ここではAC(MVS)/NG版『餓狼伝説2 新たなる闘い』及び、移植版のうちSFC版・MD版について紹介する。判定はいずれも「なし」とする。
GB版は別項、その他の機種の移植版については参考記述扱い。
【がろうでんせつつー あらたなるたたかい】
ジャンル | 対戦格闘アクション | |
対応機種 | アーケード(MVS/業務用ネオジオ) | |
発売・開発元 | SNK | |
稼動開始日 | 1992年12月10日 | |
プレイ人数 | 1~2人(同時プレイ) | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2008年5月20日/926ポイント アーケードアーカイブス 【One】2017年4月20日/823円(税8%込) 【PS4/Switch】2017年6月22日/823円(税8%込) |
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判定 | なし | |
ポイント |
前作から大幅ボリュームUP 連続技の概念が存在しない最後のネオジオ格ゲー 不知火舞のデビュー作 |
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餓狼伝説シリーズ |
本作の前年に登場し、ネオジオ普及に一躍買った『餓狼伝説 宿命の闘い』の続編。
『龍虎の拳』に次ぐ100メガショック第二弾として大々的に宣伝された。
シリーズ前作である初代『餓狼伝説』やSNK製格闘ゲームとしてはひとつ前の『龍虎の拳』はCPU戦が重視されていたのに比べ、ゲームセンターの主役が「対戦格闘アクション」にシフトしつつある時代の需要に応えるべく、より対戦要素を前面に押し出した一作。
言ってしまえばあからさまな『ストII』フォロワーではあるものの、演出の良さや広く人気を獲得した新規キャラクターの追加など独自のセンスが光る部分も多い。
現代の目から見れば格闘ゲームとしてはまだまだ粗削りであり、のちのシリーズ大ブレイクへの助走のための過渡的作品という評価をされがちである。だが裏を返せば本作の、転換点として後続作へバトンを渡せるぐらいにはプレイヤーの心を掴んだという意義は非常に大きく、いまとなっては一本のゲームとして単独で高評価を得る場面はあまりないものの、しっかりと存在する意義のあった作品であることは間違いない。
【がろうでんせつつー あらたなるたたかい】
ジャンル | 対戦格闘 | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
発売元 | タカラ | |
開発元 | ノバ | |
発売日 | 1993年11月26日 | |
定価 | 9,980円 | |
判定 | なし | |
ポイント |
SFC移植3作の中では、唯一まともな移植 しかし、当時の感覚から見ても劣化した部分は目立つ |
上記アーケードゲームの家庭用移植版。発売元・開発元は前作のSFC移植版(以下、前移植版)と同様。
前移植版がアーケード版のような何かだったことから、前評判は悪かったが…。
劣化度合いは当時の家庭用移植としては妥当な範囲に収まっており、アーケード版の雰囲気は十分に感じられる。
ただ、各挙動などをよく見ると、当時の基準から見ても色々と違和感が感じられる部分が多い移植作ではある。
ジャンル | 対戦格闘 | ![]() |
対応機種 | メガドライブ | |
発売元 | タカラ | |
開発元 | ガイブレイン | |
発売日 | 1994年6月24日 | |
定価 | 9,800円 | |
判定 | なし | |
ポイント |
『2』なのに連続技搭載 DIPスイッチ次第で世紀末化 |
上記アーケードゲームのメガドライブへの移植版。
前作のMD移植版(以下、前移植版)は日本ではセガ・エンタープライゼス(現セガ)が発売元だったが、本作は海外版やSFC版同様タカラが発売元となっている。
すでにMD版が登場した時期はアーケード・ネオジオ版『餓狼SP』が現役稼動・発売されており、ただの移植ではなく、あまりにも大胆なアレンジを加えた事に大きな波紋が広がった。
この路線を「原作を尊重していない」と非難するか、「原作以上の魅力を引き出した良いアレンジ」と絶賛するかのどちらかによって評価が180度変わる作りとなっている。
*1 なお、CPUのアクセル・ホークを挑発すると必ずアクセルラッシュを放ってくる
*2 アンディの避け攻撃のみ、一瞬だが全身無敵になる時間がある。
*3 前作に登場した悪役覆面レスラー・ライデンが改心して覆面を脱いだ姿。
*4 キム・カッファンも担当。後の作品でも長らくの間テリー、キムの声優を担当している。
*5 チン・シンザンも担当。アンディは本作と『餓狼SP』限りだが、『月華の剣士』『武力』『餓狼MOW』などの後のSNK作品にも出演。
*6 ビリー・カーン、ローレンス・ブラッド、『餓狼SP』でギース・ハワードも担当。
*7 まして主人公格のテリーとアンディは、闘いに赴いた最大の目的である「ギースへの復讐」を前作時点で果たしていた。
*8 雑誌「ゲーメスト」の対戦ダイヤグラムではトップだった。
*9 レバー入力方向は正しいのだがボタン操作が「BD」と書かれていた(正しくは「BC」)。コマンドが正しかったのはテリー、アンディ、キム。但し、アンディも超必殺技名を「超空波弾」(正しくは「超裂破弾」)と誤植されてしまう始末である。
*10 この時2およびSPのタイトルのナレーションも自身が担当したと証言している。
*11 本作と『スペシャル』の勝利時の決めセリフは「日本一!」のみ。
*12 アニメのCMで餓狼伝説スペシャルの宣伝をしていた
*13 余談だがカイザーウェイブは後にKOFでも採用される「641236+P(テンキー表示)」という覇王翔吼拳コマンドになっている。
*14 正確に言えば、『2』での立ち強キックを『SP』で必殺技としてリニューアルしたのがレッグトマホーク。
*15 「TAKARA」のロゴ表示中に右・右下・下・左下・左、Bと入力し、クラウザーの声が聞こえたら成功
*16 「TAKARA」のロゴ表示中に下・左下・左・左下・右、Yと入力し、テリーの声が聞こえたら成功
*17 但し、上昇中・下降中別々に設定が可能なので後述のコンボを繋げるには両方ONにする必要がある。