さんすうドリラー
【さんすうどりらー】
ジャンル
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計算ゲーム
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対応機種
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Nintendo Switch
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メディア
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ダウンロード専売
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発売・開発元
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ソニックパワード
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配信開始日
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2021年7月29日
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定価
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770円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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足し算と引き算がプレイできる計算ゲーム 良くも悪くもテンポ重視な内容 掛け算と割り算はプレイ不可
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概要
『ぼくは航空管制官シリーズ』などで知られる名古屋のメーカー、ソニックパワードからリリースされたNintendo Switch専用ダウンロードソフト。
ジャンルは低年齢向けの計算ゲームで、一~二桁までの足し算と引き算の計算がプレイできる。ただし掛け算と割り算の計算は対象外。
洞窟の中に眠る伝説のお宝「ハニャー」を手に入れるため、「ドリるんごう」の操縦者2人が襲い掛かる「ドグゥ」を倒していくという設定。
ゲームルール
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ゲームの流れ
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「かんたん」「ふつう」「むずかしい」からの難易度を選び、襲い掛かる数体のドグゥを倒してハニャーを手に入れるのが目的。
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かんたんは「一桁の足し算」のみが出題される。出現ドグゥは2体。
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ふつうは「一桁の足し算」と「一桁の引き算」が出題される。出現ドグゥは3体。
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むずかしいは「一桁の足し算」「一桁の引き算」「二桁の足し算」「二桁の引き算」「虫食い算」が出題される。出現ドグゥは5体。
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ドグゥには多数の種類がおり、それぞれに3段階の強さが設定されている。どのドグゥが出現するかはおそらくランダムな模様。
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ステージルール
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3択による選択制で問題の回答を行い、必殺技を決めてドグゥのライフゲージを0にすれば倒す事ができる。
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時間経過でパワーゲージが消費していくので、その間にできるだけ多くの問題を回答していく。ゲージが尽きる前にボタンを押すと正解数に応じた必殺技が発動。
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ボタンを押さないままにパワーゲージが尽きるとドグゥの攻撃によりドリるんごう側のライフゲージが消費し、0になるとゲーム終了となってしまう。
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すべてのドグゥを倒すと難易度クリアとなり、プレイ結果と6段階のランクの表示によりゲーム終了。
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操作体系
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主として「3択の回答ボタン」と「パワーゲージ発動のボタン」のみが操作対象。その他の操作はメニュー等の選択を行う。
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記録と図鑑について
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「記録」という項目を選ぶと、それまでにプレイ結果や難易度別のハイスコア等の確認が行える。さんすう力なる折れ線グラフの表示もあり。
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「図鑑」という項目を選ぶと、それまでに出現させた作中の登場キャラ全員の一覧が鑑賞できる。全36キャラが存在。
評価点
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単純明快に計算が楽しめる
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「ひたすらに計算をして敵(ドグゥ)にダメージをあたえる」という単純明快なルールで、気軽に計算が楽しむ事ができる。
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ゲームテンポは非常に軽快で、長い演出やウエイトは全くない。短時間でさくさくと計算をしたい場合には適任なゲームといえる。
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一方でランクのハードルは高めに設定されており、即答レベルの回答を繰り返さないと高ランクに到達しにくい手強さもある。
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ポップでユニークな古代探索設定
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ハニャは「埴輪」、ドグゥは「土偶」がモチーフとなっており、古代設定がポップなテイストで描かれているユニークさも見所。
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児童向けらしく登場キャラのほぼ全員がボイス付きで出現する演出があり、これらは後の図鑑で聴く事ができる。
問題点
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遊べる範囲が狭い
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短時間で終了する3段階の難易度しか遊べる部分がなく、思いのほかにボリュームが少ない節がある。
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登場キャラ同士の会話のやり取りイベントはなく、良くも悪くもテンポが重視された内容。キャラゲー感覚でプレイすると大分味気無さを覚える。
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エクストラ的な隠し難易度もなく、後はプレイ結果の更新と図鑑埋め位しかやり込める要素がない。一通りゲームをプレイすると、すぐに底が見えてしまう。
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掛け算と割り算がプレイできない
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プレイできる計算は足し算と割り算のみで、掛け算と割り算が対象から外されているのも物足りない要因。
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公式の動画紹介では「×」「÷」らしき記号が表示されており紛らわしい。低年齢向けとはいえ掛け算・割り算は小学校の授業範囲に含まれているので残念。
総評
単純明快な計算ゲームとしてプレイするならば適任だが、良くも悪くもテンポ重視でボリューム的にはあまり評価できる内容とはいい難い一作。
ミニゲーム感覚の計算ゲームとして割り切るならば悪くないが、ゲーム全体の軽さゆえに飽きも起きやすい点は否定できないところ。
最終更新:2021年11月22日 16:28