本項目では『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』と
追加パックでダウンロード可能の『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』を扱う。
いずれも 良作



ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online

【ふぁみりーこんぴゅーた にんてんどーすいっちおんらいん】

スーパーファミコン Nintendo Switch Online

【すーぱーふぁみこん にんてんどーすいっちおんらいん】

ジャンル オムニバス
対応機種 Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売ソフト
発売元 任天堂
発売日 【FC】2018年9月19日
【SFC】2019年9月6日
定価 無料
(要Nintendo Switch Online加入)
プレイ人数 1~2人
レーティング CERO:B(12歳以上対象)
判定 良作
ポイント 定額費用だけでファミコン・スーファミソフト遊び放題
様々なコンセプトのスペシャルバージョン
オンライン同時プレイに対応

概要

Nintendo Switch用の有料オンラインサービス「Nintendo Switch Online」(以下「Online」)の加入者向けサービスの一つで、ファミコンとスーパーファミコンのソフトがたくさん内蔵されたオムニバスソフト。
ソフトのダウンロード自体は無料だが、Online会員になっていない場合ソフトを起動する事は出来ない。
WiiやWii U、ニンテンドー3DSなどで展開していたバーチャルコンソール(以下「VC」)の後継サービスに当たる。

システム面においては、プラグアンドプレイゲーム機である『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』(以下「ミニFC」)や『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』(以下「ミニSFC」)と共通する仕様が多い。


収録タイトル

+ ファミコン版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順)

※はスペシャルバージョンを表す。

追加日 タイトル
2018年9月19日
(配信開始日)
アイスクライマー アイスホッケー エキサイトバイク
グラディウス サッカー スーパーマリオブラザーズ
スーパーマリオブラザーズ3 ゼルダの伝説 ダウンタウン熱血物語
ダブルドラゴン テクモボウル テニス
ドクターマリオ ドンキーコング バルーンファイト
プロレス ベースボール 魔界村
マリオブラザーズ ヨッシーのたまご
2018年10月10日 ソロモンの鍵 熱血高校ドッジボール部 マリオオープンゴルフ
ゼルダの伝説 お金持ちバージョン
2018年11月14日 ツインビー マイティボンジャック メトロイド
グラディウス ステージ5最強バージョン
※マリオオープンゴルフ フルオープンバージョン
2018年12月12日 アドベンチャーズ オブ ロロ 忍者龍剣伝 ワリオの森
ドクターマリオ 知る人ぞ知るUFO直前バージョン
メトロイド 決戦!リドリーバージョン
2019年1月16日 ジョイメカファイト 超惑星戦記 メタファイト リンクの冒険
忍者龍剣伝 クライマックスバージョン
魔界村 大魔王まであと少しバージョン
2019年2月13日 スーパーマリオUSA つっぱり大相撲 星のカービィ 夢の泉の物語
超惑星戦記 メタファイト クライマックスバージョン
メトロイド サムス・アラン最終形態
2019年3月13日 イー・アル・カンフー 光神話 パルテナの鏡 ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
星のカービィ 夢の泉の物語 「エキストラゲーム」バージョン
リンクの冒険 力持ちバージョン
2019年4月10日 スーパーマリオブラザーズ2 スターソルジャー パンチアウト!!
光神話 パルテナの鏡 三種の神器バージョン
2019年5月15日 クルクルランド ドンキーコングJR. VS.エキサイトバイク
スターソルジャー ステージ8必勝バージョン
2019年6月12日 シティコネクション ダブルドラゴンII The Revenge バレーボール
ツインビー ドンブリ島おかわりバージョン
2019年7月17日 ドンキーコング3 レッキングクルー
※マイティボンジャック 高ゲーム偏差値バージョン
2019年8月21日 スーパーチャイニーズ ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会
グラディウス 激ムズ2周目バージョン
2019年12月12日 ファミコンウォーズ ルート16ターボ
2020年2月19日 アトランチスの謎 ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ
2020年4月20日 ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 トライアングルアタックバージョン
※ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 クライマックスバージョン
2020年5月20日 アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃 raf WORLD
2020年7月15日 GUN-DEC
2020年12月18日 スマッシュピンポン
2021年2月17日 ソロモンの鍵2 クールミン島救出作戦
2021年5月26日 忍者じゃじゃ丸くん
2021年7月28日 スーパーマリオブラザーズ3 マリオ八変化バージョン
2022年2月10日 MOTHER
2022年3月31日 ディグダグII マッピーランド
2022年5月27日 ピンボール (FC)
2022年7月22日 ディーヴァ STORY6 ナーサティアの玉座
+ スーパーファミコン版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順)

※はスペシャルバージョンを表す。

追加日 タイトル
2019年9月6日
(配信開始日)
F-ZERO カービィボウル SUPER E.D.F.
スーパーファミリーテニス スーパーフォーメーションサッカー す~ぱ~ぷよぷよ通
スーパーマリオカート スーパーマリオワールド スーパーマリオ ヨッシーアイランド
スーパーメトロイド スターフォックス ゼルダの伝説 神々のトライフォース
戦え原始人3 主役はやっぱりJOE&MAC デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編 超魔界村
パイロットウイングス ブレス オブ ファイア 竜の戦士 星のカービィ3
ラッシング・ビート乱 複製都市 ワイルドトラックス
2019年12月12日 スターフォックス2 星のカービィ スーパーデラックス
2020年2月19日 ブレス オブ ファイアII 使命の子 Pop'nツインビー
2020年5月20日 スーパーパンチアウト!! パネルでポン
2020年7月15日 真・女神転生 スーパードンキーコング
2020年9月3日 スーパーマリオコレクション
2020年9月23日 スーパーテニス・ワールドサーキット スーパードンキーコング2 ファイアーエムブレム 紋章の謎
ワイルドガンズ
2020年12月18日 くにおくんのドッジボールだよ全員集合! スーパードンキーコング3 すごいへべれけ
ファイヤー・ファイティング
2021年2月17日 サイコドリーム 真・女神転生II マリオのスーパーピクロス
2021年5月26日 JOE&MAC 戦え原始人 対決!!ブラスナンバーズ ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
マジカルドロップ2
スーパーマリオカート フルコースでおもてなしバージョン
2021年7月28日 真・女神転生if... DEAD DANCE ボンバザル
2022年2月10日 MOTHER2 ギーグの逆襲
スーパーメトロイド サムス・アラン最終形態
2022年3月31日 牧場物語
スーパーマリオワールド 気分一新!イメチェンバージョン
※スーパーパンチアウト!! チャンピオンズエディション
2022年5月27日 海腹川背 ラッシング・ビート
2022年6月10日 カービィボウル レッツ♪カービィダンスバージョン
星のカービィ スーパーデラックス メタナイトの逆襲バージョン
星のカービィ3 最近のゲームってまだむずかしすぎ?バージョン
2022年7月22日 カービィのきらきらきっず ファイターズヒストリー

特徴

  • トップメニューから好きなゲームを選択してプレイできる。やめたい場合はメニューからゲーム一覧に戻ることもできる。
    • トップメニューには当時のパッケージ画像が並んでおり、自由に並べ替えたりサイズを変えたりする事が可能。ゲームの簡単な解説も閲覧できる。
  • 配信開始当初から20本のソフトが内蔵されており、配信タイトルは毎月第2~3水曜日(2019年9月以降は不定期)に2~3本ずつ追加されていく。
    • タイトルの追加はソフトのアップデートで対応する。追加当初はパッケージ画像が伏せられており、カーソルを合わせると一つ一つめくるようにしてオープンされてゆくという、小さいながらも楽しみが詰まった演出がなされている。
  • 参加メーカーは任天堂はもちろん、コーエーテクモ、コナミ、カプコン、サンソフトなどのサードパーティも参入している。アークシステムワークスによるテクノスジャパン作品の配信など現存しないゲームメーカーのソフトも。
  • 通常のソフトとは別に「スペシャルバージョン」が配信されることがある。これはあらかじめ何らかのプレイデータがプリセットされた状態でゲームが開始されるというもの。
    • 例えば第一弾の『ゼルダの伝説 お金持ちバージョン』の場合、ゲーム開始直後からルピー(お金)がカンストしており、更に既にいくつかのアイテムを所持した状態でゲームが開始される。
    • 他にもラスボス直前で始まる『忍者龍剣伝 クライマックスバージョン』やLEVEL20クリア直前で始まる『ドクターマリオ 知る人ぞ知るUFO直前バージョン』などがある。
    • ゲームの解説も、『ゼルダの伝説 お金持ちバージョン』では「お金の力でガノンを倒してください」と身も蓋も無いことが書かれるなど通常版よりユーモラスになっていたり、続編や小ネタに言及しているものがある。
      • 基本的にスペシャルバージョンについては告知なしで追加されるため、いつ何がくるか全く分からないというサプライズ感もある。
  • FC・SFCからそのまま移植されているものがほとんどだが、VCと同様、光過敏性発作を避けるために画面の点滅などのエフェクトが抑えられていたり、版権の都合で一部の言い回しや演出が変更されているもの*1もある。
    • なお、VCでは画面の彩度を大きく抑えられていたのに対し、本作ではあまり彩度を抑えていないので少し色鮮やかになっている。
  • 海外版は一部配信タイトルが変更されている。詳細は余談項を参照。
  • 各タイトルのバックアップ機能は勿論のこと、VCにも存在した「いつでもセーブ」機能も引き続き搭載。本作では1タイトルにつき4つまでセーブを残す事が出来るようになっており利便性がアップ。
    • データは全て本体に保存される仕様となっている。その為会員期間を終えてしまってもデータに支障はなく、オンラインでのデータ保管サービスや本体の引越し機能も利用可能。
  • 2019年7月17日の更新から、全てのゲームで進行中のゲームの状況を巻き戻せる機能が追加された。
    • 旧作にそこまで労力をかけて遊びたくもないという場合でもこれでサクッと進められる。
    • また、失敗してもすぐリトライできるとなれば大胆なプレイができて普段味わえない爽快感が得られる場面もある。
  • 本作のファミコンソフトはローカルの同時プレイだけでなく、オンラインによる同時プレイにも対応している。
    • マリオブラザーズ』『ツインビー』など二人同時に遊べるソフトは非常に充実している。Nintendo Switch Onlineアプリと連動すればボイスチャットも可能。
    • 相手プレイヤーの画面上にカーソルを表示させる「おててカーソル」という機能もあり、相手にヒントを与えるのに活用できる。上手く切り抜けられたら拍手してあげよう。
  • 「設定」では画面の表示方法を切り替えられる(ちなみに現在設定で変更できる項目はこれのみ)。
    • 設定できる項目は、ドットの描画幅の縦横を合わせた「ピクセルパーフェクト」、横幅を少し引き伸ばした「4:3」、走査線に加えファミコンの映像信号に存在した色にじみを再現した「アナログテレビ」の3つから選べる。
      • アナログテレビ&ファミコンでドット絵を表示した場合、1つ1つのドットの形状は正四角形ではなくやや横長であり、当時はそれを前提としたデザインを行っていた。
        現代の液晶画面でドット絵を描こうとするとどうしても縦横の比率が同じ正四角形のドットになってしまい、当時の画面と比べるとやや横が縮んだ表示になってしまう。
  • オフラインの状態でも遊ぶことが可能。ただし7日後に再認証をしないとそれ以降は遊べない。
    • 1週間という縛りは、おそらくOnlineの体験期間が1週間であるためだろう。
    • Online会員に登録している以上「インターネット接続ができる環境がある」というのは大前提なので、よほどオンライン環境に恵まれていないといったことがなければ無視できる制限ではある。

評価点

  • 圧倒的コストパフォーマンス
    • VCのファミコンソフトは1本約500円で配信されていたが、本作はOnline会員にさえなれば50本超のファミコンソフトと20本超のスーファミソフトがいきなり遊べてしまう。
    • スプラトゥーン2』や『マリオカート8 デラックス』などのNintendo Switch用ソフトのオンラインプレイを行う為にはOnline加入は必須である為、そのオマケにファミコンやスーファミのソフトがたっぷりついて来ると考えると非常にお得。
    • ミニFCに収録されているゲームのほとんどが追加されており、2019年3月時点で2/3以上のソフトが収録されている。勿論ミニFCに未収録のゲームも配信されている。
  • 粒ぞろいのスペシャルバージョン
    • 基本的にプレイヤーに有利な状況でゲームが開始される為、当時見る事が出来なかったエンディングや特別な演出を楽しみやすくなる。
  • 便利かつ強力な、巻き戻し機能
    • スーパーマリオブラザーズ2』や『超魔界村』などの高難易度なゲームの難易度を下げたり、ちょっとしたミスでも「待った」のように使えたりとプレイの幅が大きく広がる。
    • RPGのタイトルは少ないものの、例として『MOTHER』の場合、バトル終了後のレベルアップ判定後のパラメータ上昇も乱数で決まる為、巻き戻し機能を使えば厳選してレベルアップさせることも可能となる。
    • もちろん、使用しなければオリジナルと同様に遊べるため、単純に選択肢が広がる。
  • プラットフォームとの相性の良さ
    • Switchは携帯モードとテーブルモード、そして据え置きモードを切り替えてプレイできるが、本作との相性がとてもよい。
    • Switchが一台あれば、おすそわけプレイですぐに二人プレイが可能。特にテーブルモードを利用すれば、Switch一台を持ち運ぶだけで遊べる。
    • テーブルモードの他にも、携帯モードでも据え置きモードでもプレイできるため、3DS VCと同様に携帯機としてのプレイも、当時と同様の据え置き機としてのプレイも可能。
  • 遂に実装されたオンラインプレイ
    • ファミコンとスーファミのソフトを正規の手順でオンライン同時プレイが出来るのは初めての事。一人暮らしなどでも気軽に複数人プレイを味わえる。
    • 前述の通りOnline会員にさえなれば遊べるため、「相手がソフトを持っていないためオンラインプレイができない」といった状況は少なく、気軽にオンラインプレイができる。

問題点

  • 配信ペースが鈍い
    • 2019年8月までは1ヶ月に2~3本ずつ、それ以降は不定期(およそ2~3か月間隔)にソフトが追加されているが、VCと比べるとその追加ペースは決して速いとはいえない。
    • ただしVCはその都度お金を払って購入する商品の選択肢が追加されるだけだが、こちらはオンライン料金を払った時点の全てのソフトが自由に遊べるので、どちらが良いかは比べられない。
  • 取扱説明書(電子説明書)が付属していない
    • 現代のゲームと違い、収録ゲームはゲーム本編中にプレイ方法の解説などが存在しないものがほとんど(『ジョイメカファイト』や『ワリオの森』などの例外はあるが)。『プロレス』など操作が難しいゲームや『アドベンチャーズ オブ ロロ』など初見でプレイするには分かりにくいゲーム、『サイコドリーム』のようなストーリーを理解するには説明書が必要なゲームがあり、『バレーボール』や『スマッシュピンポン』は現代の競技と一部ルールが異なっている。
    • 本作の公式サイトにすら各ゲームの説明書に相当する資料等が現状存在せず、いささか不親切。
      • 上記の『プロレス』等を除く一部のソフトは、3DS・Wii UのVC配信時に作成された電子説明書や、ミニFC・ミニSFC発売時に公開された当時の説明書が任天堂ホームページ上にアップロードされているため、それらで代用は可能。また、説明書の情報を収集している個人サイトなども存在しているので、検索してみるのもよいだろう。
  • 不便な設定周り
    • 現時点で設定は画面表示方式の変更のみだが、メニューでしか変更できない上にプレビューも非常に小さく、実際にゲームを起動してみないと比較がし辛い。
  • ソフト側でのキー配置が固定であり、キーコンフィグが用意されていない。
    • 携帯モード・Joy-Con両手持ちの場合、(デフォルトの状態では)+ボタンがスタートボタン、-ボタンがセレクトボタンに該当するため、一部のゲームが操作しにくい。
    • FCではA=A、B=Bにそのまま割り当てられているため、特にFCのマリオシリーズをプレイした際に「(SFC同様に)Bでジャンプしようとして跳ばずそのまま穴に落ちる」という事故が多発しやすい。
    • 後にNintendo Switchの本体アップデートにより、本体設定によるJoy-ConやProコントローラーのキーコンフィグができるようになった。
      これを利用することで操作性を改善できるものの、あくまで本体機能によるものとなっているため切り替えるのが面倒ではある。
      • 加えて、ゲームキューブコントローラや旧世代機再現系コントローラー等では本体側のキーコンフィグが不可能になっており、SFCのゲームの大半が遊びづらいのが現状である。
    • WiiUのVCではソフト毎にキーコンフィグをすることが可能であった*3。そのため、前世代機から劣化している点を批判する声もある。
  • ロード時間の発生(ディスクシステム専用ソフトのみ)
    • ディスクシステムで発売されたタイトルは読み込み時間も忠実に再現されており、読み込みに時間がかかる。
      • もっとも、エミュレータである以上、仕方のない仕様ではある。また、ディスクの交換は自動で行ってくれるため、物理的にディスクを交換する時間の分だけ短縮されてはいる。
  • いつでもセーブの仕様
    • セーブしたデータを再開する時、セーブした時点ではなく、少し経った後で再開される*4。そのためセーブした状況次第では何も出来ずに敵に接触してやられてしまうなど取り返しがつかないケースも生じてしまう。
      • VCではロード時間は一切発生せず、再開時はセーブ直前の地点からすぐに始められた。過去に実現できていた機能が満足にできていない点に不満の声もある。

総評

オマケとして考えると非常にお得なソフト。
Nintendo Switchの利点として屋外への持ち運びやおすそわけプレイでも気軽に楽しめるので、Nintendo Switch Online加入者ならばとりあえずダウンロードしておいて損はない。
「遠くの友達や親戚ともファミコンやスーファミで一緒に遊べる」という点だけでも遊ぶ価値はある。


余談

  • CEROのレーティングは「 B(12歳以上対象) 」。これは『ダブルドラゴン』などの一部ソフトがバーチャルコンソールで配信された際に付属したレーティングに沿ったもの。
    • CEROではオムニバス形式など複数のタイトルが収録された作品はすべてのタイトルを審査の対象とし、その中で最高年齢のレーティングが採用されるため。
  • 『パンチアウト!!』の内容はゲーム大会「第2回 ファミリーコンピュータ ゴルフトーナメント」の賞品版となっている*5。これは一般販売版がマイク・タイソンとのコラボになっており、氏の権利関係のため。
    • VC等で配信されたものも賞品版とされているが実際にはマイク・タイソンをMr.ドリームに置き換えた海外後期版なため、賞品版そのものが配信されたのはこれが初である。
  • マリオのスーパーピクロス』はバーチャルコンソール版と異なり、権利の都合上、一部の問題がオリジナル版から差し替えられている。
  • ゲーム選択画面では基本的にパッケージで収録されているが、『スーパーパンチアウト』はニンテンドーパワー専用だったため、タイトル画面の物が使用されている。
    • GUN-DEC』はパッケージで発売されていたが、ゲーム選択画面ではタイトル画面が使用されている。「パッケージイラストが某映画に似ていることが原因ではないか」と言われている。
    • 『スターフォックス2』はミニSFC収録時に新規製作されたパッケージ画像が使用されている。
  • 本作配信に合わせ、Online加入者限定で当時のファミコンのコントローラを再現した本作専用の「ファミリーコンピュータ コントローラー」が発売された。
    • Iコン・IIコンセットの為か税込6,458円とややお高めであるが、サイズやボタン配置は当時のものを忠実に再現しており、IIコンにはマイクも搭載されている。
    • Nintendo Switch本体とは無線で接続。Joy-Conの様に本体に取り付ける事で充電が可能となっている。
  • スーファミ版の配信開始とともに、スーファミのコントローラを再現した本作専用の「スーパーファミコン コントローラー」も発売された。価格はコントローラ1つで税込3,278円。
    • こちらはProコントローラーと同様にUSB Type-Cケーブルで充電する。
  • 本作の海外版『Nintendo Entertainment System – Nintendo Switch Online』『Super Nintendo Entertainment System – Nintendo Switch Online』では内蔵ソフトも当然海外版仕様となっている。
    • 海外のニンテンドーアカウントさえ取得すれば日本国内でも海外版をダウンロード可能。プレイも日本用のOnline会員にさえなっていればOK。両方揃えて日本版との違いを味わうのもいいだろう。
    • 一部地域未発売の作品が存在する関係で、配信タイトルや本数に違いがある。なお香港版は日本版と配信タイトルが同一であるため、下記分類では便宜上日本版として扱っている。
  • 日本版と同一のタイトルについても、ローカライズによる言語の違いに加えて、一部はゲームの仕様そのものに手を加えられている場合がある。遊び比べてみるのもいいだろう。
  • ディスクシステム用ソフトの扱いも作品毎に異なっている。移植やVCでの配信が行われていた日本版『スーパーマリオブラザーズ2』『VS.エキサイトバイク』は海外でもそのまま配信されているが、反対に『クルクルランド』は海外のみROM版準拠での配信となっている。
  • ファミコン版の『GUN-DEC』『ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ』『raf WORLD』やスーファミ版の『スーパーパンチアウト!!』『ブレス オブ ファイアII 使命の子』等、日本・海外どちらでも発売されたソフトの内、理由は不明だが海外版の方で先行配信されたソフトが一部存在する。
  • 海外版は本来存在するが諸事情により収録できなかったと思われる『パネルでポン*9、元々海外未発売である『す~ぱ~ぷよぷよ通』、『マリオのスーパーピクロス』、『サイコドリーム』、『忍者じゃじゃ丸くん』『ディーヴァ STORY6 ナーサティアの玉座』は日本語版がローカライズ無しで海外版にそのまま収録されている。NES、SNESのパッケージが並ぶ中に日本語のパッケージが並ぶ様はなかなかシュール。
  • 「Nintendo Switch Online」の利用料金は個人プランで30日間306円*10であり、365日間だと割引されて2,400円となる。また初回のみ1週間だけ無料で体験できる。詳細は公式サイトを参照。
    • マイニンテンドーでは、集めたプラチナコインとの引換で「Nintendo Switch Online 7日間無料体験チケット」を1か月につき1回無料で取得できる。
    • 他にも『スプラトゥーン2』のSwitch本体セットにOnlineの個人プラン3か月の利用券が付くなど、Onlineを無料または安く導入できる手段が用意されていることがあるので、各自で調べてみよう。
  • 2021年10月26日には『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』と『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』が配信された。詳細はすぐ下を参照。

NINTENDO 64 Nintendo Switch Online

【にんてんどう ろくじゅうよん にんてんどー すいっち おんらいん】

セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online

【せが めがどらいぶ ふぉー にんてんどー すいっち おんらいん】

ジャンル オムニバス
対応機種 Nintendo Switch
発売元 任天堂
開発元 【N64】任天堂
【MD】任天堂(UI開発)、M2(開発協力)
発売日 2021年10月26日
定価 無料
(要Nintendo Switch Online + 追加パック)
プレイ人数 1~4人(オンライン対応)
レーティング 【N64】CERO:C(15歳以上対象)
【MD】CERO:B(12歳以上対象)
判定 良作
ポイント お値段に比例して拡張

概要(64・MD)

月額サービスであるNintendo Switch Onlineに、さらなる追加コンテンツとしてNintendo Switch Online + 追加パックが誕生した。
その目玉サービスとして好評だった『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online/スーパーファミコン Nintendo Switch Online』に続き、NINTENDO64/メガドライブのソフトが遊び放題となるタイトルが登場。


収録タイトル(64・MD)

+ N64版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順)
+ MD版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順)
2021年10月26日
(配信開始日)
エコー・ザ・ドルフィン ガンスターヒーローズ ゴールデンアックス
魂斗羅ザ・ハードコア ザ・スーパー忍II シャイニング・フォース 神々の遺産
ストライダー飛竜 ソニック・ザ・ヘッジホッグ2 バンパイアキラー
ファンタシースター ~千年紀の終りに~ ぷよぷよ ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌
武者アレスタ リスター・ザ・シューティングスター
2021年12月17日 ヴァーミリオン サンダーフォースII MD 獣王記
ダイナマイトヘッディー トージャム&アール
2022年3月17日 エイリアンソルジャー スーパーファンタジーゾーン ライトクルセイダー
2022年4月22日 シャイニング・フォースII 古えの封印 スペースハリアーⅡ ソニック・スピンボール
2022年7月1日 コミックスゾーン 重装機兵レイノス ゼロウィング
ロックマンメガワールド

評価点(64・MD)

  • 旧作プレイし放題
    • レトロゲーマーには嬉しい仕様。特にN64は現行機にほとんど移植されていないということもあり貴重品。
      N64は元々多人数向けのゲームが多かったが、オンラインで4人プレイをサポートしているので、ボイスチャットを使えばあの頃の風景が蘇る。
    • メガドライブの方は、すでに『メガドライブ ミニ』やオムニバス形式の作品に収録されているソフトも多いが、Switch1台でそれらをまとめてプレイ可能というのは大きな利点。エミュレーションについても『SEGA AGES』を筆頭に実績を積み重ねてきたM2が担当しており、移植精度も抜かりがない。
  • まさかの追加コンテンツ
  • N64の3DモデルがHDになった事
    • 3Dグラフィックのゲームが現行機に移植される際に画質の向上などが図られることは珍しいことではないが、本作においてもそれは例外ではなかった。
    • Wii UはHD機でありながらVC作品の画質が前世代機のWiiと同等(SD画質)だったが、今作ではHD画質に対応している。
    • フォントごと作り直した『スーパーマリオ 3Dコレクション』ほどの画質向上ではないが、単純な×3や×4のアップスケーリングではなく、きっちり補完+αをかける仕様。例えば『マリオカート64』では描写距離が繊細化され、先が見えやすくなりコースを曲がるタイミングが分かり易くなった。
      ゼルダの伝説 時のオカリナ』では元がROMカセットという容量が限られた環境故にプリレンダムービーではなくリアルタイムレンダリングムービーを使っていたため、高画質化の影響が大きい。
  • メガドライブが本当の意味で現行機で遊べるようになった事。
    • Wiiのバーチャルコンソールが2019年1月31日に終了して久しい中、同年に発売されたメガドライブミニの大ヒットを得て、ようやく本当の意味で現行機に帰ってきた。
    • 3DS以降から本作以前の家庭用機としてメガドライブの移植は『セガ3D復刻プロジェクト』と『SEGA AGES』が存在したが、これらはワールドワイドでの商業の都合上や移植開発の難航によりラインナップが限られていた。
      本作ではサブスク故にある程度商売を無視できる事と、新シリーズとして移植タイトルが考えられるようになり、過去のインタビューで語られた「SEGA AGES第1弾でIVを移植してしまった故に、その後に昔の作品は出しにくい」という理由でお蔵入りになった『サンダーフォースII MD』の移植が実現した。
    • 同時にゲームギアミクロに収録出来るSMSまでの作品に絞られていた『アレスタコレクション』にて、MDタイトルという理由で未収録に終わった『武者アレスタ』も本作に収録された。

賛否両論点(64・MD)

  • 値段
    • あつまれ どうぶつの森』『マリオカート8 デラックス』『スプラトゥーン2』のDLC使用権含めとはいえ、それらを所持していない人にとっては少々辛いお値段。また基本パックと違い30日や90日などのプランが存在せず、12ヶ月分をまとめて支払う必要がある。
  • 配信ペース
    • 現時点では1ヶ月に1本のペースでN64のソフトが追加されているが、VCと比べると決してペースが速いとは言えない(カスタムロボ除く)。
    • しかしWiiUVCのような不定期で配信されるペース(遅い時は2~3か月ペースで配信されていた事もあった)ではないので、WiiUVCと比べたら少々こちらの方が早いという声もある。

問題点(64・MD)

  • N64のエミュレーション精度
    • プレイに致命的な影響を及ぼす程ではないものの、「操作遅延(ラグ)が大きい」「一部作品のグラフィックの描画が正常でない*11」などの報告が挙がっている。
      • 2022年1月に『バンジョーとカズーイの大冒険』が追加された際にエミュレーションエンジン自体もアップデートされたものの、それでもラグを感じるとの声は多い。
      • 特に『マリオストーリー』では、バッジの組み換えで頻繁に使用するスタートメニューで処理落ちが発生するため、影響が大きい。
  • 64ソフトは振動機能には対応しているが、コントローラーパックは対応していない。
    • そのため、『マリオカート64』はゴーストが記録できない状態でのプレイとなり、全ての要素をフルに楽しめない。

総評(64・MD)

レトロゲーマーなら加入を考えるべきだが、追加料金をどう見るか。
他社のサブスクリプションサービス*12と比較するとこれでも安い方ではあるが、現在プレイ可能な作品数と、作品の追加ペースを考えると本当に安いのかはユーザーで評価が割れるところではある。
ただ、「+追加パック」の特典は本作だけではないので、他の特典に魅力を感じるかで相対的なコストパフォーマンスも変わってくるだろう。


余談(64・MD)

  • 本作に合わせ、Online加入者限定でN64とMDのSwitch向けコントローラーが発売された。なおN64の方はスティックの根本にあるボリュームコントローラーが変更されるなど、実機のN64コントローラーの修理用には使えないことが判明している。
    また『スーパーマリオ 3Dコレクション』では、このN64コントローラーに対応させるアップデートを行っている。
    • ファミコン、スーファミ版と同じくN64コントローラーを接続しながら起動するとゲーム選択画面の効果音が『スーパーマリオ64』のものに、MDコントローラーを接続すると『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のものになる小ネタが仕込まれている。
  • Switch Online基本パックに引き続き、本作も各国でソフトのリージョンが変更されている。
    そのため『スーパーマリオ64』は国内では振動パック対応バージョンが収録されているが、海外ではN64本体と同時発売された初期バージョンで収録されており、後ろ向きに走り幅跳びを行うことで使える有名なバグ技「ケツワープ」が可能となっている。
    3Dコレクションで不可能だった「ケツワープ再び」は、各ゲーム系ニュースサイトで話題として取り上げられたほど。
最終更新:2022年07月24日 14:22

*1 例えば『ジョイメカファイト』では、雑誌『ファミコン通信』(現:ファミ通)の広告が削除されている。

*2 3DSのVCでは、持ち運ぶことはできたが二人プレイはできなかった。

*3 もっともバーチャルコンソールは一つ一つが別ソフト扱いだったため逆に横のつながりはない。

*4 厳密には暗転しているごくわずかの間もコントローラーの操作は受け付けている。

*5 カートリッジが金色で通常の物よりも大きく、現在ではプレミアソフトとしても有名。

*6 ※日本国内で発売された類似タイトルの『ジェリーボーイ』(Jerry Boy、海外名『Smart Ball』)とは全く異なるゲーム。

*7 スーパーファミコン版『す〜ぱ〜ぷよぷよ』のキャラクター等をカービィのものに差し替えたもの

*8 『スーパーマリオコレクション』版ではこちらの仕様が引き継がれた。

*9 恐らく権利の都合上、従来の英語名称の『Tetris Attack』というタイトルが使用できなかった為と思われる。

*10 2019年9月までは300円だった。なお365日間の個人プランとファミリープランは消費税増税後も値段は据え置き。

*11 一例として、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で雲海が正常に描写されなかった。2022年1月のエンジンアップデートで解決。

*12 新作メインのXbox Game Passは月850円、旧作メインのProject EGGは月550円に対し、NSO+は409円