Super Skelemania
【すーぱー すけるまにあ】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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Nintendo Switch プレイステーション4
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メディア
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ダウンロード専売ソフト
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発売元
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【Switch/PS4】Eastasiasoft
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開発元
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Hidden Trap
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配信開始日
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【Switch】2020年5月28日 【PS4】2021年1月15日
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定価
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【Switch/PS4】500円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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2箇所・任意セーブ方式
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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スケルトンが主役のメトロイドヴァニアアクション スケルトンの多彩な行動 ボリュームは価格相当の短さ
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※ 本Wikiのルール上、個人パブリッシングのWin版については執筆が認められていないため、Win版の情報は割愛しています。
概要
インディー開発者であるBen Allen氏によって開発されたダウンロード専売ソフトのCS移植版。
ジャンルはメトロイドヴァニア系のアクションゲーム。記憶をなくした「スケルトン」(骸骨)が特殊行動を駆使しながら、不思議な惑星からの脱出を試みる設定。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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惑星内の各エリアを探索して脱出(クリア)を目指していく。探索できるエリアは5箇所で、ごく少数ではあるがボスとの戦いを強いられる局面もある。
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ゲーム初期のスケルトンは限られた操作しかできないが、惑星内にある様々な「特殊行動」アイテムを入手する事で操作のバリエーションが増えていく。
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「MAP」アイテムを取得するとそのエリアのMAP確認ができる。また、エリアの所々にある「ベル」を攻撃するとセーブ兼ライフ全快の効果。
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ライフを最大値を増やす「ライフ最大」アイテムが3ヶ所存在する。なお、ライフを回復するアイテムは全編通して存在しない。
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操作体系
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主に移動とジャンプ及び頭突き攻撃でスケルトンを操作していく。さらには特殊行動が増えると以下の6種類の操作も追加される。
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特殊行動一覧
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ダイブ
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スケルトン前方へとダイビングする。必ずジャンプ(バックフリップ)中に行う必要あり。
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バックフリップ
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バク転をする感じで大ジャンプをする。
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ダッシュ
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スケルトン前方へとダッシュする。一部の岩を体当たりで破壊する性能あり。
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グランドプレス
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スケルトン下方向へと突進する。ダッシュ同様、一部岩を破壊する性能あり。
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ボウリング
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スケルトンの頭を前方に転がす。転がしている間はジャンプ以外の操作が効かず、何かにぶつかるまで立ち止まれない。
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?
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クリア寸前で入手できる最後の特殊行動。ネタバレの可能性があるため詳細は伏す。
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ミス条件について
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敵やトラップに触れると「ライフゲージ」が消費され、すべてなくなるとゲームオーバー。
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ゲージは骸骨の形で表示されており、2回ダメージをくらうと1ポイント消費。初期ライフは3ポイントあり、ライフ最大を獲得すると最大3ポイントが追加される。
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ゲームオーバー後は以前攻撃をしたベルのあった場所に戻され、セーブ前の状態からの自動再開となる。
評価点
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複雑さの少ない遊びやすさ
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ゲームとしては「特殊行動を入手して探索範囲を広げていく」という単純明快なもので、この手のジャンルとしては複雑さが少なく遊びやすい。
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特殊行動も含め操作に関する説明がなされるため、手探り操作をしていけば短期で扱いこなせる。操作自体も分かりやすく極端に苦戦する事は少ない。
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MAP機能を利用すればスケルトンのいる位置が一目瞭然なので、極度に迷う心配は薄い。あからさまな初見殺しも少なく、総合的な難易度はさほど高くない。
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一方で謎解き感覚で特殊行動をしないと先に進めない場面も多く、ごり押しでは通用しないバランス調整もなされている。
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スケルトンの多彩な行動
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主人公であるスケルトンの行動がなかなかに多彩で、それらを操る面白みが堪能できる。
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「首を伸ばして攻撃」「タックルやローリングで突進」「首を投げる」といった奇抜な行動がユニーク。もちろん攻略における重要行動なのは上記で述べた通り。
問題点
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ボリュームは価格相当の短さ
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普通にプレイしても推定2時間以内でクリア可能なボリュームでしなかく、思いのほかにあっけなくクリアできやすい。
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レベル上げやライフ最大以外のステータス上昇といった概念はなく、攻略の手順が分かってしまえば相当な短時間でクリアできてしまう。
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敵と戦う機会は非常に少なく、特殊行動を手に入れる順番も固定なため、寄り道等を行うといった二次目的もほぼない。クリアまでの道のりは原則一本道となる。
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明確なストーリー描写は作中でほとんどなく、スケルトンが何者なのかも最後まで深く語られない。エンディングすらもあってないような淡泊で済まされる。
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やり込み要素はあまり期待できない
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この手のゲームにありがちな称号集めなどのやり込み要素はなく、せいぜいクリア時間の表示がなされる程度のものでしかない。
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PS4版はトロフィー集めという本体内におけるやり込み要素はあるものの、Switch版においては明確なやり込み情報は全編通して見当たらない。
総評
メトロイドヴァニア系としての完成度は決して低くはなく、良くいえばプレイヤーを問わず無難に遊べる一作。
ボリューム的には相当な小粒さは否めないため、あくまでも「謎解き感覚でさくっと探索する」位のノリでのプレイが推奨される。
最終更新:2021年07月11日 15:50