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ノイギーア ~海と風の鼓動~ - (2019/04/10 (水) 22:03:39) のソース

*ノイギーア ~海と風の鼓動~
【のいぎーあ うみとかぜのこどう】
|ジャンル|ARPG|CENTER:&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41CMtm7xriL.SL160.jpg)[[高解像度で見る>http://g-ec2.images-amazon.com/images/G/09/ciu/88/f8/2d3ba1909fa06b5cccabb110.L.jpg]]&br()[[裏を見る>http://ec2.images-amazon.com/images/I/61zoUIxJadL.jpg]]|&image(http://www.super-famicom.jp/pic/data/list/no_0001_00.png)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|~|
|メディア|8MbitROMカートリッジ|~|~|
|発売元|日本テレネット&br()サンソフト(Project EGG)|~|~|
|開発元|ウルフチーム|~|~|
|発売日|1993年3月26日|~|~|
|定価|9,800円(税抜)|~|~|
|プレイ人数|1人|~|~|
|配信|[[プロジェクトEGG>https://www.amusement-center.com/project/egg/]]:2012年7月10日/540円|~|~|
|判定|なし|~|~|
|ポイント|非常に短いストーリー&br()快適な操作性|~|~|

//amazonのパッケージサムネイルがうまくいかないので、修正をお願いします

**概要
-ウルフチームによる見下ろし型ARPG。
-アイテムを引き寄せたり、自分を運んだり、敵を遠ざけたりすることのできる「鎖によるアクション」が本作最大のポイント。

**ストーリー
豊かな海と穀倉地を持ったマルドロール王国ノイギーア領。領主ウェイン伯と補佐官ギュンターによって治められていたこの地に、海賊が出没するようになる。事態を重く見た国王は、ウェイン伯に原因の究明を命じる。しかし、原因はようとして知れず、状況は悪化の一途をたどる。そんなある日。領主の一子デュークが、旅先でこの話を耳にする。彼は故郷へ帰る決意をするのだった。

**システム
-基本的には『[[ゼルダの伝説]]』と同じ見下ろし視点のARPG。
--高低差があり、ジャンプによる移動が可能。
--通常攻撃とジャンプ攻撃の二種類があり、それぞれにレベルがある。レベルが上がると攻撃範囲が広がる。HPの最大値も上がる。

-最大の特徴、チェーンアクション。
--チェーンは物に引っかけると、引きずる事ができる。それを敵などにぶつけられる。
--壁に引っかけると、プレイヤーが壁に引き寄せられる。これにより、ジャンプでは越えられない距離を、チェーンを使い越える事ができるようになる。
--敵にチェーンを当てると、押し返す。ただしダメージは与えられない。

**問題点
-ストーリーが非常に短く、こぢんまりとしている。慣れたプレイヤーは20分ほどでクリアできてしまう。
--作品によっては1章分程度の内容。
--エンディングも、とりあえずの解決策を示した程度で、今一つパッとしない終わり方である。
--ただし、ゲームの短さは意図的に行っているものと思われる。というのも、ゲームのクリア後にクリアタイムとランク付けが示されるという仕様がある。

-高低差のあるマップもあるのだが、見下ろし型ゆえ非常に分かりにくい。
--加えて微妙な精度でのジャンプが要求される場面も多くやや操作に難がある。後述の操作とはやや相反する要素ではある。

-探索型といえば聞こえはいいのだが、マップは存在していないので迷いやすい。

-RPGなのだが、RPG的要素はレベル上げくらい。お金の概念もなく、武装やアイテムの種類も乏しい。
--装備アイテムも3種類と少ない。
--通常攻撃とジャンプ攻撃のレベル上げが、どちらの攻撃で倒したかによる。このため、使用頻度の低いジャンプ攻撃のレベルが上がりにくい。

**評価点
-キャラの操作性は非常に快適。少なくとも戦闘に関して言えはの話であるが。
--ただし、たまに当たり判定が妙な敵も存在している。
--チェーンアクションは、悪くない出来。

-ボス戦も単純なごり押しでは勝てない作りである。相手の行動をよく読まないと勝ちにくい。

-YMOの高橋幸宏氏によるBGMや桜庭統氏によるサウンドということもあり、そちらに関しては評価が高い。

**総評
 アクションゲームとして操作性が快適であるのは大きな利点のはずだが、高低差の導入によりそこまで機能しているとは言いがたい。また、繰り返しプレイしてもらってやり込んでほしいのではあろうが、約10,000円もするゲームでそれを行うのは疑問が残る。操作は快適なだけに、むしろストーリーを長くしてじっくり遊んでもらう作品にするべきだったのではないかという惜しい作品といえるだろう。