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ワールド・ネバーランド ~ナルル王国物語~ - (2013/04/21 (日) 00:38:33) の編集履歴(バックアップ)


ワールド・ネバーランド ナルル王国物語

【わーるど・ねばーらんど なるるおうこくものがたり】

ジャンル 架空生活体験シミュレーション
対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売・開発元 アルティ
発売日 パッケージ版:2012年6月14日
ダウンロード版:2010年11月18日
定価 パッケージ版:3,990円(税込)
ダウンロード版:3,800円→価格改定後:2,800円
レーティング CERO:A(全年齢対象)
ポイント 久しぶりのオフラインタイトルの新作
パッケージ版が事実上の完全版

概要

架空生活体験シミュレーション・ワーネバシリーズの1作でナンバリングはされていないが、実質『ワーネバ3』と呼べるタイトル。*1
アルティ製初となるオフライン作品であり、シリーズ初のDLCを取り入れた作品でもある。
当初はPS Storeダウンロード専売タイトルとして発売され、後にDLCを無料・有料一括込みにしたUMDパッケージ版が発売されたというコンシューマータイトルとしては少し変わった経緯を持つ。*2
ダウンロード版は「パワーアップキット(以下PU)」と呼ばれるアップデートを3回導入しており、パッケージ版はこのPU版をベースとしている。

前作までの違い

  • 前作『2』で言うショルグは「ティルグ」、ウルグは「エルグ」となっている。
    • また、本作では『オルルド王国物語』以来の王政国家となっている。
  • カレンダーの一週間の週期が変わり、一日の時間も少し長くなった。
  • プレイヤーキャラクターの容姿を変更できるようになった。
    • ただし、髪型・髪色・ヒゲと眼鏡の有無程度。また、有料DLCで別途購入する必要がある。
    • これに合わせてか、顔グラフィックもモンタージュ形式となっている。
  • 夜になったら自宅のベッドに入る事で朝まで時間をスキップ出来るようになった。
  • タンスの構造が変わり、自分専用スペースと家族共有スペースなどが出来た。
  • 自動移動が可能となった。
    • ただし、当初は自宅への自動帰宅のみで他の場所へ行きたいのなら有料DLCを以下略。
  • 個人商店は酒場の経営権一本に絞られた。
  • 結婚時の所持金交換や分け与えなどが一切無くなった。
  • 武術用の技の取得方式が変わり、知人からの伝授へとなった。
    • パラメータアップも前作までの手動から自動に変更。
  • 教会でのお祈りがスピリットの訓練効果からストレス回復に変わった。

好評点

  • キャラの性格によって一人称や語尾が変わるようになった。
  • NPCとの会話に大幅なバリエーションが増えるなど強化された他、向こう側から積極的に話しかけてくれるようになった。
  • マップが前作の2倍以上とかなり広くなり、各エリアマップも固定方式からスクロール方式に変わった。
    • その広さゆえに船という形でショートカットルートも存在する。
  • テーブルを調べる事で食事が出来るようになった。家族揃っての食事もできる。

賛否両論点

  • ミニキャラや背景などドット絵の質が微妙。
    • 元々、グラフィックで売るゲームではないのだが。描き込みそのものは緻密。
  • デートなど恋人や友人との会話が長くなった。
    • 前作までは割とあっさり気味だったが、比較的早めに結婚出来るという利点もあった。
  • DLC
    • メニュー画面にあからさまな空白があるなど、内容的にDLCというよりはアンロックに近い。
    • 前作にあったどこでもステータス画面が見られる機能などもDLCとなっている(とはいえ無料なので財布の負担は無い。体験版用の機能制限と考えるべきか)。
    • 特にパッケージ版ではDLCを全て導入しているため、実質パッケージ版を買ったほうが経済的に優しくプレイにも便利な状態となってしまっている。
    • ダウンロード版はPSPgoやPSVitaでもプレイ可能など、利点もあるので決して無駄ではないのだが。
      また、パッケージ版では続編『ククリア王国物語』との連動要素が無くなっている。

問題点

  • 前作以上に疲れやすくなり、マップを2つほどダッシュで移動するだけで疲労ゲージが一杯になる。
    • 一応、各所に水飲み場が置いてあるので疲労度そのものの回復は容易。
  • バグが多い。
    • 現在はアップデートにより、大分改善されてはいる。

総評

前作までと比べて感覚が変わった箇所も多いが、シリーズの血脈を見事に受け継いだ作品といえる。
シリーズファンは購入しておいて損はない。