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'98甲子園 - (2016/02/13 (土) 23:55:52) のソース

「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。&br依頼内容はゲーム内容の説明不足、内容の偏りの修正です。
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*'98甲子園
【きゅうじゅうはちこうしえん】
|ジャンル|高校野球シミュレーション|&image(http://www.jp.playstation.com/software/title/8tnu0100000033uq-img/8tnu0100000033wp.jpg,height=160)|&image(http://www.jp.playstation.com/software/title/8tnu0100000072xh-img/8tnu0100000072zg.jpg,height=160)|
|対応機種|プレイステーション|~|~|
|発売・開発元|魔法|~|~|
|発売日|1998年6月18日|~|~|
|定価|5,800円(税別)|~|~|
|廉価版|Magical 1500:2000年12月7日/1,500円(税別)|~|~|
|判定|なし|~|~|
//判定は運営議論スレ6にて早期決着
|ポイント|自由度が高い各種エディット要素&br;自由度が''高過ぎる''投球モーション|~|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
魔法が製作していた『甲子園』シリーズの一作。~
[[前作>甲子園V]]と違い、ユニフォーム、校名、校旗、校歌、投球モーション等がエディットができるなど、シリーズでも異色の作品。

**評価点・バカな点
-特に話題となったのは投球モーションのエディット。変な意味で自由度が高く、突っ込みどころ満載。
--制限が「3秒以内」「体の一部(''足でなくてもOK'')が地面についている事」の2点''だけ''。腕の振り?関節の可動域?何それ?
--そのため、以下のようなとんでもない投球モーションの数々が動画サイトにアップされている。
---「真後ろを向いた状態からいきなり投球する」
---「[[春麗>ストリートファイターシリーズ]]のスピニングバードキック→キャンセル投球という連続技を決める」
---「ひとしきりブレイクダンスを披露してから投球する」
---「もみじ饅頭→コマネチ→シェーと往年のギャグを披露して投球」
---「股間から投げる」
---「''駄々をこねる''」
---「直立不動のままマウンド上でプロペラのように回転してから逆回転する」
---「全身で''卍''のポーズをとり、''手裏剣のごとく高速回転する''」
---「''マウンド上で土下座をして、打者が油断をした隙に投球する''」
--念のため繰り返すが、''これらは投手の投球モーションである。''

#region(荒ぶる高校球児たち)
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=XxHjN2wu0B0){425,350}
ただし上の映像は、無関係な楽曲と本作の映像とをタイミングよく編集して作り上げた((一回のモーションをうまくループできるように作って、「1球を投げる映像」を繰り返していると思われる))、いわゆる「MAD」であることに注意。~
どうやらこの世界の高校野球には、「ボーク」というルールが存在していない模様である。
#endregion

-OPムービーは非常に出来が良く、当時のPSソフトの中でも抜きん出たクオリティである。
--しかしどう見ても正統派野球ゲームにしか見えず、実際のゲーム内容とのギャップが激しい。

-校歌が作れる。あらかじめ用意された何種類かの曲から1つを選び、自分で作詞するというもの。
--この曲の中に''ゴアトランス''がある。自由度は決して高くないのだが、曲のジャンルは自由過ぎである。

-ヒロイン的ポジションとして幼馴染みのマネージャーがいるが、ローポリゴンで描かれていて笑ってしまうほど不細工。しかも球児達と違って表情の変化や口パク可能というおまけ付き。
--一方、練習中に表示される2Dの絵では意外と可愛い。%%[[何故無理に3Dにしたのか>FIST]]。ネタか?ネタなのか?%%

-実況は古谷徹氏、解説には故・加藤精三氏が起用されている。言うまでもなくモチーフは『巨人の星』だろう。
-ロード画面は実写の背景にファミコンのような8bit音楽が流れるシュールなもの。こんな所にもネタを忘れていない。

-バットにボールを当てるとリアルな金属音が流れる。
--『[[実況パワフルプロ野球>実況パワフルプロ野球シリーズ]]』や『プロ野球スピリッツ』のような合成音ではなく''本当の金属音が流れる。''この為テレビの音量を大きくしている場合は注意。

**問題点
-エディットの操作性は悪い。
--しかしそれを乗り越えると無限の馬鹿世界が待っているので、やるだけの価値はある。

-あまりにも場違いなネタが多すぎる・許され過ぎている。
--最初からバカゲー要素が目当てであれば良いが、過去の甲子園シリーズ同様の真っ当な甲子園ゲームを期待した人は確実に面食らう。そのぐらいカオス。
//--当時ならともかく、現在単に高校野球ゲームがしたいユーザーは[[パワプロかパワポケから評判のいいの>実況パワフルプロ野球シリーズ]]を買うと思われる。
//--もっとも、今となってはこれを期待して買うユーザーが大多数だろうから、さして問題にならないだろうが……
//このサイトの評価基準は基本的に発売当時です

**総評
何を血迷ったか、前作までとは打って変わってぶっ飛んだ方向に振り切り、不可思議なおバカ野球ゲームへと変貌を遂げた、甲子園シリーズの異端児。~
これらのぶっ飛び具合から「これは1998年ではなく''2098年の甲子園''だ」などと冗談めかして言われる事も。~
~
そのバカっぷりがあまりに凄まじい事と、それがビジュアル的に分かりやすい性質のものであるため、本作の紹介動画は各動画サイトで人気となり高い再生数を誇っている。

**余談
-次回作『'99甲子園』はキャラがデフォルメ化されたが、本作のようなぶっ飛んだ要素は薄く、真っ当な野球ゲームとなっている。
--前後作はどちらもゲームアーカイブスで配信中だが、残念ながら本作は未だ配信されていない。

-ここまで来ると、''魔法''というメーカー名もツッコミどころの1つのように感じてしまう。
--同社の手掛けた''花火制作''ソフト『花火』も、やはり過剰な自由度を誇る(花火パーツに''泡''などある時点でお察し)。もちろん、現実にあるような普通の花火も作れる。
--誤解の無いように言っておくと、同社は今でも健在であり、パチンコやソーシャルゲーム等をメインに据えて活動を続けている。