*コナミアーケードコレクション 【こなみあーけーどこれくしょん】 |ジャンル|バラエティ|&amazon(B000LYP186,image);&amazon(B002OB4WQQ,image);| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |開発元|M2|~| |発売日| 2007年3月15日|~| |定価|3,980円(税別)|~| |プレイ人数|1~2人|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象) |~| |廉価版|コナミ殿堂セレクション:2009年10月29日/2,000円|~| |判定| なし|~| |ポイント|最後の家庭用コナミアーケード&br;一部の人気タイトルのアーケード版初の任天堂ハード&br;一部のBGMの変更&br;懐かしのバブルシステム&br;DS&DSLite限定の海外仕様への変更&br;ファン必見のインストラクションカードと基盤&br;リプレイの無意味|~| **概要 -過去のコナミのアーケード作品を一つにまとめたソフト。 -単なるベタ移植ではなくDSに合わせた完全調整した移植となってる。 **収録ゲーム -本作のタイトルは任天堂ハードで初めて遊べる様になったソフトの他、『ツタンカーム』と『スーパーバスケットボール』の初移植が登場した。 //-書かれて無い物はカタログ執筆となっている。 -[[スクランブル]] -[[タイムパイロット>タイムパイロット/タイムパイロット'84]] -ツタンカーム -[[プーヤン]] -Track And Field -ロックンロープ -[[サーカスチャーリー]] -スーパーバスケットボール -ロードファイター -[[イー・アル・カンフー]] -[[グラディウス]] -グリーンベレー -ショーリンズロード -[[ツインビー]] -[[魂斗羅]] **特徴 -このゲームはアーケードを収録したソフトであり、かつての資料を収録した完全版である。 -アーケードの移植作では定番の画面の位置を変更できる。 -本作での新機能は基板を使った詳細設定とリプレイが追加された。 -オプションが充実している。 --キーコンフィングでボタン設定ができる。 --詳細設定では画面を逆にしたり待機音を鳴らす事が出来る。 --リプレイでは自分プレイ映像を録画する事が出来る。 ---録画したデータをワイヤレスで渡す事が出来る。 **評価点 -モーニングミュージックを使ったレトロゲーマー泣かせのオープニング。 -一部のマイナータイトルと人気タイトルのアーケード版が初めて任天堂ハードで遊べる様になった。 -BGMやSEのサウンドテストが充実。 -懐かしのインストラクションカードとポスターが収録された。 --収録タイトルによっては日本語と英語が存在する。 -DSとDSLite限定対応で英語に切り替えると本作と収録タイトルその物が英語になる。 --『グラディウス』と『ショーリンズロード』と『グリーンベレー』と『魂斗羅』の英語版を現地で遊べる様になる。 **問題点 -存在意義の無いリプレイの数々。 --「All STAGE CLEAR」の中身がネタバレのデータが入っている。 --巻き戻しは一部の場面を巻き戻すのではなく強制的に最初の場面に逆戻りになってる。 --リプレイを送ったDSはただひたすら見るだけ。他は終了すると強制に電源OFFにされる。 --リプレイ交換は持ってる人が少ない為、あまりやらない。 --プレイの途中で録画できない。 -BGMの謎変更。例として『Track and Field』『グリーンベレー』のネームエントリー、『サーカスチャーリー』のトランポリンステージの曲がアレンジされてる。 --[[同年に発売されたコナミのオムニバス>グラディウス ポータブル/パロディウス PORTABLE]]と同様著作権の問題があった。本作のパッケージにJASRACのアイコンを貼らないためにアレンジされたと思われる。 --BGMは適当に変えないで欲しかった、という声はしばしば聞かれる。 -DSの解像度の限界の為、潰れた画面になってる。 --画面を縦にしてもかつてのドット絵の表現が出来なくなってる。 ---また、画面を縦にしたと同時にボタンの位置も縦側になる。 --『グラディウス』のみ横1X1の設定があり、ドット絵の滲みが無くなるが上下の天井と床、敵が見えにくくなる。 -『スクランブル』のSEが変。 --待機音の音量が少し大きかったり、メニューを閉じると後ろのSEが流れる。 -基盤のスイッチが押しにくい。 --ワンボタンで解決するのではなくタッチスクリーンを強制的にやらされる事になる。 **総評 コナミアーケードの集大成であり任天堂ハード向けの作品は2度目になった事でもありライトユーザーでも十分楽しめるのは間違いない。~ 『グラディウス』や『ツインビー』のアーケード版や『スーパーバスケットボール』等が任天堂ハードに初めて遊べるようになった事は評価出来る。~ が、リプレイやBGMの改変、解像度の限界が無視できないのが問題視されてる。~ 本作の欠点を修正した続編が望まれているが、結局現在に至るまでコナミのアーケードアーカイブ作品は出ていない。 **余談 -『グラディウス』にコナミコマンドを入力するとタイトルにSEが流れ、本編でスタートボタンを押すとフル装備になる。使うのは1回のみ。 --ボタンと十字キーを鏡にすると画面が左右反転になる。この裏技を認識してるのだろうか? //-リプレイ機能は後のカプコンキャビネットやアーケードアーカイブスにて強化される。 //-同年の数か月後に発売された本作の一部を修正した『ナムコミュージアムDS』が発売された。開発会社は本作と同じくM2が担当している。 //--本作の問題点を完璧に修正した内容になってる。 -Wiiのバーチャルコンソールアーケードの配信が、開始からWiiUが発売するまでコナミのアーケード作品が1度も配信されないままになってしまっている。