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ディープブルー海底神話 - (2013/09/06 (金) 12:28:13) のソース

*ディープブルー海底神話
【でぃーぷぶるーかいていしんわ】
|ジャンル|シューティング|&image(db.jpg,width=160,http://www.amazon.co.jp/dp/B0000ZPS6Q)|
|対応機種|PCエンジン|~|
|発売元|パック・イン・ビデオ|~|
|発売日|1989年3月31日|~|
|定価|5300円|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|癒し系深海探索ゲーム&br()しかし、現実は嫌される敵の嵐&br()深海探索の雰囲気は良くでてる|~|

*特徴
-タイトルの通り、神秘的な深海を舞台にした横スクロールシューティング。
-舞台に合わせ敵は全て魚介類。ダライアスのようなメカ魚ではなく本当に魚。サイズがおかしいとかは気にしない方向で。
--道中の流れとしては普通の雑魚敵が出る「ノーマルフェイズ」→攻撃力が高めの強雑魚が出る「強雑魚ラッシュ」→「ノーマルフェイズ」→「ボス戦」となる。
-海中・海底洞窟・深海・深海神殿と全4ステージを進んでいく。短めだが慣れゲーとしての面も持っている。
-自機の窓の「色」で残りライフを表すシステムで一定量被弾するごとに青→青緑点滅→緑→緑黄点滅→黄→黄赤点滅→赤→赤黒点滅と変わり最後には爆発しゲームオーバーとなる。
-攻撃アイテムはデフォルト装備で三連射が可能だが威力が乏しい「黄」と貫通性に優れる「紫」と威力は最大だが連射が効かない「緑」の三種類。同じ色をとるとパワーアップ(最高三段階)する。
-敵は一切弾を撃たない。そのかわり速めのスピードと量で突進してくるが動きに法則性があるのが特徴。

*評価点
-シューティングとしては破格の耐久力を持っており弾を撃たずにいると自動的にライフが回復する上、道中の敵が落とす回復アイテムで全回復できるので簡単にゲームオーバーになるようなことはない。
--もっとも自機は大きめでゆっくりしている為、慣れないうちは窓の色がみるみる変わってしまうのだが。
-道中の音楽がゲームの雰囲気をこれでもかと言わんばかりに盛り立ててくれる。1989年当時のPCエンジンソフトの中では頑張っている方だろう。
--その一方でちょっとした問題点もある(後述)。

*問題点
-ボスの攻撃力が高すぎる。ボスに激突=死亡フラグ確定と言っても他言ではないので、ぶつからないように気を配らなければいけない。
-4面の強雑魚ラッシュで上から降ってくるウニがボス程じゃないが攻撃力が酷い上、降ってくる速度が尋常じゃなく速い。
--残りライフが満タンの状態で一回ぶつかっただけでもすぐ緑に変わる。つまり、ライフ最大でも"4回ぶつかることは死を意味する"のだ。ここがゲーム最大難関といってもいいだろう。
-前述のとおり自機のスピードが遅い。スピードアップを一個取ってようやくまともなスピードになると言っても過言じゃない。
-パワーダウンの仕様がエグい。一回喰らっただけで武器・スピードアップが一段階パワーダウンするので事故に気をつけねばいけない。
-ライフ制のかわりに残機もコンティニューも存在しない。
-エンディングがとてもシンプルで4面のボスを倒すと画面にNEXTと表示され、攻撃力が上がった2周目に入るだけ。
-説明書にはゲームのストーリー・設定・道中の流れなどは全く書かれていない。結局、何のために海底神殿に行ったかは謎のまま。
-3面の音楽が「マリンスノーが降っている深海」の雰囲気を盛り立てていない。「ドラえもんの不協和音」と評する人も出た。

*総評
-知名度の高いソフトではないが、ワゴンセールでうっかり買ってしまったユーザーに強いインパクトを与えた作品である。
-深海魚という幻想的なモチーフやその斬新な攻略法により、単なるシューティングという枠に収まらない趣深い作品として一部から評価される事もたまにあるほどの作品である。