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AKIBA'S TRIP2 - (2022/06/06 (月) 07:32:18) のソース

「[[判定不一致修正依頼]]」にて判定と記事内容の不一致が指摘されています。対応できる方はご協力をお願いします。~
依頼内容は(バカゲー要素の増強)です。
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*AKIBA'S TRIP2
【あきばず とりっぷつー】
|ジャンル|>|アクションアドベンチャー|CENTER:&amazon(B00ES5BI0Y)&amazon(B00ES5BI18)&amazon(B00JRP99J2)|
|対応機種|>|プレイステーション・ヴィータ&br;プレイステーション3&br;プレイステーション4&br;Windows(Steam)|~|
|発売・開発元|>|アクワイア|~|
|発売元|Win|XSEED Games(Marvelous USA)|~|
|発売日|PS3/PSV|2013年11月7日|~|
|~|PS4|2014年7月3日|~|
|~|Win|2015年5月26日|~|
|定価|PSV(PKG)|5,670円|~|
|~|PSV(DL)|4,500円|~|
|~|Win|3,980円→2,480円((2019年5月23日より価格改定。))|~|
|レーティング|>|CERO:C(15才以上対象)|~|
|備考|>|Steamで配信されているWin版のタイトルは&br;『AKIBA'S TRIP: Undead & Undressed((音声/UI/字幕は日本語対応。))』|~|
|判定|>|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~|
|ポイント|>|アキバでストリップの続編&br正統進化したゲーム性と路線変更のシナリオ|~|
|>|>|>|CENTER:''AKIBA'S TRIPシリーズ''&br;[[1>AKIBA'S TRIP]] / [[PLUS>AKIBA'S TRIP#id_760c6cf6]] / ''2'' / AKIBA'S BEAT|
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#contents(fromhere)
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**概要
2011年にリリースされた、秋葉原を舞台としたアクションアドベンチャーゲーム『[[AKIBA'S TRIP]]』の正式な続編。~
プラットフォームはHDゲーム機(PS3/PSV/PS4)及びWinへ移行した。~
前作と同じく実在店舗とのタイアップにより忠実に再現された秋葉原界隈を舞台にして物語は進んでいく。~
キャラクターデザインは前作のtanu氏に替わってぽよよん▼ろっく氏が起用された。

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**ストーリー
>稀少グッズがもらえるという''バイトに応募する主人公''だが、謎の組織によって人体実験の被験者として人造吸血鬼・''魔骸者(マガイモノ)''にされてしまう。~
実験後に処分される予定であったが乱入してきた謎の少女、''刻風雫''の協力によって研究所からの脱出に成功する。~
だがその際に雫をかばい背中を殴打される。大した事は無かったものの、これが原因で半ば強引に雫に血を直接飲まされて「''眷属''」となってしまう。~
その後謎の組織によって''魔骸者(マガイモノ)''を生産される事を知り、''アキバ自警団''の仲間達と''刻風雫''と共に戦いへと進んでいく。

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**特徴・評価点
''進化したゲーム性''

-&bold(){バカゲー感溢れる世界観}
--前作から正当進化しておりバカゲーとしてさらに洗練された。
--街の住人であるオタク・メイド・アイドル果ては警官まで服を脱がせるという前作のバカゲー要素がより増している。
--歩いてるキャラならほぼを服を脱がせることができ、現代日本の秋葉原という世界観でストリップアクションを行う動作は正に爆笑必至。
--現代劇物としても『[[龍が如く>龍が如くシリーズ]]』シリーズや『[[Grand Theft Auto>Grand Theft Autoシリーズ]]』シリーズなどの硬派でシリアスなゲームと一線を画す内容である。
//狭義のオープンワールドではないのでは?

-グラフイックは前作よりも大幅に向上にし、よりリアルな秋葉原が再現されている。
--またフィールドには行けなかった西口ヨドバシカメラ方面も行けるようなった。
---「無印」ではマップの移動画面でしか着替えられないが、今作ではスマホからいつでも着替えられるようになった
---移動も楽になり以前はフィールドの外にでないと移動できなかったが、今回はスマホからすぐに移動できるようになった。
--「ぽつり」もその項目事にまとめられて、振り返り時楽になった。

-アクションも以前では道具や武器を鍛えていないとすぐ死亡してしまうゲームバランスだったが、今回は簡単に脱がせてストーリーをさくさく進める。
--また今回から敵キャラクターの衣服を脱がせる「ストリップアクション」には、新たにパートナーの女性キャラと共に行う「''ユニゾンストリップ''」が加わったことにより戦闘がスムーズになった。
---ちなみに、内容は基本的にストリップというか''ヒロインによるリンチ。''
--加えて敵を連続して脱がせる際にボタンも色がついて、押し間違えが少なくなった。
--本作では、各衣裳の系統に応じて別途設定された経験値がマックスになってないと、ストリップしても確実に破けるようになっている。
---特定ルートでしか遭遇できない衣装もあるので、事前にあらかた経験値を上げておくことをお勧めする。

''着せ替え要素のパワーアップ''

-「無印」では上半身と下半身だけだったが、「前作では隠し要素的なものだったインナーの着せ替えが一周目から可能になり、加えて靴の着せ替えが可能に。さらに移動モーションやストリップ技のモーションも変更可能になった。
--ストリップ技は主に闘技場をクリアすると取得でき、デフォルトだと無理矢理引きはがすだけだったのが、変更することで某少年誌で見たことがあるようなモーションになったり''念動力で剥いでみたり''とあらぬ方向に変化する。
---移動モーションは主に敵を倒すとたまにドロップし、変更することで歩き方が女性らしくなったり千鳥足になったり''宙に浮いたり''する。
---見た目的に色々いじれて面白いのだが、ストリップ技は物によって演出が長かったり、移動モーションは一部移動力が速くなるものがあるなど、実利を求めるとかなり狭まってしまう。
--また主人公に女装させることもでき、モブも反応してくれるという細かい部分がある。

''武器の個性''

-剣・鈍器・大剣といったカテゴリごとに大凡のアクションが決まっている他、サイリウム(だったもの)ならオタ芸を繰り出し、ミサイル風の武器なら爆発するなど様々な個性が存在している。
--とりわけ、ネームドキャラの持つ武器は特殊なものが多く、物によっては瞬く間に服の耐久度を減らせる強力なものもある(強力すぎて破ってしまうこともあるが)。

''イベントがフルボイス''

-イベントのフルボイスは『plus』からあったが、同作の「主人公の名前を呼ぶ部分のボイスが無くセリフが不自然に途切れる」という点が解消された。
--主人公の名前を呼ぶ際は『あんた』や『先輩』『君』等のボイスが挿入され、会話の違和感が無くなった。

-イベント時に一枚絵が出るようになった、設定でスマフォ(スタートメニュー)の壁紙に設定可能。
--ヒロイン達の下着姿の一枚絵も用意されている。

''お色気要素の追加''

-前回下着姿にすると体が青くなり下着姿がよく見えなかったが、今作はそのような変化は無く純粋に下着を見ることができる。
--また下着姿の相手を至近距離で撮影できるようにもなった。

''PS4版限定・実況プレイモード''

-PS4のシェア機能を応用したモードであり、最初から衣装・武器など隠し要素全てが解禁されている。
--視聴者から特殊なタグコメントをされる事でゲームに特殊効果を及ぼす。

-Steam版はプレイ前にゲームパッドやキーボードなどのボタン配置や画面解像度、使用するPCのスペックに合わせた一部描画のON/OFFなどの設定が可能((特にプレイ時のパフォーマンスに影響が出やすいNPCの表示数の変更ができる。))。

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**賛否両輪
''路線変更のストーリー''

-今回は眷属にされた主人公が仲間と共に秋葉原の危機に立ち向かうというよく言えば王道、悪く言えば目新しさの無いストーリーとなっている。 
--前作は「吸血鬼と人間達の対立と葛藤」「正義である筈の組織の裏の顔」「秋葉原市民の団結」といった、奥深く燃える展開もあったが''今回はそれに比べると薄味で地味。''前作ファンからはガッカリしたと言う声も。 
---尚、前作と違ってライトノベル作家のアサウラ氏は関わっていない。 
--また『1』ではストリップ技の習得のシナリオもあったが、『2』ではその技習得イベントが無く、いきなり主人公たちが服を脱がせるテクニックを身につけているなど不自然な点もある。
---この件に関しては、前述のストリップ技で解消を図っていると思われる。ちなみに、本作での習得イベントはユニゾンストリップを習得する内容。 
--だがシナリオの批判点は「1と比べて」という意見が多く、大きな矛盾や破綻がある訳でもないので単体で見れば概ね問題ないと言える。 

-また各ヒロインの会話での選択肢が、簡単で褒めればすぐに好感度が上がりやすい。加えて、2周目からはどの選択肢を選べば誰の好感度が上がるか表示までされる。
--そのためギャルゲーの難易度が低いという意見が出てくる。
--もっとも、本作はアクションゲームであってギャルゲーではないので、好感度の上下に手間を取られないで済むのは良いという意見もある。

''仲間との共闘''

-前作は終盤のみで仲間と共に戦えたが、今回は最初からタッグが組める。
--『2』では乱戦しがちなので、敵を引き付ける役や前述の「ユニゾンストリップ」が加わったより戦闘がスムーズになった。
--だが一方でコンボの途中で邪魔してきたり、欲しい敵の服をやぶたっり、道をふさいだりなどいらいらさせることもしばしば起こる。
---服を破くなどの問題は待機命令を出すことで回避可能だが、うまくやらないといないのと同じ扱いになってしまう。

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**問題点
-''『2』を謳っているが、前作からの繋がりはほぼない。''続編にあって然るべき「旧作プレイヤーならニヤリとできる」場面も皆無に等しい。
--中には前作を「そう言うラノベがあった」と、劇中劇で片付けていると思わせるような台詞もあり、前作ファンにとっては辛い所がある。
--しかし、サブミッション中には「元・エージェント」と称する前作との関連を匂わせるキャラクターや「ぽつり」の大食いに関するスレッドでもそれらしき会話があるなど、全く関連がないわけでは無いようである。
---少々強引ではあるが、可能性として考えられるのは「実際に事件はあったが、ラノベの出来事でしたという情報操作が行われている」といったところだろうか。

''カティ・ライコネン''

-登場人物で共に戦えるカティという留学生の少女だけ個別EDが無い。
--カティの「ユニゾンストリップ」や一枚絵も用意されているのにこの待遇に疑問を浮かべるユーザーがいる。
--2022年6月5日のアクワイアゲームショウにてカティルートを追加するDLCの存在が発表され、この問題は解決される事が確定した。

''妹イベントの制限時間が短い''

-妹EDが見るためにミッションをクリアしなくてはならないが非常の時間制限が厳しく初見でクリアするのが難しい。
---暗に急かされているので、時限イベントであるというヒントは出されてはいる。

''前回から続くの問題点''

-乱戦時の戦いにくさは相変わらず。
--大勢の敵がいると自動で敵がロックオンされてしまう。そのためその間に敵がカウンターや強攻撃(ガード不能)で吹っ飛ばされたりされてしまう。また逃げようにも狭い場所が多いので道をふさがれてしまう。

-イベントキャラが出るまでラグがある。
--サブミッションのキャラクターなど登場するのに多少待たなくてはならない。その為見つけにくくなっている。

-使用モデルの性別がクリア後選択できるのだが、イベント等に変化が反映されない。

-CS機はともかく、フレームレートに関しては制限のないWin版ですら30fps固定((外部ツールで60fps動作にすることは可能だが、手順がかなり面倒でにPCゲーに疎い人間には対処ができない話である。))。

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**総評
バカゲー的要素が高い続編。『1』では行けなかった秋葉原の様々なエリアに移動が出来るようになり、グラフィックやゲーム性自体は順当に進化を遂げた。~
だが、『1』の高評価を受けたシナリオと比べると微妙な出来になり、一概に上位互換であるとは言いにくいゲームとなっている。また相変わらず店員が無表情などの前作の不満点も残る。~
しかし、あくまで『1』と比べてシナリオ面に不満が出ると言うだけでゲーム性自体は先の通り良くなっているので、「ストリップアクション」としてなら正統進化を遂げた続編と言え、現代劇のバカゲーオープンワールドとしても貴重な作品となっている。

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**余談
-後発のPS4版とWin版では販売されたDLCがすべて含まれているので、ハードがあってこだわりがなければそちらをお勧めする。

-2017年4月18日に、本作を踏襲した内容のブラウザゲームである『AKIBA'S TRIP FESTA!』が、アクワイアとDMMゲームズの共同でサービスを開始した。
--しかし2017年9月29日にサービス終了との告知がなされた。約5か月のあまりに早い終りである。

-2022年6月5日配信の「アクワイアゲームショウ」にて、「Switch版の発売決定」と「カティルートを追加するDLCの製作決定」が報じられた。

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**AKIBA'S TRIP2+A
-2017年2月2日に発売された廉価版パッケージ。TVアニメ版の放送を記念して発売された。同年4月21日にはDMM GAMESにてPC版も配信される。
--初回盤にはアニメ第1話を収録したDVDとオリジナルテーマとアバターのDLCコードが付属している。
--他、アニメ版のキャラクターの衣装やアニメの看板などが登場している。