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マリオパーティアドバンス - (2012/03/14 (水) 06:33:03) の編集履歴(バックアップ)


マリオパーティアドバンス

【まりおぱーてぃあどばんす】

ジャンル パーティーゲーム
対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売元 任天堂
開発元 ハドソン、エーアイ、アンブル
発売日 2005年1月13日
定価 4800円(税込)
ポイント 1人でパーティゲーム...微妙だ
マリオシリーズ関連作品リンク

ゲーム概要

  • マリオパーティの名前を冠しているが本家の要素はほとんど無い外伝的な作品。
  • 「キノコシティ」というボードマップにある50種類のクエスト(住民の頼みごとや悩み)を解決するのが主な目的である。
  • 本家シリーズとは違い 1~2人用 ゲームである。大半のミニゲームは1人用で、ライバルキャラは特定のミニゲーム以外では登場しない。
  • ゲームモードはメインとなる「キノコシティ」、手に入れたミニゲームで自由に遊べる「プレイランド」、複数人で対戦する「パーティランド」、課題に挑戦する「チャレンジランド」の4つがある。
  • 選択できるプレイヤーキャラクターはマリオ・ルイージ・ピーチ・ヨッシーの4人のみ。

キノコシティ

  • このモードはいわゆるボードマップで、全部で50種類あるクエストをクリアするのが最終目標であるのだが、1つクエストをクリアすると強制的にゲームが終了してしまうためテンポが悪い。
  • 移動は本家シリーズと同様、1~10の目が出るサイコロを使って移動する。ただし建物のマスでは好きに止まれる。
  • プレイヤーは「キノコカー」という自動車に乗り移動する。この車はキノコを燃料としていて、クエストをクリアする前にキノコが全て無くなるとゲームオーバーとなる。
    • ゲーム開始時にはキノコを5個持っている。
    • キノコは1回サイコロを叩くと1つ減るほか、マイナスマス(-が書かれたマス)やミニクッパの妨害(詳しくは後述)でも減る。
    • 3ターンごとに発生するミニゲームをクリアすると3個または6個増える。ミニゲームマスで発生するミニゲームをクリアしてももらえることがある。
    • キノコを6個以上増やすこともできるが、前述通りクエストをクリアすると強制終了なので余ったキノコは全て消えてしまう。
  • 移動中、突然ミニクッパ(クッパの手下)が出現しプレイヤーを妨害してくることがある。回避する方法はない。
    • どのマスにミニクッパが潜伏しているかは表示されない。
    • 妨害は「じゃんけんで勝負し、ミニクッパが勝つとキノコを強奪する」と「プレイヤーを別の場所にワープさせる」の2種類ある。
    • 潜伏場所も妨害内容も毎回ランダムである。
    • ミニゲームマスに止まったときも出現することがある。ミニゲームで成功すると1個だけキノコをくれるが、失敗するとキノコを奪われる。
  • 全てのクエストをクリアするとやることが無くなってしまう。
  • 特定のクエストは対戦ゲームで勝利することがクリア条件になっているが、実際の対戦相手は対戦を挑んできたキャラ本人ではなく、現在のプレイヤーキャラ以外の3人からランダムで選ばれた代役が担当する(選ばれたキャラによって思考や強さが違う)。体格の関係から仕方ないキャラもいるが、かなり不自然。
    • また、負けても何度か挑戦し続けると、勝ち扱いにされるため、ミニゲームで勝てない場合の救済処置になっている。

ミニゲーム

  • ミニゲームは1人用が大半で、対戦ゲームは2人用のみ。
  • キノコシティで通常発生するミニゲームは1人用のみで、対戦ゲームは特定のクエストでのみ登場する。
  • ミニゲームの音楽はマリオパーティ3・4の使いまわしやアレンジが大半である。幸いにも出来のいい曲が多い。
  • ほとんどのミニゲームの出来は悪くない。
  • ゲーム開始前に説明が表示されるが、簡単なルール説明と操作方法しか表示されないためイメージを掴みにくい。
    • 本家には練習モード(本番と同じゲームをプレイするが結果は記録されないモード)が存在し、ゲームに慣れてから本番を遊ぶことが出来るが、本作には存在しないため初見殺しになることもある。
    • ミニゲームを開始してしまうともう操作方法を確認することはできない。本家シリーズではスタートボタンでポーズすると操作方法を確認できるが、このゲームでは「START もどる」としか出ない。
  • 一人用ミニゲームは30種全てスコアアタック制。フリープレイなら記録もされる、そのため記録が残るミニゲームの数はシリーズ最多。
    • のだが「ひろえスーパーレシーブ」「のりのりコウラ」など一部のミニゲームに至っては、連続で出来た回数を競うためたちが悪い。

その他

  • ほとんどのモードは最初にルール説明を聞くかどうか聞かれる。もしうっかり「はい」と答えてしまうと文字だけの説明を長々と最後まで聞くハメになってしまう。
    • 「ほとんど」というのには例外もある。ミニゲームとは別に手に入る「パーティーグッズ」(オモチャのようなもの)で遊べるモードがあるが、そこでは進行役のオヤ・マー博士が毎回パーティグッズについて長々と説明してしまう。
  • サウンドテストが失われた。
  • 初めて電源を入れたときに、プレイヤーの名前・性別・将来の夢などを入力するのだが、名前はスタッフロールの最後に出るだけで、その他のデータはゲーム本編では使用されない。
    • 顔グラフィックも数種類から選べるのだが、これも使用されない。
    • 後の『四八(仮)』を彷彿とさせる。さすがに家族構成は聞かれないが、1人でやる場合は四八(仮)よりも無意味な要素となる。
    • 一応、通信ケーブルで他のプレイヤーとデータを交換することはできる。
  • 付録として2-4人でプレイする紙のボードゲーム「マリパボード」が同梱されている。GBA本体でサイコロやミニゲームを操作しボード上のコマを進め、スターを入手したプレイヤーが勝利、というルール。むしろこっちの方がマリオパーティらしい。

まとめ

  • 本家とは別の方向性を打ち出したゲームであるが、本作は1人用がメインであるために本家よりもテンポの悪さや運要素の多さが目についてしまう。
  • テンポの悪さや運要素の多さに目を瞑ればそれほど悪くないゲームであるとも言える。