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マリオパーティアドバンス - (2014/08/07 (木) 05:41:47) の編集履歴(バックアップ)


マリオパーティアドバンス

【まりおぱーてぃあどばんす】

ジャンル パーティーゲーム
対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売元 任天堂
開発元 ハドソン、エーアイ、アンブル
発売日 2005年1月13日
定価 4800円(税込)
ポイント 1人でパーティゲームはさびしいかも…
マリオシリーズ関連作品リンク

概要

  • 『マリオパーティ』の名を冠しているが、本家シリーズの要素はあまり無い、外伝的な作品。
  • 「キノコシティ」という1人用のボードマップで、50種類の「クエスト(住民の頼みごとや悩みなど)」を解決したり「ミニゲーム」をプレイするのが主なゲーム内容。
  • 本家シリーズとは違い、 1~2人用 のゲームである。本家と同様に多数のミニゲームが収録されているが、その大半は1人用のもの。ライバルキャラは特定のミニゲーム以外では登場しない。
  • ゲームモードは、メインとなる「キノコシティ」、手に入れたミニゲームやパーティグッズで自由に遊べる「プレイランド」、多人数で対戦できる「パーティランド」、色々な課題に挑戦する「チャレンジランド」の4つを収録。
  • 選択できるプレイヤーキャラクターは、マリオ・ルイージ・ピーチ・ヨッシーの4人のみ。

キノコシティ

  • このモードはいわゆるボードマップで、全部で50種類ある「クエスト」をクリアし、シティに散らばった「ミニゲーム」や「パーティグッズ」を集めることが目的。本家シリーズのような対戦要素はまったくない、少しRPG風味なボードゲームとなっている。
    • ただし、1つクエストをクリアするごとに、獲得したミニゲームなどの成績が表示されて強制的にモードが終了となるため、テンポが悪い。また、全てのクエストをクリアすると、やることが無くなってしまう。
  • マップでは本家のシリーズと同様に1~10の目が出るサイコロブロックを使って移動し、止まったマスに応じて色々なイベントが起こる。ただし、建物のマスに来たときは、残りの移動数に関係なく自由に止まることができる。
  • プレイヤーは「キノコカー」という自動車に乗りマップを移動する。この車は「キノコ」を燃料としていて、クエストをクリアする前に「キノコ」が全て無くなるとゲームオーバーとなる。なお、ゲーム開始時にはキノコを5個持っている。
    • キノコは1回サイコロを叩くと1つ減るほか、マップ上の「マイナスマス」に止まったときや、ミニクッパの妨害イベント(詳しくは後述)でも減る。
    • 3ターンごとに発生する「ミニゲーム」をクリアするとキノコが3個または6個増える。「ミニゲームマス」に止まったときに発生するミニゲームをクリアしても、キノコをもらえることがある。
    • なお、クエストをクリアするとゲームが強制終了となり、持っていたキノコは全て無くなる。
  • マップを移動中に、突然ミニクッパ(クッパの手下)が出現しプレイヤーを妨害するイベントが起こることがある。イベントを完全に回避する方法はなく、どのマスにミニクッパが潜伏しているかは表示されないので、スムーズにゲームを進められるかは運任せ。
    • イベント内容は「じゃんけんで勝負し、ミニクッパが勝つとキノコを強奪する」と「プレイヤーを別の場所にワープさせる」の2種類から、ランダムで選ばれる。
    • 「ミニゲームマス」に止まったときもミニクッパが出現することがある。ミニゲームで成功すると1個だけキノコをくれるが、失敗するとキノコを奪われる。
  • 特定のクエストは、対戦ゲームで勝利することがクリア条件となっているが、実際の対戦相手は対戦を挑んできたキャラ本人ではなく、現在のプレイヤーキャラ以外の3人からランダムで選ばれた代役が担当する(選ばれたキャラによって思考や強さが違う)。体格の関係から仕方のないキャラもいるが、話の流れとしてはかなり不自然である。
    • なお、負けても何度か挑戦し続けると勝ち扱いとなり、ゲームが進む。対戦ゲームでどうしても勝てない場合の救済処置となっている。

ミニゲーム

  • 収録されているミニゲームは1人用が大半で、対戦用のミニゲームは2人用の「デュエルミニゲーム」のみ。
  • 「キノコシティ」で通常発生するミニゲームは「ひとりようミニゲーム」のみ。対戦ゲームや、その他のジャンルのミニゲームは特定のクエストでのみ出現する。
  • ミニゲーム開始前には、そのミニゲームの説明画面が表示されるが、ルール説明と操作方法が文章でしか表示されず、れんしゅうモードもないため、ミニゲームの内容やイメージを掴みにくい。
    • 本家にはれんしゅうモード(本番と同じゲームをプレイするが結果は記録されない)が存在し、ゲームに慣れてから本番を遊ぶことが出来るが、本作には存在しないため、初見殺しになることもある。
    • また、ミニゲームを開始してしまうと操作方法を確認することはできない。本家シリーズではスタートボタンでポーズすると操作方法を確認できるが、このゲームでは「START もどる」としか出ない。
  • ミニゲームの合図などはナレーションによるボイスではなく、ジュゲムのホイッスルとなっている。また、キャラクターの勝ちポーズや負けポーズは本編シリーズのものを忠実に再現している。
  • ミニゲームで使用されているBGMは『マリオパーティ3』『マリオパーティ4』で使用されていたものをGBA向けの音質にアレンジしたものがほとんど。ただ、出来のいい曲が多い。
  • 「ひとりようミニゲーム」は30種類あり、いずれもスコアやタイムが記録される。ほとんどのミニゲームの出来は悪くなく、「フリープレイ」でなら最高記録も保存されるので、スコアアタックが好きな人なら楽しめる。ちなみに、ハイスコアが保存されるミニゲームの数はシリーズでは最多。

パーティグッズ

  • 「クエスト」をクリアしたり、「チャレンジランド」で溜めたコインを使ったりして入手できるおもちゃのようなアイテム。
  • ただ眺めるだけのシロモノから、多人数でつかってみんなであそぶもの、それなりに楽しめたりするものまで、内容はピンキリ。ヒマを潰したいけど、ミニゲームをする気力が無いような時に。

マリパボード

  • 本作には、「ふろく」として2-4人でプレイする、紙のボードゲーム「マリパボード」が同梱されている。ゲーム内の「ふろく」モードとあわせて使用してあそぶ。
  • GBA本体で、サイコロやミニゲームを操作しボード上のコマを進め、スターを入手したプレイヤーが勝利というルール。こちらは本家のマリオパーティっぽい内容。

その他

  • 初めて電源を入れたときに、プレイヤーの「なまえ」や「かお」、「せいべつ」「しょうらいのユメ」などを入力するのだが、このうち「なまえ」はスタッフロールの最後に使用され、その他のデータは特定の対戦モードで使用される。一人でプレイするだけなら、ほとんど意味のない要素である。
    • 上記のデータは「パスポート」として保存され、通信ケーブルで他のプレイヤーとパスポートのデータを交換することができる。
  • ほとんどのモードでは、最初にモードの説明を聞くかどうか聞かれる。「しらない(遊び方を知っていますか?という問いに対して)」と答えるか、Bボタンを押してしまうと文字だけの説明を長々と最後まで聞くハメになってしまう。
    • 例外もあり、「パーティグッズ」であそぶモードでは進行役にオヤ・マー博士がおり、あまり長くはないがこちらも説明をしてくれる。
    • ちなみに、Lボタン押し続けで、会話をオートスキップ出来る。
  • 本家シリーズでは恒例のおまけとなっていた、サウンドテストのモードは今作では搭載されていない。
    • それに近い「パーティグッズ」が存在するが、アレンジされたタイトル画面のBGMが聞けるのみ。
  • 1カードリッジプレイに対応しており、「ミニゲーム」や「パーティグッズ」を別のGBAに転送することもできる。「デュエルミニゲーム」に至ってはGBA二台での対戦が可能。
    • その他に最大100人までGBAを回してミニゲームをプレイし、優勝者を決めるモードがある。このモードにはちょっとした隠し要素がある。
  • 登場するキャラの数はマリパシリーズの中ではかなり多い。また、本作オリジナルのキャラも多く、その皆が個性的である。
    • 『マリオパーティ3』でゲームのガイド役を担当した「コロ」が司会として再登場したり、出演作品が少なかった、かるがーもやポチ*1など、その幅は広い。

まとめ

  • 本家とは別の方向性を打ち出したゲームであるが、本作は1人用がメインであるために、本家よりもテンポの悪さやマップ上の運要素の多さが目についてしまう。
  • テンポの悪さや、運要素の多さに目を瞑れば、それほど悪くないゲームであるとも言える。