど不細工。しかも球児達と違って表情の変化や口パク可能というおまけ付き。
--一方、練習中に表示される2Dの絵では意外と可愛い。何故無理に3Dにしたのか…。

-実況は古谷徹氏、解説には故・加藤精三氏が起用されている。言うまでもなくモチーフは『巨人の星』。
-ロード画面は実写の背景にファミコンのような8bit音楽が流れるシュールなもの。こんな所にもネタを忘れていない。

**問題点
-エディットの操作性は悪い。
--しかしそれを乗り越えると無限の馬鹿世界が待っている。

**総評
-バカゲーぶりがあまりに凄まじい事と、それがビジュアル的に分かりやすい性質のものであるため、本作の紹介動画は各動画サイトで人気となり高い再生数を誇っている。
--これらのぶっ飛び具合から「これは1998年ではなく''2098年の甲子園''だ」などと冗談めかして言われる事も。

**余談
-次回作『'99甲子園』はキャラがデフォルメ化されたが、本作のようなぶっ飛んだ要素は薄く、真っ当な野球ゲームとなっている。

-ここまで来ると、''魔法''というメーカー名もツッコミどころの1つのように感じてしまう。

-同社の別作品『花火』も、やはり過剰な自由度を誇る(花火パーツに''泡''などある時点でお察し)。もちろん、現実にあるような普通の花火も出来る。
--誤解の無いように言っておくと、魔法は今でも健在であり、パチンコやソーシャルゲーム等をメインに据えて活動を続けている。

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