*Thread Colors ~さよならの向こう側~ 【すれっどからーず さよならのむこうがわ】 |ジャンル|ADV|&amazon(B00006IQJ7)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|D3パブリッシャー|~| |開発元|ヒューネックス|~| |発売日|2002年11月14日|~| |価格|通常版:7,140円、限定版:13,440円|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『[[ファイアーウーマン纏組]]』、『ファーストKiss☆物語』などで知られるヒューネックス作成のADV。~ 事故で記憶の一部をなくした主人公が、ヒロインとのかかわりの中でそれを取り戻していく。~ キャラデザは『ねがぽじ』『めろんちゃん』の風上旬。シナリオは館山緑。 **特徴 -パラレルストーリー --各ヒロインのルートは全てパラレル展開で、他のルートと絡んだりはしない。 --その為、ルートに入ってからは他のヒロインに移り気する暇はない。 -どこか物悲しい展開 --パッケージを見てもわかるように、『秋』がひとつのキーとなっており、物語もそういう雰囲気を帯びている。 -多くのオマケ要素 --本編以外にも、条件を満たすと開放されるオマケが多数。 --一部はかなり明るい部分もある。 **評価点 -充実したオマケ --上記のとおり、オマケ部分はかなり多い。 --ヒントモードを兼ねた「ThreColor-N-AGE-NTS スレカラネージェンツ」や、別キャラ視点の番外編など。 --また、全キャラ(男性キャラも)の立ち絵が水着になる「みじゅぎ」というモードも。 **賛否両論点 -一部シナリオの雰囲気 --隠しヒロインのルートは、もはやホラーとしか思えない雰囲気になる。時間軸もおかしくなり、少しずつプレイヤーが違和感を感じ出したところで一気に物語がホラーに。 --他のルートでも、主人公の記憶喪失についてなどかなり暗い部分がある。 --風上氏の作風に、ある意味あってはいるのだが…((ポップなロリ絵師だが、隠し味程度に毒を混ぜ込む傾向がある。氏のサイトの中にも毒だらけのページが…))。 -かなり厳しいルートコンプ --基本的にグッドエンドを見るだけならば大して手間はないのだが、すべて見るとなると結構難しい。 --攻略サイトなしで全部見るのは大変。 **総評 見た目の雰囲気よりは重いシナリオなので、少々人を選ぶADV。~ その辺を差し引いて、プレイするかどうか選んだほうが良いだろう。~ キャッチコピーの「ココロ前向きアドベンチャーゲーム」からは想像しにくいシナリオとなっている。~ なお、その後『THE 恋と涙と、追憶と…。~スレッドカラーズ さよならの向こう側~』としてSIMPLE2000シリーズ版がリリースされている。