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「アースジョーカー」を以下のとおり復元します。

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*アースジョーカー
【あーすじょーかー】
|ジャンル|シューティング|
|対応機種|アーケード|
|発売・開発元|ビスコ|
|稼動開始日|1993年|
|判定|なし|
|ポイント|出来は悪くないが色々と惜しい作品|

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#contents(fromhere)
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**概要
-ビスコ開発の縦画面シューティングゲーム。8方向レバー2ボタン使用、2人同時プレー可能。

**システム
-ボタン1でショット。
--ボタン1を押しっぱなしにすると画面下のゲージが溜まっていき、完全に溜まった状態で離すと3秒間程強力なショットが撃てる。また溜め撃ちのショットは敵の弾を消す事が出来る(一部例外あり)。

-ボタン2でボンバー。
--オプション兵器を付けている時にオプション兵器と引き換えに1度だけ撃てる。画面下に「BOMBER-REDY(原文そのまま。READYの誤表記)」と表示されている時に撃てる。

-アイテム
--スピードアップ
---自機の移動速度が上がる。
--ショットパワーアップ
---自機のメインショットの威力と攻撃範囲が強化される。
--オプション(フロントミサイル)
---直進する2本1対のミサイルを発射。
--オプション(アラウンドランチャー)
---一定距離まで直進するか、障害物に当たると爆発するミサイルを発射。
--オプション(ホーミングミサイル)
---敵を自動で追尾するミサイルを発射。
--オプション(サイドミサイル)
---自機の左右方向にミサイルを発射。

-プレイヤーはゲーム開始時に機体を選択する。
--JOKER1
---集中攻撃型。メインショットはやや幅の狭いワイドバルカン、溜め撃ちは正面に火の玉を連射する。メインショット、溜め撃ち共に威力が低めで使いにくい。
--JOKER2
---拡散攻撃型。メインショットは幅の広いワイドバルカン、溜め撃ちは3WAYの火の玉を発射。メインショットの威力は低いが、溜め撃ちの威力は全機体中最も高く、ボス戦との相性がよい。
--JOKER3
---レーザー攻撃型。メインショットはやや幅の狭い小型レーザー、溜め撃ちは正面へ大型レーザーを発射。平均的で使いやすく、クリアに最も近い機体とされる。
--JOKER4
---銃座可変攻撃型。メインショットは上下移動で銃座を可変可能なWAY型小型レーザー、溜め撃ちは3WAYの光子弾を発射。ややクセがあるが使いこなせればかなり強い部類の機体。

**評価点
-良質なBGM。タイトーの『[[ガンフロンティア]]』でお馴染みの福森氏が手掛ける哀愁漂うBGMが世界観にうまくマッチしている。
--特に最終面のBGMはクライマックスにふさわしい盛り上がりのある曲に仕上がっている。
--ラスボス戦ではOPのBGMが流れる等、雰囲気作りにも貢献している。

-ビスコ製のシューティングゲームの中では遊びやすい部類に入る。
--過去作である『阿修羅ブラスター』や『ガルメデス』はパワーアップによる難易度上昇がインフレ気味だったのに対し、本作はその辺りのバランスも比較的丁寧に調整されている。

**問題点
-機体性能の格差が激しい。
--本作の敵は堅いものが多く、メインショットの威力が低めなJOKER1とJOKER2は不利な場面が多い。逆にメインショットが攻撃力の高いレーザーであるJOKER3とJOKER4は道中ボス共にかなりやりやすい。
---JOKER2は溜め撃ちの威力が最強である為前述の短所を補えるのだが、JOKER1に至ってはその溜め撃ちの威力すら微妙なので利点が殆ど無いと言ってもよい。

-全体的にやや地味。演出に派手さがあまりなく、爽快感に乏しい。
--溜め撃ちのチャージ中はボンバー以外の攻撃方法が取れず、途中でチャージを解除しても埋め合わせが一切ないのもネック。
--敵が出てこない時間が続いたり(特に4面)、敵の出方があまり捻った事をしていないので単調に感じるとの声も散見される。
--ボスの攻撃がバリエーションに乏しく、全体的にワンパターン気味。
---ボス撃破時には大きな爆発が起こる演出があるが、ドットが非常に粗いので迫力があるとは言えない。

-残機制ではあるが、復帰時は自機の動きがノロく火力も心もとない事もあってそのまま終わる事が殆どである。
--加えて本作の残機設定はデフォルトでは「残機2、スコアエクステンド無し」である為この傾向が特に顕著であり、2回ミスした時点で1クレジット分が終わってしまう。

-4面ボスとラスボスの第一形態で強烈な処理落ちがかかる。弾避けはしやすくなるのだが…。

**総評
かなりマイナーな作品で良作と呼ぶには物足りない部分もあるが、オプション併用のボンバーや溜め撃ちといった独特なシステムの導入で奮闘しているのも確かな作品である。~
悪名を轟かせた『[[飛鳥&飛鳥]]』や『阿修羅ブラスター』や『ガルメデス』での反省は確実に生かされていると言ってよいだろう。~

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