Brotato

【ぶろてと】

ジャンル アクション
対応機種 Nintendo Switch
PlayStation5
PlayStation4
Xbox Series X/S
Xbox One
メディア ダウンロード専売
発売元 Seaven Studio
開発元 Blobfish
発売日 【Switch】2023年8月3日
【PS5/PS4/XSX/One】2024年1月30日
定価 520円(税込)
レーティング IARC:7+
プレイ人数 1人
判定 良作


概要

Blobfish Games開発のインディーゲーム。
ジャンルとしては『Vampire Survivors』などのようなタイプだが、それにローグライト要素を加えている。


特徴

  • ポテトを操作して、エイリアンの大群と戦い生き残る、ローグライトタイプのサバイバーズタイプのアクションゲーム。
    • 自機となるポテトは移動しかできない代わりに、近くの敵を装備している武器で自動的に攻撃する。
      • 武器は最大6つまで装備可能。武器の種類も多様で、近接攻撃タイプ・射撃タイプ・属性攻撃タイプといった具合に分かれている。
    • Wave(波)中に、一定時間内エイリアンから生き残ればWaveクリア。20Waveまでクリアすることが基本的な目標となる。
    • 自機となるポテトにも種類があり、条件を満たすごとにアンロックされていく。
  • 材料とレベルアップ
    • エイリアンを倒すと材料を落とす。この「材料」とは、他のゲームで言う「経験値」と「通貨」をまとめた通称。
    • 材料を一定数集めることによってレベルアップする。
      • レベルアップすることでWaveの終わりに上昇させたいステータスをランダムでピックアップされた4種類の中から一つ選ぶことができる。
    • Waveが終了するごとに、ショップで材料を消費して武器やアイテムを購入することができる。
      • 武器やアイテムもランダムで4つ表示され、その中から購入して入手できる。
    • なお、レベルアップで上昇させるステータスも購入できるアイテム・武器も、材料を消費することでリロールすることも可能。

評価点

  • 取捨選択が重要視されるアイテムの数々。
    • まず、基本的にアイテムは装備すればメリットを得られるものばかりではなく、デメリットも一緒に得るものが多数を占めており、取捨選択をよく考える必要がある
      • また、装備する武器に合わせて、あえて捨てるステータスを決めるという戦略も可能。例えば、装備を遠距離武器に特化して、近距離ダメージのステータスを下げても問題ないようにするなど。
  • 様々な特徴を持ったポテトたち。
    • 特定条件を満たすことで、それぞれ違った特徴を持ったポテトを選択できるようになる。
    • クリアを目指すために自分に合ったポテトを選ぶのはもちろんのこと、縛りプレイとしてあえてユニークな特徴を持ったポテトを選んで攻略するのも良いだろう。

賛否両論点

  • 絵柄・キャラクターデザインに関して
    • 本作のキャラクターたちはお世辞にも魅力的なキャラデザとは言い難い。
    • そもそも主人公がポテトで、エイリアンと戦うという設定も妙だろう。
      • というかゲーム内のグラフィックでは操作キャラは白い楕円に顔があるだけのものなので、説明がなければこれが「ポテト」であるという認識すらできない。
    • 敵であるエイリアンもややグロテスクな見た目をしている。あくまでも敵なので当然と言えるかもしれないが。
    • とはいっても本作は、500円台の低価格ゲームでもあるため、シンプル過ぎるデザインもあえてのことともとれる。
      むしろ、デザインがシンプルな分、大量のオブジェクトが表示されるゲームとしては視認性は最低限のレベルには確保されている。この点は評価点ともいえる。

問題点

  • 日本語訳がいまいちなせいで、ステータスや用語の理解に支障をきたしている。以下はその一例。
    • 「エンジニアリング」も何を表すステータスなのかが、わかりにくい。実際は設置される砲台などに影響する数値なのだが、この表記ではわからない。
    • 過去にはタワーディフェンス系のゲームでいう「ウェーブ」には「Wave」と「波」の表記揺れが存在していた。
      また、「遠距離」は射程距離を表す数値なのだが、字面だけ見ると分かり辛く、実際はナイフなどの近距離武器の射程にも影響していたため混乱を呼んでいた。
      • 現在はアップデートにより「波」は「ウェーブ」に統一され、「遠距離」は「射程」に修正された。

総評

『Vampire Survivors』ライクなゲームではあるが、それと比べてローグライト要素が強めに付与されているため、『Vampire Survivors』とは少し違った感覚で遊ぶことができる。
定価の安さの割に遊びごたえがかなりあるため、気軽に購入してみるといいだろう。

最終更新:2025年02月05日 23:37