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シュワルツェネッガー プレデター - (2015/07/05 (日) 01:11:55) のソース

*プレデター
【ぷれでたー】
|ジャンル|横スクロールアクション|&image(6800000005166u.jpg,width=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B000068HU6)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|メディア|2MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|パック・イン・ビデオ|~|
|発売日|1988年3月10日|~|
|価格|5,500円(税抜)|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|原作再現度ほぼゼロ&br''一体みんな誰と戦っているんだ''&br劣悪な操作性&br''ザコ過ぎるプレデター。''|~|

**概要
1987年にアメリカで公開されたSFアクション映画「プレデター」をゲーム化したもの。ストーリーとしては、映画同様、仲間を次々と殺されたシェーファー大佐が、単身プレデターに立ち向かうというものである。タイトルは文献によっては「シュワルツェネッガーのプレデター」と表記しているものもある。

十字キー+2ボタン(攻撃、ジャンプ)で操作。全26面。

ステージ最後にある出口を目指すのが目的の任意横スクロールの「ノーマルモード」と、ステージ最後に現れるプレデターを倒すのが目的の強制横スクロールの「ビッグモード」がある。ノーマルモードの最後には出口が複数ある場合もあり、出口によってステージが分岐する。

タイトルロゴ、オープニングデモやステージ間のデモ、ステージ開始時に出てくるシュワちゃん(シェーファー大佐)が銃を構えるシーンでは、映画からの取り込み映像が使われており、ファミコンとは言えなかなかの迫力である。

**問題点
上記の実写取り込み映像はなかなかの迫力なのだが、どう考えてもそこで力を使い果たしたとしか思えない。

ステージが始まると、「ビッグモード」が始まるのだが、プレイヤーであるシェーファー大佐のドット絵は全く似ていない。強制スクロールで、''何故か前方から次々と飛来してくる青い球、赤い球、サソリのようなものを撃ち落とすことになる。背景は何故か青一色。''どこで、何と戦っているのか全く分からない。
-ザコ敵を倒すと銃がパワーアップするアイテムが出る場合もあるが、画面右に流れていくので、かなり左側で倒すようにしないとまず取れない。プレデターと戦っていると、たまに画面上から赤い滴のようなものが降ってくる。取ると何故か体力が1メモリ回復する。
-一定時間でボスのプレデターが現れる。だが、''非常にザコい。''
--プレデターは周りにバリアを展開しており、一定間隔で''どう見ても骸骨にしか思えない''弾を放ってくる。
---弾は破壊可能なので非常に弱い。
---挙句の果てにバリアも破壊可能なので弱い。
-プレデターのHPは''脅威の5。''
--つまりバリアの分も合わせて6~8回弾を撃てば終了。もはやボスでもなんでもない。
ノーマルモードはビッグモード以上に地味かつ意味不明である。コントラ風の横スクロールアクション画面になるのだが、キャラがかなり小さくなる。おまけに何故か''ピンクの服を着ている。''プレイヤーの初期攻撃手段は何故かパンチであり、リーチも短くしゃがんで打てないので非常に使い勝手が悪い。ビッグモードで使っていた銃はどこに置いてきた?しかも攻撃手段の表示欄には''「PUNCHI」''と誤植されている有様(正しくは「PUNCH」。海外版では修正されている)。
-出現する敵キャラも、左右に動く兵士(ゲリラ)、サソリ(フェイスハガー)はまぁいいとしても、赤いタツノオトシゴみたいなのとか、顔のようなものがついた左右に動く隕石など、おかしなものが出現する。
-ステージ最後にはプレデターが出現する所もあるが、プレデターはプレイヤー同様、小さいので全く迫力がない。やられ方も画面下に落ちていくだけというショボさ。

ゲームの難易度は高い。プレイヤーのジャンプの操作性が悪く、滑りやすいので小さな足場への着地はかなり難しい。コンティニューは無限に可能だが、最後にプレイしたビッグモードからの再開となる。

「ンー、ンンー、ンー、ンンー」という、携帯電話のバイブレーションのようであり、聴いていると洗脳されそうになるBGMがある。

**総評
映画の版権に製作費の大半を取られてしまったと思われる作品。映画のファンであっても楽しめるかどうかは甚だ疑問である。