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ファイナルソルジャー - (2020/04/13 (月) 10:33:30) の編集履歴(バックアップ)
ファイナルソルジャー
【ふぁいなるそるじゃー】
ジャンル
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縦スクロールシューティング
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対応機種
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PCエンジン
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発売元
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ハドソン
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開発元
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ナウプロダクション
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発売日
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1991年7月5日
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価格
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6,500円
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配信
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バーチャルコンソール 【Wii】2007年4月3日/617Wiiポイント(2019年1月31日配信終了) 【WiiU】2014年8月27日/628円
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判定
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なし
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キャラバンシューティングシリーズ
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概要
『キャラバンシューティングシリーズ』の通算6作目(PCエンジンとして3作目)にあたる縦スクロールシューティングゲーム。第7回キャラバン公式認定ソフトでもある。
PCEにおけるキャラバンシューティングは各作共に開発元がばらばらであるが、本作は他のハドソン製ソフトの外注開発に関わりが多かったナウプロダクションが担当している。
23世紀の地球を舞台に、最新鋭戦闘機「零式ドライアード」を操作して生体兵器「ガデルエル」の侵略から地球を守るために戦うというストーリー設定。
なお、ゲームタイトルに「ソルジャー」と名乗っているが、他のキャラバンシューティングとのストーリー・世界観の繋がりはない。
一人プレイ専用。メインとなるシューティングに加え、スコアアタックに特化したキャラバンモードも収録。
ゲームルール
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操作体系
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十字キーにて零式ドライアード(以下:自機)の移動。ボタンは各自、ショットボタンとウェーブボタンに使用し、SELECTボタンも使用対象に含まれる。
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十字キーで8方向移動操作。
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ショットボタン押しっぱなしでメインショットとミサイルを同時に撃つ(ボタン連射は不要)。
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オプションを連れている状態でウェーブボタンを押すと、オプションの消費と引き換えに画面全体に大ダメージをあたえる「ウェーブ」攻撃が行える。
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SELECTボタンで自機の移動速度を3段階まで調整できる。また、ボタンを押す度に自機後方へと発射される「バックファイヤー」に攻撃判定が発生する。
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ショットの性能について。
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本作における自機のショットは「メインショット」と「ミサイル」があり。両者を同時に撃つ方式を採用している。
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メインショットは「赤」「青」「緑」「黄」の各アイテムを取得する事により性能が変化し、同色アイテムを連続で取得すると2段階までのパワーアップもする。
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ミサイルは初期状態では撃てず、ミサイルアイテムを取得する事により発射可能となる。これも連続で取得すると2段階までのパワーアップが行える。
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青ショット・緑ショット・黄ショット・ミサイルは後述のSET UPで選択した性能が採用される。赤ショットは常時固定性能である。
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以下、全メインショット及びミサイルの性能を表記する。
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メインショット・ミサイル性能の一覧
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メインショット
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赤ショット (バルカン)
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VULCAN
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連射力、広範範囲共に優秀な万能バルカンを撃つ。パワーアップすれば最大前後6方向の発射可能。 プレイ開始時、及びミス復活時は必ずこのショットとなる。また、キャラバンモードにおいてもこのショット固定である。
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青ショット (レーザー)
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SPEAR
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自機前方に太長いレーザーを撃つ。
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SHORT
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自機前方に連射の効くレーザーを撃つ。
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BUBBLE
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自機前方にバラバラにばら撒かれるバブル状のレーザーを撃つ。パワーアップすれば後方側にも発射可能。
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緑ショット (エナジービーム)
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U-SHOT
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自機前方に斜め2方向のエナジービームを撃つ。パワーアップすれば後方側斜め2方向にも発射可能。
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WIPER
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自機前方にリング状エナジービームを撃つ。自機を左右移動させるとエナジービームがその方向へしなる。パワーアップすれば後方にも発射可能。
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SPIN
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自機前方に攻撃範囲の広いバブル状エナジービームを撃つ。パワーアップすれば後方にも発射可能。
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黄ショット (ファイアー)
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FLARE
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自機前方周りに射程制限のあるファイヤーを撃つ。パワーアップするとファイヤーがうねる動きをする。
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BURNER
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自機前方に動きの鈍いファイヤーを撃つ。パワーアップすれば前方斜めにも発射可能。
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SOL
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自機前方に発射され、一定距離まで発射されると攻撃判定がその場に留まるファイヤーを撃つ。
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ミサイル
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ミサイル
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FRONT
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メインショットと同時に自機前方にミサイルを同時4発撃つ。
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HOMING
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メインショットと同時に自機周りの敵をホーミングするミサイルを同時4発撃つ。
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BACK
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メインショットと同時に自機後方にミサイルを同時4発放つ。
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SET UPについて。
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タイトル画面から選べる「SET UP」というモードで自機のショット・ミサイル性能や難易度をカスタマイズできる。なお、採用されるのはノーマルモードのみである。
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『LASER』は青アイテムのメインショットを「SPEAR」「SHORT」「BUBBLE」の3種類から選べる。
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『E-BEAM』は緑アイテムのメインショットを「U-SHOT」「WIPER」「SPIN」の3種類から選べる。
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『FIRE』は黄アイテムのメインショットを「FLARE」「BURNER」「SOL」の3種類から選べる。
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『MISSILE』はミサイルを「FRONT」「HOMING」「BACK」の3種類から選べる。
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『LEVEL』は難易度を「NORMAL」「HARD」「EXPERT」の3種類から選べる(NORMALが標準、HARDが高難度、EXPERTが最高難度)。
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アイテムについて。
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ステージ中に登場するアイテムキャリアーや特殊ブロック(キャラバンモードのみ)を破壊すると以下のアイテムを落とす。
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「V」(赤)…自機のメインショットがバルカンとなる。
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「L」(青)…自機のメインショットをがレーザーとなる。
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「E」(緑)…自機のメインショットがエナジービームとなる。
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「F」(黄)…自機のメインショットがファイヤーとなる。
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「M」…ミサイルが撃てるようになる。
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「オプション」…自機周りにトレース式オプションを最大2体まで付けられ、簡易なショットを自機と同時に撃ってくれる。
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「クリスタル」…キャラバンモードのみに出現するアイテム。スコアアップの効果。
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ミス条件について。
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残機制を採用しており、残機がすべてなくなるとゲームオーバーとなる。ミス後は全モード共通で途中復活となる。
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メインショットがパワーアップしている状態で自機がダメージをうけると、1段階のパワーダウンとなってしまい、初期パワー時のダメージでミスとなる。
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ミスをすると復活時においては、メインショットは必ずバルカンの初期パワー状態に戻され、ミサイルとオプションは消滅してしまう。
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ミスと同時に付けていたオプションはアイテムとして周囲にばら撒かれる。復活時にそれをすかさずに取得すればオプションを再確保する事が可能。
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スコアの記録などについて。
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本作はバックアップメモリに対応しており、その環境があれば各モードのスコアを記録できる。
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記録できるのはトップスコアのみでネームエントリーには非対応。記録スコアはタイトル画面から選べる「HI SCORE」から確認できる。
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キャラバンモード全般にいえる事として、ステージ中にポーズをかけても制限時間が経過してしまうという仕様がある。
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もちろん、ただ単にプレイの損をするだけなので、ハイスコア狙いでポーズをかけるのは自殺行為以外の何者でもない。
ゲームモード
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ノーマルモード
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本作におけるメインにあたるモード。全7ステージ構成。
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SET UPで設定された項目はこのモードでしか適応されない。このモードにおいてはクリスタル以外のアイテムがすべて登場する。
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ゲームオーバー後のコンティニューはタイトル画面から「CONTINUE」を選ぶと該当ステージ最初からのコンティニューができる。コンティニュー回数は無制限。
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2MINUTES GAME(2分間モード)
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キャラバンモードの一種。専用のキャラバンステージで2分間のスコアアタックに挑戦する。
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このモードでのステージクリアは絶対にできない。2分経過するとステージ終了となる。
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登場するアイテムは赤アイテムとクリスタルのみ。また、バルカン以外の攻撃手段はこのモードでは行えない。
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5MINUTES GAME(5分間モード)
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キャラバンモードの一種。専用のキャラバンステージで5分間のスコアアタックに挑戦する。
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このモードではプレイに仕方によってはステージクリアができる場合あり。クリア後は残機数と残り時間がスコアに換算されてステージ終了となる。
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5分経過してもステージクリアできない場合は強制的にステージ終了となる。
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出現するアイテムや攻撃手段は2分間モードとほぼ共通だが、ステージ後半戦では1つだけオプションアイテムが登場する。
評価点
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キャラバンモードの完成度の高さ。
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歴代のキャラバンシューティングシリーズに搭載されているキャラバンモードの中でも、本作の完成度は歴代最高の出来という声が多い。
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破壊可能弾稼ぎが可能なボスがステージ前半の最後に登場するため、「破壊可能弾での稼ぎ具合」と「ステージ後半の残り時間」とのトレードオフが重要な要素となってくる。
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ハイスコアを伸ばすためのパターン構築が非常に熱く、当時のプレイヤーから白熱したスコアアタックが繰り広げられた。
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WiiU版バーチャルコンソールにおける本作の解説においても「シリーズ中、最も絶妙なチューニングを施されたキャラバンモード」と表記されている。
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さらには純粋なるシューティングとしてみても、ガンガンと敵や破壊物を破壊する爽快感に富んでおりプレイが楽しい。
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良くいえば初心者向けのノーマルモード。
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下記の問題点の件もあるが、シューティングとしての完成度は決して低くなく、初心者でも十分オールクリア可能な難易度となっている。
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スコアエクシテンドが発生しやすい上に、メインショットをパワーアップさえしていればダメージをうけてもミスにはならないので、ダメージ許容回数は大分多い。
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アイテムの出現頻度は高めでパワーアップできる機会が多いため、他のキャラバンシューティングに比べるとミス後の復活は比較的容易である。
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オプションの性能自体は気持ち程度のものだが、ボム的性能のウェーブとして使えるので多少のごり押しが効く。オプションアイテムの出現頻度も高めで取得しやすい。
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ただし、これらは難易度NORMALでのプレイ前提の話。それ以外の難易度でのプレイだと地獄をみるハメになる。
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BGMのクオリティは非常に高く、ゲームを盛り上げる事に一役買っている。
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透明色の強い音源を主体としたBGMで幻想的な雰囲気が強く、他のキャラバンシューティングとはまた一風違った楽曲が用意されている。
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ノーマルモードはもちろんの事、キャラバンモードの各モード(ステージ)はすべて専用のBGMが用意されており、非常にかっこいい楽曲が堪能できる。
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裏技ではあるが、全曲のサウンドテストが可能。
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ショットの種類が非常に豊富。
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「メインショットが10種類」「ミサイルが3種類」とショット関連の種類の多さは歴代シリーズの中でも最大級な部類に入る。
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とはいっても、プレイを繰り返すと必然的に使いやすいショットで固定されてしまいがちで、あまりゲームのバリエーション化には結びついていないのが残念。
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また、バルカン以外のショット関連がノーマルモードでしか使用できず、キャラバンモードで活用できないのが物足りないところ。
問題点
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ノーマルモードにおけるステージ道中の敵の間延び。
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主に「雑魚を片付ける⇒しばしの間⇒雑魚を(略)」というパターンが多く、やや展開が単調気味である。
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他のキャラバンシューティングにおいてはそういった間伸びが比較的少ない為、本作の間の長さが気になるシリーズファンは少なくない。
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次回作『スターパロジャー』『ソルジャーブレイド』ではその比較的少ない間伸びすらうまく演出に活用しているため、間伸びを気にさせにくい作りとなっている。
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ノーマルモードにおける手抜きな難易度調整。
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SET UPで設定できる難易度の調整がかなりいい加減で、露骨な水増しで難易度を増やした感がある。
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難易度が3つあるといっても、各レベルの違いは難易度に応じて敵の耐久度を上げ、敵弾スピードを早くしただけである。
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難易度によって敵の増減や行動パターンに差異があるような作り込みは一切なされておらず、どの難易度でプレイしても新鮮味が薄い。
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特に難易度EXPERTでプレイすると敵があまりにも硬すぎてまともに破壊する事すらも困難に陥る程で、プレイそのものが苦痛になってくる。
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このふざけた敵の硬さのせいで、撃ちこぼした敵を逃がす(避ける)機会が多くなり、キャラバンシューの核である「破壊する楽しみ」が大幅にスポイルされる。
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ボスに至っては確実に長期戦と化すため、1ステージをクリアするだけでもかなりしんどい有様となる。
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総合的に敵が硬くなるので、もしミスしようものなら復活後の敵の対処がより困難となる。もうこうなると泣くしかない。
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微妙なグラフィックデザイン。
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自機や敵などのグラフィックデザインが、同時期のシューティングに比べると格好悪いと評されるのも批判材料になりやすい。
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2年前の『ガンヘッド』も自機デザインが格好悪いと批判されやすかったが、本作においては敵デザインも格好悪いものが多い。
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『ソルジャーブレイド』のデザインが極めて硬派で格好いい外見であるが故に、本作におけるデザインの格好悪さがさらに目立つ結果になってしまった感がある。
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しかし、これはダサかっこいいデザインとして評価する者もいる。
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要は好みの問題であるのだが、残念ながら本作のデザインセンスの微妙さ多くのプレイヤーから指摘されているのが現状である。
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一応フォローしておくと、あくまでも批判されやすいのはデザイン関係が主である点は考慮するべきであろう。
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むしろグラフィック自体は同期のPCEソフト全般の中でも丁寧な書き込みの部類に入る。よって、グラフィックが汚いと批判するのは明らかにお門違いといえる。
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効果音が妙にチープ。
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ショットを敵に撃ち込んだり、破壊した時の効果音がやたらとショボい。とても硬いものに弾を当てているとは思えない。
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文字で表現するならば「ボボボ」「ブブブ」といった感じの音。BGMは非常に上質なだけに、それに対比するかのように効果音のショボさが目立つ。
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その一方でアイテム取得時などの効果音は割と普通で、すべてがすべて酷いという訳でもない。
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ノーマルモードにおける強烈な色使いと敵デザインの最終ステージ。
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ノーマルモードのステージ7(最終)の背景が紫をメインとしたビビッドな色使いで、事の状況が少し把握し辛い。
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さらに厄介な事に、背景の中に敵弾が溶け込んでしまい、思いのほか弾が避けにくいという事態にも遭遇しやすい。
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このステージの敵全般(ラスボス含む)のデザインが結構グロく、耐性のない人には少々気持ち悪く感じるかもしれない。
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ちなみに、他のキャラバンシューティングにおいても、グロデザインの敵は多くの作品に存在する。よって、本作だけが特別という訳ではない点は誤解なきように。
総評
前後にリリースされた他のキャラバンシューティングに比べると厳しい目で見られがちな一作だが、一般シューターからの評判は決して悪いものではない。
その一方でキャラバンモードの完成度は優秀で、「キャラバンモードこそが本作の核」と評されやすい。ある意味スコアアタック重視なシリーズなので間違いではないが…。
その後の展開
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キャラバンモードのみを収録したPCEソフト『ファイナルソルシャー スペシャルバージョン』が存在する。
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これはキャラバン会場などで2万枚配布された非売品で、今現在は爆発的なプレミアが付き入手困難である。
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2008年9月25日発売のPSPソフト『PCエンジンコレクション ソルジャーコレクション』に、本作と先述のスペシャルバージョンが収録されている。
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現行ではWiiU版バーチャルコンソールにも配信されており、比較的プレイできやすい環境となっている。
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かつてはWii版バーチャルコンソールやi-revoゲームにも配信されていたが、共にサービス終了。