本項では以下6作品を扱う。

  • Nintendo Switch Online加入特典
    • 『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』
    • 『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』
    • 『ゲームボーイ Nintendo Switch Online』
  • Nintendo Switch Online + 追加パック加入特典
    • 『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』
    • 『セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online』
    • 『ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online』

『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online 18+』については、2024年3月1日より記述可能。

判定はいずれも 良作



ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online

【ふぁみりーこんぴゅーた にんてんどー すいっち おんらいん】

スーパーファミコン Nintendo Switch Online

【すーぱーふぁみこん にんてんどー すいっち おんらいん】

ゲームボーイ Nintendo Switch Online

【げーむぼーい にんてんどー すいっち おんらいん】

ジャンル オムニバス


対応機種 Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売ソフト
発売元 任天堂
開発元 Nintendo Europe Research and Development
発売日 FC:2018年9月19日
SFC:2019年9月6日
GB:2023年2月9日
定価 Nintendo Switch Online加入費用
(ダウンロードまでは無料)
プレイ人数 1~2人
レーティング CERO:B(12才以上対象)
判定 良作
ポイント 定額費用だけで内蔵ソフトが遊び放題
様々なコンセプトのスペシャルバージョン
オンライン同時プレイに対応

概要

Nintendo Switch用の有料オンラインサービス「Nintendo Switch Online」の加入者向けサービスの一つで、ファミリーコンピュータ・スーパーファミコン・ゲームボーイのソフトがたくさん内蔵されたオムニバスソフト。
ソフトのダウンロード自体は無料だが、加入者になっていない場合はソフトを起動できない。
WiiやWii U、ニンテンドー3DSなどで展開していたバーチャルコンソールの後継サービスに当たる。

システム面においては、プラグアンドプレイゲーム機である『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』や『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』と共通する仕様が多い。

ここからは一部用語を以下のように略する。

  • Nintendo Switch Online……Online
  • バーチャルコンソール……VC
  • ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ……ミニFC
  • ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン……ミニSFC

収録タイトル

いずれも追加日・五十音順。※はスペシャルバージョンを表す。

+ FC版の収録ソフト一覧
追加日 タイトル
2018年9月19日
(配信開始日)
アイスクライマー アイスホッケー エキサイトバイク
グラディウス サッカー スーパーマリオブラザーズ
スーパーマリオブラザーズ3 ゼルダの伝説 ダウンタウン熱血物語
ダブルドラゴン テクモボウル テニス
ドクターマリオ ドンキーコング バルーンファイト
プロレス ベースボール 魔界村
マリオブラザーズ ヨッシーのたまご
2018年10月10日 ソロモンの鍵 熱血高校ドッジボール部 マリオオープンゴルフ
ゼルダの伝説 お金持ちバージョン
2018年11月14日 ツインビー マイティボンジャック メトロイド
グラディウス ステージ5最強バージョン
※マリオオープンゴルフ フルオープンバージョン
2018年12月12日 アドベンチャーズ オブ ロロ 忍者龍剣伝 ワリオの森
ドクターマリオ 知る人ぞ知るUFO直前バージョン
メトロイド 決戦!リドリーバージョン
2019年1月16日 ジョイメカファイト 超惑星戦記 メタファイト リンクの冒険
忍者龍剣伝 クライマックスバージョン
魔界村 大魔王まであと少しバージョン
2019年2月13日 スーパーマリオUSA つっぱり大相撲 星のカービィ 夢の泉の物語
超惑星戦記 メタファイト クライマックスバージョン
メトロイド サムス・アラン最終形態
2019年3月13日 イー・アル・カンフー 光神話 パルテナの鏡 ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
星のカービィ 夢の泉の物語 「エキストラゲーム」バージョン
リンクの冒険 力持ちバージョン
2019年4月10日 スーパーマリオブラザーズ2 スターソルジャー パンチアウト!!
光神話 パルテナの鏡 三種の神器バージョン
2019年5月15日 クルクルランド ドンキーコングJR. VS.エキサイトバイク
スターソルジャー ステージ8必勝バージョン
2019年6月12日 シティコネクション ダブルドラゴンII The Revenge バレーボール
ツインビー ドンブリ島おかわりバージョン
2019年7月17日 ドンキーコング3 レッキングクルー
※マイティボンジャック 高ゲーム偏差値バージョン
2019年8月21日 スーパーチャイニーズ ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会
グラディウス 激ムズ2周目バージョン
2019年12月12日 ファミコンウォーズ ルート16ターボ
2020年2月19日 アトランチスの謎 ゴッド・スレイヤー はるか天空のソナタ
2020年4月20日 ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 トライアングルアタックバージョン
※ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 クライマックスバージョン
2020年5月20日 アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃 raf WORLD
2020年7月15日 GUN-DEC
2020年12月18日 スマッシュピンポン
2021年2月17日 ソロモンの鍵2 クールミン島救出作戦
2021年5月26日 忍者じゃじゃ丸くん
2021年7月28日 スーパーマリオブラザーズ3 マリオ八変化バージョン
2022年2月10日 MOTHER
2022年3月31日 ディグダグII マッピーランド
2022年5月27日 ピンボール (FC)
2022年7月22日 ディーヴァ STORY6 ナーサティアの玉座
2023年3月16日 ゼビウス
2023年6月6日 バベルの塔
2023年10月31日 デビルワールド 謎の村雨城
忍者じゃじゃ丸くん 百鬼夜行バージョン
+ SFC版の収録ソフト一覧
追加日 タイトル
2019年9月6日
(配信開始日)
F-ZERO カービィボウル SUPER E.D.F.
スーパーファミリーテニス スーパーフォーメーションサッカー す~ぱ~ぷよぷよ通
スーパーマリオカート スーパーマリオワールド スーパーマリオ ヨッシーアイランド
スーパーメトロイド スターフォックス ゼルダの伝説 神々のトライフォース
戦え原始人3 主役はやっぱりJOE&MAC デモンズブレイゾン 魔界村 紋章編 超魔界村
パイロットウイングス ブレス オブ ファイア 竜の戦士 星のカービィ3
ラッシング・ビート乱 複製都市 ワイルドトラックス
2019年12月12日 スターフォックス2 星のカービィ スーパーデラックス
2020年2月19日 ブレス オブ ファイアII 使命の子 Pop'nツインビー
2020年5月20日 スーパーパンチアウト!! パネルでポン
2020年7月15日 真・女神転生 スーパードンキーコング
2020年9月3日 スーパーマリオコレクション
2020年9月23日 スーパーテニス・ワールドサーキット スーパードンキーコング2 ファイアーエムブレム 紋章の謎
ワイルドガンズ
2020年12月18日 くにおくんのドッジボールだよ全員集合! スーパードンキーコング3 すごいへべれけ
ファイヤー・ファイティング
2021年2月17日 サイコドリーム 真・女神転生II マリオのスーパーピクロス
2021年5月26日 JOE&MAC 戦え原始人 対決!!ブラスナンバーズ ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
マジカルドロップ2
スーパーマリオカート フルコースでおもてなしバージョン
2021年7月28日 真・女神転生if... DEAD DANCE ボンバザル
2022年2月10日 MOTHER2 ギーグの逆襲
スーパーメトロイド サムス・アラン最終形態
2022年3月31日 牧場物語
スーパーマリオワールド 気分一新!イメチェンバージョン
※スーパーパンチアウト!! チャンピオンズエディション
2022年5月27日 海腹川背 ラッシング・ビート
2022年6月10日 カービィボウル レッツ♪カービィダンスバージョン
星のカービィ スーパーデラックス メタナイトの逆襲バージョン
星のカービィ3 最近のゲームってまだむずかしすぎ?バージョン
2022年7月22日 カービィのきらきらきっず ファイターズヒストリー
2023年3月16日 サイドポケット
2023年6月6日 スーパーウルトラベースボール
+ GB版の収録ソフト一覧

特徴

  • トップメニューから好きなゲームを選択してプレイ開始。やめたい場合はメニューからゲーム一覧に戻ることもできる。
    • トップメニューには当時のパッケージ画像が並んでおり、自由に並べ替えたりサイズを変えたりすることが可能。ゲームの簡単な解説も閲覧できる。
  • 配信タイトルは現在は不定期で2~3本ほど追加される。*1
    • タイトルの追加はソフトのアップデートで対応する。追加当初はパッケージ画像が伏せられており、カーソルを合わせると一つ一つめくるようにしてオープンされてゆくという、小さいながらも楽しみが詰まった演出がなされている。
    • 任天堂製はもちろん、サードパーティ製ソフトも収録されている。コナミに権利が移ったハドソン作品など現存しないメーカーのソフトも。
  • 通常のソフトとは別に「スペシャルバージョン」が配信されることがある。これはあらかじめ何らかのプレイデータがプリセットされた状態でゲームが開始されるというもの。
    • 例えば第一弾の『ゼルダの伝説 お金持ちバージョン』の場合、ゲーム開始直後から所持金カンスト、さらにアイテム数点を所持している。
      • 他にもラスボス直前で始まる『忍者龍剣伝 クライマックスバージョン』や、特殊演出が見られる直前で始まる『ドクターマリオ 知る人ぞ知るUFO直前バージョン』が用意されている。
    • ゲームの解説も、『ゼルダの伝説 お金持ちバージョン』では「お金の力でガノンを倒してください」と身も蓋も無いことが書かれるなど通常版よりユーモラスになっていたり、続編や小ネタに言及しているものがある。
      • 基本的にスペシャルバージョンについては告知なしで追加されるため、いつ何がくるか全く分からないというサプライズ要素もある。
    • 2023年現在、スペシャルバージョンはFC・SFCのゲームのみ。
  • FC・SFC・GBからそのまま移植されているものがほとんどだが、VCと同様、光過敏性発作を避けるために画面の点滅などのエフェクトが抑えられていたり、版権の都合で一部の言い回しや演出が変更されている。
    • 例えば『ジョイメカファイト』では、後にファミ通として改題する雑誌『ファミコン通信』の広告が削除。『マリオのスーパーピクロス』はSFC版・VC版から一部問題が差し替えられている。
    • なお、VCでは画面の彩度を大きく抑えられていたのに対し、本作ではあまり彩度を抑えていないので少し色鮮やかになっている。
  • 海外版は一部配信タイトルが変更されている。詳細は余談項を参照。
  • 各タイトルのバックアップ機能は勿論のこと、「いつでもセーブ」機能もVCから引き続き搭載。本作では1タイトルにつき4つまでセーブを残せて利便性が向上。
    • データは全て本体に保存される仕様となっている。そのため会員期間を終えてしまってもデータに支障はなく、オンラインでのデータ保管サービスや本体の引越し機能も利用可能。
  • 2019年7月17日の更新から、全てのゲームで進行中のゲームの状況を巻き戻せる機能が追加された。
    • 旧作にそこまで労力をかけて遊びたくもないという場合でもこれでサクッと進められる。
  • マリオブラザーズ』など複数人で遊べるソフトはローカルの同時プレイだけでなく、オンラインによる同時プレイにも対応している。
    • 相手プレイヤーの画面上にカーソルを表示させる「おててカーソル」という機能もあり、相手にヒントを与えるのに活用できる。上手く切り抜けられたら拍手してあげよう。
    • GB・GBAでの通信プレイ時は、元が携帯機ゆえにプレイヤーごとに画面が独立しているが、お互いのプレイ画面を1画面に表示させることも可能。
  • トップメニューの「設定」では画面の表示方法を切り替えられる。
    • FC・SFC・MDで設定できる項目は、ドットの描画幅の縦横を合わせた「ピクセルパーフェクト」、横幅を少し引き伸ばした「4:3」、走査線に加えファミコンの映像信号にあった色にじみを再現した「アナログテレビ」の3つ。
      • アナログテレビでFCのドット絵を表示した場合、1つ1つのドットの形状は正四角形ではなくやや横長であり、当時はそれを前提としたデザインを行っていた。
        現代の液晶画面でドット絵を描こうとするとどうしても縦横の比率が同じ正四角形のドットになってしまい、当時の画面と比べるとやや横が縮んだ表示になってしまう。
    • GBの場合はゲームボーイ・ゲームボーイポケット・ゲームボーイカラーをそれぞれ再現した画面表示から選べる。カラー対応・専用ソフトは設定によらずゲームボーイカラーでの表示扱いになる。
      • なお、起動画面は省略されているため、ゲームボーイソフトをカラーで起動しても、画面配色を調整する小技はできなくなっている。
    • GB・GBAではゲーム機本体でのドット表示を再現したり、画面サイズを小さくしたりもできる。

評価点

  • 圧倒的コストパフォーマンス
    • VCではファミコンソフトでも1本約500円で配信されていたが、本作はOnlineにさえ加入すれば100本超のレトロゲームがいきなり遊べてしまう。
    • スプラトゥーン2』や『マリオカート8 デラックス』などのNintendo Switch用ソフトのオンラインプレイを行うためにはOnline加入は必須なので、そのオマケにレトロゲームがたっぷりついてくると考えると非常にお得。
    • ミニFCに収録されているゲームのほとんどが追加されており、2019年3月時点で2/3以上のソフトが収録されている。もちろんミニFCに未収録のゲームも配信されている。
  • ファン垂涎のラインナップ
    • 中でも『コロコロカービィ』の配信は注目を集めた。
      • 詳しくは同作の余談の項を参照してもらいたいが、ゲームボーイカラーを傾けて遊ぶ仕様のため、GBASPやゲームボーイプレーヤーではプレイ困難だった。
      • Onlineにおいては、携帯モードでSwitch本体を傾けてプレイするオリジナル同様の操作方法に加えて、コントローラーのジャイロ機能を使ったTVモード・テーブルモード用が追加されている。これにより無理せず楽しめるようになった。
  • 粒ぞろいのスペシャルバージョン
    • 基本的にプレイヤーに有利な状況でゲームが開始されるため、当時は泣く泣く諦めたエンディングや特殊演出を拝めるようになった。
  • 便利かつ強力な巻き戻し機能
    • スーパーマリオブラザーズ2』や『マイティボンジャック』といった高難度なゲームをしたり、ちょっとしたミスでも「待った」のように使えたりとプレイの幅が大きく広がる。
    • RPGのタイトルは少ないものの、例として『MOTHER』の場合、バトル終了後のレベルアップ判定後のパラメータ上昇も乱数で決まるため、巻き戻し機能を使えば厳選してレベルアップさせることも可能となる。
    • もちろん、使用しなければオリジナルと同様に遊べる。
  • リアルタイムオンラインプレイの実装
    • FC・SFC・GBのソフトを正規の手段でオンライン同時プレイできるのは本作が初めて。近くに人がいなくても気軽に複数人プレイができる。
    • 前述の通りOnline会員にさえなれば遊べるため、「相手がソフトを持っていないためオンラインプレイができない」といった状況は少なく、気軽にオンラインプレイができる。

問題点

  • 配信ペースが鈍い
    • 2019年8月までは1か月に2~3本ずつ、それ以降は不定期(およそ2~3か月ごと)にソフトが追加されているが、VCと比べるとその追加ペースは決して速いとはいえない。
    • ただしVCはその都度お金を払って購入する商品の選択肢が追加されるだけだが、こちらはオンライン料金を払った時点の全てのソフトが自由に遊べるので、どちらが良いかは比べられない。
  • 取扱説明書(電子説明書)が付属していない
    • 現代のゲームと違い、収録ゲームはゲーム本編中にプレイ方法の解説などが一切入らないものがほとんど。『プロレス』など操作が難しいゲームや『アドベンチャーズ オブ ロロ』など初見でプレイするには分かりにくいゲーム、『サイコドリーム』のようなストーリーを理解するには説明書が必要なゲームが多数存在する。また『バレーボール』や『スマッシュピンポン』といった一部スポーツゲームは、現代の競技と一部ルールが異なっている。
    • 本作の公式サイトにすら各ゲームの説明書に相当する資料等が現状公開されておらず、いささか不親切。
      • 上記のソフトは、3DS・WiiUのVC配信時に作成された電子説明書や、ミニFC・ミニSFC発売時に公開された当時の説明書、『ファミコン40周年記念キャンペーンページ』など任天堂ホームページ上に説明書や解説がアップロードされているため、それらで代用することは可能。ただし直接このソフト用というわけではないので自分で調べて該当箇所を探す必要があり、また新たに追加されたゲームにも同様の問題が発生する。
  • 不便な設定周り
    • 現時点で設定は画面表示方式の変更のみだが、メニューでしか変更できない上にプレビューも非常に小さく、実際にゲームを起動してみないと比較がしづらい。
  • ソフト側でのキー配置が固定であり、キーコンフィグが用意されていない。
    • 携帯モード・Joy-Con両手持ちの場合、(デフォルトの状態では)+ボタンがスタートボタン、-ボタンがセレクトボタンに該当するため、一部のゲームが操作しにくい。
    • FCおよびGBではA=A、B=Bにそのまま割り当てられているため、特にFCのマリオシリーズをプレイした際に「(SFC同様に)Bでジャンプしようとして跳ばずそのまま穴に落ちる」という事故が多発しやすい。ただし、FCとGBどちらもXボタン=Bボタンとしても機能する為、YダッシュBジャンプに近い感覚(つまりXダッシュAジャンプ)で操作することは可能。
    • 後にNintendo Switchの本体アップデートにより、本体設定によるJoy-ConやProコントローラーのキーコンフィグができるようになった。
      これを利用することで操作性を改善できるものの、あくまで本体機能によるものとなっているため切り替えるのが面倒ではある。
      • 加えて、ゲームキューブコントローラや旧世代機再現系コントローラー等では本体側のキーコンフィグが不可能になっており、SFCのゲームの大半が遊びづらいのが現状である。
    • WiiUのVCではソフト毎にキーコンフィグをすることが可能であった*2ため、人によっては前世代機からの劣化に見えてしまう。
  • 一部再現性の問題
    • ディスクシステム専用ソフトではロード時間が発生し、その読み込み時間も忠実に再現されている。
      • もっとも、エミュレータである以上、仕方のない仕様ではある。また、ディスクの交換は自動で行ってくれるため、物理的にディスクを交換する時間の分だけ短縮されてはいる。
    • ゲームボーイの場合、スーパーゲームボーイ使用時の配色やピクチャーフレームの再現、カラー専用ソフトをカラー以外で起動するといった再現が不可能。
      • 『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実』ではVC同様、ゲームボーイカラーで起動している扱いのため「アドバンス屋」が利用できず、該当する指輪を持ったあいことばで引き継げない仕様も引き継いでいる。
    • 『す~ぱ~ぷよぷよ通』などゲームによっては3人以上で遊べるゲームもあるが、コントローラーが3つ以上のプレイには対応していない。
      • 後述の『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』では普通に4つまで対応しているため、やろうと思えば出来ないことはないはずではあるのだが。
  • いつでもセーブの仕様
    • セーブしたデータを再開する時、セーブした時点ではなく、少し経った後で再開される*3。そのためセーブした状況次第では何もできずに敵に接触してやられてしまうなど取り返しがつかないケースも生じてしまう。
      • VCではロード時間は一切発生せず、再開時はセーブ直前の地点からすぐに始められた。過去に実現できていた機能が満足にできていない点に不満の声もある。
  • 表現規制による変更
    • 例として『MOTHER』にも記述があるが敵として登場する「カラス」の持っているタバコが消され「ちみどろゾンビ」「ギャングゾンビ」の流血が消去といった変更点があり、オリジナル版と比較して違和感を感じるものもある。発売当初とは違い現在では厳しいものもあるのでやむを得ない措置である。
  • オフラインの状態でも遊ぶことが可能だが、7日後に再認証をしないとそれ以降は遊べない。
    • 不要なバッテリー消費を抑えたいユーザーにとってはやや不便な仕様ではある。
    • 1週間という縛りは、おそらくOnlineの体験期間が1週間であるためだろう。
    • Onlineに登録している以上「インターネット接続ができる環境がある」というのは大前提なので、よほどオンライン環境に恵まれていないといったことがなければ無視できる制限ではある。
    • この時、遊ぼうとすると「遊べるかどうかチェックしています。」と時々確認画面に入るため、外出先など自由にインターネットに接続できない状態で発生してしまうと遊べないこともある。
      • 外出する際は事前にソフトを起動させて、起動できるかを確認させておくのが良いかもしれない。

総評

オマケとして考えると非常にお得なソフト。
Nintendo Switchの利点として屋外への持ち運びやおすそわけプレイでも気軽に楽しめるので、Nintendo Switch Online加入者ならばとりあえずダウンロードしておいて損はない。
「遠くの友達や親戚ともファミコンやスーファミ、ゲームボーイで一緒に遊べる」という点だけでも遊ぶ価値はある。


余談

海外版との差異

  • 本作の海外版『Nintendo Entertainment System – Nintendo Switch Online』『Super Nintendo Entertainment System – Nintendo Switch Online』では内蔵ソフトも当然海外版仕様となっている。
    • 海外のニンテンドーアカウントさえ取得すれば日本国内でも海外版をダウンロード可能。プレイも日本用のOnline会員にさえなっていればOK。両方揃えて日本版との違いを味わうのもいいだろう。
    • 一部地域未発売の作品が存在する関係で、配信タイトルや本数に違いがある。なお香港版は日本版と配信タイトルが同一であるため、下記分類では便宜上日本版として扱っている。
+ 日本版限定の収録ソフト
+ 海外版限定の収録ソフト
機種 タイトル 国内タイトル
FC StarTropics (日本未発売)
Eliminator Boat Duel
The Immortal
Nightshade
Shadow of the Ninja 闇の仕事人 KAGE
S.C.A.T.: Special Cybernetic Attack Team ファイナルミッション
R.C. Pro-Am (日本未発売)
Snake Rattle 'n' Roll
SFC Claymates (日本未発売)
Jelly Boy
Earthworm Jim 2
Operation Logic Bomb 怒りの要塞 (SFC)
Natsume Championship Wrestling 全日本プロレス´ 世界最強タッグ
The Peace Keepers ラッシング・ビート修羅
SUPER VALIS IV スーパーヴァリス 赤き月の乙女
Prehistorik Man Pマン
Spanky's Quest 反省ザル ジローくんの大冒険
Congo's Caper 戦え原始人2 ルーキーの冒険
Kirby's Avalanche す~ぱ~ぷよぷよ
Battletoads in Battlemaniacs バトルトード イン バトルマニアック
Killer Instinct (日本未発売)
GB Alone in the Dark: The New Nightmare (日本未発売)
Quest for Camelot
  • 補足1:『Jelly Boy』の類似タイトルで日本国内で発売された『ジェリーボーイ』は全く異なるゲーム。スペルは「Jerry Boy」で、海外版は『Smart Ball』となっている。
  • 補足2:『Kirby's Avalanche』は、『す~ぱ~ぷよぷよ』のキャラクター等をカービィのものに差し替えたもの。

その他

  • CEROのレーティングは3作とも「 B(12才以上対象) 」。これは『ダブルドラゴン』などの一部ソフトがバーチャルコンソールで配信された際に付属したレーティングに沿ったもの。
    • CEROではオムニバス形式など複数のタイトルが収録された作品はすべてのタイトルを審査の対象とし、その中で最高年齢のレーティングが採用されるため。
  • 『パンチアウト!!』の内容はゲーム大会「第2回 ファミリーコンピュータ ゴルフトーナメント」の賞品版となっている*7。これは一般販売版がマイク・タイソンとのコラボになっており、氏の権利関係のため。
    • VC等で配信されたものも賞品版とされているが実際にはマイク・タイソンをMr.ドリームに置き換えた海外後期版なため、賞品版そのものが配信されたのはこれが初である。
  • ゼビウス』『バベルの塔』はこのソフトでの配信以前に、バンダイナムコのファミコンオムニバスソフト集『ナムコットコレクション』で配信済の作品となっている。
    • アップデート方式とDLC型の違いや、『Nintendo Switch Online』では巻き戻し地点を細かく指定できる、『ナムコットコレクション』では取扱説明書を閲覧できるなど各プラットフォーム由来の仕様の違いはある。
  • ゲーム選択画面では基本的にパッケージ画像を使用しているが、例外もある。
    • 『スーパーパンチアウト』はニンテンドウパワー専用だったため、タイトル画面の画像が使用されている。
    • スーパーチャイニーズ』は配信当初にはパッケージとタイトル画面にNAMCOTのロゴを付いていたが、『ナムコットコレクション』と差別化を図る為かNAMCOTのロゴが削除された。
    • GUN-DEC』はパッケージで発売されていたが、ゲーム選択画面ではタイトル画面が使用されている。「パッケージイラストが某映画に似ていることが原因ではないか」と言われている。
    • 『スターフォックス2』はミニSFC収録時に新規製作されたパッケージ画像が使用されている。
    • ディスクシステムソフトは画像の採用素材にばらつきが見られ、一貫性がない。
      • 『ゼルダの伝説』などパッケージ表面を兼ねていた説明書の表紙、または『スーパーマリオブラザーズ2』などカードケース内のタイトルジャケットを使用しているタイトルに二分される。
      • 『クルクルランド』に至っては内容の異なるディスク書き換え版にもかかわらず、カセット版のパッケージを使用している。
    • ゲームボーイやスーパーファミコン等のパッケージに表示されている機種名や一部ゲームタイトルロゴに付いている(R)マークは当初は再現されていたが、アップデートでTMマークに差し替えられた。
  • 本作配信に合わせ、Online加入者限定で当時のファミコンのコントローラを再現した本作専用の「ファミリーコンピュータ コントローラー」が発売された。
    • Iコン・IIコンセットのためか税込6,458円とややお高めであるが、サイズやボタン配置は当時のものを忠実に再現しており、IIコンにはマイクも搭載されている。
    • Nintendo Switch本体とは無線で接続。Joy-Conのように本体に取り付けることで充電が可能となっている。
  • SFC版の配信開始とともに、スーファミのコントローラを再現した本作専用の「スーパーファミコン コントローラー」も発売された。価格はコントローラ1つで税込3,278円。
    • こちらはProコントローラーと同様にUSB Type-Cケーブルで充電する。
  • 「Nintendo Switch Online」の利用料金は個人プランで30日間306円*8であり、365日間だと割引されて2,400円となる。また初回のみ1週間だけ無料で体験できる。詳細は公式サイトを参照。
    • マイニンテンドーでは、集めたプラチナコインとの引換で「Nintendo Switch Online 7日間無料体験チケット」を1か月につき1回無料で取得できる。
    • 他にも『スプラトゥーン2』のSwitch本体セットにOnlineの個人プラン3か月の利用券が付くなど、Onlineを無料または安く導入できる手段が用意されていることがあるので、各自で調べてみよう。

NINTENDO 64 Nintendo Switch Online

【にんてんどう ろくじゅうよん にんてんどー すいっち おんらいん】

セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online

【せが めがどらいぶ ふぉー にんてんどー すいっち おんらいん】

ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online

【げーむぼーいあどばんす にんてんどー すいっち おんらいん】

ジャンル オムニバス


対応機種 Nintendo Switch
発売元 任天堂
開発元 任天堂
Nintendo Europe Research and Development(N64・GBA版のみ)
M2(MD版のみ)
Panasonic Vietnam(GBA版のみ)
発売日 N64/MD:2021年10月26日
GBA:2023年2月9日
定価 無料
(プレイは要Nintendo Switch Online + 追加パック加入)
プレイ人数 1~4人
レーティング N64:CERO:C(15才以上対象)
MD:CERO:B(12才以上対象)
GBA:CERO:A(全年齢対象)
判定 良作
ポイント お値段に比例して拡張

概要(N64・MD・GBA)

先述した月額サービスであるNintendo Switch Onlineに2021年に追加された「Nintendo Switch Online + 追加パック」の特典である、NINTENDO 64・メガドライブ・ゲームボーイアドバンスのソフトが遊び放題のソフト。
FC・SFC・GB版同様にダウンロードは誰でも無料でできるが、遊ぶには上記追加パックの購入が必要となる。

基本的な特徴は上記FC・SFC・GB版と同様のため、以下では64・MD・GBA版独自の項目のみ記述する。


収録タイトル(N64・MD・GBA)

+ N64版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順)
追加日 タイトル
2021年10月26日
(配信開始日)
WIN BACK スーパーマリオ64 スターフォックス64
ゼルダの伝説 時のオカリナ 罪と罰 ~地球の継承者~ マリオカート64
マリオテニス64 ヨッシーストーリー
2021年12月10日 マリオストーリー
2022年1月21日 バンジョーとカズーイの大冒険
2022年2月25日 ゼルダの伝説 ムジュラの仮面
2022年3月11日 F-ZERO X
2022年4月15日 マリオゴルフ64
2022年5月20日 星のカービィ64
2022年6月24日 ポケモンスナップ
2022年7月15日 カスタムロボ カスタムロボV2
2022年8月19日 ウエーブレース64
2022年10月13日 パイロットウイングス64
2022年11月2日 マリオパーティ マリオパーティ2
2023年4月12日 ポケモンスタジアム2
2023年8月8日 ポケモンスタジアム金銀
2023年8月30日 エキサイトバイク64
2023年10月27日 マリオパーティ3
2023年11月30日 ゴールデンアイ 007 スターツインズ
2023年12月8日 牧場物語2 テン・エイティ スノーボーディング

桃背景 は『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online 18+』にて配信。

+ MD版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順)
追加日 タイトル
2021年10月26日
(配信開始日)
エコー・ザ・ドルフィン ガンスターヒーローズ ゴールデンアックス
魂斗羅ザ・ハードコア ザ・スーパー忍II シャイニング・フォース 神々の遺産
ストライダー飛竜 ソニック・ザ・ヘッジホッグ2 バンパイアキラー
ファンタシースター ~千年紀の終りに~ ぷよぷよ ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌
武者アレスタ リスター・ザ・シューティングスター
2021年12月17日 ヴァーミリオン サンダーフォースII MD 獣王記
ダイナマイトヘッディー トージャム&アール
2022年3月17日 エイリアンソルジャー スーパーファンタジーゾーン ライトクルセイダー
2022年4月22日 シャイニング・フォースII 古えの封印 スペースハリアーII ソニック・スピンボール
2022年7月1日 コミックスゾーン 重装機兵レイノス ゼロウィング
ロックマンメガワールド
2022年9月16日 アースワームジム アリシアドラグーン ストーリーオブトア 光を継ぐ者
2022年12月16日 エイリアンストーム コラムス ゴールデンアックスII
バーチャファイター2
2023年4月19日 カメレオンキッド ストリートファイターII'プラス
-CHAMPION EDITION-
パルスマン
フリッキー
2023年6月28日 ザ・スーパー忍 新創世記ラグナセンティ 大魔界村
ランドストーカー ~皇帝の財宝~
+ GBA版の収録ソフト一覧(追加日・五十音順)

評価点(N64・MD・GBA)

  • 旧作プレイし放題
    • レトロゲーマーには嬉しい仕様。特にN64は現行機にほとんど移植されていないということもあり貴重品。
      N64は元々多人数向けのゲームが多かったが、オンラインで4人プレイをサポートしているので、ボイスチャットを使えばあの頃の風景が蘇る。
    • メガドライブの方は、すでに『メガドライブ ミニ』やオムニバス形式の作品に収録されているソフトも多いが、Switch1台でそれらをまとめてプレイ可能というのは大きな利点。エミュレーションについても『SEGA AGES』を筆頭に実績を積み重ねてきたM2が担当しており、移植精度も抜かりがない。
  • ファン垂涎のラインナップ
    • 制作スタジオが買収された為にXbox系列に移籍してしまった『バンジョーとカズーイの大冒険』が2022年1月に任天堂ハード復帰を果たした。
      先に『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』で橋渡しがあったとはいえ、あくまでも「バンカズというキャラだけなら許諾が出た」と思われていただけに驚きの声が上がった。
    • 超プレミアソフトの『パルスマン』はVCでプレイできてたのが途絶えてしまったゆえ、今一度お手頃価格でプレイできるようになったのは嬉しいところ。
    • さらに、今までVC未配信だった『WIN BACK』や『カスタムロボ』、64マリオパーティ三部作が勢ぞろいしている等*9、N64ファンにとって堪らない名作がてんこ盛り。
  • N64の3DモデルのHD化
    • 3Dグラフィックのゲームが現行機に移植される際に画質の向上などが図られることは珍しいことではないが、本作においてもそれは例外ではなかった。
    • Wii UはHD機でありながらVC作品の画質が前世代機のWiiと同等(SD画質)だったが、今作ではHD画質に対応している。
    • フォントごと作り直した『スーパーマリオ 3Dコレクション』ほどの画質向上ではないが、単純な×3や×4のアップスケーリングではなく、きっちり補完+αをかける仕様。例えば『マリオカート64』では描写距離が繊細化され、コースの先が見やすくなった。
      ゼルダの伝説 時のオカリナ』では元がROMカセットという容量が限られた環境故にプリレンダムービーではなくリアルタイムレンダリングムービーを使っていたため、高画質化の影響が大きい。
  • メガドライブが本当の意味で現行機で遊べるようになった
    • Wiiのバーチャルコンソールが2019年1月31日に終了して久しい中、同年に発売されたメガドライブミニの大ヒットを得て、ようやく本当の意味で現行機に帰ってきた。
    • 3DS以降から本作以前の家庭用機としてメガドライブの移植は『セガ3D復刻プロジェクト』と『SEGA AGES』が存在したが、これらはワールドワイドでの商業の都合や移植開発の難航によりラインナップが限られていた。
      本作ではサブスク故にある程度採算を無視できることと、新シリーズとして移植タイトルが考えられるようになったことから、過去のインタビューで語られた「SEGA AGES第1弾でIVを移植してしまったため、その後に昔の作品は出しにくい」という理由でお蔵入りになった『サンダーフォースII MD』の移植が実現した。
    • 同時にゲームギアミクロに収録できるSMSまでの作品に絞られていた『アレスタコレクション』にて、MDタイトルという理由で未収録に終わった『武者アレスタ』も本作に収録された。
  • ゲームボーイアドバンスの対戦機能に対応
    • 追加パックの購入済みのSwitch本体が2台必要になるが、VCでは不可能だった対戦機能をフル活用したプレイがやっと実現した。特に動画サイト系で全く類を見なかった『星のカービィ 鏡の大迷宮』、『くるくるくるりん』等の影響はかなり大きい。
    • 当時ではハードルが高かったテレビ画面での対戦プレイも手軽にプレイできる。
      • また、これがダウンロードされている=同じゲームを持っている、ということでもあるため、人数分のソフトが足りずに機能が制限された1カートリッジプレイによる通信プレイを遊ぶことになってしまう機会もなくなった。
  • 一部ソフトはバーチャルコンソールで配信された仕様を引き継いでおり、気軽に遊べる
    • スーパーマリオアドバンス4』はVC版と同様に全てのコースカードが収録された状態になっており、コースカードに関してはフルで遊ぶことができる。それ以外のカードに対応する要素がないのもVC版と同様である。

賛否両論点(N64・MD・GBA)

  • 値段
    • あつまれ どうぶつの森』『マリオカート8 デラックス』『スプラトゥーン2』のDLC使用権含めとはいえ、それらを所持していない人にとっては少々辛いお値段。また基本パックと違い料金プランは12ヶ月分だけ。
  • 配信ペース
    • 2022年11月配信時点では1ヶ月に1本のペースでN64のソフトが追加されていた(一部作品除く)が、VCと比べると決してペースが速いとは言えない。
    • しかし現在ではN64ソフトは2022年12月以降が不定期配信*10なので、それと比べれば幾分か良いという声もある。
  • ボタン数の関係上仕方ない部分もあるが、N64作品でおすそわけプレイを行うとかなり無理矢理なボタン振り分けになる。ボタンコンフィグは存在しない。
    • どう見てもボタンが不足しているのに、一応はプレイできるように配置しただけでも賞賛するべきかもしれない*11
    • Joy-Conを1人で2つ使える1人プレイならばそこまで大きな違和感はない。『時のオカリナ』のようにCトリガーを多用するゲームは慣れないと少々苦戦するが…。
      • コントローラーを人数分フルに用意すればいずれにせよ解決する難点ではある。おすそわけプレイはあくまで「おすそ分け」なのだから、フルに楽しめない部分があるのは仕方ないところもある。
    • AボタンとBボタンの並びか本来のN64の配置とはズレているのも、当時の操作に慣れていたプレイヤーには違和感があるかもしれない。これはJoy-Con2個持ちでも解決しない。

問題点(64・MD・GBA)

64版特有の問題点として、以下の点が指摘されている。

  • エミュレーション精度
    • プレイに致命的な影響を及ぼす程ではないものの、「操作遅延(ラグ)が大きい」「一部作品のフレームレートが低下している」「一部作品のグラフィックの描画が正常でない*12」などの報告が挙がっている。
      • 2022年1月に『バンジョーとカズーイの大冒険』が追加された際にエミュレーションエンジン自体もアップデートされたものの、それでもラグを感じるとの声は多い。
      • 特に『マリオストーリー』では、バッジの組み換えで頻繁に使用するスタートメニューで処理落ちが発生するため、影響が大きい。
      • また、元々60FPSが特長であった『F-ZERO X』はフレームレートが不安定になっており、マシンの速度が上がるほど悪化してしまう。こちらも2022年6月のアップデートで多少は緩和されたがそれでも安定には程遠い。
  • 「振動パック」以外の周辺機器の機能に対応していない。
    • 『マリオストーリー』や『スターフォックス64』などの「振動パック」に対応しているソフトは振動機能には対応しているが、それ以外の周辺機種である「コントローラーパック」「64GBパック」などには対応していない。
    • そのため、『マリオカート64』では「コントローラーパック」がないとゴーストを記録させることができないため、全ての要素をフルに楽しめない。
    • 当然ながら『マリオテニス64』や『マリオゴルフ64』に対応している「64GBパック」も再現されない。そのため、ゲームボーイのソフトに依存する機能や要素が一切使用できない。
      • これについては、ニンテンドーダイレクトで『ポケモンスタジアム2』『ポケモンスタジアム金銀』が紹介された際に、わざわざ「ゲームボーイのポケモンを連れてくることができません」と注意書きが書かれるほど。
      • これに関しては、ゲームボーイと通信させる方法がないため仕方がないところもある。3DSで配信されている、各種ソフトのバーチャルコンソールとの通信もできない。また、オリジナル版にあった、GB版のプレイも不可能となっている*13
      • なお、現時点では64のソフトと連動要素があるGBのソフト(『マリオテニス(ゴルフ)GB)』やGBのポケモンシリーズ)は配信されていない。
  • 巻き戻し機能に対応していない。
    • 他5機種は全て巻き戻し機能が使用できるのだが、64のみ実装されていない。
    • 他機種と比べ、巻き戻すために記録する必要があるメモリデータの量が多いことが要因と考えられる。

総評(N64・MD・GBA)

レトロゲーマーなら加入を考えるべきだが、追加料金をどう見るか。
他社のサブスクリプションサービス*14と比較するとこれでも安い方ではあるが、現在プレイ可能な作品数と、作品の追加ペースを考えると本当に安いのかはユーザーで評価が割れるところではある。
ただ、「+追加パック」の特典は本作だけではないので、他の特典をフル活用できるかどうかでコストパフォーマンスへの評価も変わってくるだろう。


余談(N64・MD・GBA)

  • 本作に合わせ、Online加入者限定でN64とMDのSwitch向けコントローラーが発売された。
    • FC・SFC版と同じくN64コントローラーを接続しながら起動するとゲーム選択画面の効果音が『スーパーマリオ64』のものに、MDコントローラーを接続すると『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のものになる小ネタが仕込まれている。
    • なおN64コントローラーの方は、スティックの根本にあるボリュームコントローラー等の内部仕様が実機のN64コントローラーから変更されている(=実機の修理用には使えない)ことが判明している。
    • 先に発売された『スーパーマリオ 3Dコレクション』収録版の『スーパーマリオ64』は当初このN64コントローラーに非対応だったが、同作の販売終了から半年以上経過したにもかかわらず2021年11月にN64コントローラーへ正式対応させるアップデートを行っている。
  • 海外のみで発売されたMDソフト『アースワームジム』、『バーチャファイター2』のゲーム選択画面ではタイトル画面が使用されている。
    逆に海外版『SEGA Genesis Nintendo Switch Online』ではGenesis版準拠のため、欧州で発売された『エイリアンソルジャー』、『ゼロウィング』のゲーム選択画面が欧州MDパッケージではなくタイトル画面を使用されている。
  • Switch Online基本パックに引き続き、本作も各国でソフトのリージョンが変更されている。
    そのため『スーパーマリオ64』は国内では振動パック対応バージョンが収録されているが、海外ではN64本体と同時発売された初期バージョンで収録されており、階段などを後ろ向きに走り幅跳び連打で登ることで使える有名なバグ技「ケツワープ」が可能となっている。
    『3Dコレクション』で不可能だった「ケツワープ」が海外版限定とはいえ再び可能となったことは、各ゲーム系ニュースサイトで話題として取り上げられたほど。

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最終更新:2024年02月28日 10:33

*1 2019年8月までは毎月第2~3水曜日に追加されていた。

*2 もっともバーチャルコンソールは一つ一つが別ソフト扱いだったため逆に横のつながりはない。

*3 厳密には暗転しているごくわずかの間もコントローラーの操作は受け付けている。

*4 『スーパーマリオコレクション』版ではこちらの仕様が引き継がれた。

*5 権利の都合上、従来の英語名称の『Tetris Attack』というタイトルが使用できなかったためと思われる。

*6 『Mystery Tower(バベルの塔)』のみ例外で日本語版のパッケージをベースにタイトルが差し替えられ、機種名も現地のものに変更されている。

*7 カートリッジが金色で通常の物よりも大きく、現在ではプレミアソフトとしても有名。

*8 2019年9月までは300円だった。なお365日間の個人プランとファミリープランは消費税増税後も値段は据え置き。

*9 かつて『2』のみがVCで配信されており、これら三部作が全て配信されるのはこれが初である。

*10 MDソフトは基本的に2~3ヵ月ペースで配信されている。

*11 N64のコントローラーは元々搭載されているボタンを全て使う設計にはなっていないが、それでもA・Bボタン+Cトリガー4つ+R・L・Zトリガー+スタートボタンの10ボタンと2つのスティックがあるのに対し、Joy-Conは4方向ボタンとSR・SLボタン、L・ZL or R・ZRボタン、+ or -ボタンの9ボタンとスティック1本のみ。Joy-Con横持ち時はL/RとZL/ZRは非常に押しづらい位置に来てしまうので、このボタン数で再現するのはかなり無茶な話ではある。

*12 一例として、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で雲海が正常に描写されなかった。2022年1月のエンジンアップデートで解決。

*13 64GBパックに刺されたカートリッジからゲームのデータをロードしてプレイするという、GBビルの特徴が原因と思われる。

*14 新作メインのXbox Game Passは月850円、旧作メインのプロジェクトEGGは月550円に対し、NSO+は409円。