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ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス - (2016/09/28 (水) 09:41:12) のソース

*ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス
【ひーろーせんき ぷろじぇくと おりゅんぽす】
|ジャンル|RPG|&image(http://ec2.images-amazon.com/images/I/61uW4IW2WEL.jpg,width=200)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|メディア|12MbitROMカートリッジ|~|
|発売元|バンプレスト|~|
|開発元|ウィンキーソフト|~|
|発売日|1992年11月20日|~|
|定価|9,600円|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|スパロボシリーズとリンクした世界観&br()SDらしく性格や世界観などは大胆にアレンジ|~|
//ストーリーの評価について、オチ部分がcoされた事を受けてポイント欄を修正。
|>|>|CENTER:''[[スーパーロボット大戦シリーズリンク>スーパーロボット大戦シリーズ]]''|
|>|>|CENTER:''[[コンパチヒーローシリーズリンク>コンパチヒーローシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
当時バンプレストが展開していた「コンパチヒーローシリーズ」の1作で、ガンダム・ウルトラマン・仮面ライダーの3シリーズのキャラクターが共演するRPG第一作。

『[[スーパーロボット大戦>スーパーロボット大戦シリーズ]]』シリーズを当時制作していたウィンキーソフトが制作した作品で、スパロボシリーズの外伝的存在でもあり、同シリーズのオリジナルキャラ「マサキ・アンドー」「シュウ・シラカワ」がゲスト出演している。~
また、後にスパロボに登場することになるオリジナルキャラ「ギリアム・イェーガー」のデビュー作でもある((単なるデビュー作だけではなく、本作のオチがそのままスパロボでの彼の設定に深くかかわっており、間違いなく同一人物であることが伺える))。

コンパチヒーローシリーズの常ではあるが、3つの異なる世界観を原作そのままにまとめるのは不可能である((余談だが、ウルトラマンとライダーが共演したオリジナルビデオでさえ、ライダーが巨大化するという離れ業をやった経緯がある))。~
依って、多くの原作設定がオリジナルとは異なるものに変更されている事を留意されたし。

**世界観・キャラクター
本作は地球ではなく「エルピス」((希望あるいは予兆を意味するギリシア語。ギリシア神話のパンドラの箱(パンドラの壺とも)の話では、エルピスが残ったとされており、希望が人々に残された、もしくは予知能力による絶望という災厄が人々に与えられずに済んだと解釈される。))という名の惑星が舞台。
本作ではウルトラ族は異星人ではなく、超能力者の一族((平成ウルトラマンTDG三部作をイメージしていただくと分かりやすいかもしれない。))という設定である(怪獣に関しては作中で「レッドキング 身長45m」などという表記が出てくる((ウルトラ大陸リベル市の怪獣博物館内に本当にこういう表記がある。))ものの、ウルトラマンたちが巨大化しているのかどうかは不明)。原作と違い、変身後の活動時間制限は無い。~
またモビルスーツは[[「コール・ガンダム!」などと呼ぶと転送されてくる>機動武闘伝Gガンダム]]という設定である(巨大ロボなのか人間大のパワードスーツなのかは場面ごとに曖昧である)。

パーティはモロボシ・ダン(ウルトラセブン、一時期はウインダム)、南光太郎(仮面ライダーBLACK→BLACK RX)、アムロ・レイ(RX-78-2 ガンダム→νガンダム)の3人がレギュラーで、他にストーリー展開に合わせて助っ人(装備の変更は出来ない)が出入りする。
-助っ人は以下の通り。
--カミーユ・ビダン(Zガンダム)、シーブック・アノー(ガンダムF91)、シャア・アズナブル(サザビー)、ハマーン・カーン(キュベレイ)、エルピー・プル(キュベレイMk-II)、~
ハヤタ(ウルトラマン)、東光太郎(ウルトラマンタロウ)、本郷猛(仮面ライダー1号)、風見志郎(仮面ライダーV3)、ギリアム・イェーガー(ゲシュペンスト)、~
マサキ・アンドー(サイバスター)、シュウ・シラカワ(グランゾン)…と盛りだくさん。

#region(キャラクターと固有能力)
-レギュラーキャラ
|&bold(){名前}|&bold(){登場機・変身後の姿}|&bold(){固有能力}|&bold(){補足}|
|アムロ・レイ|ガンダム|ねらう|射撃攻撃を行う。通常攻撃が通り難い敵に有効。|
|~|νガンダム|ファンネル|敵全体に必中攻撃。威力は通常攻撃の50%。|
|南光太郎|ライダーブラック|チャージ|1ターン待機し、次のターンに必ずクリティカル。|
|~|ライダーブラックRX|チェンジ|ロボライダー、バイオライダー、ブラックRXの三形態に変更。&br()それぞれで能力・特技が異なる。ターン消費しない。|
|モロボシ・ダン|ウルトラセブン|ねんりき|行動前の敵を行動後にする。成功率は低め。|
|~|ウインダム|しんだふり|敵にターゲット指定されない。|
-ゲストキャラ
|&bold(){名前}|&bold(){登場機・変身後の姿}|&bold(){固有能力}|&bold(){補足}|
|ギリアム・イェーガー|ゲシュペンスト|リカバー|自分のHPと引き換えに、仲間のHPを回復。低確率で失敗。|
|本郷猛|ライダー1号|ためる|1ターン待機し、次のターンに必ずクリティカル。|
|カミーユ・ビダン|Zガンダム|ねらう|射撃攻撃を行う。通常攻撃が通り難い敵に有効。|
|ハヤタ|ウルトラマン|テレポート|敵を消滅させる。経験値などは得られない。成功率は低め。|
|風見志郎|ライダーV3|ホッパー|敵の能力がわかる。アイテム「怪獣大図鑑」を同じ効果。|
|タロウ(東光太郎)|ウルトラマンタロウ|ヘルプ|ランダムでウルトラの父による全体攻撃、ウルトラの母による全体回復。&br()低確率で失敗する。|
|ハマーン・カーン|キュベレイ|ファンネル|敵全体に必中攻撃。威力は通常攻撃の50%。|
|エルピー・プル|キュベレイMkII|ファンネル|敵全体に必中攻撃。威力は通常攻撃の50%。|
|シャア・アズナブル|サザビー|ファンネル|敵全体に必中攻撃。威力は通常攻撃の50%。|
|マサキ・アンドー|サイバスター|ファミリア|敵全体に必中攻撃。威力は通常攻撃の50%。|
|シュウ・シラカワ|グランゾン|フルパワー|敵全体を攻撃。次ターン行動不能に。|
|シーブック・アノー|F-91|ぶんしん|自身の回避率を高める。|
#endregion

--各キャラクターには固有の特殊能力があり、必殺技ほどではないものの有用な物も多数存在する。~
ただし、中にはウルトラマンの「テレポート」の様に''殆ど役に立たない物''もある。
--様々なキャラクターが使用可能なのは良いことだが、出入りが激しすぎて好きなキャラクターを使い続ける事が出来ないのが難点。~
特にカミーユなどは出番が非常に少なく、使えるのは「通路でしかないダンジョン1つ」だけ。
---最終的にはシーブックを連れてラスボスに挑む事になる(おそらく、発売前年に劇場版が公開されたため)が、隠し要素でマサキもしくはシュウを助っ人にラスボスに挑める。

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**評価点

***ストーリー
上記の通り、原作とは距離を置いているため、登場するキャラや彼等の立ち居振る舞いが原作とは大きく異なる。
-一例を上げると、初代ガンダムの敵「マ・クベ」がF91のラフレシアに搭乗したり、Zガンダムの敵「ジェリド・メサ」が強化人間になってサイコガンダムに搭乗するなど。
-仮面ライダーV3の風見志郎などは外見と性格が完全に別作品である『快傑ズバット』の主役・早川健になっており((原作の志郎と健はどちらも俳優・宮内洋が演じている))、敵の居合斬りの名人である用心棒と日本一対決をしたりする。
-メイン3人も中々大胆な性格改変が行われている。真面目でどこかぶっきらぼうなダン、シニカルなアムロなど。
--とりわけギャップが大きいのが光太郎。原作(BLACK)では寡黙でどこか悲壮感を感じる青年だったが、本作では熱血漢で美人に弱く、悪人に囚われて命を落とした青年の手紙を読んで大泣きするなどといったかなり感情的なコメディリリーフである((ただし原作の続編であるRXでも、光太郎は大きく性格変更がされている。しいて言うなら本作はRXの光太郎に近い))。
-このような改変が、3シリーズそれぞれに昔から存在する、原作至上主義のユーザーにとっては違和感を感じうる部分であり、賛否が分かれる部分でもある。~
とはいえ、SDガンダムやウルトラマン倶楽部などの原作とはかけ離れた作品が全盛期と言える時代((前年公開の劇場アニメ「機動戦士ガンダムF91」でも、SDガンダムが同時上映されている))であり、この作品自体も『ザ・グレイトバトル』等のSD作品の流れを汲むゲームであるため、原作改変に対して寛容な時代と環境で発売されたゲームである事も考慮にいれるべきであろう。また、原作再現に拘らなければ3人はいずれも好感を持てる人物として評価されている。

***システム・演出面
-本筋と関係ない小ネタがプレイ上の随所に散りばめられている。
--RPGでよくある「調べる」対象に返すメッセージが非常に豊富。本棚を調べれば「''鉄腕アトム''」や「ネクロノミコン」が置いてあったり、TVを調べれば大江戸捜査網やスタートレックを放送してたり。その他にも話しかけたら「''アッチョンブリケ''」と叫ぶ子供などもいる。
--上述の宮内洋繋がりの他に藤岡弘、や小林昭二などの役者ネタまである。一部アニメ・特撮の枠を超えてしまっている気がするがこれも寛容な時代背景のなせる業なのかもしれない。
-フィールドマップのキャラクターのドット絵が秀逸。戦闘時より一回り小さい絵なのに原作キャラの特徴を上手く捉えている上、変身シーンなどの一部シーンではアニメーションも披露してくれる。
--バルタン星人のジェスチャーアクションはゲームをプレイした人なら忘れることが出来ない名(迷)シーン。
-本作には好きな町へ移動したり、ダンジョンを一瞬で脱出したりといった移動系の手段が存在しない。ただし雑魚戦の逃走は確実に成功する。
--町から町へ移動する際は移動するムービーのような演出が流れるため、遠いところへ移動する際は多少時間がかかる。雑魚戦のエンカウント率も結構高め。
--逃走するたびに根性というステータスが1ポイント下がる。これは低ければ低いほど状態異常にかかる可能性が高くなるものである。~
しかし、病院の診療所(いわゆる宿屋)に入るだけで最大値まで全快する。
-余所のRPGで言うところのMPに当たる、TP(テクニカルポイント)というパラメーターが存在する。これを消費してヒーロー達は必殺技を繰り出す。
--しかし、本作は町でHPは回復できるが、''TPは回復できない''。~
敵を攻撃したり倒したりすると、その都度回復する仕様となっている(倒すと多めに回復する)。このため、本作独自の戦略が必要になってくる。~
何気にテイルズオブシリーズのTPと共通する要素が数多かったりする。
--戦闘を介して回復できるため、TPが底を尽いたら町へUターンという手間がないが、短時間で回復できないので一長一短。
--TP回復アイテムは存在するのだが、終盤までは落ちているのみで購入できない希少品。しかも結構高い。

**問題点
-フィールド上で操作できるキャラが変更できない。そしてイベント中勝手に変わってしばらくそのままだったりする。

-メインキャラの性能が良くも悪くも一長一短。各キャラクター毎の性能差が戦闘における役割分担を明確にしているが、シナリオ中に発生する単独行動パートで短所がフォローできなくなってしまい、最悪詰む恐れもある。
--ウルトラセブンは唯一の回復スキル、豊富な攻撃スキル、必殺技の威力の高さが魅力だが、通常攻撃の威力が最弱で行動速度が遅く複数攻撃スキルを持たないので雑魚戦は苦手。ただしHPが高いため単独行動でも致命的にはならない。
--仮面ライダーBLACK(RX)は複数攻撃と単体攻撃をバランスよく揃え、通常攻撃の威力も高いがHPはメインキャラ中最低。とはいえ回復のタイミングを誤らなければ単独行動パートも問題ない。
--問題なのは(ν)ガンダム。最高の行動速度と防御力に加え豊富な複数攻撃スキルを持つが、攻撃力に恵まれない。集団行動時も味方のフォローに回ることが多く、単独行動時には決定打に欠けることでジリ貧となり''詰む可能性が最も高い''キャラ。ただし、それを補うためか助っ人は他の2人に比べて多い。

-建物内部のBGMが非常に大音量かつ音割れがひどいため耳に悪い

-戦闘のBGMがラスボス第2形態以外''たったの1種類''しかない。せめてボス戦くらいは増やしても良かったのでは
--ただその分、ラストバトル中に曲が変わった際のインパクトは大きい。

-原作をある程度知ってるという前提の進行が多い。
--例として(光太郎にとって)先輩ライダーが頻繁に出てくるが、非加入NPCのライダーには名前以外の説明がほとんどないので、何故そういう話の流れになるかがわかりづらい場面も多々。
--その作品に関わっている特定アイテムもいきなり名前が出てくるためどんなものかわからない場合がある((とあるイベントで急に「このライドルを持っていけ」と重要アイテムをもらえるのだが、どういう形状でどういう用途のアイテムを貰ったのか、原作を知らないと全くわからない。(実際は持ってるだけで効果があるので進行には影響ないのだが・・・)))

-必殺技に該当するものを新しく覚えても性能をメニュー画面で調べることができない。
--RXのチェンジもそれぞれがどういう性能なのかはまったくゲーム内では説明されない。それどころか、''寝て起きたらいつの間にかBLACKからRXになっていた''という斬新なシナリオ((原作では悪の怪人に捕らえられ、宇宙に放り出された際に太陽光線を浴びて進化した。))に改編されており((ゲーム中でも「こんなパワーアップをしたのもオレくらいのもんだろうな」と発言しているほど。))、「RXへパワーアップしたぜ!」という表現のみなのでチェンジを使用可能になったことすら告知されない。
---一部の回復技以外ほとんどがダメージ差があるだけの攻撃技なので、せっかく演出を作ってるので見て欲しいからとも考えられる。

-ステータスの上限を上げるドーピングアイテムが存在するが、実はキャラのパワーアップ後に効果が引き継がれない。
--内部データがパワーアップ前とパワーアップ後で別キャラ扱いになっているため。ガンダム→νガンダムや仮面ライダーBLACK→BLACK RXは分かりやすいが、ウルトラセブンは見た目が全く変わっていなくても別キャラに変更されている。
--パワーアップ前に使ってしまうと中盤で効果が無くなってしまうが、パワーアップ後はステータスのインフレが激しいため、わざわざ取っておいても効果は薄い。どちらにしろあまり有難味がない。

-移動中は回復技を使えない。回復アイテムなら使えるが、1種類につき9つまでしか持てない。
--ただし、戦闘中に無限にアイテムを使える裏技はある。無論これを使わずともクリアは可能だが、かなり楽になることは事実。

-ジュドーはパーティに加わるも「ZZガンダムが故障中」とのたまい最後まで戦闘に参加しない。
--シナリオ上でそのような設定にする意味もあまりないため、容量の都合で削ったと思われる。もし戦闘に参加してくれたのなら、アムロの単独パートはもっと楽になっただろう。''一本道を通るだけでいなくなるZガンダム''より、こちらを使わせてほしかった。

-単独で行動するパートの難易度が高い。単独で戦うことを想定した調整は確かになされているのだが、初見にとっては厳しい部分。攻略のコツは必殺技を使うことを惜しまないことと、必ず逃げられるからと言ってむやみに逃げないこと。

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**総評
「特撮とロボットアニメの人気ヒーロー夢の共演!」という新しい魅力を引っ提げて好評を得た作品。~
随所に挿入された小ネタもさることながら、スパロボシリーズにたびたび登場し高い人気を集めている「ギリアム・イェーガー」のデビュー作であり、他にもゲスト、および隠し要素としてサイバスターやグランゾンが参戦((グランゾンを操作できる作品は今作が初))するため、スパロボファンからの受けも良い。~
流石に名作と呼ばれるRPGと比較すると粗も目立つものの、キャラゲーとしては十分良作の部類と言えるだろう。

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**余談
前述のギリアム・イェーガーは、バトルドッジボールIIと第4次スーパーロボット大戦(および移植・リメイクである第4次SとF)にゲスト出演しており、~
その後もスーパーロボット大戦OGシリーズにゲスト出演を続けている。~

~特にOGシリーズの『OG2』では''本作発売から10年を経た後に正統な続編が発売される''という珍しい事態を引き起こすこととなった。~
(詳細はぼかしているものの)ヒーロー戦記のギリアム当人である事が示唆され((アニメ『ジ・インスペクター』でははっきりと明言、最終決戦ではサイバスターと戦ったらしい描写も見られる。特に愛機を呼ぶ際の「コール・ゲシュペンスト」は本作のファンを狂喜させた。))、『スーパーロボット大戦A』と大胆なクロスオーバーをし、ギリアム自身も「影の主人公」と言われるほどに活躍している。~
後にリメイクされた『OGs』では本作のOPテーマをアレンジした「英雄戦記」なる曲も収録され、ファンを震えるほどに歓喜させた。~
『OG外伝』付属のミニゲームでは、本作に登場したぬいぐるみが参戦している。~

なお、ギリアムの登場するゲームでは終了時のメッセージなどで「''ヒーロー戦記もよろしく!''」と言うのがお約束になっているのだが、他機への移植やバーチャルコンソールの配信などがされず、SFC本体が手元にないとよろしくされてもどうにもならないというプレイヤーは数多かった。しかし、2015年発売の『[[ロストヒーローズ2 PREMIUM EDITION2>ロストヒーローズ2]]』にて本作が特典として移植され、旧来のファンやスパロボで本作を知ったプレイヤーたちを喜ばせた。
-しかしながら幾つかのテキストが変更されており(例 かんごふ→かんごし)、特に上記の小ネタは軒並み無難なものに差し替えられているか削除されている。
--例えばオリジナル版だと劇中で風見志郎が披露する歌は『快傑ズバット』の挿入歌を意識したメロディと歌詞になっているのだが、移植版ではその歌詞が全て「ラララー」に変更されている。
--藤岡弘、と荒木しげるの役者ネタとして『特捜最前線』のキャラクターが登場するのだが、両者とも名前が「オトコA」、「オトコB」に変更されているため''パロディとして成り立たなくなってしまっている''。
--特筆すべきはツァイト市でのダンと女の子の会話。オリジナル版ではダンの顔を見た女の子が「悪代官みたい」と怖がり、それに対しダンが愚痴る((実際、当時の森次晃嗣氏(ウルトラセブンでのモロボシ・ダン役)は水戸黄門で悪代官役を演じる事が多かった))というものだが、移植版では女の子の「あっ!」と驚くセリフ以降が''全て削除されてしまったため''、何に対して驚いているのか分からなくなってしまっている。
---こちらに関しては、ロストヒーローズ2のプレイヤーの年齢層や、森次晃嗣氏に対してのイメージが変わっているであろうことが理由と思われる。
//---これはモロボシ・ダン役の森次晃嗣が時代劇でよく悪役を演じている事に由来するネタなのだが、今ではその程度のネタすらも自主規制の対象となってしまうのだろうか。
//ロストヒーロー買う層に通じないって判断じゃないか?