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アクトレイザー2 沈黙への聖戦 - (2014/09/05 (金) 09:39:52) のソース

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*アクトレイザー2 沈黙への聖戦
【あくとれいざーつー ちんもくへのせいせん】

|ジャンル|アクション|&amazon(B000068HWM)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|
|発売元|エニックス|~|
|開発元|クインテット|~|
|発売日|1993年10月29日|~|
|定価|9,300円(税抜)|~|
|分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''賛否両論''|~|
|>|>|CENTER:''アクトレイザーシリーズ'' - [[1>アクトレイザー]] / ''2''|

**概要
1990年に発売されたシミュレーション&アクションゲーム『[[アクトレイザー]]』の続編。前作からの大幅なシステムの改善が図られた。内容は後述の通り。

**ストーリー
魔王サタンとの戦い(前作)から数千年後の世界。~
人々の平和な生活の中で誕生した怠惰、嫉妬、大食、貪欲といった負の感情が世に渦巻くようになった。~
魔王サタンはそれらの感情を糧として復活。サタンを再び倒したものの、その6つの分身は人々の心に巣食い、力を蓄え始めた。~
今度こそ魔王サタンを完全に滅ぼし、魔物に取り付かれた人々を救うために、神は再び地上に降り立つ。

**評価点
-強化されたアクション要素
--前作では立ち、しゃがみ、ジャンプ程度しか存在しなかったアクションが格段に増加。特に2段ジャンプからの滑空や急降下など、空中制御のバリエーションが大幅に増えてスピード感も上昇した。また、上方向への攻撃、ジャンプ中の真下への攻撃など手の痒い所へと届くアクションも追加されている。
--魔法に関しても、前作のステージ前に一つ選択する方式ではなく、現在取っているアクションに応じて異なる魔法が出るという方式に。

-音楽のクオリティ
--前作から続投した古代祐三氏及び妹の綾乃氏兄妹タッグによる良BGMは健在。特にインダステンやデスフィールド、アルメタ火山にて流れるBGMについては評価が高い。

-美麗なグラフィック
--90年台前半の他作品と比較すると、数倍クオリティの高いグラフィックについては評価が高い。

**賛否両論点 
-難易度の高さ
--高難易度を好む海外向けに製作された為、前作よりも格段に難易度が跳ね上がった。発売当時の他のアクションゲームと比較して特別難しいという程でもないが、前作がやや易しめであったため続編として同程度の難易度を求める声が大きく批判は多かった。
---しかし前作の難易度に物足りなく感じていたプレイヤーもおり、ごり押しよりもパターンの構築や各種アクションの活用をバランス良く求められる本作の難易度を歓迎する声も存在する。
---日本向けの難易度調整はしたものの、デバッガーが上手だったのであまり簡単にならなったという話が開発裏話として公式サイトに掲載されていた。
--新たな要素として盾が装備されたが、何も操作せず立ちっぱなしで防御という仕様の為、操作性は芳しくない。また、クリエーションモードが無く、体力や魔法の使用回数を増加させる手段が無い為、これも難易度を上げる一因となっている。

-マッチョマンな神様
--前作は細身で端正な顔立ちの神様だったが、今作は海外市場向けの為か、やたらとムキムキな身体に、冠と剣と盾とふんどし一丁という出で立ちの神様。前作からの変わり映えに困惑した人が多数(逆に言えば、雄々しく逞しくなった)。

**問題点
-クリエーションモードの完全削除
--本作最大の問題点。前作で好評を博した「クリエーションモード」(クリアしたステージから魔物を排除し、人を住まわせ、時には彼らの悩みを解決させ、人口を増やしていくことでレベルアップさせるシミュレーションモード)が完全になくなり、アクションが主体のゲームとなった。海外向けに制作した為、海外では不評だったクリエーションモードは削除された模様。 

*総評
-クリエーションモードの削除、難易度の高さ等により、国内の売上的には、前作40万本に対し、今作はたったの4万本と、前作の10分の1であった。
--なお従来の要素を削ってニーズに合わせた北米においては、前作に比べて開発規模がだいぶ小さい作品にも関わらず売り上げが前作の半分以上あるという商業的には充分な売り上げを出している。
-前作からの更なるクオリティアップを望んでいたゲーマーからは、今作のシステム改変ぶりは受け入れられなかった。
-ただし、アクションゲー的には、着地時の隙のキャンセルや一部の攻撃時には無敵になること、ヒットストップによる敵の動作の遅延といった重要テクニックを把握すれば、アクションのやり応えはなかなか楽しめるかもしれない。
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