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ナイトメア・イン・ザ・ダーク - (2013/07/23 (火) 17:01:13) のソース

*ナイトメア・イン・ザ・ダーク
【ないとめあいんざだーく】
|ジャンル|アクション|
|対応機種|アーケード|
|発売元|ガバキング|
|開発元|イレブン、AMファクトリー|
|稼働開始日|2000年|

**概要
-2Dアクション。画面固定式。二人同時プレイ可能。
-MVS規格方式。汎用性には優れているが、出回りはよろしくない。
--原因は不明。推測できる要因としてはガバキングが本作以外、アーケードゲームに携わった経歴がない事か。
-インストカードに「ホラーアクション」と書かれているが、そのグラフィックは漫画『王ドロボウJIN』や映画『ナイトメアビフォアクリスマス』を髣髴とさせるコミックホラー。

**ストーリー
 まだ魔術が信じられていた時代。~
 夜毎墓地から死体を掘り起こす事件が発生していた。~
 醜い容貌ゆえに世間から離れて住んでいた墓守の男は、この出来事が知られて大事になるのを嫌い、~
 一人夜の墓地に立ち、事件をひっそりと解決しようとするのだった。

**システム
-画面固定型アクション。1レバー2ボタン式だが、なぜかインストカードには攻撃/ジャンプ/攻撃の3ボタンと表記されている。
-ボタンは攻撃/ジャンプ。レバー操作で左右に移動するが、攻撃ボタンで火を投げる。
--火に接触した敵は炎上し動きが止まり判定も消える。燃え上がった敵に次々と火を投げるとどんどん炎上し、巨大な火の玉になる。
---火の玉は接触すると自機に追従するようになる。火の玉をつれた状態で攻撃ボタンを押すと火の玉は自機の向いている方向に飛んでいく。火の玉が右下に到達すると、火の玉になった敵は消滅し、アイテムになる。
---火の玉は他の敵を巻き込むほか、壁に当たると跳ね返って移動する。
---アイテムを入手すると移動速度や火の飛距離が強化される。
---基本的なシステムは彩京の『スノーブラザーズ』に似ているが、差異点として「攻撃可能になった玉は自機に追従する」点にあり、上下移動も可能。
---この点が『スノーブラザーズ』との差別化につながっている。
-5ステージ毎にボス戦に突入。ボスは共通して雑魚敵を火の玉にして投げつける方法でダメージを与えていく。
-ゲームバランスは優秀。理不尽に難しい点はない。

**難点
-圧倒的で周りの悪さ。
--比較的安価になりやすいMVS基盤のゲームであり、知名度の低い作品でありながら非常に高額で取引される。
-基本システムの同一具合から「『スノーブラザーズ』のパクり」と言われる。
--否定する要素はないが、リメイクと言えばなんて事はない。許可を取った痕跡は無いが。

**総評
 ちょっと触っただけでもゲームルールを理解できる事で評価の高かった『スノーブラザーズ』を現代風にアレンジし、汎用性に優れるよう、ゲームバランスもより整うよう修正したゲームである。~
 『スノーブラザーズ』の修正版としては非常に良くできており、その見た目もあってゲームとしての完成度は高いである。~
 それだけに、出回りの悪さは致命的である。気軽に遊ぶ方法があるならば、老若男女誰にでもオススメできる。