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ONI零 ~戦国乱世百花繚乱~ - (2018/12/27 (木) 03:21:31) の編集履歴(バックアップ)


ONI零 ~戦国乱世百花繚乱~

【おにぜろ せんごくらんせひゃっかりょうらん】

ジャンル アドベンチャー+バトルゲーム imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
対応機種 ニンテンドーDS
メディア 256MbitDSカード
発売元 コンパイルハート
発売日 2007年8月30日
価格 5,040円(税込)
判定 クソゲー
ポイント 2007年クソゲーオブザイヤー携帯機部門大賞
グラフィックしょぼすぎ
雑なシナリオ
「戦闘」とは名ばかりのルーレット
クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
ONIシリーズリンク


概要

6年の年月を経て発売された『ONIシリーズ』の最新作だったのだが…。

ONI零 ~復活~』の未来を舞台にしてはいるが、予告編のみ作られた『流転』とはストーリーが繋がっておらず、同人誌で展開されていたストーリーを元にしている。

特徴

  • まず主人公を選択し、シナリオをプレイする。メイン主人公のみ、シナリオは章単位で分割されている。
    • 選択できる主人公は限られているが、章の区切りまでプレイすればキャラが追加されて行き、最終的には15人が選択可能となる。
    • シナリオ中には戦闘シーンがあり、主人公と敵の1対1で行われる。

問題点

  • 15人分のストーリーがあるが展開は完全に一緒、微妙にセリフが変わるだけ。あからさまな水増しにしか見えない。
    • しかも「同じ時期に起こった別の出来事」を描いている為、なかなか話が進まない。
    • メッセージはスキップできず、文章送りの効果音も甲高く五月蠅い。
    • そして結局最後は打ち切りマンガ第一部の様に中途半端で終わってしまい、回収されない伏線も当たり前の様にある。
      • というかそもそも未完の同人誌そのままのストーリーである。
  • 戦闘シーンは、攻撃・防御などのコマンドをルーレットから決定し、その後画面に表示される矢印を一定時間以内にタッチ操作でなぞる事で攻撃、防御を行うのだがそのレスポンスがとにかく最悪。
    • そして少しでもミスると最初からやり直させられる。
    • 必殺技はタッチ操作が難しい為、通常攻撃でチマチマ削った方が早い。
    • 戦闘に負けると難易度が下がったイージーモードで再トライする事になる*1。つまり勝たない限りは話は進まない。
  • 原画の面影すらとどめていないヘタレなキャラグラフィック。
    • 戦闘の度にこれを強制的に見せられるのでやる気が目に見えて減退する。
    • これについては事情により開発後期にグラフィックを全て別の絵師のものに変更することになったが、時間が無くて会話画面の顔絵しか変えられなかった為らしい。一応、原画と戦闘画面の絵師は同じなのだが…。
      • 交代前の絵師は同人誌時代からキャラデザを担当していたが、デッサンの狂いが度々あるなど、商業レベルとしては苦しい腕前であった。一方後任の絵師は四八(仮)?』では珍しく評価の高いシナリオ「オンラインゲームの悪夢」のキャラデザも担当する事になる。
  • 『ONI零 ~復活~』の司狼丸・外道丸も登場するが、キャラグラフィックは(転身状態を含めて)劣化しファンを嘆かせた。
    • 参考URLはこちら。説明文も他のキャラクターは5行も6行もあるのに彼だけは「1行」…説明する気は無いのか。
      • 尤も、他のキャラクターの設定にしてもゲーム中では活かされていない「死に設定」が多いのだが。

評価点

  • 見当たらない

総評

「『ONI』としてどうか?」という以前に、単純にクソゲーである。グラフィックも戦闘システムも褒められない、シナリオも同人誌そのままでは、「そもそもゲームとして出す意味があったのか?」とすら思える。
そして原作者自らにまで半ば見捨てられるような発言までされては…いったい、本ソフトは何のために生まれてきたのであろうか?

その他

  • 今までRPGで出ていただけに突然のADV化に戸惑ったファンは多い。
    • 原作者によれば「自分はシナリオにしか関わっていない」「アドベンチャーで出すという企画は開発会社から持ちかけられたものであり、今後のシリーズの布石の為にサインした」とのこと。
      • 「アドベンチャーゲームとして面白ければ」、これはこれで良しと評価もされただろうが…そうとすら言われていない事からお察し下さい。
    • 一応彼はRPGでシリーズの決着をつけたいそうであり、当人のブログを読む限りやる気は十分に思われたが、2011年にゲームの仕事自体を辞めてしまったのでそれも絶望視されていた。
      • …が、2017年頃からゲーム製作を再開し始めており、望みが無くなった訳ではない。もしONIの新作が出るなら同じ失敗を繰り返さないことを願うばかりである。
  • 「クソゲーオブザイヤー2007年 携帯部門大賞作品」のひとつ。
  • あまりの出来に「2ちゃんねる」の本スレでは当然ゲームに対する批判が多数書き込まれたが、その後3ヶ月ほど経つ頃には、話題が絵師や過去作についてのみになっていった。本スレなのにである。
    • これは「久々に集まったONIシリーズファンと語り合いたい、でもこんなクソゲーについて話すのなんて嫌だ」というファンの悲しい思いの結果である。数あるクソゲー本スレでもこのような流れになったものは極めてまれであろう。