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Hexic HD - (2016/03/02 (水) 20:23:32) のソース

*Hexic HD
【へきしっく えいちでぃー】
|ジャンル|パズル|&image(http://download.xbox.com/content/images/66acd000-77fe-1000-9115-d802584107d1/1033/boxartlg.jpg,height=240)|
|対応機種|Xbox360 (Xbox LIVE ARCADE)|~|
|発売・開発元|マイクロソフト|~|
|発売日|2005年12月10日|~|
|定価|無料(本体同梱)|~|
|判定|BGCOLOR(lightsteelblue):''スルメゲー''|~|
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**概要
『[[テトリス]]』の考案者であるアレクセイ・パジトノフがゲームデザインを務めたパズルゲーム。~
Xbox360本体や周辺機器のハードディスクにプリインストールされている付属品であり、いわばXbox LIVE ARCADEのお試しソフトといえる。

**特徴
-六角形のヘックス状の"タイル"で構成されたゲームフィールドで3つ以上のタイルを合わせて消していく。
--プレイヤーはタイル3つが隣り合った形のカーソルを操作し、それを囲ったタイルを左か右に回転させて3つ以上の塊を作る。回転操作でタイルが消える条件を満たさなければ回転はできない。
--消えた分のタイルは上から降ってきて、フィールド内は常にタイルで満たされた状態になっている。
---星のついたタイルを消すとスコアボーナス。星タイルだけで塊を作ると周囲のタイルを同時に消す。

-6つのタイルで1つのタイルを囲むと「フラワー」となり、6つのタイルが消えると同時に、真ん中のタイルが特殊アイテムに変化する。
--通常のタイルでフラワーを作ると「スター」が出現し、スターを中心とした6つのタイルを1マスずつ自由に回転出来るようになる。
--スターを3つくっつけると消えてしまうが、スターでフラワーを作ると「ブラックパール」となる。
---ブラックパールは周囲3個のタイルを1マスずつ回転できる。これを3つくっつけるか、ブラックパールでフラワーを作るとゲームクリアとなる。

-ゲームモードは延々とタイルを消すだけの「マラソン」、時間制限のある「タイマー」、爆弾が降りやすい「サバイバル」がある。
--どのモードもタイルを消していくとレベルが上がり、タイルの色が増えたり、一定手数までに消さねばならない爆弾が降ってくる。

**評価点
-最初は気づきにくいが、実は中毒性の高いゲーム性。
--プレイ開始当初は単なる3マッチパズルかと思うが、ゲームの目的を知れば''「タイルをできるだけ消さない」事が重要だと気付かされる。''そうなると面白さがガラリと変化する。

-まず、最終的な目的であるブラックパールの作成のためにフラワーを作成しなくてはならないが、適当に消しているだけでは(ほぼ)決して完成しない。
--思い通りに進めるには、タイルの配置と消したあとにどうなるかを見極め、先を読む戦略的な見地が必要となる。
---よって、本作において''連鎖は邪魔者以外の何者でもない。''出来るだけ連鎖させないというのは新鮮かつ戦略性があって中々に楽しい。
---スターを複数作成できればタイルを思い通り自由に移動可能になるので、コツを覚えればクリアもグッと近づく。

-とにかく、本作をクリアするためには、じっくりと腰を落ち着けていく姿勢が必要となる。将棋などでの長考する楽しさがあるゲームと言える。
--一方、タイマーモードでは早消しや連鎖が重要となるため、落ち物パズル的な楽しさも損なわれていない。

**問題点
-BGMが単調で飽きやすい。
--長考が必要になるゲームのためか、地味で静かな曲ばかりで聞き飽きてしまいやすい。
--このため、カスタムサウンドトラックをかけながらプレイする事が推奨されている。ある意味XBLAの機能を学ぶには最適かもしれない。

-ルールを理解しないと地味で平凡な3マッチパズルにしか見えない。
--このため、とりあえず遊んでみたものの面白さに気付く前にやめてしまうプレイヤーも多い。
--面白さに気付いたプレイヤーからの評価は高く、プレイを推奨する声も多いのだが。

**総評
一見平凡なパズルながら、ルールを理解し、戦略性の高さに気付くと途端に面白くなるスルメゲーである。~
360所有者なら一度はプレイしてみるべきタイトルと言える。~
ベースとなる『Hexic』はブラウザゲームとして公開されているので、気軽にプレイしてみるとよいだろう。