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AFTER BURNER CLIMAX - (2020/11/09 (月) 23:02:08) の編集履歴(バックアップ)
AFTER BURNER CLIMAX
【あふたーばーなーくらいまっくす】
ジャンル
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3Dシューティング
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対応機種
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アーケード(LINDBERGH) プレイステーション3(PlayStation Store) Xbox360(Xbox LIVE ARCADE)
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メディア
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ダウンロード専売ソフト
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発売・開発元
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セガ
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発売日
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2010年4月21日(移植版発売日)
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定価
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【AC】SDX:3,300,000円(海外向けのみ発売)、TWIN:3,260,000円/2席 【PS3】900円 【360】800マイクロソフトポイント
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備考
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配信終了済・新規購入不可
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判定
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良作
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アフターバーナーシリーズ I / II / III /クライマックス
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概要
1985年公開映画『トップガン』の影響を大きく受けて1987年にリリースされた『アフターバーナーII』の正統続編。
今作から3Dポリゴンによる表現に変更されたが、ゲーム性などは『II』をほぼ踏襲している形となり、シリーズ特有の一機の戦闘機で敵をたくさんロックオンして次々と撃墜していくという爽快感はさらに向上、新システムも盛り込まれた。視点は常に自機が見えているTPSとなっている。
ゲーム内容
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プレイヤーは実在する3種の戦闘機から1つを選ぶ。今作から正式に機体メーカーであるボーイングとノースロップ・グラマンからライセンスを受けている。
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F/A-18Eスーパーホーネット:攻撃範囲は広いが防御力は低い
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F-14Dスーパートムキャット:平均的な機体
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F-15Eストライクイーグル:攻撃範囲は狭いが防御力は高い
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ただしズバ抜けて強い、弱いという機体は無い。前者2機は空母から発進し、F-15のみ陸上基地から発進する。
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また機体のペイントも用意された中から選ぶことができるがゲーム性能には影響を与えない。
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アーケード版は操縦桿+スロットルとミサイル発射ボタン/機関砲発射のトリガーという、戦闘機ものらしい操作体系。
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スロットルは加減速と後述するクライマックスモード発動。
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減速することによって正面から来る敵をロックオンして撃墜しやすくなったり、峡谷などのステージでは地形に接触しにくくなる。
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後ろから敵がミサイルを撃ってきた場合、加速することにより振り切ることが可能。
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スロットルを一番奥に押し込むことにより「クライマックスモード」を発動する。
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発動時には瞬間的にスローとなりロックオンマーカーが広くなるので大量撃墜が可能。また正面からのミサイル回避にも使える。
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操縦桿を大きく左右に倒すとローリング動作を行う。後ろから来るミサイルをかわすのに有効だが意外と前には弱くなるので注意が必要。
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ミサイル発射は操縦桿の親指位置にあるボタン。ロックオン時はその目標に、していない場合はまっすぐ向かっていく。
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今作は一定時間経つと自動的に補給されるように変更、ほとんど無制限に撃てるようになった。
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人差し指トリガーを押すと機銃を発射する。
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今作では敵機にステルス機が登場、ミサイルでは倒せないので機銃で狙って倒す。
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また正面からのミサイルを落とすことも可能。
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ただし味方を救出するミッションでは味方にも当たってしまうためその時だけは注意が必要。
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PS3/360版ではR2(RT)で加速、L2(LT)で減速、クライマックスモード発動はL1/R1(LB/RB)、機関砲は×(A)、ミサイルは□(X)がデフォルトだが、自由に変更することが可能。
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操縦桿そのものはアナログスティックに当たっているが、意外とロールが暴発しやすいことには注意。
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ステージは途中分岐があり、空中、峡谷、基地内部などと変わっていく。
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峡谷や基地内部では壁に接触するとダメージとなり、正面から激突すると即ミスとなるので速度を落とし、場合によってはクライマックスモードを使う必要がある。
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撃破率やミス回数により難易度が変化し、一部高難度ではステージナンバーにSがつくステージがある。
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全13面クリアで終了。一定の条件を満たすとエキストラステージが始まり「核ミサイルを追いかけ機銃で撃破する」というミッションが始まる。
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展開によりエンディングが3種類に変化する。ちなみに核ミサイルを全部撃破できなかった場合のBエンドは悲劇的な内容になるのかというとそうではなく、自軍基地でもある空母が落としてくれるという内容になっている。
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自機は機数&アーマー制。アーマーが0になると撃墜され1機失う。持ち機体が0になるとゲームオーバー。
評価点
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シリーズ恒例の敵を撃破する爽快感。
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敵は数百機単位で出てくるが、とにかくロックオンして撃破すればいい。
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今作では敵も途中で後ろから高速で追いぬいた後反転してミサイルを撃つなど芸が細かくなっている。
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道中いくつかミッションがあり、緊迫感を持たせた展開となる。
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そのため臨機応変に速度を変えたりクライマックスモードを使ったりする必要がある。
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BGMの盛り上げ方も健在。さらにスタート時に初代アフターバーナーの曲を選ぶこともできる。
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正式にライセンスを受け、またゲーム機の性能も向上したため機体も地形も非常に美しく、かつ加速時やクライマックスモード発動時のエフェクトなども素晴らしい。
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(AC)専用筐体ゆえの稼働。
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ロールに合わせてグリングリン動き回る筐体は臨場感抜群。あまりにも揺れすぎるので胃に注意が必要なほど。得意で無い人や、極限を追求するスコアアタッカーは停止ボタンを押すか、シートベルトを外しておくこと。
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(PS3/360)移植版ならではのさらに爽快感を高める公式チート「EX OPTION」。
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プレイさえしていけば達成できる指定された条件を満たして行くと「ミサイルの自動発射」「常にロックオンマーカーが巨大化」「クライマックスモードの有効時間が長くなる」など業務用では味わえなかった世界一前方に強い戦闘機を操ることができる。
中には「13面クリア後エクストラステージが確定出現」というものも。
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もちろん「ミサイルの補給が一切なし」など縛りプレイにも対応している。
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(PS3/360)実績及びトロフィーのコンプリートも比較的楽。かと言ってすぐに達成できるわけでもなく、先述のEX OPTIONを集めて使っていくのが基本的な流れとなる。
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なおXbox 360版ではスコアアタックモードの勲章をコンプリートするとアバター用のヘルメットがもらえるが、これのみ難易度が跳ね上がっているというレベルである。
問題点
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全13面+αとボリュームが少ない。
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PS3/360版もAC版のベタ移植なため仕方ないが、最初のうちはミッションも達成できず割とあっさり終わってしまう。
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現実離れし過ぎている。
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ミサイルの保有数は置いておくとしても、敵基地内をマッハ1クラスで飛行機が飛ぶという展開はいくらなんでも無茶すぎる。
総評
シリーズ共通してある「戦闘機の格好良さ、撃破する爽快感」を徹底した作品となっている。
リアルフライトシミュレーターのように複雑な操作を要求するような実在戦闘機もののシューティングゲームの中で、簡単に操作できて手軽に戦闘機の迫力を体感できるというアフターバーナーが孤高の存在と足り得る、かつその名に恥じない内容となっている。
元々1周10分程度のゲームだったため家庭用移植は絶望視されていたが、安価なDL販売専用で移植が実現した。
稼働から時間がたち、筐体自体が減少している中での移植だったために両手を上げて喜ばれた故に配信終了が非常に惜しい。
余談
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アーケード版は『三国志大戦2』筐体二次生産分出荷時の抱き合わせ販売として出荷された。
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いわゆる「機歴」の足りない店舗向けに、本作を買うことで『三国志大戦2』二次生産筐体の割当に必要な機歴を満たす、という内容である。
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こうして出荷された筐体のほとんどは、実際には店舗で稼働することなく海外へと転売されていった。また、PL法の関係上、フル可動筐体であるSDX筐体は海外専売となった(決済は日本円)。
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当時『三国志大戦』にはプレミアムが付いており、中古市場から購入する場合は2,000万円近く必要だったため、中古購入よりも抱き合わせ販売を受け入れるほうが安くついたのである。
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PS3/360版は配信が終了している。
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ボーイング及びノースロップ・グラマンとセガの米国法人であるセガ・オブ・アメリカとの間におけるライセンス契約が終了したためというのが有力。
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Xbox 360版はフライトスティックEXに密かに対応している。
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ただしゲーム側で特別な対応プログラムが組まれているのではなく、RTの押し込み具合で最大減速~最大加速まで変化する設定を用意することでフライトスティックEXの仕様に合わせる形である(ちなみにこの設定ではスロットルを握ったときに親指が来るLBがクライマックスモード発動ボタンとなる(変更可能))。
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対応設定ではミサイル発射ボタンもBボタンがデフォルトになる。