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Over Drive - (2011/07/10 (日) 16:09:59) の編集履歴(バックアップ)


OverDrive

【おーばーどらいぶ】

ジャンル レーシング
対応機種 アーケード
発売・開発元 Konami of America
稼働開始日 1990年
ポイント 縦画面レーシング

概要

  • 1990年、海外でのみ稼動された縦画面擬似3Dレーシングゲーム。おそらくセガのターボアウトランに対抗して作られたものと思われる。
    • チェックポイントを通過した瞬間に風景が切り替わるところからも意識している事がうかがえる。
    • 日本国内では稼動していない。採算の都合上稼動はともかく、移植もされていない理由は不明。
      • 後に本作の一部楽曲がGBのF1スピリットに使用されている。
      • 所在は確認されており、輸入した人物がいたらしい。

システム

  • ゲーム開始時、プレイヤーは使用楽曲(BGM)を選択する。
    • BGMをなしにすることも出来る。
  • 決定後ゲームスタート。プレイヤーはハンドル・ギア・アクセル・ブレーキのみの単純な操作系統で進めていく。
    • ライバル車両に衝突するとタイムロス。一定時間内にチェックポイントに到達できないとゲームオーバー。
      • ライバル車両に衝突すると崖から落ちて爆発したり、ドライバーがフロントガラスに頭をぶつけたりする描写がある。

評価点

  • グラフィックは非常に美しい。放牧的な田舎からグランドキャニオン、桜舞散る和風な場所などを駆け抜けていく。
    • 富士山まであり、舞台となる国がさっぱりわからないが。
  • ゲーム中、クリアかゲームオーバーになるまでBGMは同一のものが流れ続けるのだが、1ループが長くクオリティも非常に高い。

短所

  • 結局のところやる事と言えば「ライバル車両を避けるだけ」と言う深みの無い単純なシステムで、コース自体は単純なつくりをしており、クリアするとする事がなくなる。
  • 車両の当たり判定が意味不明で、時々真後ろから突っ込んだのに追い越したりもする。
  • プレイ方法が希薄。

総評

 ゲームとしては特筆すべき事項は無い。平凡すぎてやる事が少なく、いいとこ珍しい縦画面レーシングと言うくらいである。擬似3Dのロードファイターと言えば解りやすいか。(おそらく)対抗作のターボアウトランと比較してもステージ数が少なく、罠のような地形も無く、ゲーム性は劣っている。
 だが、時速300km近い速度で流れる高クオリティの擬似3D、やたらかっこ良いBGMは本作の印象を強くしている。ターボアウトランと比較すると音質も曲のループも長く、グラフィックもより大胆に表示され、色数も多い。
 ステージ数を削り一つ一つのグラフィックに更に力を入れた、まさに少数精鋭のインパクト重視のレーシングゲームと言える。が、やはりその分ボリュームの少なさが鼻に付く。