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惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド - (2015/03/25 (水) 08:25:17) の編集履歴(バックアップ)


惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド

【わくせいうっどすとっく ふぁんきーほらーばんど】

ジャンル ミュージカルRPG
対応機種 メガCD
発売元 セガ・エンタープライゼス
開発元 ビクター音楽産業、アドバンスコミュニケーション
発売日 1991年12月20日
定価 6,800円
判定 クソゲー
ポイント 気持ち悪い仲間達
グラはファミコン並み
ゲーム性ほぼ無し
VOCALOID STORY
ご自由にお持ち帰りください
メガドライブ/クソゲー四天王
おそ松くん はちゃめちゃ劇場?/ソード・オブ・ソダン/ 惑星ウッドストック ファンキーホラーバンド /ああ播磨灘?


概要

メガCD本体と同時に発売される予定だったが、実際は8日遅れての発売となったRPG。
ウッドストックという星に住む主人公の少年と、この星に墜落してきた異星人の音楽グループ「ファンキーホラーバンド(略してFHB)」のメンバーが旅に出るというもの。

特徴

  • 本作はビクターが企画した仮想バンド「FHB」とのタイアップ作。後に同社からFHB名義で4枚のCDや、LDなどが出ている。
    • FHBはセリフでは豪華声優陣が声を当てているが、歌を歌っているのは別の人である。
  • 「武器」「魔法」に該当するものが「楽器」「旋律」、町や敵キャラ等の名前も洋楽ネタ多数と、「音楽」をテーマとしたつくりとなっている。
    • 本作のタイトルはおそらく、1969年にアメリカで開催されたロックの祭典『ウッドストック・フェスティバル』に由来すると思われる。
      • ジミ・ヘンドリクスやザ・フー、ジャニス・ジョプリン等、同時代を代表するアーティストが多数参加しており、今もなおドキュメンタリー映画が製作されるほどに伝説化している。詳細はWikipedia等を参照の事。

問題点

  • にも関わらず歌以外のBGMや効果音が変。特にエンカウント時の「ぺっぺれ~」は頻繁に聞かされる事もあって不愉快になってくる。言うなればパペパプー?
    • まがりなりにもウッドストックの名を冠するのなら、せめてサウンド周りには気を遣ってほしかったものだが…。
  • 絵もあまり良いとは言えない。FHBのメンバーは目が無数にあったり異様な体色をしていたりと、不気味なデザインばかり*1で、可愛さのカケラも無い。当然声とも合っていない。
  • ゲームは全5章からなっているが、第2章と4章はデモが流れるだけ。4章に到っては、途中から静止画(街の遠景)をバックに「この後さらに次の街へ向かい…」と字幕だけで5章へ話を進める始末。
    • 終盤では今まで戦ったボス達と再戦するボスラッシュがあるが、そのうち数名はこのデモだけ、「フェイド」というボスに到っては上記の文章にしか名前が出てこない。
    • しかしそのバックに流れるFHBの歌がまともなので、ここが救いというありさま。
  • キャラの成長は経験値によるレベル制ではなく、敵の落とすアイテムでステータスをアップさせるというものだが、すぐにMAXになる。
    • 実質3章しかない為適当にプレイしても1日でクリアできてしまうというヌルさ。
    • アイテムさえ首尾よく拾えれば、最短プレイで30分もかからずエンディングを観ることもできる。
  • やたらエンカウントが多い。序盤はザコが強く勝つのも逃げるのも一苦労、後半はアイテム強化によって逆に弱すぎて純粋に歩行の邪魔。
    • しかも、ダンジョンの出入り口や階段に重なった瞬間にも起こり、その場合戦闘を終えても出られない・進めないという不具合まで存在する。
  • キャラがセリフを言う度に、そのキャラの1枚絵が出るのだが、1言喋る度に画面が「1枚絵→マップ画面→1枚絵」と切り替わる為、テンポは非常に悪い。
+ CM動画

+ OP主題歌(フルサイズ)

評価点

  • ゲーム中に出てくる人間の女キャラのグラフィックは妙にエロい。イベント以外のグラフィックはファミコン並みだが。

総評

発売早々、新品が100円以下(酷い所では20円!)で捨て売りされたり、果ては「ご自由にお持ち帰りください」のコーナーに置かれたりといった伝説を残したソフト。
CDケースを買うよりこっちの方が安いからと購入した人までいたという。完結編の予定もあったが、発売されずじまいだった。
これらの事からお察し下さい

  • 別名『惑星(もしくは悪性)デッドストック』。または、ディスクの活用方法に基づき「フライングディスク」「鳥避け」「コースター」などと呼ばれる事もある。
    • 悪い意味でメガCDの象徴的存在となってしまったゲームである。